「何が殺し合いだあのタコ共がッ!」
殺し合いの会場のどこかで、一人の少年が怒っている。
重力に反発するように髪の毛が逆立っている特徴的な髪形だが、よく見ればワックスで固めていることが分かるので、この少年なりのファッションだと理解できるだろう。
しかし、それは今怒っている少年のファッションではない。
なぜなら、この殺し合いのルールに準じて彼もまた、体と精神はそれぞれ別人のものだからだ。
重力に反発するように髪の毛が逆立っている特徴的な髪形だが、よく見ればワックスで固めていることが分かるので、この少年なりのファッションだと理解できるだろう。
しかし、それは今怒っている少年のファッションではない。
なぜなら、この殺し合いのルールに準じて彼もまた、体と精神はそれぞれ別人のものだからだ。
「テメーらはこの虹村億泰が仕留める!! 覚悟しなッ!!」
億泰は怒っていた。
最初に殺し合いを告げた魘夢とかいう女は間違いなく、この惨事を楽しんでいる。
かつて出会った殺人鬼吉良吉影や、形兆の兄貴の仇である音石明に匹敵かそれ以上のゲス野郎であることは明らかだ。
そんな奴を生かしておく道理はない。
だが――
最初に殺し合いを告げた魘夢とかいう女は間違いなく、この惨事を楽しんでいる。
かつて出会った殺人鬼吉良吉影や、形兆の兄貴の仇である音石明に匹敵かそれ以上のゲス野郎であることは明らかだ。
そんな奴を生かしておく道理はない。
だが――
「でもあの女は綺麗だったし、何よりエンムって奴に乗っ取られてるだけなんだよな〜」
この殺し合いの中で魘夢を殺すということは、あのウタという女を殺すことと同義だ。
もし彼女も億泰の知る邪悪と同じくらいの外道であるならば、別に迷いはない。
しかし彼女がもし善人であるのなら、何の罪もない相手を手に掛けることには大いに抵抗があった。
もし彼女も億泰の知る邪悪と同じくらいの外道であるならば、別に迷いはない。
しかし彼女がもし善人であるのなら、何の罪もない相手を手に掛けることには大いに抵抗があった。
「こんな時、兄貴ならどうする?」
億泰が考えるのは、少し前に死んだ兄ならどうするだろうか、ということ。
兄貴なら迷わず、ウタ諸共魘夢を殺すだろうか。
いやひょっとしたら、親父を殺すために殺し合いの優勝を目指すかもしれない。
兄貴なら迷わず、ウタ諸共魘夢を殺すだろうか。
いやひょっとしたら、親父を殺すために殺し合いの優勝を目指すかもしれない。
「ああクソッ、俺こういうの考えても分かんねえんだよ」
しかし当たり前だが、ここにいるのは億泰であって、彼の兄形兆ではない。
故に彼は考えていたことを放棄し、自分の体の情報について見てみることにした。
故に彼は考えていたことを放棄し、自分の体の情報について見てみることにした。
見慣れないタブレットを慎重に扱いつつ、体のプロフィールを見る億泰。
肉体の名前は上条当麻。
学園都市という所の億泰と同じ高校一年生で、右手には幻想殺し(イマジンブレイカー)というどんな異能でも打ち消す能力が宿っていると書かれていた。
肉体の名前は上条当麻。
学園都市という所の億泰と同じ高校一年生で、右手には幻想殺し(イマジンブレイカー)というどんな異能でも打ち消す能力が宿っていると書かれていた。
「右手、か……」
思わず自身の右手を見つめる億泰。
それは単純に能力の強大さに感心するとともに、己との共通点に気付いたためだ。
それは単純に能力の強大さに感心するとともに、己との共通点に気付いたためだ。
「俺のザ・ハンドと似てんな」
億泰のスタンド、ザ・ハンド。
右手の平で触れたものを削り取る能力を持った近距離パワー型スタンド。
削り取ると打ち消すでは少々意味合いが違うが、それでもどこかシンパシーのようなものを億泰は覚えていた。
右手の平で触れたものを削り取る能力を持った近距離パワー型スタンド。
削り取ると打ち消すでは少々意味合いが違うが、それでもどこかシンパシーのようなものを億泰は覚えていた。
そんな感情を持ちながら上条のプロフィールを読み進める億泰。
しかし、彼が抱えていたシンパシーは読み進めていくうちにどんどん消えていくことになる。
なぜならば
しかし、彼が抱えていたシンパシーは読み進めていくうちにどんどん消えていくことになる。
なぜならば
「この上条ってヤロー、随分と女にモテんじゃねえか……」
羨ましい、とはさすがに口に出さなかった。
しかし、億泰が一方的に覚えていたシンパシーは完全に消え失せていた。
しかし、億泰が一方的に覚えていたシンパシーは完全に消え失せていた。
【虹村億泰@ジョジョの奇妙な冒険】
[身体]:上条当麻@とある魔術の禁書目録
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:エンムとかいう奴と仲間をぶちのめす。が、ウタは殺したくない
1:とりあえず殺し合いに乗ってない奴と合流したい。いるのなら仗助や康一を優先
2:幻想殺し、こいつは強いぜぇ〜
3:この上条って奴、女子にモテて羨ましい……!
[備考]
※参戦時期は4部終了後です
[身体]:上条当麻@とある魔術の禁書目録
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:エンムとかいう奴と仲間をぶちのめす。が、ウタは殺したくない
1:とりあえず殺し合いに乗ってない奴と合流したい。いるのなら仗助や康一を優先
2:幻想殺し、こいつは強いぜぇ〜
3:この上条って奴、女子にモテて羨ましい……!
[備考]
※参戦時期は4部終了後です
| 100:妹の為、悪を成した姉と悪を成す兄 | 投下順に読む | 102:カミガカリ |