クルマジュウグルマー

「このチャンス、必ず掴むカー!テール・トゥ・ノーズ!えへへ!」

【名前】 クルマジュウグルマー
【読み方】 くるまじゅうぐるまー
【声】 諸星すみれ
【登場作品】 爆上戦隊ブンブンジャー
【登場話】 バクアゲ46「未来をこの手に」
【所属】 大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」
【分類】 パワーアップ苦魔獣
【点火された魂】 燃える苦魔獣魂
【エンジン】 ヤイヤイ・ヤルカー
【スピード】 テール・トゥーノーズ最速
【カスタム】 苦魔獣エンブレム、ギャースタマイズ
【ファーストラウンド】 コース/市街地
【セカンドラウンド】 コース/」市街地
【ファイナルラウンド】 コース/ビル街
【ナンバー】 9010
【モチーフ】 ヤイヤイ・ヤルカー、苦魔獣、チャンピオンブンブンジャー?
【ナンバーの由来】 苦魔獣

【詳細】

グランツ・リスクヤイヤイ・ヤルカーハシリヤンイグニッションキーを差し燃える苦魔獣魂を点火(イグニッション)して納車されたパワーアップ苦魔獣

苦魔獣の素体を得たヤイヤイ・ヤルカーの姿だが、大きく開けた口のような胴体部分を含め身体のあちこちに「苦魔獣エンブレム」を持ち、これまでサンシーターが造った全ての苦魔獣の技を繰り出す「ギャースタマイズ」を得意とする。

ウエディングドレスグルマーのエンブレムをタッチして左手にベイキングバスターを装備、ダーツグルマーのエンブレムをタッチしてマフラー部分から無数のダーツボンバーを発射、スポンジグルマーの泡など様々な能力を発揮できる。
複数のエンブレムをタッチすることで能力をかけ合わせ使用出来るのはギャースタマイズの真骨頂とも言えるだろう。

システムとしてはジャケットにあるエンブレムをタッチしブンブンカーの能力を扱うチャンピオンブンブンジャーと一緒であり、グランツ・リスクが地球にやってきてから得た装備の情報が反映されている模様。
ギャースタマイズが無くとも両腕のタイヤを接地させ自らヤイヤイ・ヤルカーのような姿に変形し高速突撃を行う「クルマジュウギャースタマイズ」も可能。

ディスレース2000からマッドレックスが使い捨てにされてしまい、さらには本人もボスによって使い捨てにされてしまった場面を目の当たりにしてしまったサンシーターは、今更ながらハシリヤンという組織の恐ろしさを思い知っていた。
ディスレースすら使い捨てになるハシリヤンに居続けても未来があるのか不安視していた。

そこへ現れたグランツによってヤイヤイ・ヤルカーヤルカー族にありながら、彼のランボーによる強制操作を受け付けないイレギュラー個体であることが知らされ、キャノンボーグの改造による影響であったが、グランツとしてはそういった”リスク”のあるヤイヤイ・ヤルカーを上手く使おうという判断によりハシリヤンイグニッションキーをヤイヤイ・ヤルカーに差し込んでイグニッションしクルマジュウグルマーに変えてしまう。
上手く行けば自分たちを次の斬込隊長に推薦するというグランツを信じて喜ぶヤルカーであったが、他の2人は半信半疑。

ブンブンジャー抹殺命令に従う形で彼らを探す中、ブンドリオ・ブンデラスを助けるためのエネルギー体を手に入れるため大也の自宅に乗り込もうとしたところをI.S.Aに取り押さえられていた錠と先斗を発見。
デコトラーデイターシャにギャースタマイズを発動してもらい、ダーツグルマーのダーツボンバーで周辺をまとめて吹き飛ばす。

そしてブンブンチェンジした錠らと戦闘になり、ビルの屋上に移動して各種ギャースタマイズを使って二人を圧倒し調子よく笑っていたヤルカー…クルマジュウグルマーであったが、すぐに様子が変化。
両目が紫色に燃え、全身が赤く高熱化してしまった。
口調とも荒くなりいつもの「カー」語尾すら消え、最早デコトラーデ達の声さえも届かなくなってしまったクルマジュウグルマーは「ギャースタマイズ祭り」と称し、エンブレムを触らずともギャースタマイズを発動して錠達を圧倒する。

そこへ目的のエネルギー体を調達してきた玄蕃が合流し、受け取った先斗が大也に渡すため離脱したことから、チャンピオンチェンジしたブラックとオレンジを相手取ることに。
暴走するクルマジュウグルマーを見た玄蕃はギャーソリンの暴走現象であることを見抜き、このままだと周囲を巻き込んで爆発することを告げる。

マッドレックスの二の舞いになってしまうことに衝撃を受けるデコトラーデ達だったが、最早自我さえはっきりしないクルマジュウグルマーはクルマジュウギャースタマイズを発動し暴走車と化してしまう。
なんとかして元に戻したいデコトラーデらとは別に、玄蕃達は各種カスタマイズを駆使しクルマジュウグルマーの装備を分解して無力化を進め、バクアゲチャンピオンブースタードライブによって体内のギャーソリンを分離する形でヤイヤイ・ヤルカーを元の姿に戻すことに成功する。

疲弊したものの無事に戻ったことに安堵するデコトラーデ達は「奴らに借りができちまったな」と呟くが、その直後分離したギャーソリンめがけグランツが呼び寄せたヤルカー族の第一陣が地球に到着。
彼らと一体化する形でギャーソリン大暴走体となって巨大化した状態で復活した。

ブンドリオが意識不明かつ、その復活にビュンディも出向いているため大暴走体への打つ手がない錠達は焦るも、そこへエリートともてはやすヤルカー族さえ使い捨てにするグランツ、そしてスピンドーが支配するハシリヤンという組織そのものと手を切る覚悟を決めたサンシーター達が燃える「暴走魂」を点火(イグニッション)させ、ブンブンキラーロボを呼び出して立ち向かう。

そしてキラーロボのドリルを腹部に突き刺されそのまま上空へと運ばれた末、暴走したギャーソリンが大爆発を引き起こしそれに巻き込まれる形で消滅した。

「「「俺達がサンシーターだ!!!」」」


クルマジュウグルマーは消滅したが、一体化していたヤルカー族達は無事にもとに戻り、ハイウェイ空間へと戻っていった。

その様子を眺めていたスピンドーはグランツに対し「お前の仕事にしちゃお粗末」と称するも、すぐさまI.S.A常槍鋭一郎からの連絡が入り…


【余談】

モチーフはヤイヤイ・ヤルカーそのもの。
苦魔獣の素体に対し、ヤイヤイ・ヤルカーを分解してパーツとして装着したような、ヤルカーが巨大化したうえで苦魔獣にトランスフォームしたような見た目を持つ。

これまでの苦魔獣は全員が男性でありヤルカーもたぶん男だが、女性声優が担当した苦魔獣はこれが初。
なお諸星すみれ女史はヤルカー役が特撮初参加であり、クルマジュウグルマー役が敵怪人を演じた最初の役となる。
最もヤイヤイ・ヤルカーも立派な敵怪人相当ではあるのだが。

最終更新:2025年01月29日 14:14