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東方星波紋 第17話

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 東方星波紋
  第17話 ジョジョの奇妙な緋想天―⑦―

   ―――天界―――

   全員無言だった。
   どのぐらい無言なのかというと、読書に熱中している
   DIOやカーズ、そして吉良を除いてその本の内容に
   突っ込まないほどに・・・段々と上に昇っていくにつれて
   異質な気配が漂ってくる。
   主人公としての威厳を保っている承太郎と霊夢。
   ラスボスとしての威厳を保っているディアボロ。
   最強としての風格を保って・・・・・・いる幽香。
   時々、不穏な気配をかもし出すルーミア。
   崩壊中のラスボス達。
   ・・・・・・実力以外(ルーミア除外)に不安が物凄く残るメンバーで
   異変を起こした人物が居ると思われる天界へと足を踏み入れる。

    「ここが天界か・・・」

    「・・・少し暗いわね、太陽が出て無いみたい。
     おかしいわね雲の上なのに」

    「俺にとっては都合が良いがな」

    「ふむ、天界の一部といった所か・・・八雲紫の言うとおり
     これだけあるくせに受け入れ先が無いだと・・・?」

    「・・・静かだな、ここでなら平穏な日々が送れそうだが、私には
     無理な事だろうな」

    「・・・地響きが聞こえてくるよー」

    「異変の主は見えないわね・・・あー、さっさとぶっ飛ばして
     神社を直して欲しいのに」

    「・・・急に真面目になるのもどうかと思うんだが・・・」

   本は何処にいったかは不明です、追求してはいけない。
   そして、辺りを見回していると・・・上の方から声が聞こえてきた。

        ―――天にして大地を制し

    「黒幕の登場か・・・」

    「くろまくー」

    「はいはい、季節違いは引っ込みなさい」

   げし!乱入してきた妖怪を蹴り出す。

                   地にして要を除き―――

    「長かったな・・・ここに来るまで」

    「ああ」

    「・・・突っ込まんぞ」

            ―――人の緋色の心を

    「凝った演出をするのね・・・まあ、いいわ。
     さっさと出てきなさい!」

             ―――――映し出せ―――――

    「あら、やっと来たのね。異変ごっこの調停者」

    「・・・ごっこって」

   緋色の雲を一度集めて散開させ姿を現した。
   此度の異変の主であり天界人。

    「まったく、そんな事のためだけにうちの神社だけ
     ピンポイントで狙ったの?」

    「あれは試し打ちよ、本番はこれから・・・
     この、緋想の剣は人の気質を丸裸にする剣なの
     これで、緋色の霧を集めて・・・・・・
     集まった天の気が大地を揺るがすの
     さらに私の足元にある要石を動かし、
     これから幻想郷全体の大地を揺るがすでしょう」

   その言葉に承太郎が反応する。
   幻想郷全体に建物倒壊クラスの地震を異変の一言だけで
   起こすつもりなのか・・・?
   そして、その影響で一体何人の・・・いや何百人の人間が被害にあうのか・・・
   力を持たない人々が助けを求める情景が浮かぶ。
   承太郎は天子へと一歩踏み出し・・・

    「てめ・・・」

    「吐き気をもよおす邪悪とは!」

    「貴様のように何の罪も無い人々を平気で踏みにじる事だ!」 

    「お前は私達を怒らせた!」

   承太郎が言葉を発する前に人の事を言えない連中が言葉を発した。
   具体的にはカーズとDIOと吉良。
   承太郎はもとよりディアボロも冷めた目で見ている。
   霊夢達も承太郎が喋ろうとしたのを聞くのを待っていただけに(微妙に空気を読んだ)
   呆れた視線を送る。

    「・・・・・・お前らが言うなって言っちゃダメ?」

    「俺も人の事を言えないが・・・お前らが言うな」

    「・・・やれやれだぜ」

   空気が重くなった・・・本当におかしくなったなDIO達・・・。
   シリアスな雰囲気壊すな。霊夢が一回せきをいれる。

    「げふん・・・そうなる前に私があんたを止めれば
     済む話よね?」

    「・・・え、ええそうよ・・・ふふふ、待っていたのよ。
     異変ごっこをするのを・・・」

   無理矢理に話の空気を変える。
   霊夢は承太郎に視線を送り、落ち着けと言っておいた。
   承太郎は異変の解決が巫女の仕事だと香霖堂で聞いたので、
   特に反対せず、霊夢に任せるべく後ろに下がった。

    「この博麗霊夢、容赦せん!」

    「ふ、やってみなさい・・・この比那名居天子に対してっ!」

   会話がおかしいのはスルーの方向で、霊夢が
   天子に向かっていった時!
   下から見覚えのある傘が襲い、霊夢は攻撃から
   防御の体制に切り替えながらその傘の主迎撃する。
   傘と札ではありえないような甲高い音が鳴り響く。

    「何の用よ・・・紫」

    「・・・ちょっと、出番を貰いに」

   全員ずっこけた・・・それはもう盛大に。

    「という訳で霊夢、私と踊ってくださいませんか?」

    「・・・断るといったら?」

    「後ろの方々と踊るだけよ?」

   その声を聞いた後ちらりと承太郎達を見やる。
   承太郎や幽香はまだしも、ディアボロ(実力不明)やはっちゃけた
   その他の人外ズ(霊夢は実力を知りません)と一面妖怪では荷が重そうだ。

    「幽香そいつ任せた」

    「ふふふ、さあ始めましょうか霊夢」

   霊夢と紫は空中に舞いそのまま弾幕勝負に突入した。

    「・・・空気読みなさいよスキマ妖怪」

   幽香が溜息をつきつつ天子と相対する。
   天子は若干不満顔だ。

    「何でこうなるの?」

    「諦めなさい、混沌としたこの話が悪いのよ」

    「そうよねー」

   そうしている内にまた乱入者が入ってきていた。
   西行寺幽々子である。

    「・・・一応聞くけど、理由は?」

    「・・・出番」

   合唱・・・

    「あんたらに任せるわ」

    「さて、行くわよー」

   そうして二人とも何処かへと飛び去っていった。
   残された面子は・・・

    「麻雀ではいまいち盛り上がらないな」

    「仕方が無いだろ、承太郎達がやらないというのだからな」

    「まあまあ、私が居るしいいじゃん」

    「ふむ(『ザ・ワールド』)・・・ツモだ」

    「「「また天和か!」」」

   三人は萃香と麻雀中。一人いかさま中。
   つまるところ・・・

    「・・・」

    「・・・」

    「・・・」

    「・・・わはー」

    「・・・空気を読んで来てみました」

    「・・・グダグダと聞いて歩いてきました」

    「「「「「歩いて帰れ!」」」」」

   何か来たようだが、この五人だけとなった。
   天子はプルプル震えて泣いている。
   承太郎は居心地が悪い、ディアボロも同じ。
   衣玖は来たはいいものの、どうすればいいかわからず、
   ルーミアと遊んでいる。

    「うがーーー!!!やってられるかーーー!!!」

   天子は大いに暴れて要石をあちらこちらに投げまくる。
   さて、ここからは皆様に考えていただきたい。
   悪いのは一体誰なのかを・・・
   退屈を紛らわすために異変を起こした天子か・・・
   空気を読まずに乱入してきた紫達か・・・
   紫達を無視する事無く相手をした霊夢達か・・・
   暴走を止めなかった承太郎達か・・・
   それはともかく・・・起こってしまった事を止める事は出来ない・・・
   要石が・・・ルーミアのリボンを弾き飛ばした。

    「復活だッ!闇のパワーがッ!この体を貫いて来るぅぅッ!」

   ルーミアの体が闇に覆われ黒い光が放たれた。

               to be continue



    嘘予告

   目を覚ますと、そこは博麗神社だった。
   そして、何故ここに飛ばされたのかを思案する賢者紫とカーズ。
   そして幻想郷を闇が覆いつくし・・・この世の闇を全て統べる大妖怪:ルーミアが
   現れた。体中から溢れ出る妖力は凄まじく、いかなる能力もほとんど通用しない
   妖怪を前に全員が覚悟を固める。

    「私、この戦いが終わったら神社を直して貰って思いっきり寝るわ・・・
     きっと気持ちいでしょうね」

    「承太郎、オレはこの戦いが終わったらアリスに告白するんだ」

    「オレはこの戦いが終わったら新しい褌を製作するんだ」

    「私は今度こそ平穏に生きるんだ」

    「承太郎・・・この戦いが終わったら決着を着けましょう」

    「もし私が倒れてしまったら、後はよろしく頼むわね・・・藍」

    「私はこの戦いが終わったらお腹いっぱい妖夢の作ったご飯を食べるの」

    「この戦いが終わったら大酒を飲むんだ、私」

    「私は緋色の雲の中を泳ぐのを堪能したいです」

    「私は今度こそ、異変の主犯として退治されるんだ」

    「「全員死亡フラグ立ててんじゃねー!!!」」

   萃香の能力で集った勇士達も無力・・・
   果たして、承太郎達に勝機はあるのか・・・
   次回:
   ジョジョの奇妙な緋想天-Extra-
   脅威の闇の王、EXルーミア。


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