ラプンツェル
概要
生まれながらにして、特別な力を秘めた髪を持っており、効果を保つために約70フィートにまで伸ばしている。長い髪には人の若さを保ったり、傷を治癒させる力がある。ロープのように物に巻き付けたり、ターザンロープとして移動手段に使うこともできる。
『
塔の上のラプンツェル』では、森の中にある高い
塔の中で
マザー・ゴーテルに育てられていた。好奇心旺盛で、読書や料理、音楽、裁縫、運動、絵画など様々な趣味を持っている。塔の外に出たことがなく、外の世界に憧れを抱いている。
エピソード
ラプンツェルはゴーテルを実の母と信じて、18年間
塔の中で育てられた。友人はペットのカメレオン、
パスカルだけ。彼女は毎年自分の誕生日になるとたくさんの光が空に浮かぶことに興味を持っており、それを間近で見てみたいと思っていたが、外の世界は危険だとゴーテルに反対される。ある日、
コロナ城からティアラを盗んで塔に逃げ込んだ泥棒の
フリン・ライダーを自力で捕まえたラプンツェルは自分が一人でも大丈夫だと証明しようとするが、ゴーテルは聞く耳を持たない。自分で抜け出すしかないと思ったラプンツェルはフリンに「自分を光のところまで案内してくれたらティアラを返す」とガイドを頼む。
フリンはラプンツェルに外の世界の冒険を諦めさせようと、荒くれ者の集まる酒場「
かわいいアヒルの子」へ連れて行く。ラプンツェルが自分の夢を語ると、荒くれ者たちは自分が抱いていた夢を打ち明け合う。そこへフリンを追う
警護隊長とその愛馬
マキシマスが衛兵を連れて現れる。荒くれ者の
フックハンドはラプンツェルの夢を応援し、彼女とフリンを外へ逃がす。
衛兵や、フリンに裏切られたスタビントン兄弟(
サイドバーンズ、
パッチー)から逃げ切った二人は、狭い洞窟の中で溺れかけてしまう。お互いに心を開いた時、ラプンツェルが自分の髪の秘密を打ち明けると、ラプンツェルは自分の光る髪を使って外への脱出口を見つけることを思いつく。こうしてラプンツェルは自分の魔法の髪は切るとその力を失ってしまうという秘密を、フリンは周りに話そうとしないユージーン・フィッツハーバートという本名を打ち明ける。彼が席を外すと、ゴーテルが現れる。ユージーンを信じて帰ろうとしないラプンツェルに対し、ゴーテルは不穏な言葉を残して去っていく。
翌朝、マキシマスがユージーンに追いつく。ラプンツェルは光を見に行くまでの間、ユージーンの逮捕を待ってほしいと頼み、マキシマスは渋々承諾する。城下町で人々との交流を楽しんだラプンツェルは王家の紋章を見つける。その夜、空を飛ぶ光の中でラプンツェルとユージーンはお互いのことを大切な人だと思い合う。ラプンツェルはユージーンを信じて彼にティアラを返す。ユージーンが席を外すと、スタビントン兄弟が現れて「フリンはティアラを持って逃げた」と話す。そこへゴーテルが現れてスタビントン兄弟を撃退、ラプンツェルを塔へと連れて帰る。
ユージーンに裏切られて傷心のラプンツェルは、自分が部屋の壁に描いた絵の中に王家の紋章があることに気付き、自分が城下町で聞いたさらわれたプリンセスだと確信する。ゴーテルが自分をさらって若返りに利用した悪人であることもわかり、彼女に自分の髪の力を使わせないと決意する。縛られたラプンツェルのもとにユージーンが助けに現れる。実は彼は逃げたのではなく、ゴーテルと手を組んだスタビントン兄弟によって王国の衛兵に売られていたのだった。ゴーテルはユージーンをダガーで刺す。ラプンツェルはユージーンを治療させてくれたらこれからもゴーテルの側にいると約束する。ユージーンはゴーテルの悪事を阻止するため、ラプンツェルの髪を切り落としてしまう。魔法の髪を失ったゴーテルは動揺すると一気に老け出し、塔から落ちていく。ユージーンは「自分の新しい夢は君だ」と言い残すと、静かに目を閉じる。ラプンツェルが悲しみのあまり涙を流すと、ユージーンの傷が癒えていく。彼女の涙にも魔法の力が宿っていたのだ。
ゴーテルから解放されたラプンツェルは本当の両親の元へ戻り、城で暮らすことになる。その後、ユージーンからのプロポーズで二人が結婚したことが明かされる。
ラプンツェルとユージーンの結婚式当日、マキシマスとパスカルは預かっていた二人の指輪をふっ飛ばしてしまう。街中を走り回り、何とか指輪を回収に成功する。
指輪の交換の時間となり、ラプンツェルとユージーンはひどく汚れたマキシマスとパスカルを見て唖然とする。無事に結婚式は進み、二人は国中から祝福を受ける。
『塔の上のラプンツェル』と『ラプンツェルのウェディング』の間に起きた物語。
戴冠式を目前に迎えたラプンツェルは、王国での窮屈な暮らしに辟易としていた。そんな時、ユージーンからプロポーズされる。この先ずっとこの城で暮らすことを考えたラプンツェルは時間が欲しい、とその場を飛び出してしまう。
ラプンツェルはお世話係の
カサンドラ*とこっそり城の外へ飛び出す。二人が魔法の花のあったところに近づくと、ラプンツェルの長い髪が復活してしまう。翌日、ラプンツェルの長い髪を見たユージーンは驚く。三人は戴冠式までにこの髪を切ろうとするが、なかなか切れない。
髪を隠して戴冠式に臨もうとするが、そこへ
レディ・ケイン*率いる悪党たちが襲撃に来て、フレデリック王が連行されてしまう。居ても立ってもいられないラプンツェルは長い髪を顕にし、ユージーンやカサンドラとともに戦闘を開始、悪党たちを撃退する。彼女の活躍にもかかわらず、フレデリック王は安全のために彼女の外出を禁じる。ユージーンに慰められたラプンツェルはアリアナ王妃から応援の言葉を受け取り、新たな冒険に立ち向かわなければならないことを自覚する。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
ゲーム
キャッチフレーズは「光の戦士」の近接系キャラクター。基本攻撃のコンボがフルヒットすると攻撃力が上がる。必殺技使用時、ライフが少ないと回復することがある。
コア・アビリティ |
太陽力 |
必殺技 |
ライジング・サンショット |
特殊アビリティ |
回復の光 |
レベル12 |
基本級スキル |
鉄の意志 |
レベル15 |
基本級スキル |
太陽の温もり |
レベル20 |
上級スキル |
パノラマ |
レベル20 |
上級スキル |
強化鉄 |
レベル25 |
上級スキル |
手助け |
レベル30 |
エリート級スキル |
花の祝福 |
チャプター1では、ラプンツェルの家がある森の
かわいいアヒルの子が虚像に襲撃され、二人は救援へ向かう。ミッキーと別れたラプンツェルは海賊の
ジャック・スパロウや弓の名手
メリダと遭遇。虚像がスタークリスタルを探していることを突き止めた一行はミッキーにそれを報告する。虚像を率いていたのは魔女
マレフィセントだったことが明らかとなる。
チャプター3では、マレフィセントを追って
ミラー・クレーター*に到着。ラプンツェル、ジャック、サリーは
ベルと合流する。サリーは仲間を守ることに集中するあまり足手まといになってしまう。ラプンツェルとベルは「お互いを守りあえば良い」と助言し、チームの結束は固くなる。三人はミッキーと合流しマレフィセントの虚像に勝利する。マレフィセントの目的は守護者たちの実力を試すことで、彼女は彼らの力を認めて仲間になることを宣言する。疑うラプンツェルたちだが、ミッキーは虚像の情報が得られるかもしれないからとマレフィセントの提案を受け入れる。
チャプター4では、虚像の秘密を追うべくジャファーを捜して
アグラバーへ向かう。ラプンツェル、ジャック、サリー、ベルはマレフィセントの行動に目を光らせていた。一方、マレフィセントの目的はジャファーへの復讐にあった。一行はジャファーが差し向けた虚像に勝利するが、ジャファーを取り逃がす。
チャプター5では、
絶叫フロア*にトラップを仕掛けて虚像を作っている
ウギー・ブギーを倒すためにラプンツェル、ジャック、サリー、ベル、マレフィセントが現場へ向かう。ラプンツェルは絶叫フロアの設備や虚像との戦いに夢中で迷子になってしまうが、無事に合流する。ブギーはトラップと虚像を守護者たちがかいくぐる様子を楽しみながら鑑賞していた。守護者たちが勝利すると、ブギーは彼らの活躍を称えて守護者に仲間入りすることになる。守護者たちはかわいいアヒルの子に戻って祝勝することに。
チャプター6では、かわいいアヒルの子でくつろぐラプンツェル、ベル、マレフィセント、ブギーのもとを虚像が襲撃してきた。ミッキーは森の中でエレメントの力が増大していることを警告する。ミッキーは
イアン・ライトフットに星の鏡の護衛を依頼し、エレメントの力を追う。この森で虚像を作っていた
ハデスのもとからも虚像の鏡は消失していた。ハデスは虚像を差し向けている隙に逃亡。虚像を退けた一行はイアンからの情報を得て次なる虚像が待つアグラバーへと向かう。
テーマパーク
登場作品
2010年代
2020年代
声
大人
大人(歌)
- 小此木麻里(2011年)
- 中川翔子(2015年~)
幼少期
最終更新:2025年03月20日 00:47