場所ではない場所にある場所

場所ではない場所にある場所(英:The place that exist on the place that is not place)とは、人為的アポリアの形態の一つ。TRPG由来の概念であり、「アンティバベル――私立玉響学園言語殺部」や「黄昏の航海」などのTRPG:YRCs場所ではない場所にある場所(イズ・ノット・プレイス)編が主に扱っている。


概要

 場所ではない場所にある場所は、共立世界全体のいずれかの場所に存在しない場所なのであって、しかし場所であるような存在である。場所は限りある主体によって認知されるが、それを担っている現象魔法的な助力が無くなった時点で、元来の世界の引力に導かれて合流するように世界線が収束するような能力が存在している。その時点で、その場所は場所ではない場所にある場所としての権能を失うと考えられている。

特性

元の世界に戻れない

 場所ではない場所にある場所からは基本的には出ることが出来ない。共立世界と隔絶された時空であるわけだが、これはいわゆる転移者の由来とするところの「異世界」でもない。なぜなら、場所ではない場所にある場所は時空的にも、空間的にも隔絶された場所であるからである。一般的には転移してきた主体は外部に出ることが出来ず、場所ではない場所にある場所から各世界に出ることは、術式解除以外には不可能である。

関連項目

最終更新:2025年01月19日 09:38