シュガー・ラッシュ
原題:Wreck-It Ralph
公開:2012年11月2日
時間:101分
監督:
リッチ・ムーア
ストーリー
1982年から稼働しているアーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」は、30年間安定した人気を誇っており、ゲームセンター有数の古株ゲームとして親しまれていた。
そんなゲームの中で30年間悪役を演じ続けていた
ラルフは、嫌われ者の人生に辟易としていた。ある日、ゲームの30周年パーティーに招かれず、登場人物と言い争いになったことから、主人公のメダルを欲し、ゲームの掟を破ってよそのゲームへと旅立ってしまう。ラルフはFPSゲーム「ヒーローズ・デューティ」でのメダル獲得を経て、お菓子の国のレースゲーム「
シュガー・ラッシュ」へと迷いこむ。
概要
ディズニーの長編アニメーション映画第52作。同時上映は『
紙ひこうき*』。
ゲームセンターのゲーム機の中の世界を舞台とした映画作品。本作は、30年前から稼働しているアーケードゲームのキャラクター・
ラルフが悪役としての自分に嫌気が差し、ヒーローとなるために他のゲームにターボ(侵入)するプロットとなっている。アーケードゲームの世界観にリアリティを出すため、実在のゲームのキャラクターや要素が登場することが最大の特徴となっている
『
ロジャー・ラビット』(1988年)と同様のスター・システムを用いることで、他社の実在するゲームのキャラクターを多数登場させており、ゲームの中の世界をより広がりあるものとしている。
歴史
本作のコンセプトは1980年代後半に『High Score』というタイトルで企画され、1990年代後半には『Joe Jump』、2000年代半ばには『Reboot Ralph』と改題された。
ゲームの世界をテーマにしていることから、大量の実在のゲームキャラクターが登場する。既存のキャラクターをメインにしてしまうと、その世界観の既存のファンをがっかりさせてしまうため、メイン用にオリジナルキャラクターが作られることとなった。
既存のゲームキャラクターはすべて使えるという前提のもと脚本が作られ、実際に使用許可を得るのはその後から行われた。例えば、監督の
リッチ・ムーアは
任天堂*に対して「
悪役お悩み相談会のシーンにクッパはどうしても必要なんだ」と頼み込み、出演が実現した。任天堂はマリオとルイージにも同様の出演シーンを求めたが、メインキャラクターの活躍を食わずに登場させられるシーンが見つからず、結局見送りとなった。ラルフを演じた
ジョン・C・ライリーは「マリオはギャラが高すぎて出られなかったんだ」とジョークを飛ばしている。188ものゲームキャラクターがカメオ出演しているという。
キャスト
その他のカメオ出演
- 任天堂
- 『スーパーマリオ』シリーズ(クッパ、スーパーキノコ)
- セガ
- 『ソニック』シリーズ(Dr.エッグマン*、テイルズ、エミィ・ローズ、ナックルズ、ビーン、バーク、ファング)
- 獣王記(ネフ、セガ・バン・ベイダー)
- Cyborg Justice(ソーハンド)
- デイトナUSA(ホーネット)
- カプコン
- 『ストリートファイター』シリーズ(チュンリー、キャミィ、ブランカ)
- Eye of the Beholder(ビホルダー)
- ミッドウェイ
- ペーパーボーイ(少年)(タッパー)
- タッパー(バーテンダー、カウボーイ)
- ナムコ
- パックマン(パックマン、アカベエ、ピンキー、アオベエ、Ms. パックマン)
- ディグダグ(ホリ・タイゾウ、プーカ、ファイガ)
- トイポップ(ピノ、アチャ)
- Qバート(Qバート、コイリー、スリック、サム、アッグ)
- コナミ
- フロッガー(フロッガー)
- ミュータント・タートルズ(レオナルド)
- メタルギア(!マーク)
- アタリ
- ポン(1Pと2P)
- Food Fight(チャーリー・チャック)
- ロードブラスターズ
- タイトー
- スペース・インベーダー(インベーダー)
- QIX(QIX)
- シネマトロニクス
- マテル
- ウィリアム・エレクトロニクス
- スクウェア・エニックス
スタッフ
情報集計中…
用語集
オブジェクト
ロケーション
作中のゲーム
楽曲
最終更新:2024年09月08日 18:36