現在:ディアボロ Lv17 満腹度 52
攻撃 C・ダイヤモンド
防御 スパイスガール
能力 パール・ジャム
射撃 セックス・ピストルズ(8)
その他アイテム トラクターのタイヤ(0)、スペルカード×2
アヴドゥルのディスク、氷白色の記憶ディスク、娼婦風スパゲティ、ネアポリスのピッツァ、ピッツァ×2、カエル×2、
ゾンビ馬、F・Fのディスク(8)、エコーズact1のディスク(5)、エコーズact2のディスク(4)
マンインザミラーのディスク(6)、ハイエロファントグリーンのディスク(11)、ホルス神のディスク(3)
攻撃 C・ダイヤモンド
防御 スパイスガール
能力 パール・ジャム
射撃 セックス・ピストルズ(8)
その他アイテム トラクターのタイヤ(0)、スペルカード×2
アヴドゥルのディスク、氷白色の記憶ディスク、娼婦風スパゲティ、ネアポリスのピッツァ、ピッツァ×2、カエル×2、
ゾンビ馬、F・Fのディスク(8)、エコーズact1のディスク(5)、エコーズact2のディスク(4)
マンインザミラーのディスク(6)、ハイエロファントグリーンのディスク(11)、ホルス神のディスク(3)
Stage3 館へと続く道 ~上海紅茶館 Chinese The~
男は歩く、目の前の館を目指して。
『シッカシヨォ~、ボス。ココハドコナンダァ~?』
男の周りを飛び回る小さな生き物が男に向かって声を上げる。
「わからん。」
男はそれしか答えることができない。
「わからんから、今こうやってあの館を目指しているのだ」
男、ディアボロは隣を飛ぶ生き物、ピストルズに現在の状況を説明していた。
彼らのように話ができるスタンドというのは珍しい。
ディアボロは今までも情報処理兼話し相手としてしばしばピストルズを装備していた。
『フエェ~ン、ボス~!マエカラナニカクルヨォ~!』
『ナンカモノスッゴイトンデクルゼ~!!』
それぞれ左右に偵察に行っていた№3と№5が結果を報告する。
「どんな奴だった?」
『モジャモジャダヨォ~!』
『ボスヨリモチイサクテ、ヒラヒラスカートヲハイテテ、ソラヲトンデタゼ!』
その言葉と同時に目の前の曲がり角から数体の生き物が飛び出してくる。
それは彼が戦った者たちによく似ていた。
毛玉のような生き物と妖精のような生き物。
ディアボロはまるで分かっていたかのように冷静に対処する。
「弾丸装填完了。№1、№7、Ready(準備はいいか)?」手に持つリボルバーを元の持ち主より気楽に構える。
『イイゼェ~!!』『ヤッテヤルゼェ~!!』声に答えるようにリボルバーの中に姿を隠す1と7.
外さない。外すわけがない。
「Fire(発射)!!!!」
乾いた銃声が森の中に響く。
『シッカシ、オカシナセカイダヨナァ~』
先程同様、彼に向かってずっと一緒にいた№2が話しかける。
『コウゲキシヨウトシトイテ、ニゲヨウトスンダモンナァ~』
2の言葉に、これも一緒にいた№6が答える。
その二人の会話をきっかけに食事をしていたピストルズがあれやこれやと話し始める。
ディアボロはただ黙ってそれらの話に耳を傾ける。
あたりは程よい喧騒に包まれた。
『シッカシヨォ~、ボス。ココハドコナンダァ~?』
男の周りを飛び回る小さな生き物が男に向かって声を上げる。
「わからん。」
男はそれしか答えることができない。
「わからんから、今こうやってあの館を目指しているのだ」
男、ディアボロは隣を飛ぶ生き物、ピストルズに現在の状況を説明していた。
彼らのように話ができるスタンドというのは珍しい。
ディアボロは今までも情報処理兼話し相手としてしばしばピストルズを装備していた。
『フエェ~ン、ボス~!マエカラナニカクルヨォ~!』
『ナンカモノスッゴイトンデクルゼ~!!』
それぞれ左右に偵察に行っていた№3と№5が結果を報告する。
「どんな奴だった?」
『モジャモジャダヨォ~!』
『ボスヨリモチイサクテ、ヒラヒラスカートヲハイテテ、ソラヲトンデタゼ!』
その言葉と同時に目の前の曲がり角から数体の生き物が飛び出してくる。
それは彼が戦った者たちによく似ていた。
毛玉のような生き物と妖精のような生き物。
ディアボロはまるで分かっていたかのように冷静に対処する。
「弾丸装填完了。№1、№7、Ready(準備はいいか)?」手に持つリボルバーを元の持ち主より気楽に構える。
『イイゼェ~!!』『ヤッテヤルゼェ~!!』声に答えるようにリボルバーの中に姿を隠す1と7.
外さない。外すわけがない。
「Fire(発射)!!!!」
乾いた銃声が森の中に響く。
『シッカシ、オカシナセカイダヨナァ~』
先程同様、彼に向かってずっと一緒にいた№2が話しかける。
『コウゲキシヨウトシトイテ、ニゲヨウトスンダモンナァ~』
2の言葉に、これも一緒にいた№6が答える。
その二人の会話をきっかけに食事をしていたピストルズがあれやこれやと話し始める。
ディアボロはただ黙ってそれらの話に耳を傾ける。
あたりは程よい喧騒に包まれた。
銃声一発、仲間の一体がピストルズのコンボによって的確に足を捉えられたのを見て、敵はしばし戸惑った。
その瞬間をディアボロが見逃すわけもなく、すぐにもっとも近かった二体を撃墜。
その様子を見て姿を現していた妖精たちは逃げようとする。
だが、それもディアボロにはお見通しだった。
構わず突撃してくる毛玉をなぎ払い、ディスクを取り出し、
「エメラルドスプラッシュ!!」
たくさんの宝石のような塊をその身に受けて敵は次々に倒れてゆく。
最後の一体は何とかその雨のような攻撃を避けていたが。
『『『イィィ~~ハァァ~~~!!』』』
その結果後ろから迫るリボルバーの弾丸に気付くことができずに撃沈。
その瞬間をディアボロが見逃すわけもなく、すぐにもっとも近かった二体を撃墜。
その様子を見て姿を現していた妖精たちは逃げようとする。
だが、それもディアボロにはお見通しだった。
構わず突撃してくる毛玉をなぎ払い、ディスクを取り出し、
「エメラルドスプラッシュ!!」
たくさんの宝石のような塊をその身に受けて敵は次々に倒れてゆく。
最後の一体は何とかその雨のような攻撃を避けていたが。
『『『イィィ~~ハァァ~~~!!』』』
その結果後ろから迫るリボルバーの弾丸に気付くことができずに撃沈。
そして今は、再開と勝利を祝っての小さなパーティこと食事をしているのだ。
素人から見れば、敵陣で食事など自身の首を自ら首を絞めるようなものに見えるだろう。
しかし、ディアボロのこれは決して無謀でも無駄でもない。
第一に攻撃力の補完。食事によって銃弾の装填ができることをディアボロは知っている。
第二に情報の整理。様々な情報、様々な見解は新しい道を作り出す。
そして第三。それは関係の円滑化だ。
最初は命を狙った者狙われた者として関係もギスギスしていたが、今となってはごらんの通りである。
(食事こそが最高のコミュニケーション、か…)
ディアボロはそんなことを考えながらピストルズの会話に耳を傾ける。
【ピストルズの残り回数が2上がった】
楽しかった食事も終わり、彼は再び動き出す。
手始めにまず腰を上げ、射撃ディスクを入れ替える。【ハイエロファントグリーンのディスクを装備した】
これは警戒ではなく習慣だ。ピストルズには食事の後いつも一時間ほど昼寝を取らせている。
時刻から考えて昼寝というのもおかしいが、これをしておくのとおかないのとでは彼らのやる気が違う。
それに、装備が充実している今なら一時間くらいピストルズ無しでもいける。
ディアボロは大きく息を吸い込み、頭の中にあるイメージを思い浮かべる。
形成されていくのはこの辺りの詳細な地図、ハーミットパープルの発動だ。
頭に描き出されたのは複雑ながら一箇所へと向かうように作られている道々。
その道の先にあるのがあの遠めに見てもわかる豪奢な館、紅魔館。
ディアボロは頭の中で最短距離を確認する。
『アイテムの落ちていそうな場所は周らなければならない』
『襲ってきた敵を迎撃するのに有利な場所を進まなければならない』
「まぁ、今の俺には両方やるのは容易いことだがな」
目を閉じたままディアボロはくつくつと声を殺して笑う。
今の自分は紛れもない『クリアできる幸運を持ったディアボロ』だ。
今の自分にできないことなど…
そこまで考え、彼は耳を澄ます。
「…?気のせい、か?」
彼は目を開かずに耳に神経を集中させる。
確かに今、彼の耳には鈴の音が聞こえた。
マップを確認するが近くに敵はいない。仲間もいない。罠も踏んでない。
しかし、確かに聞こえた。すぐ近くにいる、何者かが。
「どこだ…どこにいる…?」
子どものように耳に手を当て目を閉じたままその場を動き回るディアボロ。
確かに鈴の音は聞こえる。しかしその方向には森しかない。
「まさか…」
ディアボロは目をかっと開きすぐに森から距離をとる。
ディアボロが後ろに下がったのと、森から美女が飛び出したのはほぼ同時だった。
油断した。
ここは元の世界とは違う、根本的に違う。理解したつもりだった。
弾幕、スペルカード、攻撃方法も違うのだ。森からの奇襲だってあるだろう。
へその少し上から血が流れ出す。
避けきったと思ったがかすっていたらしい。
かすっただけでこれなら直撃すれば15ダメージは硬いだろう。
「ちェりやぁぁぁあああああ!!」
掛け声と共に今度は踵落としを繰り出す美女、俺は慌ててもう一度距離をとる。
ずどんと音を立て地面が陥没する。
「ハイッ!!」その足を軸として次は回し蹴りが俺のこめかみを狙う。
「クソッ!スパイスガール、防御だ!」的確な上容赦のよの字もない。
『リョウカイシマシタ!!』腕を突き出し蹴りをなんとか防ぐ。
しかし、
「シャアァァァ!!」またも地の足を軸に、今度は返す脚で俺の脚を狙う。
『トビマス!』「わかってる!!」「『ハァッ!!』」
スパイスガールとディアボロは、まるで歴戦の友のようにきっかりと同じタイミングで地面から離れる。
大きく脚をからぶらせ、少し体制がぐらついたのをディアボロは見逃さない。
「クレイジーダイヤモンドォッ!!」『ドラァッ!!』
今度はディアボロが、女の腹めがけてC・ダイヤモンドの拳を放つ。
「シャラッッ!!」その拳を左手で往なし、その反動を利用して彼女は掌底を放つ。
『クッ!!』人体中段、鳩尾へと繰り出される壁拳。とっさにスパイスガールが腕を組んで防御するが、衝撃全ては消しきれない。
鈍い痛みから来る嘔吐感に襲われながら地面を転がるディアボロ。
「まだまだッ!!」それを見て女は距離を詰める。
「それが…」ディアボロよろよろとふらつきながら膝をついた状態で立ち上がり、震える指でアイテム袋からひとつのアイテムを取り出し一気に貪る。
「邪ァッッッッ!!」その顔めがけて女は拳を突き出す。
「どうした!!」ディアボロは顔を上げ、口を思い切り開く。
刹那、その口から猛烈な勢いで虫歯が飛び出した。【娼婦風スパゲティを食べた。】
素人から見れば、敵陣で食事など自身の首を自ら首を絞めるようなものに見えるだろう。
しかし、ディアボロのこれは決して無謀でも無駄でもない。
第一に攻撃力の補完。食事によって銃弾の装填ができることをディアボロは知っている。
第二に情報の整理。様々な情報、様々な見解は新しい道を作り出す。
そして第三。それは関係の円滑化だ。
最初は命を狙った者狙われた者として関係もギスギスしていたが、今となってはごらんの通りである。
(食事こそが最高のコミュニケーション、か…)
ディアボロはそんなことを考えながらピストルズの会話に耳を傾ける。
【ピストルズの残り回数が2上がった】
楽しかった食事も終わり、彼は再び動き出す。
手始めにまず腰を上げ、射撃ディスクを入れ替える。【ハイエロファントグリーンのディスクを装備した】
これは警戒ではなく習慣だ。ピストルズには食事の後いつも一時間ほど昼寝を取らせている。
時刻から考えて昼寝というのもおかしいが、これをしておくのとおかないのとでは彼らのやる気が違う。
それに、装備が充実している今なら一時間くらいピストルズ無しでもいける。
ディアボロは大きく息を吸い込み、頭の中にあるイメージを思い浮かべる。
形成されていくのはこの辺りの詳細な地図、ハーミットパープルの発動だ。
頭に描き出されたのは複雑ながら一箇所へと向かうように作られている道々。
その道の先にあるのがあの遠めに見てもわかる豪奢な館、紅魔館。
ディアボロは頭の中で最短距離を確認する。
『アイテムの落ちていそうな場所は周らなければならない』
『襲ってきた敵を迎撃するのに有利な場所を進まなければならない』
「まぁ、今の俺には両方やるのは容易いことだがな」
目を閉じたままディアボロはくつくつと声を殺して笑う。
今の自分は紛れもない『クリアできる幸運を持ったディアボロ』だ。
今の自分にできないことなど…
そこまで考え、彼は耳を澄ます。
「…?気のせい、か?」
彼は目を開かずに耳に神経を集中させる。
確かに今、彼の耳には鈴の音が聞こえた。
マップを確認するが近くに敵はいない。仲間もいない。罠も踏んでない。
しかし、確かに聞こえた。すぐ近くにいる、何者かが。
「どこだ…どこにいる…?」
子どものように耳に手を当て目を閉じたままその場を動き回るディアボロ。
確かに鈴の音は聞こえる。しかしその方向には森しかない。
「まさか…」
ディアボロは目をかっと開きすぐに森から距離をとる。
ディアボロが後ろに下がったのと、森から美女が飛び出したのはほぼ同時だった。
油断した。
ここは元の世界とは違う、根本的に違う。理解したつもりだった。
弾幕、スペルカード、攻撃方法も違うのだ。森からの奇襲だってあるだろう。
へその少し上から血が流れ出す。
避けきったと思ったがかすっていたらしい。
かすっただけでこれなら直撃すれば15ダメージは硬いだろう。
「ちェりやぁぁぁあああああ!!」
掛け声と共に今度は踵落としを繰り出す美女、俺は慌ててもう一度距離をとる。
ずどんと音を立て地面が陥没する。
「ハイッ!!」その足を軸として次は回し蹴りが俺のこめかみを狙う。
「クソッ!スパイスガール、防御だ!」的確な上容赦のよの字もない。
『リョウカイシマシタ!!』腕を突き出し蹴りをなんとか防ぐ。
しかし、
「シャアァァァ!!」またも地の足を軸に、今度は返す脚で俺の脚を狙う。
『トビマス!』「わかってる!!」「『ハァッ!!』」
スパイスガールとディアボロは、まるで歴戦の友のようにきっかりと同じタイミングで地面から離れる。
大きく脚をからぶらせ、少し体制がぐらついたのをディアボロは見逃さない。
「クレイジーダイヤモンドォッ!!」『ドラァッ!!』
今度はディアボロが、女の腹めがけてC・ダイヤモンドの拳を放つ。
「シャラッッ!!」その拳を左手で往なし、その反動を利用して彼女は掌底を放つ。
『クッ!!』人体中段、鳩尾へと繰り出される壁拳。とっさにスパイスガールが腕を組んで防御するが、衝撃全ては消しきれない。
鈍い痛みから来る嘔吐感に襲われながら地面を転がるディアボロ。
「まだまだッ!!」それを見て女は距離を詰める。
「それが…」ディアボロよろよろとふらつきながら膝をついた状態で立ち上がり、震える指でアイテム袋からひとつのアイテムを取り出し一気に貪る。
「邪ァッッッッ!!」その顔めがけて女は拳を突き出す。
「どうした!!」ディアボロは顔を上げ、口を思い切り開く。
刹那、その口から猛烈な勢いで虫歯が飛び出した。【娼婦風スパゲティを食べた。】
どうやらこんな不意打ちは予想していなかったらしく、女はディアボロへと突き出していた拳で虫歯を弾く。
(見えた!隙だ!!)
殺し合いの間は染み付いている。ディアボロは地面との衝突の余波でいまだ動かない足の代わりに腕を突き出す。
「一手、ハイエロファント・グリーン!!」
ディアボロの傍に立ち、きらきら光る宝石を打ち出すメロンのような偶像。
その無数の宝石が女を捕らえる、はずだった。
「!?」女は少し焦りはしたが「ッシャラァァァッ!!」全ての宝石を難なく叩き落した。
「二手目遅れたな!『右手よ、削り取れェッッ!!』」
ディアボロの隣に先程とは違った像が立ち上がる。
右手を中心に異様な雰囲気を醸し出す像は、その場で大きく腕を振る。
と同時に空気に亀裂が走り、完全なる真空が生まれた。 【『空間を削り取る』】
空気はその真空を埋めるため、空間はその無を埋めるため、端と端がお互いに近寄ろうとする。 【『するとぉ~』】
結果、必然的にその空間は無理やりつなぎ合わせた服のほつれのように距離を縮める空間。
縮まる二人の距離。
「打ち込め!C・ダイヤモンドォーーー!!」
『ドラララララララララララララララララララララァァァーーーッッッ!!』
叫びと共に打ち出されるのは、音速をも越えると思えるほどの速さの拳撃のラッシュ。
「クッ!!」最初は何とかしのいでいた女もその勢いに徐々に押されていく。
そしてついに。
『ドラァッ!!』「…チィッッ!!」
その腹に強烈な一撃を喰らい女は吹っ飛び、その身を地面に投げ出す。
傍目から見れば死をも避けられそうにない完璧な一撃。しかしディアボロは直感していた。
(奴は、生きている。それどころか、致命傷も負ってない)ディアボロは立ち上がる。
彼の立ち上がる音を耳にして、女も腕を使い軽やかに飛び上がった。
女は体勢を立て直し往年のクンフー映画の主役のようにステップを踏みながら顔についた泥を弾き落とす。
そして、その胸元から一枚のカードを取り出した。
(スペルカード…!)ディアボロは身構える。と同時にアイテム袋の中から一枚のディスクを取り出す。
「『華符【芳華絢爛】』!!」
スペルカードを掲げ、高らかに宣言する女。と同時に展開される華のような弾幕。
大きくその花弁を広げながらディアボロに近づいてくる弾幕。
しかし彼は動かない。
じっと見つめている。何かを待つように。
その弾幕が後1mまで迫ったとき、彼はその手に持っていたものを女に向かって投げた。
きらきらと綺麗な軌跡を描きながら飛んでいくそれ。
もちろん女はそれを先程のエメラルドよろしく右腕ではじき上げようとする。
「ッ!?」その腕が無くなった。
「かかったな、『マンインザミラー、引きずり込めェェ!』」
瞬間、姿を消す二人。弾幕は動き続けている。
そして次の瞬間には何事も無かったように二人は帰ってきた。
ただ、その立ち位置が逆になっていることを除けば。
「なぁッッ!!?」驚く女。先程まで自分が放っていた弾幕に囲まれているのだ。驚かないほうがおかしいだろう。
ディアボロは追撃の手を緩めない。
「そして喰らえェい!ダメ押しエメラルドスプラッシュ!!!」
放たれるのは先程と同じ宝石。
流石の女も弾幕と宝石の波状攻撃にはかなわじと思ったらしい。
さっと身を翻し背後の森へと消えていく。
(見えた!隙だ!!)
殺し合いの間は染み付いている。ディアボロは地面との衝突の余波でいまだ動かない足の代わりに腕を突き出す。
「一手、ハイエロファント・グリーン!!」
ディアボロの傍に立ち、きらきら光る宝石を打ち出すメロンのような偶像。
その無数の宝石が女を捕らえる、はずだった。
「!?」女は少し焦りはしたが「ッシャラァァァッ!!」全ての宝石を難なく叩き落した。
「二手目遅れたな!『右手よ、削り取れェッッ!!』」
ディアボロの隣に先程とは違った像が立ち上がる。
右手を中心に異様な雰囲気を醸し出す像は、その場で大きく腕を振る。
と同時に空気に亀裂が走り、完全なる真空が生まれた。 【『空間を削り取る』】
空気はその真空を埋めるため、空間はその無を埋めるため、端と端がお互いに近寄ろうとする。 【『するとぉ~』】
結果、必然的にその空間は無理やりつなぎ合わせた服のほつれのように距離を縮める空間。
縮まる二人の距離。
「打ち込め!C・ダイヤモンドォーーー!!」
『ドラララララララララララララララララララララァァァーーーッッッ!!』
叫びと共に打ち出されるのは、音速をも越えると思えるほどの速さの拳撃のラッシュ。
「クッ!!」最初は何とかしのいでいた女もその勢いに徐々に押されていく。
そしてついに。
『ドラァッ!!』「…チィッッ!!」
その腹に強烈な一撃を喰らい女は吹っ飛び、その身を地面に投げ出す。
傍目から見れば死をも避けられそうにない完璧な一撃。しかしディアボロは直感していた。
(奴は、生きている。それどころか、致命傷も負ってない)ディアボロは立ち上がる。
彼の立ち上がる音を耳にして、女も腕を使い軽やかに飛び上がった。
女は体勢を立て直し往年のクンフー映画の主役のようにステップを踏みながら顔についた泥を弾き落とす。
そして、その胸元から一枚のカードを取り出した。
(スペルカード…!)ディアボロは身構える。と同時にアイテム袋の中から一枚のディスクを取り出す。
「『華符【芳華絢爛】』!!」
スペルカードを掲げ、高らかに宣言する女。と同時に展開される華のような弾幕。
大きくその花弁を広げながらディアボロに近づいてくる弾幕。
しかし彼は動かない。
じっと見つめている。何かを待つように。
その弾幕が後1mまで迫ったとき、彼はその手に持っていたものを女に向かって投げた。
きらきらと綺麗な軌跡を描きながら飛んでいくそれ。
もちろん女はそれを先程のエメラルドよろしく右腕ではじき上げようとする。
「ッ!?」その腕が無くなった。
「かかったな、『マンインザミラー、引きずり込めェェ!』」
瞬間、姿を消す二人。弾幕は動き続けている。
そして次の瞬間には何事も無かったように二人は帰ってきた。
ただ、その立ち位置が逆になっていることを除けば。
「なぁッッ!!?」驚く女。先程まで自分が放っていた弾幕に囲まれているのだ。驚かないほうがおかしいだろう。
ディアボロは追撃の手を緩めない。
「そして喰らえェい!ダメ押しエメラルドスプラッシュ!!!」
放たれるのは先程と同じ宝石。
流石の女も弾幕と宝石の波状攻撃にはかなわじと思ったらしい。
さっと身を翻し背後の森へと消えていく。
(…助かった、のか)
ディアボロは大きく息を吐く。
危なかった。
今回は死ぬかもしれなかった。
弾幕も消え、辺りにあるのは静寂のみ。
「規格外だな。」
ディアボロは呟く。
「あの白兵戦の強さ、雑魚じゃあないな。
あれがもしかして今回のボスか?」
ディアボロにしては珍しくこの予想は的中している。
彼女の名前は紅美鈴、彼の向かっている館の門番だ。
「もう出てきてくれなければいいが…」
残念ながらこの願いはかなわない。
ディアボロは大きく息を吐く。
危なかった。
今回は死ぬかもしれなかった。
弾幕も消え、辺りにあるのは静寂のみ。
「規格外だな。」
ディアボロは呟く。
「あの白兵戦の強さ、雑魚じゃあないな。
あれがもしかして今回のボスか?」
ディアボロにしては珍しくこの予想は的中している。
彼女の名前は紅美鈴、彼の向かっている館の門番だ。
「もう出てきてくれなければいいが…」
残念ながらこの願いはかなわない。
鈴の音が夜空に響いた。
to be continued…