《想起「うろおぼえの金閣寺」》
以下の効果から1つを選んで解決する。
1.〔あなたのサイドボードにある【】の記述を持たないスペルカード1枚〕を
公開する。その後、〔あなた〕がそのカードを
プレイしたものとして解決する。
2.〔あなたのデッキ〕を全て見て、任意のカード1枚を抜き出し、手札に加える。その後、デッキをシャッフルする。
曖昧な記憶から新たな力が生み出される。
(PR.095:記憶の水底より一筋の光が射し込む。)
Illustration:
9時(PR.095:
RiE)
コメント
とりあえず他の
連結持ちと異なり、素材指定が非常に緩い。このカードそのものが素材となる条件を両方満たしているので、最悪の場合このカード2枚を素材として連結の効果を解決することも可能である。
また一つ目の条件を満たす
想起『テリブルスーヴニール』は非常に汎用性の高いスペルカードであり、またノード5以上のスペルカードは選択肢が特に多く、特に同じく連結を持ちサポートを共有できる
天竜『雨の源泉』や
魔空『アステロイドベルト』といったカードとは相性がいいだろう。
そしてその縛りの緩さに反し効果はいずれも強力である。
1の効果はサイドボードのスペルカードをプレイしたものとして解決する効果。
種族限定や特定デッキにのみ劇的な効果を生むスペルカードをサイドに1枚だけ積んで必要に応じて引っぱって来る、通称
シルバーバレットと呼ばれる戦術が可能となる。
ただし、【】の記述を持つものは不可能。
装備、
呪符、
世界呪符、
幻想生物、連結【ターン1枚制限】などの等の特殊効果は分かりやすいが、
鬼符『ミッシングパワー』など【】つきテキストを与えるカードも制限されるので注意。
とはいえ、
恋符『マスタースパーク』をはじめとした強力だが腐りやすいカードをデッキに入れることなく使用できるのは強力。
この効果を使用する場合にサイドボードに採用される主なカードは
この辺りだろうか。
デッキコンセプトによってはこの限りではないが、基本的には一発逆転系のカードや万能除去、コストが高い代わりに強力なカードを積む事になるだろう。
10枚全てをスペルにするのもアリだが、苦手なデッキ相手の最低限のメタカード程度は積んだ方がいいかもしれない。
2の効果は万能
サーチ。デッキから任意の1枚を手札に加える。マッチの2戦目などではサイドインしたメタカードを手札に加えることが出来るため、サイドではなくデッキから擬似的な
シルバーバレットを行えるようになり、無駄になることはない。
また、コンボデッキならば任意のカードを持ってこれるので、コンボへの布石として使う事も出来る。サーチ手段の乏しいカードが必要な場合はこの効果を利用しよう。
- 1の効果で公開したスペルカードは解決後冥界に送られる。このカードも冥界に送られるので、この効果でノード5以上または術者が「古明地 さとり」のスペルを落とせばもう一度想起『うろおぼえの金閣寺』をプレイ出来る条件が揃う。
- 試合終了後デッキに混ぜてしまわないように注意しよう。
- エラッタにより、効果範囲のアイコンが「プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果」から「複数の効果を持つカード」に修正された。
- 第十三弾にて、本家である新難題『金閣寺の一枚天井』が登場。あちらは世界呪符を持つリセットカードであり、効果には全く関連性がない。うろおぼえにも程があるのではないだろうか。
公式Q&Aより
- Q359.No.765 想起「うろおぼえの金閣寺」で、サイドボードのカードをプレイした場合、解決後にサイドボード以外の領域に置かれる事になり、ゲーム中に存在する自分のカードが50枚より多くなりますが、これは違反ですか?
- A359.いいえ、デッキの枚数に関する制限はゲーム開始時のみチェックされます。
以後、ゲーム中に発生した効果によってゲーム中のカードが増減した場合でも、それは適切な処理です。
ただし、次のゲーム以降、デッキとサイドボードの枚数は50枚および10枚に戻さなくてはなりません。- コメント
- 何らかの効果で解決したスペルカードが非公開領域に送られる事もあるので、もしカードスリーブを使用している場合はサイドボードも同じカードスリーブで統一しなければならない。
「Vision Official Sleeve」のうち西行寺 幽々子、霊鳥路 空、いぬさくや&レミリアは50枚しかスリーブが入っていないので、他のスリーブを使用するか複数買っている必要がある。
関連
※術者が「古明地 さとり」であるスペルカード
最終更新:2014年04月18日 19:03