次の日。
予定されていた練習試合の日。
同地区の灰凶高校を相手に、選手たちはアップを始めていた。
「今日のスタメンを発表する」
大仙監督が腕を組んで、辺りの部員に語り出した。
とはいえ、誰もがわかっているようなオーダーだ。聞くまでもなかった。
1 矢部 右
2 原 二
3 矢吹 遊
4 大京 一
5 大和 中
6 六道 補
7 木津 三
8 樋口 左
9 橘 投
「見ての通り、前回の大会のときとほとんど変わっていない」
監督は苦笑しながら、選手たちのもとを去っていった。
しかし、大和は5番。彼の打力を高く評価しているということだ。
「5番か。ポジションも奪われ、4番まで穫られちゃった。はは…」
「こーら! 気にしない気にしない」
弱気になっている大和を見つけると、みずきが頭を叩いた。
「まったくぅ。あれは何のためのデートだったのよ」
「大丈夫、気にしてないからさ」
大和はスパイクの踵を地面に打ち付け、ゆっくりと立ち上がった。
「なら、いいんだけど」
みずきはそう言って、肩慣らしに向かった。もちろん、その相手は六道聖。
女の子バッテリーとして話題性はあり、雑誌でもよく取り上げられている。
「さて、と。対戦相手が到着か」
青い帽子に赤い鍔、それに灰色のユニフォーム。
「アップは済ませてあります。すぐにでも試合を」
監督にしては若い、リーダー格の不気味な男が言い放った。
「そうですか。おい、お前らー!」
監督が部員たちを呼び寄せ、試合の準備を整えた。
聖タチバナは後攻。灰凶の攻撃から始まる。
「お手柔らかに」
相手の一番打者は、聖に一礼すると、左のボックスに足を踏み入れた。
「こちらこそ」
そう答えると、聖はマスクを被り、ミットの感触を確かめて、しゃがんだ。
「プレイボール!」
審判として呼ばれた生徒会長・座子田が、試合開始を伝える掛け声をあげた。@wikiへ
予定されていた練習試合の日。
同地区の灰凶高校を相手に、選手たちはアップを始めていた。
「今日のスタメンを発表する」
大仙監督が腕を組んで、辺りの部員に語り出した。
とはいえ、誰もがわかっているようなオーダーだ。聞くまでもなかった。
1 矢部 右
2 原 二
3 矢吹 遊
4 大京 一
5 大和 中
6 六道 補
7 木津 三
8 樋口 左
9 橘 投
「見ての通り、前回の大会のときとほとんど変わっていない」
監督は苦笑しながら、選手たちのもとを去っていった。
しかし、大和は5番。彼の打力を高く評価しているということだ。
「5番か。ポジションも奪われ、4番まで穫られちゃった。はは…」
「こーら! 気にしない気にしない」
弱気になっている大和を見つけると、みずきが頭を叩いた。
「まったくぅ。あれは何のためのデートだったのよ」
「大丈夫、気にしてないからさ」
大和はスパイクの踵を地面に打ち付け、ゆっくりと立ち上がった。
「なら、いいんだけど」
みずきはそう言って、肩慣らしに向かった。もちろん、その相手は六道聖。
女の子バッテリーとして話題性はあり、雑誌でもよく取り上げられている。
「さて、と。対戦相手が到着か」
青い帽子に赤い鍔、それに灰色のユニフォーム。
「アップは済ませてあります。すぐにでも試合を」
監督にしては若い、リーダー格の不気味な男が言い放った。
「そうですか。おい、お前らー!」
監督が部員たちを呼び寄せ、試合の準備を整えた。
聖タチバナは後攻。灰凶の攻撃から始まる。
「お手柔らかに」
相手の一番打者は、聖に一礼すると、左のボックスに足を踏み入れた。
「こちらこそ」
そう答えると、聖はマスクを被り、ミットの感触を確かめて、しゃがんだ。
「プレイボール!」
審判として呼ばれた生徒会長・座子田が、試合開始を伝える掛け声をあげた。@wikiへ