ソーズマン(Swordsman)
(キャラクター、マーベル)
概要
自在に剣を操り戦うヒーローあるいはヴィラン。ふつうの剣でなく、何らかのギミックを搭載した剣であることも多い。
単にソーズマンと表記される場合、初代を指すことがほとんど。
初代 ジャック・デュケイン(Jacques Duquesne)
※デュケーヌ表記もあり。
初出:Avengers #19(1965年8月)
種族:人間、フランス人、男性
概要と経歴
元はサーカスのパフォーマーで、
ホークアイ(クリント)の師匠となった人物。幾度もヴィランとして現れたが、最終的にアベンジャーズに所属した。
フランス領土の東南アジアの(架空の)小国、シャンコンの上流階級出身。元々原住民と親しく、彼らのフランス側への反乱に加わりシャンコン解放のために戦う。しかし反乱軍の指導者
ウォン・チューによって父を殺されその思想に幻滅、シャンコンを離れる。
アメリカにたどり着き、「カーソン・カーニバル・オブ・トラベリング・ワンダーズ」というサーカス団の一員となったデュケインだが、次第にアルコールとギャンブルに依存するようになっていった。
その頃出会った少年
クリント・バートンに初代
トリックショットと共に剣と弓の扱いを教えるが、ギャンブルの借金支払いのためにサーカスの金を盗む瞬間を見られてしまう。デュケインは通報しようとするクリントに重傷を負わせ、そのままサーカスから逃亡しヴィランとなった。
数年後、
アベンジャーズに所属してその特典(常勤メンバーの週給1,000ドルなど)を得ようとしたデュケインだったが、既に所属していた
ホークアイの抗議やそれまでの犯罪による指名手配で計画は失敗。しかし
マンダリンに救出され、彼のスパイとなったデュケインはアベンジャーズへの潜入に成功した。
その後デュケインはベトナムのギャング「ムッシュ・クルール」の配下になっていたが、酒浸りの日々の中
マンティスと出会う。デュケインは彼女との交流の中で奮起し、彼女と共にアベンジャーズに正式に加入。アベンジャーズの一員として活動していく中でマンティスに想いを寄せるが、仲はさほど進展しなかった。
宇宙の救世主の母
セレスティアル・マドンナを巡る戦いの中、デュケインは
征服者カーンの攻撃からマンティスをかばい、彼女の腕の中で息を引き取った。この時初めてマンティスは自分がデュケインを心から愛していたことに気づくのだった。
マンティスの育った寺院に葬られたデュケインの遺体には植物型宇宙人
コタティが宿り、救世主「
セレスティアル・メサイア」を生み出すべくマンティスに説明を終えると、マンティスと共にエネルギー体になり宇宙に消えていった。
能力
特殊な能力のない人間であるが、剣の名手であり投げナイフや弓も使える。装備している剣は
マンダリンの配下だった頃に強化されており、衝撃波、炎、ビーム、電撃、ガスなどの発射機能を持つ。
二代目 フィリップ・ジャベール(Philip Javert)
初出:Avengers #343(1992年1月)
種族:人間、フランス人、男性
概要と経歴
異次元出身。Earth-921の
アベンジャーズ所属で、初代と同じくその世界のホークアイの師匠だった。
Earth-921が崩壊した際、異次元の
ブラックナイト「プロクター」によって騙され、様々な次元の
セルシーを殺害するための配下になってしまう。
しかし
Earth-616に来た後、プロクターを裏切りアベンジャーズに協力。しばらく共に活動し、最終的に新たな故郷を見つけるべくEarth-616を去っていった。
能力
初代とほぼ同じ。
三代目 アンドレアス・フォン・ストラッカー(Andreas von Strucker)
初出(アンドレアスとして):Uncanny X-Men #194(1985年6月)
(ソーズマンとして):New Thunderbolts #9(2005年8月)
種族:ミュータント、ドイツ人、男性
概要と経歴
ノーマン・オズボーンがサンダーボルツを掌握した後もチームに所属していたが、彼がサンダーボルツ解体を発表した時に反逆し、そのまま殺害されてしまう。
数年後、姉であるアンドレアと共に復活(バロン・ストラッカーによるものらしい)し、ヴィランのためのナイトクラブ「クラブ・フェンリス」のオーナーになった。
能力
姉と物理的に接触している間のみ、飛行やバイオブラスト放出ができる。姉の死亡後はその皮膚の一部を剣の柄に巻くことで剣からブラストを放出して戦うようになった。また、剣術にも精通している。
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最終更新:2023年07月29日 19:47