Generation X(ジェネレーション・X)

(シリーズタイトル、マーベル

出版:1994年11月〜2018年4月

概要

マサチューセッツの「恵まれし子らの学園」分校を舞台に、若手ミュータントチームジェネレーションXの活躍を描く。

登場人物

ジェネレーションX

ハスク(ペイジ・ガスリー):皮膚を剥がすことで様々な性質を持つ新たな皮膚に変化できる。
ジュビリー(ジュビレーション・リー):火花を放出する。他のメンバーより先にX-MENと行動していた時期があることが自慢だが、その話をすると嫌がられる。
M(モネ・サンクロワ):様々な超能力を持つ複合能力者。育ちのいいお嬢様ポジションでチームの優等生だがプライドが高く他の生徒との関係は良好とは言えない。彼女の家系にかかわる謎がストーリー全体の重要な部分を占める。
シンク(エヴァレット・トーマス):一時的に他者の能力をコピーする。爽やかジョック的ポジション。
スキン(アンジェロ・エスピノーサ):皮膚を伸ばし自在に操る。ラテン系の元ストリートギャング。不良っぽいが気のいいやつ。
チェンバー(ジョナサン・スターズモア) :初登場。顔の下半分から胸にかけて破裂していて、そこから高エネルギーを放出する。コミカルなシーンの多いこのシリーズにおいて、やたらシリアスな空気を発し続ける孤高の存在。

途中参加メンバー

ペナンス:1話で学園に突如現れた異形の少女。一切言葉を発せず、どこから来たのか何者なのか謎に包まれている。ダイアモンドのように硬い皮膚と剃刀のように鋭い爪を持つ。
モンド:楽天家のサモア人。手に触れた物質の特性に合わせ体を変化させる。10話から学園に。

年少者

幼いのでミッションには参加しないが、学園に身を寄せる子供たち。
アーティ:立体的な幻影を投影できる少年。6話以降学園で生活。
リーチ:近くにいるミュータントの能力を抑制する。アーティと一緒にいることが多い。6話以降に学園で生活。
フランクリン・リチャーズファンタスティック・フォーミスター・ファンタスティックの息子。Onslaugt事件以降、20話から参加。
タナ・ナイル:惑星リゲルからの逃亡者。オンスロート事件の最中に地球に逃れ、子供たちに救出された。
ハワード・ザ・ダック:子供ではないが、放浪中のスキンとチェンバーをトラックに乗せて学園に帰る手伝いをしてからベバリーと一緒にしばらく逗留。子供たちと過ごしていた。

共同校長

バンシー(ショーン・キャシディ):口から超音波を発する。攻撃だけでなく飛行にも転用できる。
エマ・フロスト:強力なテレパスで元ヘルファイア・クラブホワイトクイーン

その他

ゲートウェイ:長距離テレポート能力者。謎めいた存在だが、学園に身を寄せている。

エンプレート:ミュータントエネルギーを吸収し、自分の力にできる。
バスチオン:転生したセンチネル。強い反ミュータント思想の持ち主で"ゼロ・トレランス”事件を引き起こす。

各号のあらすじ

【ネタバレを含みます。閲覧注意】
  • #1 学園に入学するためチェンバーが空港に到着したところをミュータントエネルギーを吸収するエンプレートが襲撃。残るメンバーで阻止するため戦う。
  • #2~3 突如現れた異形の少女ペナンス。医務室から彼女がいなくなり、迫る嵐の中学園内の捜索が始まる。
  • #4 休日に訪れたメイン州の街でミュータントの立てこもり事件に遭遇する。
  • #5~6 ニューヨークでのミッション。エマ・フロストがリーチアーティを学園に迎えるため探しに出るが、元モーロックスマロウヘミングウェイに妨害される。最終的には2人を救出。その後チェンバーが酔っぱらったハスクにキスされそうになり、能力が暴発。女子寮を吹き飛ばしてしまう。
  • #7〜9 バンシーの故郷アイルランドで家族が住む居城が消失。チームを連れてアイルランドへ行くと、一行は謎の霧に包まれファンタジー世界のような異世界に転移してしまう。
  • Generation X '95(アンニュアル版)
  • #10〜11 バンシーが何者かに襲撃され、犯人を追跡する生徒たち。待ち受けるオメガレッドチェンバーの一騎打ちとなる。一方、死に瀕したバンシーの精神に潜ったエマ・フロストは、そこでインターポール時代のバンシーとオメガレッドの因縁を知る。
  • #12〜14 エンプレート再び。今度は仲間を引き連れてチームを攻撃、拘束する。Mとエンプレートが兄妹であること、チェンバーと元彼女との関係などが明らかになる。
  • #15〜16 エンプレートに「吸収する口」を与えられたシンクは邪悪な意識に染まり、故郷のセントルイスで人々を襲い始める。彼を止めるために現地に向かった一行。Mが彼女の能力をシンクに同調させようとすると、シンクはMの真実に触れ恐怖のあまり気絶してしまう。一方、オンスロートの影響で体調を崩したチェンバーを救うため、スキンは2人でニューヨークのエグゼビアのもとを訪ねようと出発するが…
  • #17 X-キューショナーがスキンを襲う。アンジェロ・エスピノーサ(スキンの本名)殺害の犯人がスキンだと言うのだが…狂言まわしにスタン・リーが登場。
  • #18〜19 "Onslaught"のタイ・インオンスロートの脅威が世界を包む中、エマ・フロストが無意識に生徒たちを避難させる。
  • #20〜21 バスチオンが不穏な動きをする。フランクリン・リチャーズが学園に身を寄せる。ヒッチハイクをするスキンとチェンバーはトラック乗りのアヒルと出会い、スキンは故郷に帰る。一方、マサチューセッツではビーストが来校し生徒たちに筆記試験を課すのだが…
  • Generation X '96(アンニュアル版)
  • #22 ハロウィン。この夜ばかりはアーティもリーチも外見を気にせず街に繰り出し、楽しむことができる。学園ではならず者たちが荒らしに来るが、チェンバーたちが能力を使って即席のお化け屋敷で驚かし撃退。一方、エマのもとにナイトメアが訪れ、ある要望をする。最後に感謝を込めてエマに見せた恐ろしい悪夢。それは単なる悪夢ではなく、これから起きることの予兆だという。
  • #23 ハスクがチェンバーを伴ってガスリー家へ。しかし二人の心はすれ違い…
  • #24 クリスマスをモナコにあるMの別荘で過ごす女子たち。それぞれが能力を発現したときのことを話し合う。
  • #25 25号記念特別増大号。楽天家ののんびり屋だったモンドが突如学園を襲撃。全ては数ヶ月前から準備していたブラック・トム・キャシディの計画だった。一方ジュビリーはバスチオンによって拉致されてしまう。
  • #26〜28 気づくといずことも知れない海のど真ん中で小さな浮島にいたジェネレーションX。一方、バスチオンに拉致されたジュビリーは単身で決死の脱出を試みる。エマとバンシーは生徒たちの捜索を続けるが…
  • #29〜31 "Zero Tolerance"タイ・イン。引き続きセンチネルの大群に追われるジェネレーションX、バスチオンに囚われたジュビリー、彼らを捜索するエマとバンシー。戦いの中でMの正体が明らかになる。
  • Generation X '97(アンニュアル版)
  • #32 サーカス・オブ・クライムの犯罪に巻き込まれる一同。


最終更新:2024年04月09日 05:58