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ジョジョの奇妙な東方~FF・of・fate~ 第二話

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shinatuki

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ジョジョの奇妙な東方
~FF・of・fate~

第二話:烏と犬の?騒ぎ


「スタンド?圧迫祭り?アバ茶?」

「幻想郷?少女臭?れみ・りあ・うー?」

取り敢えず、攻撃した理由を自分達の領域にFFが踏み込んだから、と苦しい言い訳をしたにとりは、FFに促されるまま、この世界の説明を始めた。
外の世界の生き物(とても人間には見えない)が某スキマに連れてこられたとばかり思っていたが、どうやら多少事情が違うようだ。

「まぁよくわからんが、どうやら死後の世界じゃあないことはわかった。多分、えーと…」

「あ、にとりよ。河城にとり。」

「私はフー・ファイターズ。FFって呼んでくれ。多分、にとりの言う[外の世界]ってのは私がいた場所だろう。知り合いにキョートって街を聞いたことがあるしな。」

「けど、スタンドなんて言葉、聞いたことないよ?外の人間も何人か来てるみたいだけど。」

「あぁ。スタンドってのは誰にでも備わる物じゃないんだ。原理はわからないけど。」

FFの言葉はエンジニアを自称するにとりをしてもよくわからない事ばかりだ。
しかし、にとりはこのFFと名乗る生き物(くどいようだが人間には見えない)に悪い感情を持ってはいなかった。何というか、ある種の「爽やかさ」をFFから感じ取っていた。

(魔理紗にどことなく似てるわね。)

にとりはFFの話を聞きながら、負けず嫌いでひねくれ者の癖にどこまでも真っ直ぐな白黒の友人を思い出していた。

「まぁスタンドに関してはおいおい話を聞くとして。確か人間の身体が欲しいんだったっけ?」

「あぁ。今は近くに水があるからいいが、流石に身体がないと辛いな。直ぐに干からびる。」

FFはそういいながら河の岸辺に手を置いてみせる。すると途端に手先が崩れ、地面に染み込まれていった。
何でも、フー・ファイターズというのは一つの生き物ではなく、微生物の集合体なんだそうだ。さっきフラッシュフラッドを喰らったときも、上半身と下半身を分離させて下半身を囮にしたらしい。
アメーバみたいだと言ったら嫌な顔をされた。
閑話休題。

「んー、人間の身体が置いてありそうなのは紅魔館か白玉楼だけど…どっちも遠いしなぁ。里の人間に手を出すと腋巫女とハクタクがうるさいし…」

「あ、生きてなくてもいいんだ。損傷さえ少なければぶっちゃけ墓の下の死骸でも構わない。」

「それはそれで何かイヤ。第一、此処は火葬しかしないわ。」

FFの一言に顔を青くして却下するにとり。どこかの神様じゃあるまいし、たかってくる蝿やミミズを捕食する趣味などない(にとりの偏見)。

「外の生き物と聞いて」

「やってきました。」

「帰れパパラッチ天狗。つか何その登場台詞。」

いつの間にか背後に現れていた天狗二名に0.5秒で帰るよう促す。

「いや、最近天狗の間で流行ってるのよ。それより…」

にとりの要求を軽く受け流し、二人のうち、赤い帽子を被り、カメラを構えた方がFFに近づく。

「文々。新聞の射名丸文です!お話聞かせて貰っていいですか?」

「あ、あぁ。別に構わないが…」

「よかった!じゃあ、まずは貴方の出生から…」

「そこからかよ!?」

全く、つい数時間前の事をどこから嗅ぎつけたのやら。喜々としてマイクをつきつける文を見て、にとりは溜め息をついた。

「貴方も大変だね。モミジ。」

「いえ、何時もの事ですから。」

同じように呆れた目で文を見ている白い犬を連想させる天狗―犬走モミジに話し掛ける。別に直属の部下ではないが、文が気に入ったが為一緒にいるという経歴がある。

「で、今回はどうやって嗅ぎつけたの?私がFFを見付けたのは数時間前だったはずだけど?」

「えーっと、私が暇つぶしに適当に能力を使って趣味の覗きをしていたところ、貴方が襲われていましたので。文様に報告したらこうなっていった次第です。」

「突っ込みたい事が数えきれない位あるけど、取り敢えず貴方の番人としての態度の悪さは中国以上だってのはわかった。」

半眼でモミジを睨みつけたにとりは更に深い溜め息をつく。文といいモミジといい、天狗というのはこんなのしかいないのか。

「次は貴方の好みのタイプを…」

「そんなこと聞いてどうするんだ…?」

「いいじゃあありませんか!私の知りたい事は皆が知りたい事ッ!」

「いい加減にしなさい文。それ以上やるとまた腋巫女にどやされるよ?」

取り敢えず[最ッ高にハイってやつだァ!]と全身で語っている文を止める。FFの方を見ると、心なしか疲れているように見える。スタンドも疲れるのだろうか?

「なによぅ。アレは真実だったのよ!?私の勘では絶対魔理紗と霊夢は付き合ってるわね!」

「それで森の人形遣いと図書館の喘息魔法使いに焼き鳥にされかければ苦労はないわ。みすちーが泣いてたよ?鰻が燃えたって。」

「取材の為には多少の犠牲はつきもの!つかミスティアもよく生きてたなぁ…」

「直後に亡霊に食われてたけどね。あ、ところで文。天狗の所にいらない人間、落ちてない?」

取り敢えず会話を中断し、聞きたかった事を聞く。元々妖怪の山は天狗の所有物だった為、基本的に此処に落ちているモノに関しては天狗が一番よく知っている。最近は山にやって来たガンキャノン神の方が主なので詳しくなっているが。

「加奈子に怒られるわよ?んー、一人居るには居るけど…対価は?」

「新型の双眼鏡でどう?実用性は保証済みだけど。」

「モミジいない時便利ね…OK!商談成立!モミジー、あの毒持ってそうな頭したやつ連れてきてー。」

「了解しましたー!」

文の言葉にトカゲの尻尾を切って遊んでいたモミジが応え、山の方へ飛んでいった。

「取り敢えずアイツ番人クビにしたらどう…?」

「あれはあれで面白いからねぇ。手放せないわ。」

「どうでもいいがにとり。毒持ってそうなヤツを私に使うつもりか…?ある意味死骸よりもイヤなんだが…」

「あ…しまった。食べるんじゃなかったんだ…」

すっかり忘れていたにとりは再び顔を青ざめた。


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