彼はただ上下に動くだけの存在であった。
常に宙に浮かび、対象が近づけばそれを押し潰す様に落下する。
落ちる時に発する何とも形容しがたい声が、その心情を表すとでも言うのか。
ただ、その場から動くことも出来ず決められた景色を永遠に見つめるだけ。
遥か遠い世界、そんな彼を見た人々は口を揃え言った。
『ドッスンって生きてて楽しいの?』
◇◇◇
暗闇の野原、慣れない動作。
脚を全力で動かし、そこらを駆けてみる。風を全身で浴びる、今までにない感覚。そのままの勢いで、かの赤い帽子の彼の様に、跳びはねてみる。彼の様に高く跳ぶことはできずとも、地面を踏み締める着地の感覚も、また今までに味わったことのない感覚。
たった、それだけの動作。それだけで、彼は理解した。『ヒト』は自分達と違い、あらゆる無限の動きを可能とする。
脚を全力で動かし、そこらを駆けてみる。風を全身で浴びる、今までにない感覚。そのままの勢いで、かの赤い帽子の彼の様に、跳びはねてみる。彼の様に高く跳ぶことはできずとも、地面を踏み締める着地の感覚も、また今までに味わったことのない感覚。
たった、それだけの動作。それだけで、彼は理解した。『ヒト』は自分達と違い、あらゆる無限の動きを可能とする。
「これが、活きると言う事か……!」
クッパ軍団の戦士、ドッスン。彼はこの殺し合いの舞台、『ヒト』の身体を手に入れた。
◇◇◇
「タケシ……『つよくて かたい いしの おとこ』。成程、ワシの精神を入れる器にはもってこいの人物だ」
ドッスンに与えられた『ヒト』の身体、その名はタケシ。ニビシティのジムリーダーであるいわポケモン使い。肉体のプロフィールに書いてある通り、強く固い意志を持つ青年である。ドッスンから見てプロフィールに登場する『ポケモン』という単語は何を意味するかはわからない、だが善良な人物であることは確かな様だ。
「……返さねばならないな」
だからこそ、ドッスンは決意する。『活きる』喜びは大いなるもの。だがそれがこの青年の身体を奪って良い理由にはならない。ドッスンはドッスンとして、生きなければいけない。ただ上下する役目でも、果たさなければならない。
赤い帽子、マリオとの死闘を続ける日々。争いが日常の彼だが、闘争を求める性格でもない。殺し合いなんてものは、もってのほか。クッパ軍団とマリオ達との間だけならまだしも不特定多数の人々を集め殺し合わせるなど意味もなく、ただ虚しい行為だ。
赤い帽子、マリオとの死闘を続ける日々。争いが日常の彼だが、闘争を求める性格でもない。殺し合いなんてものは、もってのほか。クッパ軍団とマリオ達との間だけならまだしも不特定多数の人々を集め殺し合わせるなど意味もなく、ただ虚しい行為だ。
「タケシよ、暫く身体を借りるぞ」
元の身体を使った潰す攻撃は使えない。ただ、出来る事は何なりとある筈だ。
「……『ヒト』の力を、借りるぞ」
自由に走り、自由に跳び、自由に会話する。ドッスンにはなかった、『ヒト』の力。
『活きる』喜びを少しでも味わわせてくれた。それだけで、ドッスンは満足だ。だから、この殺し合いは潰してみせる。そして、自らは自らの居場所に戻るんだ。
『活きる』喜びを少しでも味わわせてくれた。それだけで、ドッスンは満足だ。だから、この殺し合いは潰してみせる。そして、自らは自らの居場所に戻るんだ。
【ドッスン@スーパーマリオシリーズ】
[身体]:タケシ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを潰し、タケシに身体を返す
1:ヒトの力を使い、殺し合いを破綻させてみせる
2:もしかしたらクッパ様やマリオも巻き込まれているかもしれない
[備考]
[身体]:タケシ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いを潰し、タケシに身体を返す
1:ヒトの力を使い、殺し合いを破綻させてみせる
2:もしかしたらクッパ様やマリオも巻き込まれているかもしれない
[備考]
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