テリジェン・ボム(Terrigen Bomb)

(マーベル、用語)

初登場:War of Kings #5(2009年7月)

概要

インヒューマンの遺伝子を持つ者にその能力を覚醒させる蒸気テリジェン・ミストを拡散する強力な爆弾。インヒューマンズの王ブラック・ボルトの声により起動する。建造したのはマキシマス・ザ・マッド

使用

War of Kings

インヒューマンズシーアー帝国の戦争を描く"War of Kings"では最終兵器として使用された。この時は遺伝的特質を超えて全ての種族をインヒューマンズに変える機能あった。しかしテリジェン・クリスタルが不活性化していたためにテリジェン・ミストは拡散されなかった。それでも強大な爆発によりシーアー軍を壊滅させ、戦争をクリー・インヒューマンズ連合軍の勝利を決定づけた。

Infinity

サノスの地球侵攻を描く”Infinity”では対サノスのための兵器として使用された
サノスが息子セイン*1の居場所を知るブラック・ボルトを襲撃すると爆弾を起動させ、ニューヨーク上空のアッティランごと爆発させた。サノスはこれに耐え、ブラック・ボルトは捕らえられたが、地球にテリジェン・ミストが拡散されることとなった。
これは通常通りインヒューマンズの遺伝子を持つ者だけに反応し能力と本来の姿を引き出すためのもので、セインやカマラ・カーンがその能力を覚醒させた。

Inhumans vs. X-MEN

しかし後にテリジェン・ミストが地球の大気と反応したことでミュータントに毒性を示し、M-ポックスという病気になることがわかった。
これによりマルチプルマンサイクロップス*2が死亡。
さらにはミュータントに不妊を引き起こし、いずれはミュータントの絶滅につながることも明らかになった。
これがインヒューマンズとX-MENの対立を生み"Inhumans vs. X-MEN"を引き起こした。


最終更新:2024年05月19日 23:54

*1 父はサノスだが母がインヒューマンズの血を引き、インヒューマンズの地球の隠れ里オロランで平和に暮らしていた。しかしサノスが宇宙に散らばる息子たちを根絶やしにするため行方を探していた

*2 エマ・フロストによりブラック・ボルトと戦って死んだように偽装されたが、本当は毒性が発覚したとき既に死んでいた