インド攻防戦


陣営情報

陣営 都市収入 国家収入 都市 空港 最大数 兵力
大日本帝国 3000 2000 30 13 4 64 9
ペルシャ AGr 2600 0 26 4 1 70 70
B AGr 1000 0 10 4 0 64 48
印度東部HA 4000 3000 40 7 0 72 72
インド5thCP 1900 1000 19 3 2 64 29

マップ詳細

担当国 大日本帝国
同盟国 インド東部HA、インド5thCP
敵国 ペルシャ AGr、B AGr
作戦期間 46年11月1日~12月20日

勝利条件

大勝利 全敵司令部の破壊
勝利 全敵司令部の破壊

概要

仮想勝利ルートの最終マップ。
大勝利し版図を広げ続けたドイツと日本が、ついにインドで衝突する…というマップ。

下記「兵器相性」で述べる通り、空陸では苦戦を強いられそうだが、実は全体を通してみるとそこまで難しいマップではない。

まずドイツ側は国家収入がなく、資金力は低い。
序盤こそ初期配置の軍勢にものを言わせて友軍を踏み倒しながら進軍してくるが、航空機の損害回復や生産などで一気に資金が枯渇し始めるし、友軍による爆撃が進めば頼みの都市収入もろくに得られなくなる。
5、6ターンもすれば独空軍は燃料不足による退避や墜落が相次ぎ、一気に攻勢軟化するのが実情だ。

一方こちらは自軍も友軍もインド軍も十分な国家収入があり、まず資金枯渇はしない。
友軍は資金力にモノをいわせて中盤以降は爆撃機を作りまくり、片っ端から独軍都市を爆撃し始める。
その頃には独軍はそれを迎撃する余裕もなくなっているだろう。

天候は他のインド系マップ(インパールやセイロン)と同じで豪雨が続くマップ。地形はじき泥沼化する。
折角日独全力で空陸連携の大電撃合戦が展開できるかと思いきやこれでは全くの拍子抜けである。
大量に配備されているティーガー系も累積雨2では装軌弱のため全く動けなくなるし、こちらも進軍が遅々として進まない。

また目立って強い兵器が無いインド軍が実は粘り強い。
日本軍と同様練度が非常に高いため、75mm野砲ですら敵重戦車をどんどん削るし、歩兵による突撃・反撃でも削る。
資金力も前述の通り高い。何より資金たったの100でワラワラと湧き続ける歩兵の人海戦術を航空支援なしに破ることは、ドイツ陸軍と言えども容易ではない。

陸戦はインド軍含めた友軍を盾にしておいて制空権を先に握り、敵が資金枯渇して航空機を作れなくなった段階で、晴れ時に一気に爆撃掃討する戦法でも十分になってしまう。

結果として、全体的に竜頭蛇尾な感が否めないマップなのだ。
もし躍動感ある大合戦を少しでも楽しみたいなら、いっそのこと天候OFFにすることも検討しても良いだろう。
なお攻略解説は天候ONを前提として進めたい。

兵器相性

(全般的に天候OFFを前提とした場合)

  • 海戦――楽勝
第一に艦載機と空母が違いすぎる。
相手は初期レベルのBf109TJu87C紫電改の敵ではない。
ビスマルクH型戦艦などのドイツ艦艇オールスターだろうが、制空権を取られ艦攻で足止めされ一方的に砲撃されては為す術もない。
あまりに早く一方的に片付くので、旧式戦艦(日)の出番は無く大和長門の出番も微妙。
金剛型巡洋戦艦と空母達だけでも片付くので、旧式戦艦は早期に処分しても良い。
注意点はあまりに押し込みすぎると敵地上戦闘機が援護してくることと、インド西部の空港をしっかり死守すること。
前者が出張ってくると大損害になりかねず、後者を怠ると地上機の援護が受けられなくなる。
潜水艦は無双できるが移動が遅い。上陸用船艇としても補給車運搬などに使えるので、出すならすぐに。
インド西部の都市・空港さえ守れれば、日駆逐艦&歩兵による敵背後への上陸はあまり必要ない。

  • 空戦――五分五分
敵の空軍に数は少ないものの超兵器が居て、進化しきれていない日本空軍では特に序盤が厳しい。
震電の数が揃えば押して行けるが、それまでどうするかと敵超兵器の対処が問題。
秋水は即生産可能で安く強いが、空港至近の迎撃にしか使えないので、少し離れると役立たずになるし地上部隊の援護にはほぼ使えない。最初期のみが最適か。
震電は使い勝手が良いが進化も必要なので、空港が空かない中でなんとか揃えるしかない。

一方で、対地攻撃で地上部隊を援護しないと戦線が崩壊しかねないので、対空戦ばかりでもきつい。
また敵に勝てる戦闘機はどれも航続距離・滞空時間が非常に短い。
防衛戦とはいえインドは空港があまり多くなく、対地支援の爆弾補給なども考えると空港の繰り回しがきつい。
疾風飛燕紫電改などの防空戦闘機と対空砲の活用が鍵になるだろう。

なお艦爆・艦攻系の最終系として流星改が登場しているが、彗星の万能ぶりや、天山の索敵力は非常に優秀。
流星改は欲しければある程度生産で得ることになるが、彗星、天山も十分量残しておこう。

  • 陸戦――大苦戦
守護神88mm対空砲(日)
ここでもやはり守護神だが、敵も流石に性能が高く、特に対地で楽勝とは行かない。何気に敵野砲の射程が長いのがきつい。
88mm対空砲といえど油断した配置にすると突破されかねないので、しっかり考えて置く必要がある。
他の地上部隊は…我が陸軍大ベテランにして最新鋭の四式中戦車五式中戦車ですら鎧袖一触にされる。
使い道は十分にあるが、これで勝つのは無理。
敵の進軍が細長くならざるを得ない地形をいかに活かし、空軍が有利になるまで拠点を死守するかが大事。
四式自走砲は非常に優秀だが、本領発揮は反攻してからなので早期から転換する必要は低い。

ユニット進化と経験値稼ぎ

鍾馗→疾風、一式陸攻銀河九八式軽戦車試製対空戦車ソキは即進化で問題ない。
それ以外だと、おそらく当面は以下が目標になるだろう。

空軍:震電、富嶽、(欲しい人は)橘花
陸軍:四式中戦車四式自走砲

極めて幸いなことに、生産時の経験値訓練値はともに200だ。ということは手持ちユニットを処分して生産さえすれば、あとは経験値+50で上記を得られることになる。最初から練度は高く、戦闘力の低下も殆ど気にしなくて良い。おまけに資金力も十分で枯渇の心配はない。

※橘花は例外で、手持ちの飛燕を配置→五式戦闘機に進化後、経験値+50
 五式戦は生産できないため飛燕新規生産なら計100の経験値が必要

しかし実際にやってみると、たった50exp稼ぐだけとはいえ、意外と大変だ。戦闘機は最序盤は生きて帰れないぐらい敵の攻勢が強いので、中盤で稼ぐしかない。当然爆撃機も序盤は前に出れず、中盤は豪雨のため地上攻撃のチャンスが中々訪れない。陸軍はいわずもがな。
では震電改五式中戦車は・・・?諦めた方が良い。上記を得る頃には敵の航空機は少なく、雨のため対地で稼ぐことも難しく、陸軍は累積で進めないし無双など到底できるような相手ではないし・・・。ペルシャ方面軍司令部を艦砲射撃で壊滅させずに戦闘を長期化させるならまだ可能性はあるかもしれない。

序盤

全体的には難しくないとは書いたが、やはり序盤のドイツ航空大編隊は、超兵器を幾つも含んでおり極めて厄介だ。
比較的旧式のFw190D9であっても、疾風で安心できない程度には強い。

まず1ターン目に現状所持している航空部隊の中で、捨てる部隊(犠牲枠)を検討する。
部隊枠が一杯で、かつ紫電改や震電が欲しいなら、どのみち既存戦闘機部隊のいくつかは処分することになるからだ。
ただ、1ターン目に購入した紫電改を即敵軍に突っ込ませるのはお勧めしない。試しにやってみたら敵機に囲まれ1ターンで1部隊全滅させられてしまった。これならすでに持っている部隊をぶつけて玉砕させる方がマシである。

よって、最初は強制進化で得られた烈風(のうち犠牲枠)を配置、そしてどっちみち序盤しか活躍機会のない秋水を生産して飛ばしていこう。
鍾馗は犠牲枠であっても一旦疾風に進化させよう。よって戦闘参加は少なくとも4ターン目以降になるだろう。
飛燕は犠牲枠に回すなら五式戦に進化させる必要はない。
震電枠の紫電改は1ターン目から購入しても良いが、一旦西海岸沿いの空港を防衛しに向かおう。ペルシャ方面軍近くの印空港は仕方ないにしても、そこから少し南にある日空港は最低限死守しておきたい。

以降、秋水は超兵器(Me262Ho229He162など)にぶつけ、それ以外はBF109TMe410、Ju87、そして数が減ったFw190D9、Ta152HDo335などを相手にしていこう。ただ秋水といえどもハウニブTa183相手に10対10で仕掛けるのはやめておきたい。それ以外の排除が先である。Me163は相手にせずともいずれ燃料切れで墜落するだろう。
(秋水除けば)犠牲枠は回復はせず合流、残り2、3になったらある程度道連れにできそうな相手にぶつけて全滅させる。そうして空いた枠で紫電改(震電or艦載枠)を生産していこう。

他にも敵潜水艦索敵&攻撃のための二式飛行艇の配置、富嶽枠のための飛龍生産、艦載機の配置や(欲しい人は)流星改の生産、橘花枠の飛燕→五式戦、一式陸攻→銀河など、司令部周辺の空港は5つあるとはいえ大忙しだ。進化は司令部周辺ではなくその周りの空港を使おう。1ターン以内の距離で到着できる空港は4か所もあり受入には困らない。
とはいえ最序盤は二式飛行艇以外の爆撃機、攻撃機は後回しで良い。あの敵機攻勢の中まともに爆撃しに行けるわけがない。犠牲枠の早期吐き出しと敵戦闘機を少しでも減らすことが優先。

次に陸軍だが、戦車や自走砲は最初から買い替えた方が良い。敵にぶつけて玉砕→買い替えでは到底間に合わないし、玉砕させてもティーガー系相手では削る事すらままらないだろう。
戦車は当然三式中戦車(チヌ)を生産するとして、次は四式自走砲(ホロ)を得たいわけだが、進化元としてチヌを選ぶべきか、一式砲戦車(ホニI)を選ぶべきか悩みどころ。だがここはホニIを購入してみよう(間違ってもホニIIは購入しないように)。
ドイツ側にはチヌでは相手するのが怖い戦車ばかり揃っており、簡単には仕掛けられない。その点、多少威力には劣っても無傷で攻撃できるホニIの方にまだチャンスがある。そして訓練値200をナメてはいけない。75mm野砲と言えども敵戦力をゴリゴリ削れる。150mm野砲が射程に入ったなら儲けものだ。結果として、チヌ→チトよりホニI→ホロの進化の方が気持ち早いぐらいだ。
九八式軽戦車(ケニ)を持っていたら素直にソキに進化させよう。もしかしたら、思わぬところでハウニブなどが引っかかってくれるかもしれない。というより、ケニのままでは装軌弱なので雨の累積に対し全く移動できなくなってしまう。もし陸軍に索敵枠が欲しいなら、九七式軽装甲車一択にせざるを得ない。
一通り配置が終わったら、一方向のみへの進軍では大渋滞必死のため、西方面と北方面の2方向に分けるのが筋。分けた分物量で攻めることは難しいが、当面は友軍を盾にしながらも、どこかで有利な形で経験値を稼げないか、チャンスを伺おう。

海軍は西海岸まで移動に時間を要するため、1ターン目から動いていい。ただし1ターン目の潜水艦(独)、特に南東側の一隻には注視しよう。友軍が1ターン目にその潜水艦を沈めてくれればそのまま無条件で艦隊を動かせるが、もし仕留めそこなった場合は一旦艦隊を止め、軽巡洋艦などを先攻させたり二式飛行艇で探ったりする必要がある。これも含め、後々の対潜水艦対策として、軽巡洋艦などは配置しておいた方が無難。
正規空母4隻のうち1隻は何かのために東海岸側に残しておくのも良いだろう。西海岸側は残り3隻で十分足りる。また西海岸へ向かう際は空母が前に出すぎないようにしよう。
また旧式戦艦は遅すぎて中盤の戦闘参加もままならないため、早々に処分する手もある。海軍が64部隊枠を圧迫していることも事実。残しておくと終盤の地上支援が楽になったりもするので、どちらを取るかはプレイヤー次第ではあるが。

中盤

いくつか注意すべきポイントを箇条書きで挙げる。

序盤の敵空軍が落ち着いても、しばらくは生産能力がある&生き残った超兵器もいるので注意しよう。相手が生産可能な兵器で警戒すべきはDo335Ta152Hだ。Me163ももしかしたら作ってくるかもしれない。特にDo335は戦闘攻撃機のため生産確率が高い。超兵器の一角なので、対空ZOCに引っ掛けてから仕留めよう。この頃になると震電や橘花が得られるだろうからそれで相手させてみよう。Do335が生産できなくなったらJu87が多めになり、一気に楽になる。
ハウニブは超兵器の中でも生き残る確率が高い存在だが、それでもこちらの空軍ZOCに引っかかったり、Ho229よりも弾数がないため弾切れしていたりで少しずつ弱ってくるだろう。空港に戻られないよう気を付けながら、強めのユニットでトドメを指す機会を伺いたい。どうせ相手はCPUだ。その時はいずれやってくる。

西海岸沿いに迫ってくる敵歩兵も意外と厄介だ。こちらの陸軍の手が届きにくい場所で、雨のため航空機でも仕留められない状態が続くからだ。晴れるまでは大量の爆撃機、艦載機で施設を塞ぎつつ、沿岸に近づいてきたら艦砲射撃で攻撃しよう。ただし独歩兵系は対海防御が非常に高い(輸送車も)ため、仕留めるのに時間がかかるし、距離が遠めだと日本戦艦と言えど砲撃ダメージが通らない。近くに寄ってから撃とう。旧式戦艦を残していればここで一番活躍するかもしれない。予めこのケースを見据えて海岸沿いにチヌや近衛兵を派遣しておくのも手だ。

艦隊戦は晴れ多めなら上に書いてある通り艦載機だけでも片付けられるかもしれないが、実際は雨ばかりで結局は戦艦同士の砲撃戦を強いられることになるだろう。であれば艦載機は紫電改、烈風による防空網構築と天山による対艦対潜索敵がメインの任務になる。
当然艦載機が揃うまでは仕掛けない&前に出過ぎないようにしたい。敵艦隊発見&ZOC構築で先手を打てなければ大損害だ。また敵戦艦からこちらの陸軍が攻撃されないよう気を付けよう。
こちらの艦隊が到着したらあとは時間の問題。敵海軍を殲滅できれば、引き続き敵機襲来を警戒しつつも、陸に近づいて支援射撃し敵戦力を根本から削れるようになる。経験値稼ぎのため、敵を海軍で弱らせて陸軍でトドメを指す展開に持ち込んでも良い。

88mm41式高射砲(独)の対処も課題だ。射程は6、直射優先は24もありどの航空機で仕掛けても多少の損害は覚悟することになる超兵器の一角。幸運にも富嶽が早めに手に入ったらそれを使い、そうでなければ生き残った前線の秋水を最後の華としてぶつけてみよう。他には戦艦が到着したら艦砲射撃で、友軍の150mm野砲の射程に入ったら索敵支援しつつそれで仕留めて貰うのも手だ。

ある程度長雨が続いたら晴れやすい時期はいずれ来る。累積0まで回復することはないだろうが、この頃には敵空軍はほぼ壊滅しているため爆撃機攻撃機の出番だ。艦載機もガンガン使おう。進化を気にしない航空機はティーガー系やマウスを優先して殲滅しつつ、飛龍は経験値稼ぎのため非装甲or低防御力ユニットや弱った敵部隊のトドメを担当させ、この機会に富嶽を作ってしまおう。

終盤

ペルシャ方面群司令部は艦砲射撃で仕留めると楽。内陸のB軍はそうはいかないが、友軍の都市爆撃が進んでおそらく虫の息。航続距離の長い富嶽、銀河、彗星紫電改、疾風などで司令部を囲み、陸軍でもチト、ホロ、近衛兵が到着するところまで来てしまえば、あとは晴れを待つのみだ。

コメント

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また誤字脱字以外で特に攻略内容に変更を加えた場合は、変更箇所とその理由をコメントするようにしましょう。
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  • すでに書いてあった攻略が天候なしを前提として書かれていた感じだったので、天候加味で実際プレイしてみた印象を元に増量して記述してみました。元の攻略文のうちは残せそうなものは本分中に組み込みました。 -- 名無しさん (2022-02-02 22:53:42)
最終更新:2022年06月16日 20:52