カタンはドイツ生まれのボードゲームで、サイコロを使った陣取りゲームです。
プレイヤーは「カタン」と呼ばれる島へ開拓に来た開拓者と言う設定で
サイコロを2つ振り、出た目に応じた資源を受け取り、その資源を使い建築物を建てていきます。
建築物に応じた点数が与えられ、その点数がはじめに10点に達した人の勝利となります。
主に3~4人でプレイし、1ゲーム1時間ほどです。
カタンをするにはSea3Dというソフトを使用します。
フリーソフトでオンライン対戦が出来ます。
Sea3D:http://www.s3dconnector.net/download.php
日本語化:http://fantapsr.xrea.jp/sea3d/sea3d.html
詳しい導入方:http://fantapsr.xrea.jp/sea3d/download.html
カタンのルールを簡単に言うと
サイコロを振って 資源を集めて 家を建てる
です。
サイコロを振り、出た目のマスに隣接するポイントに家を持ってい人に、その資源が与えられます。
与えられた資源を使い、道を作ったり開拓地を建てたり開拓地を街にしたりカードを引いたりすることができます。
開拓地や街を点数に換算し、そのほかカードの効果などを加算して10点を目指します。
カタン初心者の方への解説です。
おそらくこのページだけ読んでも理解できないので、プレイしながら読むことをお勧めします。
カタンの目標は10点に到達することです。
点数は以下の行為によって加算されます。
・開拓地を置く 1点
・開拓地を街にする 1点
・得点カードを使う 1点
・最長道路を所持する 2点
・最大騎士力を所持する 2点
10点を目指すには建物を建てることが必要です。
建物には以下のものがあり、それぞれ必要な資源や条件、最大数が決まっています
建物 | 必要な資源 | その他条件 | 最大数 |
道 | 木1 粘土1 | なし | 15 |
開拓地 | 木1 粘土1 羊1 麦1 |
すでに置かれている開拓地から道2本分離れている 自分の開拓地と道でつながっている |
5 |
街 | 麦2 鉄3 | 開拓地が建っている | 4 |
チャンスカード | 羊1 麦1 鉄1 | なし | なし |
資源は主に、各プレイヤーがターンのはじめにふるサイコロにより得られます。
サイコロを2つ振り、合計の数字が書いてあるタイルの資源が、そのタイルの周りに開拓地か街を置いている人へ与えられます。
盗賊が置かれているタイルでは、その数字が出ても資源が算出されなくなります。
盗賊はサイコロで7が出るか、騎士カードを使用することにより動かすことが出来ます。
動かしたタイルの周りに開拓地か街を置いてる人から資源を1つ盗むことが出来ます。
手持ちの資源が8枚以上(6人では11枚以上)の時に、誰かがサイコロで7を出すとバーストが起こります。
バーストしたプレイヤーは手持ちの資源を半分捨てなくてはいけません。
トレードにはプレイヤー同士のトレードと、銀行とのトレードがあります。
プレイヤー同士のトレードならばお互いが納得すれば、どのような条件のトレードも可能です。
銀行とのトレードの場合は、原則として同じ資源4つと別の資源1つのトレードとなります。
しかし、港を所持している場合は、3:1もしくは2:1でトレードすることが可能になります。
注意
:プレイヤー同士のトレードは建築物を置く前にしかできません。
港を所持しているプレイヤーは、銀行と通常より有利な条件でトレードすることが可能になります。
港を所持するには、港のタイルと接するように開拓地を置くことが必要です。
3:1と書かれている港では、すべての資源で同じ資源3つと他の資源1つを交換できるようになります。
2:1と書かれている港では、そのマークの資源2つと他の資源1つを交換することが出来るようになります。
まずSea3Dを起動し、Play networkをクリックします。
初回時はプレイヤーデータがないのでその作成をします。
プレイヤーデータ作成
ADDをクリックするとプレイヤー作成画面が出ます。
Nameは名前です。Use a handle~~をクリックするとハンドルネームで登録できます。
Colorsで色を決めます。ゲームには関係ないので好きな色を選びましょう。
Languageで言語を設定しますがjapaneseにしても日本語化されるわけではないので、適当でいいです。
3つの項目を入力できたらOKをクリックします。
これでプレイヤーデータが作成されました。
ゲームへの参加
プレイヤーデータが作成されたらゲームへ参加できます。
Network optionでconnect~~選択し、OKをクリックします。
その後、TCP/IP addressというところに募集されているIPを入力します。
コピペはできないので手動で入力してください。
Connectをクリックして繋がればゲームへ参加と言うことになります。
飲み物などの用意をしつつreadyを押して待ちましょう。
はじめに、初期開拓地は2つとそこから伸びる道を1本ずつ置くことができます。
上の人から順番に1つずつ置いていき、最後までいったら折り返して2つ目を置いていきます。
2つ目の開拓地の周りにある資源が、初期資源として与えられます。
初期開拓地は道でつながっている必要はありません。
初期開拓地でゲームの半分が決まってしまうので慎重におきましょう。
初期開拓地が置けたらゲームの開始です。
サイコロを振って出た目に応じた資源が算出されます。
サイコロを振った後に資源があれば建築物を建てることが出来ます。
建築物の表示のところに矢印のマークが出てるものは、銀行とトレードをして建てるものです。
建築物を建てるとプレイヤーとのトレードはできないので、事前にすませておきましょう。
チャンスカードはどれもゲームに大きな影響があるものなので、使用するタイミングが重要です。
騎士カード
騎士カードはサイコロを振る前にも使用できるので、自分の重要なタイルに盗賊が置かれている場合
サイコロを振る前に騎士カードを使いましょう。
得点カード
得点カードは隠し持っておくことが多いです。
得点カードをすべて使うと10点に達するという時に使うと良いでしょう。
独占カード
独占カードは好きな資源をすべてのプレイヤーから集めることが出来ますが、場にその資源が出回ってない場合は、効果がなくなってしまいます。
プレイヤーリストの下のBANKにあるカードが少ないほど場に出ているカードが多いということなので、それを参考に、大量の資源を集めましょう。
収穫カード
好きな資源を2つ、例えば木が1つに粘土1つといった感じで資源を得ることが出来ます。もちろん同じ資源2つも可能です。
特にこれといった使い道はありませんが、とても便利なカードです。
使うと羊がめぇめぇ鳴きます。
街道カード
道を2本伸ばすことが出来ます。
一気に最長道路を確保するなり、他の人の道を妨害するなり使い道は多くあります。
全ての資源を自給するというのはとても難しいので、トレードが重要となります。
Bankが銀行とのトレード。Tradeがプレイヤー同士のトレードです。
左が出す資源で右が受け取る資源になっています。
建築物を建てたり道を伸ばしたりで10点に達した時点で勝利となります。
しかし、10点に近づけば他のプレイヤーに警戒され、妨害が多くなります。
多くの苦難を乗り越え勝利を手にしましょう。
カタンの勝敗の半分は初期開拓地で決まると言えます。
よって、勝てないということは初期開拓地の場所が悪い可能性が大きいです。
カタンには複数の戦略があります。カタン戦略
マップによってどの戦略をとるのが適しているのか、初期開拓地を置く前に考えてみましょう。
以下は代表的な戦略です。
需要に比べて供給の少なくなりそうな資源にシフトしたり、期待値が高くなるように配置して積極的にトレードしたりと臨機応変に対応してください。
木 | 土 | 鉄 | 麦 | 羊 | 港 | |
初期配置 | ◎ | ◎ | ○ | △ | ||
家 | 街 | 道 | 騎 | VP | 点 | |
目標個数 | 4 | 2 | ○ | 10 |
序盤は街やカードを考えず、開拓地を延ばしていくオーソドックスな戦略。
ロンゲストを狙えるのと、資源パネルの多さからくる安定感の高さが特徴。
弱点は過密状況に対する弱さと、開拓地5個からの伸びが難しいこと。
道路を延ばして港か鉄を確保しないと泣きを見ることになる。
4種類の資源を確保しやすい3番目4番目(6人ゲームなら5番手6番手)に向いた戦略。
木 | 土 | 鉄 | 麦 | 羊 | 港 | |
初期配置 | ◎ | ◎ | ○ | |||
家 | 街 | 道 | 騎 | VP | 点 | |
目標個数 | 3 | ○ | 2 | 10 |
序盤から街とカードで得点を稼ぐ戦略。
騎士賞を狙いやすく、盗賊による妨害に弱いが騎士カードである程度防ぐことが可能。
道を伸ばす必要がそこまで無いので、過密に強い。
弱点は街2個からの伸びが難しいこと。
最低でも開拓地を一つは出さないと10点を稼ぐことは難しい。
1回目の初期配置は好立地だが、2回目の配置に困る1番目2番目に向いた戦略。
木 | 土 | 鉄 | 麦 | 羊 | 港 | |
初期配置 | ☆ | ◎ | ○ | |||
家 | 街 | 道 | 騎 | VP | 点 | |
目標個数 | 4 | ? | ? | 8+? |
カード戦略の亜種で、街の収入を重視し港を取るために羊を切り捨てる戦略。
とにかく鉄と麦。最低でも初期配置2回で鉄2箇所麦1箇所は確保、出来れば2箇所ずつ欲しい。
2回目の初期配置で鉄港、麦港、3:1港のどれかを確保する。
街を2つ作ったら港を生かしてカードか開拓に流れる。
港持ちは盗賊による妨害にもそこそこ強い。
1回目の初期配置は好立地だが、2回目の配置に困る1番目2番目に向いた戦略。
木 | 土 | 鉄 | 麦 | 羊 | 港 | |
初期配置 | ◎ | ○ | ○ | × | ☆ | |
家 | 街 | 道 | 騎 | VP | 点 | |
目標個数 | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
2:1港と、それに対応する資源に開拓地を集中させた戦略。
港の立地が極端に悪く絶対他の人に取られないような場合は、2手目で港を取れるような位置に配置しても良い。
パネル数の多い木をメインにサブで鉄や麦などを少々取る形がベストだが、鉄や粘土でも可能なら同様の戦略が取れる。
パネルが少ないと密集しがちになるので道を伸ばしづらいが、資源価値も高くなることが多い。
反対に数が多くてもおすすめできないのが麦や羊をメインに据える形。
麦は高い鉄収入を同時に確保出来れば何とかなるが、羊は道にも街にも使えない。
足りない資源を2:1港で代用する以外は、他の戦略のどれか(木粘土メインなら道、鉄メインなら街)をなぞる事になる。
街の効果が他のどの戦略よりも高いので、序盤での鉄麦の確保が重要になるのも特徴。
奇手だが、好立地の無くなった4番手(6人ゲームなら6番手)なら狙う価値がある。