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幻想郷の奇妙な物語 第六話

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shinatuki

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 西行寺幽々子は久しぶり白玉楼から出ていた。彼女はその立場、冥界の管理者であるが故に頻繁にそこから出かけることはない。
 友人である八雲紫と会うときには専ら紫が白玉楼に訪れるのである。
 幽々子が白玉楼を出てマヨヒガを訪れたのには大した理由はない。ただ暇を持て余し、紫もやって来ないので、たまにはこちらから訪れようと考えただけである。
 無論手ぶらではない。時折、手土産を持って白玉楼へやって来る紫への御返しの意味も込めて、妖夢にお菓子を作らせていたのだ。

「妖夢は紫の式にお土産のお菓子をあげておいて頂戴。あなたの式と一緒に食べてねって」
「はぁ、幽々子様は?」
「私は先に紫とお菓子を食べているわ。あ、お茶も持ってきてね」
「ここはマヨヒガで自分の家ではないのですけど……」
「勝手知ったる他人の家って言うじゃない。じゃあ先に行っているからね」
「あ、はい」
「紫~居るの~」

 紫と付き合いが長い幽々子は紫の名を呼びながらマヨヒガの一角にある家の中へ入って行く。対して妖夢は礼儀正しく玄関で御免下さいと声を出した。

「あ、はーい。どちら様で?」
「白玉楼の魂魄妖夢です」

 足早に玄関へ来たのは紫の式の藍だ。妖夢は改めて名を名乗る。

「白玉楼の、先日はどうも。本日はどのようなご用件で」
「いえ、大した用があるわけでもありません。幽々子様が紫様にお会いになるそうで、私はそのお供です。あ、これを幽々子様からお渡しするように言われています」
「これはご丁寧に……お団子ですか」
「はい、あなたの式と一緒に食べて下さいと幽々子様は仰られていました」
「ありがたく頂かせて貰います。橙も喜ぶことでしょう」
「喜んで頂いて幸いです。それと申し訳ないのですがお台所を貸していただけませんか?」
「ええ、構いませんが……」
「幽々子様が茶を所望されていまして」
「それでしたら私が淹れましょう。紫様も飲まれることですし」
「お願いします」

 従者同士が堅苦しい余所行き言葉で挨拶をしていると、そこに唐突に乾いた音が一つ聞こえてきた。まるで誰かが誰かの頬を打ったかのような音。

「紫の馬鹿馬鹿馬鹿ッ! もうあんたなんか知らない! 絶交よ!」

 幽々子にしては珍しく大きな声を張り上げている。

「妖夢、帰るわよ!」

 足早に玄関に戻ってきた幽々子は妖夢の手を引っ掴むと有無を言わせずその場から立ち去ろうとした。

「えっと、失礼します」
「あ、ええ……」

 幽々子に引き摺られながらも一応別れの挨拶を藍にかける妖夢。藍は訳の分からぬまま彼女達を見送った。
 一体何があったのだろうかと首を傾げながら縁側に居るであろう紫の許へ歩き出す。

「紫様……」

 藍が見たのは薄っすらと涙を浮かべ、赤くなった頬を押さえたままちょこんと座る紫の姿。幽々子が持ってきたお土産の団子は彼女が投げつけたのか、紫の服にベッタリとついたままだ。

「紫様、どうなされたのですか」
「ねぇ藍……」
「何でしょうか」
「あの人は誰だったのかしら?」
「何を仰られているのですか? 冗談が過ぎますよ」

 藍は紫のいつもの軽い冗談だと思っていた。時折、本気か冗談か判別の付き難い事を言い出すことが間々あるからだ。
 しかし今回は違った。藍の言葉に力なく左右に首を振り冗談であることを否定するのだ。

「分からない、分からないの! なのにどうして……どうしてこんなに悲しいの? あの人が誰だか分からないだけなのに!」

 両手で顔を覆うと、わっと泣き出してしまった。頬を打たれた痛さだけで泣いているわけではない。幽々子のことが分からなかった、そのことが心にぽっかりと大きな穴を開けたように感じたのだ。
 そのことが無性に悲しかった。そして去り際の彼女の言葉が胸に突き刺さり、大きな喪失感が彼女を襲ったのだ。幽々子のことを覚えていない紫はその原因が分からず、考えても答えが導き出せない。知らない人に嫌われて何故悲しいのか分からない。それがさらに不安という形で彼女に積み重なっていく。
 原因が分からなければ行動にすら移せない。紫はただ戸惑い、悲しみ、嘆き、涙を流すことしか出来なかった。
 それは藍とて似たようなものだ。思わぬ紫の行動に戸惑うしかない。そう、戸惑うだけであった。多少の間をおいて彼女は正気を取り直し事の真因を探ろう試みたのだ。
 紫も幽々子も表立って共に行動をしたりはしていない。一見すると二人は知人であるが心の通じ合った親友だとは思えないかもしれない。
 確かに彼女達は霊夢や魔理沙の様に頻繁に行動すれば一見して仲が良いことが窺える。だが共に居ることだけが全てではない。
 藍は紫の側でそれらを見てきた。頻度でいえばそう多くない回数しか会っていない。それでも二人が共に居る短い時間でもしっかりと感じることが出来るのだ。
 それは親友という言葉ですら生ぬるい、互いに通じ合った存在なのだ。
 その事を藍は知っている。知っているからこそ信じることが出来ない。紫が幽々子の名を、存在を忘れるなど、心の記憶から抜け落ちてしまうことなど考えられない。
 異変……まさに異変だ。紫が自発的に幽々子のことを忘れてしまうはずがない。それには外部的要因が絡んでいるのは間違いがない事実だ。
 幽々子も彼女が平静を保っていればそれは容易に考え付いたはずだ。
 彼女から見てもそれは信じたくない事実だった。冗談や悪ふざけでなく、本気で紫が己のことを忘れているのだ。動揺しないはずがない。
 いや、幽々子ほどの女性であれば例え動揺していたにせよ何か異変が生じていることを察したはずである。ただ彼女は紫が己のことを忘れるなど信じたくなかったのかもしれない。
 紫が自分のことを忘れることはない。そう信じようとしたからこそ怒りと悲しみを彼女にぶつけて去っていったのだ。
 藍からしても紫と幽々子が仲違いをするのは面白くない話だ。ましてや目の前で涙を流すなど初めて目にする光景である。二人を仲直りさせたいと思うのは自然な流れだ。
 一体何が紫をこの様な事態に陥れたのか。彼女は最近の紫の行動で何か変わったことはないか思い出そうとした。

「変わった事……家出……変な男……あいつだ!」

 思い当たる節が一つあった。紫が家出から戻ってきたときに連れてきた男、アレッシーだ。変わったことといえばそれしか思い浮かばない。

「おまえッ! 見ているな!」

 縁側に泣き崩れている紫を見つめる視線、そう、アレッシーが不適な笑みを浮かべて佇んでいたのだ。

「紫様に何をしたッ! 思えば紫様が『ペットのアレッシーよ』と言って連れてきてから怪しいと思っていたんだ!」

 縁側から直接庭に飛び降りるとアレッシーに詰め寄った。たかだが二、三日程度しかマヨヒガで過ごしていない彼であったが、藍は彼が好きになれなかった。
 何かあればその度に卑屈になるその姿勢は彼女を自然と不愉快にさせていた。紫に何故ここに連れてきたのか尋ねても『ひ・み・つ♪』の一点張りで答えて貰えなかった。
 アレッシーが何の理由でここに連れてこられたかは知らないが問い詰めればきっと卑屈になってこの異変について知っていることを答えるはず……そう思っていたのだ。

「どおしたと……思うね?」

 得られた回答は肯定だった。藍の問いかけに一切動じることなく、まるで圧倒的な優位性を持っているかのように曖昧に答えるのみ。

「質問を質問で返すなぁーッ! 私は紫様に何をしたかと聞いたんだ! 答えろ!」

 それは恫喝。今まで卑屈な彼しか見ていないが故の行動だった。だが藍はこの時気が付けなかった。紫を気にかけるが故、精神的なアドバンテージがアレッシーに傾いていることを。

「どうして答えなければいけないのかね?」
「何?」
「分からない? それってぜんぜんえらくないね」
「何度言えばいいんだ! 私は質問に答えろといったんだぞ! さもなくば……」
「酷い目に合わせる?」
「!?」

 藍の最大の敗因はアレッシーを侮ったことだ。所詮は弾幕すら張れない人間風情に何が出来るのかと。紫と同じく窮鼠猫を噛むということを考えなかったことだ。
 そしてもう一つ。幻想郷のルール。『弾幕ごっこ』に慣れてしまったことだ。部外者であるアレッシーもそのルールに従うと思い込んでいたことだ。
 全ては藍の慢心、油断であった。アレッシーが『セト神』を繰り出していたことを見抜けなかった。それは紫が彼の能力を説明しなかったと言っても言い訳にすらならない。
 彼女はアレッシーの口車に乗ってしまい長時間『影』と交わってしまったのだ。

「な、何だ!? 周りの物が大きく、いや違う! 私が小さくなっている。おまえ! 何をした!」
「答えるわけないだろうボケが!」
「くっ式神『仙狐思……』」
 自らに危害が加えられたと察した藍はスペルカードの宣言をし、弾幕を撃とうとしたがそれよりも早くアレッシーの足が振りぬかれた。

「ぎゃん!」
「こいつはあのクソ不味い飯の分だ!」

 そういいながら再度『セト神』の影を藍に交わらせた。彼女にもはや抵抗する術など残されてはいない。紫が喧騒に気付き、涙をぬぐい、面を上げ、外を見渡したときには藍の姿はなかった。

「ら、藍? らーん!」

 先ほどまで聞こえていた愛らしい彼女の声が聞こえなくなり急に不安に苛まされる紫。辺りを見渡してもいるのはアレッシーだけだ。

「あの布切れ……」

 よく見ればアレッシーは見慣れた布切れに向かって足を振り上げている。それはまるで何かを踏み潰す動作に見える。

「まさか……ダメッ!」

 考えるより先に体が動いた。その足が振り下ろされれば取り返しがつかなくなる。スキマを開け、アレッシーの目の前に移動する。
 そして地面に散らばった布、藍が着ていた服にそっくりな布きれを護るかのように彼の眼前に現れ、アレッシーを突き飛ばす。

「イデェッ! こんなのえらくない!」
「何を、何をしようとしているの!」

 突き飛ばされたアレッシーは静かに立ち上がり、パンパンと体についた砂を払った。その顔は余裕に満ちていた。

「何を? そんな事も分からんか? おっと動くなよ、動いたらあの女が死ぬかもしれねぇかもよ」

 紫は地面に落ちている藍が着ていた服に似たものを守るかのように立っていた。アレッシーの言葉にゆっくりと振り返りその布を確認してしまった。そして見たのだ。布の中にいる小さな狐を、産まれたばかりの子狐を。

「そんなッ! まさか……これが藍なの!?」

 思わずその子狐を抱きかかえる紫であったが、アレッシーからすればそれは絶好のチャンスだ。

「マヌケッ! 隙だらけなんだよ!」

 彼は口に出してから後悔した。何も言わなければそのまま『セト神』を紫に触れさせることが出来たのに、思わず口走ってしまったのだ。
 明確な敵意を持っていると判断した紫はその場から飛びのいた。しかしそれでも『セト神』は十分に彼女を若返らせることに成功した。。
 大妖たる紫とて最初から強大な力を誇っていた訳ではない。隙あらば『セト神』を繰り出して幽々子と出会う前の状態まで若返らすことに成功したアレッシー。
 姿は変わらずとも紫の持つ力は、それを得る前の状態にまで徐々に戻されていたのだ。
 これも全て紫の慢心からだ。アレッシーが逆らうはずがないと考えていたこと。
 そしてもう一つ、若返り、在りし日を取り戻し、幸福という餌を食らった紫は『セト神』に影を触れられても気にしなくなった。いやむしろ更なる幸福を得ようとそれに積極的に触れていたのだ。
 平穏が故に自身の異変に気付けなかった。言うなれば平和ボケしていたのが紫なのである。もはや紫の力は境界を自由に操ることが難しくなっていた。

「な、何で? 境界が操れない!?」

 アレッシーの足元にスキマを開け、そこに突き落とそうとした紫であったが、彼女が開けることが出来たスキマは小さかった。アレッシーは片足を取られ、バランスを崩したがすぐにスキマから足を引き抜いた。
 彼女はそんな光景を呆然と見つめていた。大人の男一人を突き落とすことが容易なくらいの大きさのスキマを開けたつもりなのに、出来たのは小柄な女性が辛うじて通ることが出来るくらいの大きさだったのだ。

「オレってえらいねぇ~。殴られたり蹴られたり眠れないようにされたり、酷い目にあったけど我慢してきたオレってえらい!」

 今までの報復だといわんばかりに懐から銃を取り出すアレッシー。紫は慌てて手を前に突き出した。しかし状況は何も変わらない。紫は目を丸くして驚く。

「どうして! 境界が……力を操れないッ!」
「マヌケッ! 誰しも最初から力を使えれるわけがないだろうが!」
「そんな……あなたの能力は若返るだけじゃなかったと言うの?」
「ようやく気付いたか。えらいねぇ~。でももうお終い」
「若返らせる程度の能力……言い換えれば相手の生きた時を戻す程度の能力……」
「聞こえなかったのか? えらくないねぇ~。無駄話はお終いッ」

 対抗手段が乏しい事を悟った紫は、己の軽率な行動を呪うのを止め、この場を脱する方法を懸命に考えていた。例え彼女が『弾幕ごっこ』という幻想郷のルールを持ち出したとしてもアレッシーは従わなかっただろう。
 弾幕ごっこと言うものはある意味決闘である。対等な立場で互いに戦うのである。そんな精神がこの男にあろうか。いや、あるはずがない。相手を弱らせて戦うのがこの男のスタイルだ。自ら有利な舞台を作り上げたというのに、わざわざそこから降りてくるはずがない。

「武器を取り上げなかったのが運の尽きよのぉ~」

 紫が考え込んでいようともお構いなしに銃口を向けた。最早一刻の猶予もない。紫は決断を迫られた。戦うのかそれとも逃げるのか。

「藍……大丈夫だから……私が守って上げるから……」

 胸抱いた小さな子狐、弱々しくも生あることをそのほのかな温もりが紫に決断させた。戦うのでも逃げるのでもない、この小さくなってしまった命を守るのだと。
 無常にも引き金が引かれ、銃弾が紫を襲う。彼女にとって幸運だったのはアレッシーの射撃がお世辞にも上手とは言えなかった事だろう。小さく体を丸めた紫を掠めるだけでその体を貫くことはなかった。相手がNo1よりNo2な人間やワキガな男ではこうはいかなかっただろう。
 アレッシーも一発で決着がつくとは考えていなかったのかも知れない。引き金を何度も引いた。

「逃がさねぇ!」

 それは弾幕とは違う明確な殺意を伴った弾丸。銃口から放たれた弾丸は紫に命中はしなかった。それでも彼女の……紫の頭を掠めてしまった。
 力を失った紫にとってその衝撃は耐え切れる物ではなかった。今にも薄れ途切れてしまいそうな意識。それでもしっかりと子狐を抱きかかえ放さない。
 最後の力を振り絞り、自らが倒れるその場に小さな裂け目を作り出し、まさしくそこに堕ちていった。

「ぜんぜぇーんえらくないッ!」

 空間に奔った裂け目は紫の体を通すとその役目を終えたといわんばかりに閉じてしまった。もはやアレッシーでは追う事が出来ない。

「えらくないえらくない! 畜生ッ! なめやがって……」

 逃げた紫を追わなければならない。敵はマヨヒガだけにいるのではない。アレッシーを眠れないようにした張本人がいる永遠亭、そこにも彼の敵がいるのだ。

「クソッ! あの紫とか言う女をぶっ殺して次はあのえーりんとか言う女を殺す予定だったのによッ!」

 真正面から戦っても勝つことなど難しい。そんなことは彼も重々承知だ。だからこそ不意打ちのような形で永遠亭に乗り込まなければならない。万が一紫が永遠亭にたどり着いたなら彼の勝機は無いに等しくなるだろう。

「こんなのえらくないッ! え~と、永遠亭ってどっちだ? 眠れなくしてもらった恩返しをしないとな」

 アレッシーは知らない。人食い妖怪の存在など。彼は知らない。脅威はマヨヒガや永遠亭にだけあるわけではないことを知らない。
 彼は気付けない。マヨヒガに彼の敵が存在していることに。
 マヨヒガを去って行くアレッシーを一匹の猫が見つめていた。その猫はそっとアレッシーに気付かれぬようその跡を追うのであった。
 彼を見る猫の瞳には、激しい敵意が宿っていた。



第六話

反逆のアレッシー





「大ちゃん見て見て!」
「チルノちゃんどうしたの……あ、人が倒れてる」
「アタイ知ってるよ! 行き遅れって言うんだよね」
「それを言うなら行き倒れ……」
「あ、見て見て! 頭から血が出てる! えーと、出家大量だね!」
「それじゃあお坊さんがいっぱいになっちゃうよ。出血多量だよ。でも言うほど血は流れてないよね?」
「あ、アタイこいつ知ってるよ」
「チルノちゃん人の話し聞いてる?」
「え、何? こいつの名前? え~とね、厄井幽香だったけ?」
「(誰だよそれ)もう、人の話を聞かないんだから……えっと、八雲紫さんだよ?」
「お~い、起きろぉ~」
「(話を聞けよ⑨)」
「大ちゃん何か言った?」
「何も言ってないよチルノちゃん」
「ふーん。あ、起きた」
「あの、八雲紫さんですよね?」
「……やくも……ゆかり?」
「そうよ! あんたの名前でしょ!」
「ち、チルノちゃん」
「……違う、私の、私の名前は……マエリベリー……」
「え、違うの?」
「マエリベリー・ハーン……皆はメリーって……」
「大変だ! また倒れちゃった。どうしよう大ちゃん」
「ええと、取り合えず美鈴さんに助けてもらいましょう」
「なんで? けーねの所に連れてけばいいんじゃないの?」
「もう日が沈んじゃうよ。人里に行く時間はないでしょ。ここからはあそこが一番近いし、それにあの人はこの辺りで唯一お話が通じる人だから、何とかしてくれるはずだよ」
「さすが大ちゃん! アタイの次にさいきょーなだけあるね!」



TO BE CONTINUED…

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