ジェネレーションX
概要
1994年に開始されたティーンエイジ・チーム。当時の若者の行動パターンを表した「X世代」から名前をとっている。
一部邦訳がされており、日本でも認知はされていた。
本作では、
プロフェッサーXがニューヨーク北部の「恵まれし子らの学園」で指導しているのではなく、
バンシーと
エマ・フロストが、マサチューセッツ州西部の分校で指導をしている。
エマ・フロストはいわゆるXファミリーに転向したての気位が高い(まさに)女王様キャラで、
バンシーとの仲も良いといえない(というか生徒が「あの二人、大丈夫か?」と心配するくらい悪い)状態だった。
メンバー
指導者
生徒
- ハスク:キャノンボールの妹。当然ケンタッキーの炭鉱出身の「田舎者」。スキンとスクラブル(アルファベットの書いてあるコマによる単語を作るゲーム)でやりあった。
- スキン(アンジェロ・エスピノーサ):ラテン系。かつてロサンジェルスの路上でストリート・ギャングをしており(ハスクに「都会のネズミどん」と言われている)、皮膚は灰色で6フィートもの余分な長さを持っている。彼は自分の意のままに皮膚をのばす事が出来るが、酷い頭痛を引き起こすこの変異は「殆ど呪いに近い」と考えている。
- M(モネ・サンクロワ/本名 モネ・イヴェッテ・クラリッセ・マリア・サン=クロワ(Monet Yvette Clarisse Maria Therese St. Croix)):モナコ人だが、母がアルジェリア人のためイスラム教徒。家は大金持ち、パワーはテレパシーを持ったスーパーマン、その上当人は甘やかされたお嬢様という「完璧な」若い女性(ジュビリーいわく「あんたの欠点は欠点がないことよ」)。彼女の尊大な態度は彼女のチームメイトを頭痛の種で、重度のトランス体質は教師たちにとっても不可解な物だった。
- ジュビリー:中国系アメリカ人。1990年代初期のX-メンの年少メンバー。それを鼻にかけているのか「私がX-MENにいた頃はね…」が口癖となってしまっている。
- チェンバー(ジョナサン・スターズモア、愛称ジョノ):イギリス人。胸部に生体原子炉を持ち、胸に空いた穴から常にエネルギーの炎が立ち上っている。彼の変異が最初に発揮された時、そのエネルギーが自らの顔の下半分と胸部を吹き飛ばし、傍らにいたガールフレンドをも傷つけてしまった。この爆発で下あごが失われたことで彼のコミュニケーション能力は限定的なテレパシー能力に頼ることとなり、飲んだり食べたり呼吸したりする必要もなくなった。自らの変化とガールフレンドを障害者にしてしまったという負い目が原因で彼は不機嫌で辛辣な性格になった。その潜在能力はすばらしく、ほとんど戦闘経験のない状態でもバイオブラストの全開放射によってオメガレッドを吹き飛ばしたほどである。趣味はエレキギターの演奏。
- シンク(エベレット・トーマス):アフリカ系アメリカ人。近くにいるミュータントやスーパーヒューマンの能力とシンクロしてそれをコピーする能力を持つ。能力を発揮している時は虹色のオーラに覆われる。優等生でチームリーダーを任されることが多い。
- ペナンス:正体不明の女性ミュータント。ダイアモンド並みに硬い真紅の皮膚とカミソリのように鋭いツメを持つ。言葉を発することはなく、他人とのコミュニケーションを嫌っているが、チェンバーだけにはなついている。
- モンド:楽天家のサモア人。手で触った物体のテクスチャーを取り込む事が出来る(例えば樹木に触れれば木の、自然石に触れれば石の性質を肉体が帯びる)。
トリビア
- ジェネレーションXを元にしたTVドラマが制作されたが、一部のミュータント能力が(予算も含めて)再現できず、別のキャラクターに入れ替えられるなどした。黒歴史扱いされているドラマ。
- Image Comicsの"Gen 13"は、最初Generation Xの言葉を使う予定だったが、先にマーベルに使われてしまったので、"Generation 13"(13代目)に変えた。
最終更新:2024年03月24日 09:31