ラヴァンジェ諸侯連合体 > 現象魔術師機関

現象魔術師機関侯式ヴァンジェ語:voopuum faantzjat duuntfoont zhromtjand、市民ヴァンジェ語:vuõp pūm fāt zuãk dūt fuōt zhuòm tuãng/団関氏専術法向現)または、VFDZとは、ラヴァンジェ諸侯連合体の魔法機関の一つ。単に魔法機関と呼ばれる場合はこの組織を指していることが多い。


概要

ラヴァンジェ諸侯連合体の現象魔術師によって構成される機関であり、フラウ=ドゥーントフォーント・フェトリーンドの管理や調整、現象魔法の利用に関する監視、アポリアへの対処などが任務である。

組織

組織図

宮廷魔術師評議会

 諸侯領の宮廷にいる魔術師による評議会であり、現象魔術師機関の中核を為す。

機動魔術部隊

 魔術による事故や事件・災害に機動的に対処するための実働部隊。魔術師のうちでもエリートが集められている。第1から第4までの部隊が公式には存在しているが、そのほかにも連合帝国のアーディティムシ宙域に常駐する「対クラック常駐部隊」などもここに所属している。

「第5機動魔術部隊」

 詳しくは「 現象魔法/クラック 」を参照。
 クラックの引き渡しにおいて難民認定された場合に始末を強行する部隊、表には出ない。体制派の登録クラックを採用している。登録クラックは「アンクレット」を付けているため反逆者は殺害される。

フラウ管理・調整部門

 フラウ=ドゥーントフォーント・フェトリーンドの魔法実体としての管理を行っている。フラウは魔法が想定していない反応を起こしている存在なのであり、それが人類の敵とならないか監視するという任務も存在している。

魔法警察

 一般的な魔法行政を担当する機関であり、一般レベルでの魔法事象に対する対処やアポリアに対する避難誘導などを行う。

違法術式捜査局

 禁呪規制法に基づき、禁呪の法的規制を担当する。危険な術式を行使する人間と立ち向かうために機動魔術部隊と共同で作戦を行うことも存在する。魔法警察と管轄権争いで対立することも。

国家現象魔術研究所

 連合体政府唯一の現象魔術研究機関であり、魔法研究のエキスパートが集まっている。未成年であったとしても研究所が研究に適すると認めた者は研究所に所属することができ、老若男女様々な研究者が居る。現象魔術師機関のなかでは最も実働部隊から離れており、所属者には変人が多いとされる。
 各国に配置されている国際理解機関「フェノラボ」も研究所の管轄でもあり、魔法教育組織や現象魔法安全理解国際機関としての役目を果たしている。フェノラボは各国からの留学窓口にもなっている。

魔術情報工作庁

 魔術に関するスパイ活動などを行う機関である。現象魔術のみならず、全ての魔法技術に対する情報収集及び工作が任務であり、ときによって第5機動魔術部隊と対立することもある。
最終更新:2021年10月24日 00:51