エンディング
八條生存(気絶or説得)・亀甲生存
探索者達の一撃によって、巨躯のグールは遂に倒れました。
ご主人様!…と、倒れた八條に亀甲が駆け寄ります。
倒れた八條の胸に手を当て、彼はほっとしたように息を吐きだしました。
そして貴方達の方へ振り替えると、静かに呟きます。
…負けを認めよう、だからもう…ご主人様を傷つけないでくれ。
もし必要なら、僕の首で良ければ喜んで差し出そう。
※博多達が生存しているなら、彼らも現れて主の助命を乞う。
その後、通報を受けた政府の捜索隊により、研究所は解体される事となりました。
家畜として監禁されていた男士達も救出され、恐ろしい実験と八條の計画が明らかになります。
桜仙飯店が男士の肉を提供していたことは瞬く間に知れ渡り、
大勢の審神者達がその事実に震撼し、寝込むことになりました。
更に、政府が八條と彼の刀達について調査を行った結果、以下の事が発覚します。
そもそも、八條は審神者でなくただの人間で、彼は自らが崇拝していた神に男士の肉体を捧げ、
その報酬として刀を顕現させる力を手に入れていました。
人の持つ純粋な霊力でなく、ある種の化物である神の力によって、
歪んだ形で顕現された八條の刀達は外法の産物であり、純粋な男士とは言えない者でした。
一次は刀解処分となりかけた彼らでしたが、政府の審神者達によって身を清められ、
禊が済んだ後は、正式な男士として政府に管理され、新たな任務へ就く事になるそうです。
しかし、唯一亀甲貞宗だけはその儀式を拒否し、八條の元へ居続ける事を望みました。
そして半年後、八條は収容されていた刑務所から忽然と姿を消し、
亀甲貞宗もまた、幽閉されていた牢獄から、霧のように行方を晦まします。
後に、ある時代で刀を喰らう黒い化物と、それに寄りそう白菊の如き美青年の姿が目撃されましたが
…それはまた、別のお話。
貴方達は恐怖の桜仙飯店の悪事を暴き、見事に事件を解決することができました。
報酬は1D10、解体場の蜂須賀生存で+2、八條本丸の浦島生存で+2、亀甲と博多が生存していれば更に+1D3です。
八條生存・亀甲死亡
探索者達の一撃によって、巨躯のグールは遂に倒れました。
地に伏せ、苦し気に呼吸する八條の腕が、事切れた亀甲へと伸びます。
亀甲…苦し気に愛刀の名を呼び、八條は意識を失いました。
※博多達が生存しているなら、彼らも現れて主の助命を乞う。
その後、通報を受けた政府の捜索隊により、研究所は解体される事となりました。
家畜として監禁されていた男士達も救出され、恐ろしい実験と八條の計画が明らかになります。
桜仙飯店が男士の肉を提供していたことは瞬く間に知れ渡り、
大勢の審神者達がその事実に震撼し、寝込むことになりました。
更に、政府が八條と彼の刀達について調査を行った結果、以下の事が発覚します。
そもそも、八條は審神者でなくただの人間で、彼は自らが崇拝していた神に男士の肉体を捧げ、
その報酬として刀を顕現させる力を手に入れていました。
人の持つ純粋な霊力でなく、ある種の化物である神の力によって、
歪んだ形で顕現された八條の刀達は外法の産物であり、純粋な男士とは言えない者でした。
一次は刀解処分となりかけた彼らでしたが、政府の審神者達によって身を清められ、
禊が済んだ後は、正式な男士として政府に管理され、新たな任務へ就く事になるそうです。
そして半年後、八條は収容されていた刑務所から霧のように行方を晦まします。
後に、ある時代で亀甲貞宗ばかりを喰らう黒い化物の姿が目撃されましたが…それはまた、別のお話。
貴方達は恐怖の桜仙飯店の悪事を暴き、見事に事件を解決することができました。
報酬は1D10、解体場の蜂須賀生存で+2、八條本丸の浦島生存で+2、博多が生存していれば更に+1です。
八條死亡・亀甲生存
探索者達の一撃によって、巨躯のグールは遂に倒れました。
あぁ、そんな…そんな!!!…と、倒れた八條に、亀甲が縋り付きます。
嫌だ…ご主人様、そんな…やっと、やっと運命の方に出会えたのに…!!
泣きじゃくるように叫ぶ亀甲は、貴方達の方へ振り向きます。
頼む!わかってる、こんな事言える立場じゃないって…でも、頼むから…
助けてくれ、今ならまだきっと…と、彼が言った次の瞬間、
亀甲貞宗の頭が、黒く鋭い爪に毟り取られます。
呆気に取られていた貴方達の目の前で、絶命したはずの八條がゆっくりを上体を起こしました。
敵に救いを求めるとは…たわけめ…だが
貴方達が止める間も無く、鋭い牙が亀甲の頭蓋を、白い頬を、噛み潰して砕き、飲み込んでいきます。
やがて忠実な刀の首を食い尽くした八條は、嬉しそうに笑いました。
色々と食ってきたが…思った通り、やはりお前が世界で一番…美味いでは、ないか…。
言い終わるその刹那、八條は大量の血を吐いて崩れ落ちます。
その黒い指先はボロボロと崩れ、首を取られて痙攣していた亀甲の身体もまたゆっくりと灰になり、
やがて二人の灰は混ざり合って、それも消えていきました。
八條死亡・先に亀甲が死んでいた場合
探索者達の一撃によって、巨躯のグールは遂に倒れました。
終わった…そう貴方達が思った瞬間、黒く大きな爪が振り上げられ…
そして最後の力を振り絞るように、地を這います。
血を吐き散らしながら八條は…先にこと切れていた亀甲貞宗の躯にすがりました。
き…っこ…と名を呼んだ次の瞬間、死に瀕していた黒い咢が、亀甲の頭部に食らいつきます。
貴方達が止める間も無く、鋭い牙が亀甲の頭蓋を、白い頬を、噛み潰して砕き、飲み込んでいきます。
忠実な刀の首を食い尽くした八條は、嬉しそうに笑いました。
色々と食ってきたが…思った通り、やはりお前が世界で一番…美味いでは、ないか…。
言い終わるその刹那、八條は大量の血を吐いて崩れ落ちます。
その黒い指先はボロボロと崩れ、首を無くした亀甲の身体もまたゆっくりと灰になり、
やがて二人の灰は混ざり合って、それも消えていきました。
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その後、通報を受けた政府の捜索隊により、研究所は解体される事となりました。
家畜として監禁されていた男士達も救出され、恐ろしい実験と八條の計画が明らかになります。
桜仙飯店が男士の肉を提供していたことは瞬く間に知れ渡り、
大勢の審神者達がその事実に震撼し、寝込むことになりました。
また、政府が八條と彼の刀達について調査を行った結果、奇妙なことが発覚します。
そもそも、八條は霊力を持たないただの人間で、審神者としての能力は皆無でした。
彼が何かの神を信奉していた事は分かっていますが、何故男士を従えていたのか、
何が切欠でこのような計画を思いついたのかは、八條が死んだ今、真相は闇の中です。
貴方達は恐怖の桜仙飯店の悪事を暴き、見事に事件を解決することができました。
報酬は1D8、解体場の蜂須賀生存で+2、八條本丸の浦島生存で+2、博多が生存していれば更に+1です。
エンディング後
事件が終り、日常を取り戻した貴方は、遡行軍との戦と、
そして主や仲間達との穏やかで平和?な日々を送っています。
ある日、貴方は主と共に万屋を訪れました。
主が会計をしている最中、貴方はふと、店に入ってきた人物と目が合います。
老齢なその審神者は、以前桜仙飯店の店内で見かけた一人だと、貴方は記憶しています。
本来なら、その出会いは単なる日常の一コマで、些細なものだったでしょう、
しかし貴方は、気づいてしまいます。
視線を合わせた老人の瞳が、いつかあのおぞましい研究施設で出会った
黒く巨大なグールの濁った眼に、とても似ていることに。
主に催促されて店を出た貴方は、背筋を走る悪寒と、言いようのない不吉な予感に
無意識に脚を速めます。その予感が、ただの杞憂で終わる事を祈りながら。
貴方が、とある本丸の老審神者が己の刀を貪り食ったという噂を聞いたのは…それから数か月後の事です。
最終更新:2020年06月19日 14:48