第4話 永遠亭へようこそっ! 後編
永遠亭の台所にて。
「ジョルノ君。悪いんだけどもう何匹お願いできないかしら?
後ウサギ達のおやつ用に人参も出来れば頼みたいわ。」
後ウサギ達のおやつ用に人参も出来れば頼みたいわ。」
「わかりました。出来たらにここに置いておきますから、
永琳様はお仕事のほうへ戻って下さい。」
永琳様はお仕事のほうへ戻って下さい。」
「もう、様はつけなくていいのに。でもちょっと見てみたいかな~、なんてね。」
「まあ……別に構いませんが、永琳さんも初めて見るわけではないでしょう。」
「いいじゃない♪減るものではないもの。」
「…それじゃ作りますよ。」
ジョルノは拾ってきた小石を彼の能力、ゴールド・エクスペリエンスを発動させ
石だった物を鮭やアジなどの食用の魚に変えていく。無機物だったものは彼の
能力によって、台所の桶の中で魚として生まれ変わる。
この魚もすぐに食べられてしまうのだが、それでも元気そうに大き目の桶の中を動き回る。
石だった物を鮭やアジなどの食用の魚に変えていく。無機物だったものは彼の
能力によって、台所の桶の中で魚として生まれ変わる。
この魚もすぐに食べられてしまうのだが、それでも元気そうに大き目の桶の中を動き回る。
「相変わらず素晴らしいわ。これでどれだけの食費が浮くのかしら。」
「それはよかったですねぇ…」
やれやれ…
ジョルノが永遠亭に来てかれこれ五日になる。
最初は居てもいいと言われたが、やんわりと断って出て行くつもりだった。
すぐに戻りたい。仲間が心配なのだ。あの後ボスと会うときブチャラティは
どのような行動を取るのか。心配すぎる。もしかしたらもう既に終わっているのかも知れない。
そのつもりだったのだが、ジョルノが永遠亭に来た次の日の朝の事。
永琳と輝夜が朝食の準備をしていた時である。
すぐに戻りたい。仲間が心配なのだ。あの後ボスと会うときブチャラティは
どのような行動を取るのか。心配すぎる。もしかしたらもう既に終わっているのかも知れない。
そのつもりだったのだが、ジョルノが永遠亭に来た次の日の朝の事。
永琳と輝夜が朝食の準備をしていた時である。
「あれ?人参切らしていたかしら。てゐ、イナバ。アンタ達余分に人参食べた?」
「いや、その、た、食べてないよ!」
「わ、私も、その食べてはいないですよ姫ッ!」
二人のウサギは冷汗をかきまくって、視線を合わせようとしない。なんか頬染めてるし…
どう見ても心当たりがあります。本当にありがとうございました。
どう見ても心当たりがあります。本当にありがとうございました。
輝夜がジ~っっと二匹のウサギに視線を向け続けるが、やはり二匹のウサギは目を合わせようとはしない。
「イナバ……アンタ達がアレ始める前は確か私は冷蔵庫の中にあるのを見たんだけど…」
「「知らないっす!全然知らないっす!」」
「まさかイナバ○○○の時に人参をてゐの○○○に○○○○だり○○したとかじゃないでしょうね。」
ギクゥッ!!
一匹のウサギは耳をピクンとさせながらうろたえている。
どうやら大当たりみたいね。てゐは顔と眼を真っ赤に染めている。眼は元々か。
そりゃ恥ずかしいだろうけど、開き直ったのかわからないけどなんで鈴仙は得意げなのかしら。
どうやら大当たりみたいね。てゐは顔と眼を真っ赤に染めている。眼は元々か。
そりゃ恥ずかしいだろうけど、開き直ったのかわからないけどなんで鈴仙は得意げなのかしら。
「クロですね。さすがにてゐさんの○○○に入れた○○○した人参は食べられませんからね。まったく腹立たしい。」
「コロネ!そう言う事は心の中で言ってよぉ!恥ずかしいでしょ!つーかなんでアンタキレてるの?」
「会話が僕を無視して進むからですよ。それに今更恥ずかしいも何もないでしょうに。」
「みんな。会話が下品です。食事前の会話じゃないでしょうに。ほらうどんげもてゐも
大人しくしていなさい。ジョルノ君もよ。姫と私の邪魔しないでね。」
大人しくしていなさい。ジョルノ君もよ。姫と私の邪魔しないでね。」
なんで僕まで注意されてるんだろうか。
と、言うわけで人参がない食卓になるはずだったのだ。
が、二匹のウサギはどーしても人参が食べたいらしく、かなりションボリしている。
これもてゐと鈴仙がヒートアップしたのが悪いから自業自得なのだが…
が、二匹のウサギはどーしても人参が食べたいらしく、かなりションボリしている。
これもてゐと鈴仙がヒートアップしたのが悪いから自業自得なのだが…
「輝夜様に永琳様。庭をちょっと借りてもいいでしょうか。」
「? いいわよ。何するのかわからないけど、もうちょっとでご飯炊けるからすぐに来なさいよ。
永琳の味噌汁ももう出来そうだしね。上がったらもう一回手を洗うのよ。」
永琳の味噌汁ももう出来そうだしね。上がったらもう一回手を洗うのよ。」
「わかりました。それでは一旦失礼します。ああ、鈴仙さんとてゐさんも来てください。」
「なんでよ…?いいけど鈴仙も?」
「いいから来てくださいよ。ほら。」
「こらっ!引っ張るなコロネ!私まだ微妙に足痛い!鈴仙もなんか言ってあげてよ~」
「駄目ですよジョルノさん。てゐは私が運びますから」
「え゛?」
結局てゐは鈴仙に運ばれた。
永遠亭の人参畑にジョルノ達はやってきた。
今は収穫してしまっているのか、畑に人参は見られない。
今は収穫してしまっているのか、畑に人参は見られない。
「ほら、てゐ着いたよ。」
「ううぅ…なんでおんぶしてもらったはずなのにお尻が痛いの?」
「鈴仙さんがオフロードカーだったからでしょう。」
「なにそれ。意味がわかんないよ…コロネはここに来て何するつもりなの?
今は人参一本もないのに。」
今は人参一本もないのに。」
「いいから見ててくださいよ。」
ジョルノはさっき拾い上げた小石を幾つか畑に持っていく
「小石を持っていって何をするんですか?さすがにそれは人参は出来ませんよ。」
「頭がかわいそうな人を見る眼はやめてもらえませんか鈴仙さん。まあ見ててください。」
ジョルノが人参畑の人参を植える場所に小石を埋めると、なんとそこから急激に人参が成長し
すぐに成熟してしまったのだ。他の小石も人参にすくすくと成長して人参畑は本来の形に戻っていった。
さすがの鈴仙も驚きを隠せない。ただの小石が人参へとチェンジして、すぐに
食べれるくらいに成長したのだ。
すぐに成熟してしまったのだ。他の小石も人参にすくすくと成長して人参畑は本来の形に戻っていった。
さすがの鈴仙も驚きを隠せない。ただの小石が人参へとチェンジして、すぐに
食べれるくらいに成長したのだ。
「す、すごい!一体どうやったんですか?これが師匠の言ってたジョルノさんの力…」
「美味しそう…コロネが私を治した時もこの力を使ったの?」
「まあ、そう言う事です。なるべく早めに収穫しましょう。手伝ってください。
それと僕の名前は…もう面倒ですからコロネでいいです。」
それと僕の名前は…もう面倒ですからコロネでいいです。」
「わかった~!」
人参を見れて上機嫌なのか、てゐと鈴仙は喜んで人参を集めていった。
てゐは足が痛くてすぐにリタイヤしていたが…
てゐは足が痛くてすぐにリタイヤしていたが…
と言う出来事があったのである。怪我を治せる事と食料すら作り出せる事を知った永琳と輝夜は
ジョルノにどうか永遠亭に居てくれないか?と再度頼み込んだのである。
正直すぐにでも出て行こうと思っていたジョルノは帰る協力を手伝ってくれる事を約束させ
この永遠亭に住む事になったのだ。
ジョルノにどうか永遠亭に居てくれないか?と再度頼み込んだのである。
正直すぐにでも出て行こうと思っていたジョルノは帰る協力を手伝ってくれる事を約束させ
この永遠亭に住む事になったのだ。
そして五日が経つ。済み心地も悪くはないし、ここは永琳が薬師と医者ををやっているためか
人の交流も多い場所だ。集まる話も多い。ここに来る人や妖怪達は最初はジョルノを珍しそうに
見ていたが、慣れてくると馴れ馴れしい位に話をかけてくるようになった。ジョルノの力も
好評で、傷の治療を頼みに来る者がかなり増えたのだ。優秀な医者と薬師が一緒になっていると思えばいいだろう。
人の交流も多い場所だ。集まる話も多い。ここに来る人や妖怪達は最初はジョルノを珍しそうに
見ていたが、慣れてくると馴れ馴れしい位に話をかけてくるようになった。ジョルノの力も
好評で、傷の治療を頼みに来る者がかなり増えたのだ。優秀な医者と薬師が一緒になっていると思えばいいだろう。
一瞬で外傷ならば治癒できるジョルノの存在は永遠亭にとっても大きな力になっている。
僅か五日でジョルノは結構な有名人になったが、これからもっと来診が増えるだろう。
これでは余計に帰り難くなっているのだが、今は情報を集めるためにはこれ位で丁度いい。
僅か五日でジョルノは結構な有名人になったが、これからもっと来診が増えるだろう。
これでは余計に帰り難くなっているのだが、今は情報を集めるためにはこれ位で丁度いい。
朝ごはんを食べても手伝いをしていても、ジョルノはイタリアの仲間達を忘れる事は出来ない。
むしろ心配は募っていく。だけど今はどうしようもないのだ。堂々と食おう。
むしろ心配は募っていく。だけど今はどうしようもないのだ。堂々と食おう。
ともかくジョルノの幻想郷生活はこの永遠亭から始まったのである。
TO BE CONTINUED…