東方星波紋
第6話 フラワーマスター ―その?―
第6話 フラワーマスター ―その?―
―――――――博麗神社―――――――
「紫様」
相も変わらず開かれる宴会会場より少し離れた位置で《八雲藍》が
己の主である《八雲紫》に話しかける。
己の主である《八雲紫》に話しかける。
「何かしら、藍」
話しかけられた紫は隙間で何処かを見たまま酒を飲み、返事をする。
その表情は何処か妖艶であり、ある者は怯え、ある者は魅了されるだろう。
その表情は何処か妖艶であり、ある者は怯え、ある者は魅了されるだろう。
「いえ、霊夢や幽々子様に構わずに一人でいる事が気になりまして」
「私が構わずとも、魔理沙や萃香、それに吸血鬼が
相手にするでしょう?」
相手にするでしょう?」
「・・・鬼に何杯も勧められる私の身にもなって欲しいわね」
ゆらゆらと幽鬼のように歩み寄ってきたのは
この神社の巫女《博麗霊夢》である。
随分飲まされたと言う割には平気そうな表情だ。
おそらく慣れなのであろう、その証拠にまだ慣れてないと思われる
最近幻想郷に越してきた山の上の神社の風祝《東風谷早苗》は
萃香の酒を断り切れず伸びている。
今は自らが敬愛する神《八坂神奈子》の膝の上に
頭を乗せて休んでいる。
飲ませた本人である鬼《伊吹萃香》は人間の《霧雨魔理沙》
吸血鬼の《レミリア・スカーレット》と飲み比べをしていた。
この神社の巫女《博麗霊夢》である。
随分飲まされたと言う割には平気そうな表情だ。
おそらく慣れなのであろう、その証拠にまだ慣れてないと思われる
最近幻想郷に越してきた山の上の神社の風祝《東風谷早苗》は
萃香の酒を断り切れず伸びている。
今は自らが敬愛する神《八坂神奈子》の膝の上に
頭を乗せて休んでいる。
飲ませた本人である鬼《伊吹萃香》は人間の《霧雨魔理沙》
吸血鬼の《レミリア・スカーレット》と飲み比べをしていた。
「それに、本当にどうしたのよ。いつもならあんたも
萃香や幽々子と一緒に飲んでいるはずでしょ?」
萃香や幽々子と一緒に飲んでいるはずでしょ?」
「…霊夢、藍。今宴会に来ていないのは誰かしら?」
「…風見幽香ですね」
「あぁ、そういえば見ないわね。でもそれが何?」
紫が質問をし、藍が答え、霊夢が納得し更に疑問を持つ。
すると紫は隙間を少し広げ、霊夢達にも見えるようにした。
そこには風見幽香と見たことも無い人間の男…空条承太郎
が映っていた。
すると紫は隙間を少し広げ、霊夢達にも見えるようにした。
そこには風見幽香と見たことも無い人間の男…空条承太郎
が映っていた。
―――――――太陽の畑―――――――
「オラオラオラオラオラア!!!」
「ハアアアアアアアアアア!!!」
その攻防は拮抗していた。
承太郎がスピード・パワーを全開にしてスタンドの拳を撃ち放てば、
幽香が圧倒的なパワーと経験で捌き、幽香が承太郎に肉薄しようとすれば
すぐさま精密さとスピードで捌く、両者が撃ちあう度に、地面は抉れ
音に怯えた小鳥や小動物達は遠くへ行こうと離れて行く。
もはや、これは個人対個人の戦いではなく、戦争とでも言うべき
風景だった。
承太郎がスピード・パワーを全開にしてスタンドの拳を撃ち放てば、
幽香が圧倒的なパワーと経験で捌き、幽香が承太郎に肉薄しようとすれば
すぐさま精密さとスピードで捌く、両者が撃ちあう度に、地面は抉れ
音に怯えた小鳥や小動物達は遠くへ行こうと離れて行く。
もはや、これは個人対個人の戦いではなく、戦争とでも言うべき
風景だった。
「ふ!!!!」
「オラア!!!!」
幽香が渾身の蹴りを放つ。
それに対応するようにスタープラチナで蹴り返す。
拳の数倍の力を持つ蹴りだと流石に両者共に
威力が相殺しきれず反対方向へと吹っ飛ぶ。
互いに膝立ちになり、相手を睨む。
それに対応するようにスタープラチナで蹴り返す。
拳の数倍の力を持つ蹴りだと流石に両者共に
威力が相殺しきれず反対方向へと吹っ飛ぶ。
互いに膝立ちになり、相手を睨む。
「承太郎・・・あんた、無茶苦茶ねぇ。認めてあげる。
光栄に思いなさい?人間で認めたのはあんたが初めてよ」
光栄に思いなさい?人間で認めたのはあんたが初めてよ」
睨みつける視線から、楽しげな笑みを浮かべ、言葉をつむぐ。
因みに、霊夢達も人間だろと思われるのだが、生憎と
幽香が人間扱いしていない為、除外されている。
因みに、霊夢達も人間だろと思われるのだが、生憎と
幽香が人間扱いしていない為、除外されている。
「そいつはどうも・・・」
承太郎は睨みつけた表情のまま、言葉を受ける。
その目には、完全な敵対心は無いが、油断無く
幽香の動向を窺っている。
両者の距離現在、10m・・・
両者の体調、承太郎=かなりの疲労、ほぼ全身にわたる負傷。
幽香=疲労無し、負傷箇所ほぼ無し。
スタンドで拮抗してはいるものの、それを扱うのは
承太郎自身、弾幕での負傷はまだ消えておらず、スタミナも尽きてき始めた。
そろそろ時を止めて決着を着けてもいい筈なのだが、いくつかの理由で
出来ない。
その目には、完全な敵対心は無いが、油断無く
幽香の動向を窺っている。
両者の距離現在、10m・・・
両者の体調、承太郎=かなりの疲労、ほぼ全身にわたる負傷。
幽香=疲労無し、負傷箇所ほぼ無し。
スタンドで拮抗してはいるものの、それを扱うのは
承太郎自身、弾幕での負傷はまだ消えておらず、スタミナも尽きてき始めた。
そろそろ時を止めて決着を着けてもいい筈なのだが、いくつかの理由で
出来ない。
(向日葵の視線かと思ったのだがな・・・何か別の視線を感じる。
それも数が増えてやがる・・・もし、あいつの仲間だったりすれば
時を止める能力が看破される可能性があるし、対策を練られちまう。
・・・それに増えてる様な気もしやがる)
それも数が増えてやがる・・・もし、あいつの仲間だったりすれば
時を止める能力が看破される可能性があるし、対策を練られちまう。
・・・それに増えてる様な気もしやがる)
これが一つの理由、何処からか感じる視線によって
今後のためにも、少なくとも帰る方法が見つかるまで
極力使うことは避けたい。
覗いていているのは、紫、霊夢、藍・・・
確かに看破しそうな連中ばかりである。主に霊夢は勘で。
そして、もう一つ・・・
今後のためにも、少なくとも帰る方法が見つかるまで
極力使うことは避けたい。
覗いていているのは、紫、霊夢、藍・・・
確かに看破しそうな連中ばかりである。主に霊夢は勘で。
そして、もう一つ・・・
(わざわざ、あのガキを治療した理由がわからねえ、
食料と公言したくらいなら此方に渡した理由が不明だ。
いい奴とは思えんが、悪い奴とも思えん・・・
さっきの弾幕は腹立たしかったがな・・・)
食料と公言したくらいなら此方に渡した理由が不明だ。
いい奴とは思えんが、悪い奴とも思えん・・・
さっきの弾幕は腹立たしかったがな・・・)
二つになってしまったが気にしない。
兎にも角にも、この戦いが終わらない事には結論が出せそうにも無い。
承太郎は立ち上がり慎重に間合いを詰めて行った。
ちょうど幽香も立ち上がり間合いを詰めている途中だった。
兎にも角にも、この戦いが終わらない事には結論が出せそうにも無い。
承太郎は立ち上がり慎重に間合いを詰めて行った。
ちょうど幽香も立ち上がり間合いを詰めている途中だった。
―――――――博麗神社―――――――
「あらあら、ちょっと感づかれたみたいね」
承太郎の様子に、気づかれた事に気が付いた紫。
その顔は驚きは無く、むしろ楽しげだ。
その近くには、先ほどのように霊夢と藍がいる。
二人とも見入っていた。
その顔は驚きは無く、むしろ楽しげだ。
その近くには、先ほどのように霊夢と藍がいる。
二人とも見入っていた。
「おーい、霊夢、紫。何してんだ?」
「コッチでお酒飲もうよー」
隅のほうに行った霊夢達に近づき声をかける魔理沙・萃香。
その後ろには、他の宴会参加者全員がついてきていた。
その後ろには、他の宴会参加者全員がついてきていた。
「って、幽香か。あいつ何してんだ?それにこの男は誰だ?」
「戦ってる所を見ると・・・妖怪なんじゃない?」
「あ、変な物くれた人間だ」
ルーミアが発言したその瞬間、霊夢と藍の空気が凍った。
他の者達は首をかしげている。
紫は何処か楽しそうにその様子を見ていた。
他の者達は首をかしげている。
紫は何処か楽しそうにその様子を見ていた。
「ねえ、冗談でしょ?ルーミア、幾らなんでも人間が
妖怪と互角に戦えるわけ無いじゃない」
妖怪と互角に戦えるわけ無いじゃない」
自分の事を棚にあげて何言ってるんだこいつ、と言う視線で
全員(藍を除く)が霊夢を見る。
全員(藍を除く)が霊夢を見る。
「何言ってんだ?私や咲夜だって、それなりに戦えてるし
勝った事だって何度もあるぜ?」
勝った事だって何度もあるぜ?」
「スペルカードルールを提示した者とは思えない発言ね、霊夢」
宴会参加者中数少ない人間である魔理沙と咲夜が発言する。
因みに、妖夢は半分なので発言しない。
蓬莱人達も同様、早苗はまだつぶれている。
全く何言ってんだかという空気だった。
藍の発言を聞くまでは・・・
因みに、妖夢は半分なので発言しない。
蓬莱人達も同様、早苗はまだつぶれている。
全く何言ってんだかという空気だった。
藍の発言を聞くまでは・・・
「霊夢、言葉が足りない。
この者は正面からの殴り合いで、風見幽香と互角に戦っているんだ」
この者は正面からの殴り合いで、風見幽香と互角に戦っているんだ」
数名を除き、完全に言葉を失った。
それもその筈、風見幽香は≪花を操る程度の能力≫といった
そんなに強く無さそうな能力を持っているが、
能力はあくまでおまけで、実際には圧倒的な妖力と身体能力を
持つ大妖怪だ。
そんな者と正面で近接戦闘打ち合えるのは、萃香や吸血鬼姉妹に
おそらく門番と不明だが八雲紫ぐらいだろう。
それもその筈、風見幽香は≪花を操る程度の能力≫といった
そんなに強く無さそうな能力を持っているが、
能力はあくまでおまけで、実際には圧倒的な妖力と身体能力を
持つ大妖怪だ。
そんな者と正面で近接戦闘打ち合えるのは、萃香や吸血鬼姉妹に
おそらく門番と不明だが八雲紫ぐらいだろう。
「あたいならサイキョーだからヨユーよ!!」
胸を張って言ってる?・・・チルノや?をたくさん浮かべている
ルーミアはさて置き、全員が息を呑んだ。
一見何の能力も無い人間が互角に戦っているのだ。
ルーミアはさて置き、全員が息を呑んだ。
一見何の能力も無い人間が互角に戦っているのだ。
「妖夢ー、ご飯御替わりー」
追記、亡霊は驚いてはいるものの、食欲の方が上だった。
従者は後で聞かせてと、月から来た兎に頼み、神社の中へ入っていった。
そんな幽々子の様子を見ながら「相変わらずね」と溜息をつき、
何かを思いついたか、扇子で笑みの出ている口元を隠した。
従者は後で聞かせてと、月から来た兎に頼み、神社の中へ入っていった。
そんな幽々子の様子を見ながら「相変わらずね」と溜息をつき、
何かを思いついたか、扇子で笑みの出ている口元を隠した。
to be continue
NGシーン
「…霊夢、藍。今宴会に来ていないのは誰かしら?」
「…風見幽香ですね」
「あぁ、そういえば見ないわね。でもそれが何?」
紫が質問をし、藍が答え、霊夢が納得し更に疑問を持つ。
すると紫は隙間を少し広げ、霊夢達にも見えるようにした。
そこには風見幽香と見たことも無い人間の男…空条承太郎
すると紫は隙間を少し広げ、霊夢達にも見えるようにした。
そこには風見幽香と見たことも無い人間の男…空条承太郎
よりちょっと離れた位置にいる眠っている子供を映していた。
「こんなに近くでドンパチやっているのに寝ているのよ」
「な、なんて、凄い子供!!」
「大物だわ、将来はきっと大物に違いないわ!!」
その後、後から来た魔理沙達も子供を凝視していた。
あの幽々子ですらも食を忘れて子供を見ていた。
幽香?承太郎?何それおいしいの?
あの幽々子ですらも食を忘れて子供を見ていた。
幽香?承太郎?何それおいしいの?