「わあああっ!たーすーけーてー!!」
殺し合いの会場に解き放たれた満艦飾マコは、目を「><」の形にして必死に叫びながら逃げていた。
一目散に逃げ惑うマコに、ゆらりと巨大な影が差し込む。
周辺の地面を鳴らしながらマコを甚振るようにゆったりとした動作で彼女を追う、"太古の魔竜"《リメインズ・ドラゴン》だ。
本来は遺跡にしか存在しないと言われるこのドラゴンは、NPCとしてこの会場で召喚された存在だ。
しかしNPCとは言っても、ピンからキリまでの強さを持つNPCの中では所謂ボス枠とも言える強さを誇るモンスターだった。
一目散に逃げ惑うマコに、ゆらりと巨大な影が差し込む。
周辺の地面を鳴らしながらマコを甚振るようにゆったりとした動作で彼女を追う、"太古の魔竜"《リメインズ・ドラゴン》だ。
本来は遺跡にしか存在しないと言われるこのドラゴンは、NPCとしてこの会場で召喚された存在だ。
しかしNPCとは言っても、ピンからキリまでの強さを持つNPCの中では所謂ボス枠とも言える強さを誇るモンスターだった。
「ひぃ~!」
マコが進もうとした場所にドラゴンの前足が踏まれる。
「ひぇ~っ!!」
マコが方向転換するとさらにその先にもドラゴンのもう片方の前足が待ち構えていた。
「わわっ……」
ドラゴンはその縦に割れた目でマコを凝視する。
カエルを睨んだ蛇のように、「これからお前を食らう」と言わんばかりの威圧感でマコを見下ろしてくる。
カエルを睨んだ蛇のように、「これからお前を食らう」と言わんばかりの威圧感でマコを見下ろしてくる。
「わ、私食べてもおいしくないよ!?無星生徒だし、普段はスラム街に住んでるし、もしかしたらゴミみたいな味がするかもしれないし毒が入ってるかも!だから私を食べたらドラゴンさん死んじゃうかも!」
「……」
「……」
マコははきはきと身振り手振りを交えてドラゴンに主張する。
途中、どこから取り出したのかゴミ箱を被ったりドクロの仮面を被ったり自分の首を絞めた後に死体の演技をしたりして、非常にオーバーなアクションでドラゴンに伝えようとする。
が、ドラゴンは言葉が通じていないのか動じていなかった。
マコの破天荒な様子に困惑するそぶりも見せず、前足の爪でマコを引き裂こうする。
途中、どこから取り出したのかゴミ箱を被ったりドクロの仮面を被ったり自分の首を絞めた後に死体の演技をしたりして、非常にオーバーなアクションでドラゴンに伝えようとする。
が、ドラゴンは言葉が通じていないのか動じていなかった。
マコの破天荒な様子に困惑するそぶりも見せず、前足の爪でマコを引き裂こうする。
「わあああっ!流子ちゃあああんっ!」
「待てぇっ!」
「待てぇっ!」
マコがその場に蹲りそのまま命が刈り取られるかという刹那、何者かが高い崖の上に現れて辺りに響く大声でドラゴンの動きを止める。
マコとドラゴンがそいつを見ると、そこには赤髪の青年が立っていた。
マコとドラゴンがそいつを見ると、そこには赤髪の青年が立っていた。
「たとえ殺し合いの中だとしても、誰かが死ぬのは許せないぜ!」
赤髪の青年は、懐から絆創膏らしきものを取り出すと、手首に嵌めている腕輪にセットする。
「絆装チェンジ!」
『ぺっTURN!!』
『ぺっTURN!!』
青年はまるで特撮のヒーローであるかのようにポーズを取りながら叫び声を上げる。
「わぁ……っ」
マコは感嘆の声を上げながらその様子を見守っていた。
「…………」
「…………」
「…………」
しかし、何も起こらなかった。
「……アレ?絆装チェンジ!絆装チェ~ンジ!」
青年は困惑しながらも何度も絆創膏を腕輪に付けなおして叫んでいるが効果はない。
「ハッ!そうか、ここが異世界って考えると絆エネルギーが無あああああっ!?」
そうこうしているうちにドラゴンは青年のいた崖を攻撃する。
青年はどうにか避けるが、マコがいる場所にちょうど落ちてきた。
青年はどうにか避けるが、マコがいる場所にちょうど落ちてきた。
「あのっ、さっき何しようとしてたんですか!?すごくないけどすごい!」
「その言い方やめて欲しいんだぜ!?」
「「――あ」」
「その言い方やめて欲しいんだぜ!?」
「「――あ」」
青年にマコが駆け寄った時には、既にドラゴンは2人に狙いを定めていた。
「ひぇ~~~っ!逃げる人数が増えるだけだったよ~!」
「今はそうするしかないみたいだぜ!」
「今はそうするしかないみたいだぜ!」
そして先ほどのように、マコは青年と並走しながらドラゴンから再び逃げ始めた。
「あ、私満艦飾マコっていいます!本能字学園2年甲組です!」
マコはドラゴンから逃げながら青年に自己紹介を始める。
マコが名乗った瞬間、背後にはドン!と言う音と共に赤い太字と共に名前がデカデカと現れる。
マコが名乗った瞬間、背後にはドン!と言う音と共に赤い太字と共に名前がデカデカと現れる。
「なら俺も!俺は浅垣灯悟!気軽にレッドって呼んでくれ!――って何だその文字!?付いてきててなんか怖いんだぜ!?」
「へ、文字?……ホントだ!?なんか付いてきてる!」
「気づいてなかったんだぜ!?」
「それより、レッドさんってさっきまるで特撮ヒーローみたいなことしてましたよね?俳優さんなんですか!?」
「いや、確かに異世界に来る前はキズナファイブのキズナレッドとしてゼツエンダーと戦っていたが今は冒険者だぜ!」
「本当にヒーローだったんですか!?すごい!でも異世界ってことはこの世界ですよね!?ここってそういう仕事につけるんですか!?」
「いや、そういうことじゃないっていうかここは皆にとっての異世界であって俺の異世界じゃないんだぜ!」
「ということはここは皆の異世界であってレッドさんにとっての異世界は元の世界で……うん、ワケが分からないです!」
「マコ、危ない!」
「へ、文字?……ホントだ!?なんか付いてきてる!」
「気づいてなかったんだぜ!?」
「それより、レッドさんってさっきまるで特撮ヒーローみたいなことしてましたよね?俳優さんなんですか!?」
「いや、確かに異世界に来る前はキズナファイブのキズナレッドとしてゼツエンダーと戦っていたが今は冒険者だぜ!」
「本当にヒーローだったんですか!?すごい!でも異世界ってことはこの世界ですよね!?ここってそういう仕事につけるんですか!?」
「いや、そういうことじゃないっていうかここは皆にとっての異世界であって俺の異世界じゃないんだぜ!」
「ということはここは皆の異世界であってレッドさんにとっての異世界は元の世界で……うん、ワケが分からないです!」
「マコ、危ない!」
灯悟とマコが逃げながら話しているとドラゴンが大口を開けて炎のブレスを吐いてくる。
「ぐわああああっ!」
ブレスが着弾すると共に爆発が起こり、2人は吹き飛ばされる。
「あわわわわ……!」
「くっ、やっぱり逃げることはできないか……。ここで戦うしかないみたいだぜ」
「えぇ、アレと戦うんですか!?どうやって!?」
「くっ、やっぱり逃げることはできないか……。ここで戦うしかないみたいだぜ」
「えぇ、アレと戦うんですか!?どうやって!?」
マコの言う通りだ。ドラゴンと戦うにしても、今の灯悟は誰とも絆を結んでいない上に互いのことを碌に知っていない。
それゆえに変身に必要な絆エネルギーがなく、生身で戦わざるを得ないのだ。
それゆえに変身に必要な絆エネルギーがなく、生身で戦わざるを得ないのだ。
(どうする……?)
「あっ!」
「あっ!」
灯悟がドラゴンと対峙していると、彼の背後でマコが驚きの声を上げる。
「何かあったんだぜ!?」
「鮮血ちゃん!」
「鮮血ちゃん!」
なんと吹き飛ばされた拍子にマコのリュックから零れ落ちた支給品の中に、紺色のセーラー服が紛れ込んでいたのだ。
マコが鮮血と呼ぶセーラー服は一言で言えばどこか目を大きく開いた口があるかのような見た目だった。
襟の下にある装飾が眼帯と目に見えなくもない。
マコが鮮血と呼ぶセーラー服は一言で言えばどこか目を大きく開いた口があるかのような見た目だった。
襟の下にある装飾が眼帯と目に見えなくもない。
「大丈夫!?しっかりして鮮血ちゃん!」
「うおっ!?急に服が動いたんだぜ!?」
「うおっ!?急に服が動いたんだぜ!?」
マコが鮮血を洗濯物を乾かすようにバタバタと振っていると、鮮血が突然動き出し、擦りむいて血のにじんでいたマコの膝にぴたりと布面をつけたのだ。
鮮血は「神衣」と呼ばれる生命繊維で編まれた、言わば「生きた服」だ。本来は纏流子の相棒、もとい専用の服であった鮮血であったが、殺し合いに巻き込まれたことで鮮血は支給品としてマコのリュックに紛れ込んでいたのだ。
むしろこれは鮮血にとっては幸運とも言えることだっただろう。流子の親友とも言える、マコに支給されていたのだから。
鮮血は「神衣」と呼ばれる生命繊維で編まれた、言わば「生きた服」だ。本来は纏流子の相棒、もとい専用の服であった鮮血であったが、殺し合いに巻き込まれたことで鮮血は支給品としてマコのリュックに紛れ込んでいたのだ。
むしろこれは鮮血にとっては幸運とも言えることだっただろう。流子の親友とも言える、マコに支給されていたのだから。
「よかったぁ、生きてた!」
『む……ここは……そうか、私達は……』
『む……ここは……そうか、私達は……』
意識を覚醒させた鮮血は、辺りをキョロキョロを見渡した後にマコを見上げ、そして目を見開く。
『マコ……お前まで来ていたのか!ということはまさか流子も……!』
鮮血はマコが殺し合いの場にいることに愕然とすると共に、今ここにはいない自分を着こなしてくれる相棒の身を案じる。
「マコ、この服は?」
「この子は鮮血ちゃん!私の友達に流子ちゃんって子がいるんだけど流子ちゃんがブシュッてやったらボンッキュッボンッてなってバーン!ってなるの!」
「なるほど、詳しくは分からないけど分かるぜ!つまり絆装プレートと同じで変身できるんだな!」
『伝わった!?……いや待て。二人とも危ない!』
「この子は鮮血ちゃん!私の友達に流子ちゃんって子がいるんだけど流子ちゃんがブシュッてやったらボンッキュッボンッてなってバーン!ってなるの!」
「なるほど、詳しくは分からないけど分かるぜ!つまり絆装プレートと同じで変身できるんだな!」
『伝わった!?……いや待て。二人とも危ない!』
マコの自分の身体を絞り上げたりセーラー服をめくりあげて変身後の流子を表現するアクロバティックな説明で伝わったことに驚くが、直後に二人目がけてドラゴンの爪が振り下ろされてくる。
だが、鮮血に引っ張られたレッドが寸でのところで気づき、マコと鮮血を抱えてその場を脱したため事なきを得る。
だが、鮮血に引っ張られたレッドが寸でのところで気づき、マコと鮮血を抱えてその場を脱したため事なきを得る。
「はぁ~危なかったー。ありがとうレッドさん!」
「いや、鮮血が気づいてくれなかったら俺も危なかったぜ」
『なんなんだあの竜は?そしてこの男は何者だ?』
「いや、鮮血が気づいてくれなかったら俺も危なかったぜ」
『なんなんだあの竜は?そしてこの男は何者だ?』
鮮血がマコに聞くも、マコはそれに応える気配がない。
なぜなら、服である鮮血の言葉は流子以外には届かないからだ。
なぜなら、服である鮮血の言葉は流子以外には届かないからだ。
「あいつは確か、リメインズ・ドラゴンってドラゴンだ。そして俺の名前は浅垣灯悟!」
『そうか、お前がマコを助けてくれたのか。――ん?』
『そうか、お前がマコを助けてくれたのか。――ん?』
鮮血は僅かに違和感を覚えると、ハッとして灯悟を見上げる。
先ほど灯悟はしっかりと鮮血の問いに対して答えてくれたからだ。
先ほど灯悟はしっかりと鮮血の問いに対して答えてくれたからだ。
『待て、私の声が分かるのか!?』
「ああ、まさかとは思ったけど服が喋れたなんてな!」
「ああ、まさかとは思ったけど服が喋れたなんてな!」
鮮血が驚きの声を上げると、耳に届いたのを示すように灯悟は頷く。
「えっ、レッドさん鮮血ちゃんと話せるんだ!?すごいよ!流子ちゃんしか話せてなかったのに!」
「キズナリンガルチューナーのおかげだな!」
「キズナリンガルチューナーのおかげだな!」
キズナリンガルチューナーとは、相手の言語を翻訳してくれるキズナブレスの機能だ。
本来、鮮血は同じく「人でも服でもない」流子としか話が通じなかったが、キズナリンガルチューナーによって灯悟との会話を行えるようになっていた。
本来、鮮血は同じく「人でも服でもない」流子としか話が通じなかったが、キズナリンガルチューナーによって灯悟との会話を行えるようになっていた。
『ま、まさか流子以外の人と話せる日が来るとは……!』
「感動するのは後だぜ!今はこいつをどうにかしないと!」
「感動するのは後だぜ!今はこいつをどうにかしないと!」
レッド達の前にいるドラゴンは、鮮血が感銘を覚える暇も与えてはくれない。
ドラゴンを見ると、大口を開けて高温のブレスを吐こうとしていた。
ドラゴンを見ると、大口を開けて高温のブレスを吐こうとしていた。
「マコは隠れていてくれ!俺と鮮血でどうにかしてみるぜ!」
「了解しましたっ!」
「了解しましたっ!」
マコはビシッと敬礼すると、そそくさとその場を離れた。
その場には灯悟と鮮血のみが残される。
その場には灯悟と鮮血のみが残される。
『その表情……どうやら考えていることは一緒のようだな』
『ああ!今はキズナレッドには訳あって変身できない……それなら鮮血、お前の力を借りるしかなさそうだぜ!』
『羂索の言っていたことに加え、言葉が通じるならあるいはと思っていたが……一か八か、やってみよう。変身するにあたってお前の血を分けてもらうが、それでもいいか?』
「構わないぜ!」
『ならば話は早い!』
『ああ!今はキズナレッドには訳あって変身できない……それなら鮮血、お前の力を借りるしかなさそうだぜ!』
『羂索の言っていたことに加え、言葉が通じるならあるいはと思っていたが……一か八か、やってみよう。変身するにあたってお前の血を分けてもらうが、それでもいいか?』
「構わないぜ!」
『ならば話は早い!』
同意を取ると、鮮血は灯悟に飛びかかり、灯悟の着ている服と入れ替わるようにその服装は鮮血になる。
『こちらから合わせる。心の奥に浮かんだ言葉を口にしてみてくれ!』
「分かったぜ!」
「分かったぜ!」
鮮血が灯悟から血を得ると、灯悟の纏っていた鮮血が膨張し、変形していく。
そしてその服装は、四肢と肩のアーマーを除けばかろうじて胸と股間を隠したような極端に露出度の高い姿へと変貌していく。
締め付けるような感覚を覚えながらも、変身した灯悟は叫ぶ。
そしてその服装は、四肢と肩のアーマーを除けばかろうじて胸と股間を隠したような極端に露出度の高い姿へと変貌していく。
締め付けるような感覚を覚えながらも、変身した灯悟は叫ぶ。
「人衣絆創――」
「――神衣鮮血!!!!!」
.
灯悟は確かな手ごたえを感じていた。
鮮血が着用者に与えるパワーは想像以上だった。身体中に力が満ちてくる感じがする。
この勢いでドラゴンを倒そう、そう意気込んで動き出そうとするが、突如違和感に襲われる。
鮮血が着用者に与えるパワーは想像以上だった。身体中に力が満ちてくる感じがする。
この勢いでドラゴンを倒そう、そう意気込んで動き出そうとするが、突如違和感に襲われる。
「なん、だ……?」
身体が、動かない。
まるで全身が石になったかのように凍り付いて、ビクともしないのだ。
まるで全身が石になったかのように凍り付いて、ビクともしないのだ。
「なんで、……動けないんだ……?」
『すまない、灯悟。私の見立てが甘かった。悪い知らせが二つある。一つは私が着られたことで分かったのだが、着用者にはキズナリンガルとやらがなくとも会話が通じること』
「もう一つは……?」
『それはだな……』
『すまない、灯悟。私の見立てが甘かった。悪い知らせが二つある。一つは私が着られたことで分かったのだが、着用者にはキズナリンガルとやらがなくとも会話が通じること』
「もう一つは……?」
『それはだな……』
肩のアーマー部分に象られている鮮血の目が、人衣絆奏で変身した灯悟の身体を見下ろす。
『いくら支給品使用の敷居が下げられていたとしても、性別の壁は越えられなかったことだ……!』
「つまり、どういうことなんだぜ……?」
『男に、セーラー服は似合わない!』
「つまり、どういうことなんだぜ……?」
『男に、セーラー服は似合わない!』
当たり前だ。明らかに、着こなせていない。
鮮血を着用した灯悟は、もはや変質者とも言えるような格好をしていた。
男らしい引き締まった筋肉がサスペンダーの下に晒され、スカートの下からはわずかにモッコリが確認できる。
いくらキズナレッドに変身できないとはいえ、いくら支給品が使いやすくなったとはいえ、鮮血を着こなさなければ神衣を身に纏う資格は得られないのだ。
鮮血を着用した灯悟は、もはや変質者とも言えるような格好をしていた。
男らしい引き締まった筋肉がサスペンダーの下に晒され、スカートの下からはわずかにモッコリが確認できる。
いくらキズナレッドに変身できないとはいえ、いくら支給品が使いやすくなったとはいえ、鮮血を着こなさなければ神衣を身に纏う資格は得られないのだ。
「『ぐわああああああっ!!』」
ドラゴンの炎のブレスの圧に、灯悟と鮮血は吹き飛ばされてしまう。
同時に人衣絆奏は解除され、下着姿の灯悟と鮮血がちょうど岩陰に隠れていたマコの元へと転がってきた。
同時に人衣絆奏は解除され、下着姿の灯悟と鮮血がちょうど岩陰に隠れていたマコの元へと転がってきた。
「あ、二人ともおかえりー。って、えぇっ!?どうしたのその傷!?あっ、あのドラゴンまだ倒されてない!どうしようどうしよう!」
「すまねぇ、マコ。実は……」
「すまねぇ、マコ。実は……」
灯悟は先ほどの経緯をマコに話す。
「確かに!男の人がセーラー服着てたらただの変態だよ!」
「ハッキリと言わないで欲しいんだぜ!?」
「こうなったら……私が鮮血ちゃんを着てあいつと戦うしかない!」
「『待て、マコ!』」
「ハッキリと言わないで欲しいんだぜ!?」
「こうなったら……私が鮮血ちゃんを着てあいつと戦うしかない!」
「『待て、マコ!』」
キリっとした表情になって立ち上がったマコを、鮮血と鮮血の言葉を通訳する灯悟が引き留める。
「『確かにお前は私や流子の心の支えになってくれる心強い親友だ。だが神衣の負荷に耐えられるかどうかは分からない。幸い灯悟はあの鬼龍院皐月にも劣らぬ強い肉体と精神を持っていたから負荷自体には耐えられたが、流子のことを思うとその選択肢は取りたくない』」
「そんなの、やってみなくちゃ分からないよ!」
「『流子ですら一度は私の精神すらも蝕んで暴走してしまっている!神衣の負荷に呑まれたらどうなるか分からないぞ!』」
「そんなの、やってみなくちゃ分からないよ!」
「『流子ですら一度は私の精神すらも蝕んで暴走してしまっている!神衣の負荷に呑まれたらどうなるか分からないぞ!』」
鮮血の言葉を通訳しながら、灯悟は感じる。
そこには鮮血、マコ、そして鬼龍院皐月や纏流子という少女との、確かな”絆”を感じられた。
そこには鮮血、マコ、そして鬼龍院皐月や纏流子という少女との、確かな”絆”を感じられた。
「それなら……レッドさんが女の子になるしかないね!」
「『……へ?』」
「『……へ?』」
その時、マコから発せられた突拍子もない言葉に灯悟と鮮血は間の抜けた声が出る。
「男の人って股にちっちゃいゾウさんがついてるんでしょ?それならそれを取っちゃえば女の子だよ!」
「冗談じゃないんだぜ!!」
「冗談じゃないんだぜ!!」
ゾウの着ぐるみを着ながらチョキチョキとハサミに変えた手を自身の首に宛がうアクションをしながら力説するマコに、灯悟は股間を庇いながら猛烈に拒絶する。
「それこそやってみなくちゃ分からないよ!大丈夫、去勢ならお父さんがやってたのを何回か見たから!」
「ポセイドンみたいなこと言わないでくれ!!『やってみる』な感じで試すことじゃないって!!」
『待て、マコ。そういえば私と共に出てきた支給品にちょうどいいのがあったぞ』
「ポセイドンみたいなこと言わないでくれ!!『やってみる』な感じで試すことじゃないって!!」
『待て、マコ。そういえば私と共に出てきた支給品にちょうどいいのがあったぞ』
鮮血は、灯悟の下着を脱がそうと攻防を続けるマコを引っ張る。
鮮血が服の身体をどうにか動かしてマコのリュックからある支給品を取り出すと、灯悟とマコは攻防をやめて興味深そうにそれを見つめる。
鮮血が服の身体をどうにか動かしてマコのリュックからある支給品を取り出すと、灯悟とマコは攻防をやめて興味深そうにそれを見つめる。
「『ころころダンジョくん』……?」
『見たところ、これは撃たれた者の性別を変える効果があるらしい。使うと6時間使用不能だが、今の状況にはピッタリな支給品だろう』
『見たところ、これは撃たれた者の性別を変える効果があるらしい。使うと6時間使用不能だが、今の状況にはピッタリな支給品だろう』
それは、光線銃の見た目をした、撃たれた者の性別を変える効果があるとある星の王女の発明品だった。
これが元になってとある少年が少女にされてお色気満載の騒動が起こるのだが、灯悟もマコも鮮血も知らぬことだ。
これが元になってとある少年が少女にされてお色気満載の騒動が起こるのだが、灯悟もマコも鮮血も知らぬことだ。
「そうか、これならいけるかもしれないぜ……!マコ、遠慮はいらねぇ!それで俺を撃ってくれ!」
「分かりました!とりゃー!」
「分かりました!とりゃー!」
マコは灯悟に言われるがままに、光線銃を灯悟に向けて発射する。
すると、撃たれた灯悟の胸と尻のあたりがポン!という音を立てたと思うと、そこには可憐な美少女が立っていた。
すると、撃たれた灯悟の胸と尻のあたりがポン!という音を立てたと思うと、そこには可憐な美少女が立っていた。
「おおーっ!レッドさん!いやレッドちゃん!?」
「こ、これは……本当に女になってる……!」
「こ、これは……本当に女になってる……!」
灯悟は、豊満なバストに赤髪を肩まで伸ばした美少女に姿を変えていたのだ。
この時期の灯悟は知らぬことだが、その姿は正史でいずれ出会うキズナレッド・バースの一人、"浅垣灯子"に酷似していた。
この時期の灯悟は知らぬことだが、その姿は正史でいずれ出会うキズナレッド・バースの一人、"浅垣灯子"に酷似していた。
『灯悟……これなら!』
「ああ、鮮血を着こなせるはずだぜ!」
「ああ、鮮血を着こなせるはずだぜ!」
性転換前より高くなった声で灯悟は叫ぶ。
「リベンジと行こうぜ!」
『応!』
『応!』
灯悟と鮮血は再びドラゴンの前へと姿を現し、そして一つになる。
「人衣絆創――」
「――神衣鮮血!!!!!」
.
そこには先ほどとは打って変わって、完全に鮮血を着こなした灯悟の姿があった。
サスペンダーの下には女になった灯悟の豊満な胸がピッタリと収まり、セーラー服を過激にしたようなその戦闘形態は今の灯悟に実にマッチしていた。
それを象徴するかのように、灯悟の背後には過剰なほどに大きな文字で、「人衣絆奏」「神衣鮮血」という赤い文字がデカデカと映し出されていた。
サスペンダーの下には女になった灯悟の豊満な胸がピッタリと収まり、セーラー服を過激にしたようなその戦闘形態は今の灯悟に実にマッチしていた。
それを象徴するかのように、灯悟の背後には過剰なほどに大きな文字で、「人衣絆奏」「神衣鮮血」という赤い文字がデカデカと映し出されていた。
「行くぜ、鮮血!鮮血疾風!」
灯悟がそう叫ぶと同時に両足にブースターが増設され、人衣絆奏した灯悟は空を舞う。
はたき落とそうとしてくるドラゴンの巨大な手を軽々と躱し、その胸を拳で穿った。
ドラゴンからは悲鳴とも取れる咆哮が上がり、ドラゴンは大きく怯む。
はたき落とそうとしてくるドラゴンの巨大な手を軽々と躱し、その胸を拳で穿った。
ドラゴンからは悲鳴とも取れる咆哮が上がり、ドラゴンは大きく怯む。
『私の見込みは間違いじゃなかったぞ、灯悟。お前は今私を着て、私はお前に着られている。だが流子とは少し違った心地よさを感じる』
「俺もだぜ、鮮血。お前と繋がった時、お前の周りで強く結びついた絆を感じたんだ」
『灯悟……』
「俺もだぜ、鮮血。お前と繋がった時、お前の周りで強く結びついた絆を感じたんだ」
『灯悟……』
鮮血を着た際に流れ込んでいた、鮮血の吸った血を介して流れ込んできた記憶。
纏流子、満艦飾マコ、鬼龍院皐月がそれまでに得た「なんだかよくわからないもの」。
だがそれは、不思議と孤独を感じさせない、とても温かくて心地のよいもの。
まるで絆がすぐそこにある時の安心感に似ていた。
纏流子、満艦飾マコ、鬼龍院皐月がそれまでに得た「なんだかよくわからないもの」。
だがそれは、不思議と孤独を感じさせない、とても温かくて心地のよいもの。
まるで絆がすぐそこにある時の安心感に似ていた。
「俺はこのバカげた殺し合いを開いた奴らを許さない。巻き込まれた人達が絆も何もかも失って死んでいくのをただ見ているだけなんて耐えられない。俺は誰かの、皆の、全ての人の絆を守りたいんだ」
『……私達が紡いできた「よくわからないもの」のことを、灯悟の世界ではきっと「絆」と呼ぶのだろうな。ますます気に入ったぞ、灯悟。私もそんな訳の分からない世界を満たす皆の「わからないもの」を、守りたい』
「だから今は、もう一つの「変身」もできるようになったぜ!!」
『ぺっTURN!!』
『……私達が紡いできた「よくわからないもの」のことを、灯悟の世界ではきっと「絆」と呼ぶのだろうな。ますます気に入ったぞ、灯悟。私もそんな訳の分からない世界を満たす皆の「わからないもの」を、守りたい』
「だから今は、もう一つの「変身」もできるようになったぜ!!」
『ぺっTURN!!』
灯悟は鮮血を着たまま、腕にあるキズナブレスに絆装甲をセットする。
『まさか灯悟……私を着たままさらに変身するというのか!?』
「大丈夫だ、今度はこっちから合わせる番だぜ!」
「大丈夫だ、今度はこっちから合わせる番だぜ!」
「絆装チェンジ!」
「燃え盛る熱き友情の戦士!!」
「キズナレッド!!」
.
その瞬間、背後には「燃え盛る熱き友情の戦士キズナレッド」と書かれた文字がドン!と現れると共に、大爆発が起きた。
そして鮮血を着たまま変身した灯悟の姿は、胴体は鮮血のままで、肩から上と四肢をキズナレッドのものにしたような格好となり、両者の意匠を完全に共存させた姿になっていた。
そして鮮血を着たまま変身した灯悟の姿は、胴体は鮮血のままで、肩から上と四肢をキズナレッドのものにしたような格好となり、両者の意匠を完全に共存させた姿になっていた。
『予想以上だ……まさか私以外の服を同時に着こなすとは……!』
「これは俺の力だけじゃない……!鮮血やマコの絆があったからこそできたことなんだぜ!」
『フッ……嬉しいことを言ってくれるじゃないか!』
「さあ、このまま畳み掛けるぜ!」
『ああ!』
「これは俺の力だけじゃない……!鮮血やマコの絆があったからこそできたことなんだぜ!」
『フッ……嬉しいことを言ってくれるじゃないか!』
「さあ、このまま畳み掛けるぜ!」
『ああ!』
キズナレッドとしての力と鮮血から授かった力を兼ね備えた灯悟は、怯んだドラゴンの巨体を軽々と持ち上げて空中に放り投げる。
「『バーニングアンビグアスパンチ!!』」
そして受け身も取れぬまま空に身を投げ出したドラゴンへ向かって突貫し、熱い炎を纏ったパンチで穿つ。
あまりに強力な力ゆえに、リメインズ・ドラゴンの巨体には大きな風穴が開けられ、力なく墜落して以降は動くことはなかった。
あまりに強力な力ゆえに、リメインズ・ドラゴンの巨体には大きな風穴が開けられ、力なく墜落して以降は動くことはなかった。
「俺達の絆の勝利だ!!」
『ベリーGOOD!!』
『よくやったぞ、灯悟!!』
『ベリーGOOD!!』
『よくやったぞ、灯悟!!』
§
「すごい!すごいよ!あんなでっかいドラゴン倒しちゃうなんて!レッドさんって本当にヒーローだったんだね!」
「何とかなってよかったぜ」
「何とかなってよかったぜ」
灯悟が変身を解除して、女体化した姿にセーラー服形態の鮮血という服装になると、マコが駆け寄ってくる。
一人の犠牲もなくこの場を切り抜けられたことに、灯悟も鮮血もホッとする。
一人の犠牲もなくこの場を切り抜けられたことに、灯悟も鮮血もホッとする。
「さて、これからどうするか――」
「それなら、やっぱり私達の知り合いを探しに行くべきだよ!流子ちゃんや皐月様、それにレッドさんの知り合いもいるかもしれないし!」
「それなら、やっぱり私達の知り合いを探しに行くべきだよ!流子ちゃんや皐月様、それにレッドさんの知り合いもいるかもしれないし!」
なんとなく呟いたレッドに、ずいっと食いかかるようにマコが言ってくる。
実際、灯悟もそうするつもりだった。イドラ、ロゥジー、テルティナにラーニヤといった仲間達も巻き込まれていないとは限らない。
実際、灯悟もそうするつもりだった。イドラ、ロゥジー、テルティナにラーニヤといった仲間達も巻き込まれていないとは限らない。
(イドラ――)
その時、仲間のうちの一人であり、初めての冒険者仲間となった彼女の顔を脳裏に浮かべた瞬間、灯悟のうちに黒い感情が宿る。
イドラ。
異世界に来た灯悟にとって光になってくれた大切な人。
もしも、もしもの話だ。
自分の知らない場所で殺されてしまったら。何も守れないまま仲間達が死んでしまったら。灯悟が異世界で紡いだ絆が終わってしまったら。
その時に溢れ出る感情を灯悟はどうやって受け止めたらいいのだろう。
もしも、もしもの話だ。
自分の知らない場所で殺されてしまったら。何も守れないまま仲間達が死んでしまったら。灯悟が異世界で紡いだ絆が終わってしまったら。
その時に溢れ出る感情を灯悟はどうやって受け止めたらいいのだろう。
『……どうした、灯悟?何やら焦りや不安といった感情を感じたが……』
「……なんでもないぜ」
「……なんでもないぜ」
灯悟はマコや鮮血に心配をかけぬよう、その不安を覆い隠すのに必死だった。
「そうだ。俺のこの身体って6時間続くんだよな?流石にセーラー服を元に戻った時にまずいから、元着ていた服を回収しておきたいんだが……」
『その服なら、ドラゴンの炎によって燃え尽きてしまったぞ』
「なんだって!?」
『その服なら、ドラゴンの炎によって燃え尽きてしまったぞ』
「なんだって!?」
灯悟が話題を変えようと振った話だったが、思わず聞いてしまった自分の服の末路に愕然とする。
そうなると、今の灯悟にはもはや鮮血以外に着る服がない。しばらくは鮮血を着て行動するしかなさそうだった。
そうなると、今の灯悟にはもはや鮮血以外に着る服がない。しばらくは鮮血を着て行動するしかなさそうだった。
「そうなったらレッドさんの服も探さないとだね!それじゃあ探し物を探しに、出発!」
意気揚々と歩き出すマコの背後を、足元がスースーするスカートの感覚に慣れないまま、女体化した灯悟が追っていった。
【浅垣灯悟@戦隊レッド 異世界で冒険者になる】
状態:女体化、ダメージ(中)、若干の火傷
服装:鮮血@キルラキル
装備:キズナブレス@戦隊レッド 異世界で冒険者になる
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:皆の絆を断とうとする主催陣営を倒し、殺し合いを止める
01:マコと共に行動する。
02:知り合いがいる場合は合流する。
03:男に戻った時のためにも違和感のない服を探す。
04:もし知り合いが自分の知らない場所で死んでしまった時は……
参戦時期:少なくともキズナレッド・バースとの交戦前
備考
※女体化した後の外見はキズナレッド・バースの一人である浅垣灯子と酷似しています。
※元着ていた服はドラゴンに燃やされました。
※女体化している時のみ、鮮血を装備できます。
状態:女体化、ダメージ(中)、若干の火傷
服装:鮮血@キルラキル
装備:キズナブレス@戦隊レッド 異世界で冒険者になる
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:皆の絆を断とうとする主催陣営を倒し、殺し合いを止める
01:マコと共に行動する。
02:知り合いがいる場合は合流する。
03:男に戻った時のためにも違和感のない服を探す。
04:もし知り合いが自分の知らない場所で死んでしまった時は……
参戦時期:少なくともキズナレッド・バースとの交戦前
備考
※女体化した後の外見はキズナレッド・バースの一人である浅垣灯子と酷似しています。
※元着ていた服はドラゴンに燃やされました。
※女体化している時のみ、鮮血を装備できます。
【満艦飾マコ@キルラキル】
状態:膝に擦り傷
服装:セーラー服
装備:ころころダンジョくん@Toloveるダークネス
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:殺し合いなんて間違ってるよ!
01:レッドさんと共に行動する。
02:もし友達がいた場合は合流する。
03:レッドさん用の服を探す。
参戦時期:少なくともカバーズから救出された後
備考
※名乗った時などに背後に現れる文字は誰からも視認できます。
状態:膝に擦り傷
服装:セーラー服
装備:ころころダンジョくん@Toloveるダークネス
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:殺し合いなんて間違ってるよ!
01:レッドさんと共に行動する。
02:もし友達がいた場合は合流する。
03:レッドさん用の服を探す。
参戦時期:少なくともカバーズから救出された後
備考
※名乗った時などに背後に現れる文字は誰からも視認できます。
【支給品紹介】
【鮮血@キルラキル】
満艦飾マコに支給。
着た者に強大なパワーを与える、生命繊維が100%織り込まれた「神衣」の一つ。
服でありながら人間と変わらぬ意思を持っている。
原作では流子とのみ会話可能であったが、殺し合いでは彼を着た者は誰でも会話可能。
ただし、脱いでいる時は依然として流子やキズナブレスを装備した灯悟としか会話できない模様。
【鮮血@キルラキル】
満艦飾マコに支給。
着た者に強大なパワーを与える、生命繊維が100%織り込まれた「神衣」の一つ。
服でありながら人間と変わらぬ意思を持っている。
原作では流子とのみ会話可能であったが、殺し合いでは彼を着た者は誰でも会話可能。
ただし、脱いでいる時は依然として流子やキズナブレスを装備した灯悟としか会話できない模様。
【ころころダンジョくん@Toloveるダークネス】
満艦飾マコに支給。
撃たれた者を強制的に性転換させる光線銃。
原作では主にリトに対して使用されていた。
この殺し合いでは性転換の持続時間は6時間で、その間は再使用が不能になる。
満艦飾マコに支給。
撃たれた者を強制的に性転換させる光線銃。
原作では主にリトに対して使用されていた。
この殺し合いでは性転換の持続時間は6時間で、その間は再使用が不能になる。
【キズナブレス+絆装甲@戦隊レッド 異世界で冒険者になる】
浅垣灯悟に本人支給。
絆創戦隊キズナファイブに変身する為の変身アイテム。
腕輪型アイテム、キズナブレスに絆創膏型アイテム、絆装甲(バンソウブレード)をセットする事で変身できる。
変身以外にもキズナワープやキズナリンガルチューナーなどの機能がある。
浅垣灯悟に本人支給。
絆創戦隊キズナファイブに変身する為の変身アイテム。
腕輪型アイテム、キズナブレスに絆創膏型アイテム、絆装甲(バンソウブレード)をセットする事で変身できる。
変身以外にもキズナワープやキズナリンガルチューナーなどの機能がある。
候補作121:This is a Fight to Change the World | 投下順 | 候補作138:SAOだけどこっちは誰も投げないよね |
時系列順 | ||
GAME START | キズナレッド | 043:《英雄》と《絆》と《正義》 |
満艦飾マコ |