都輪マリィ

「でもこの大会が…バトルチップGPが教えてくれたの! 『一心同体』! あたしとリングの心が繋がっていれば誰にも負けないって!」

【名前】 都輪 マリィ
【読み方】 とわ まりぃ
【分類】 登場人物
【所属】 秋原小学校
【所有ナビ】 リング
【登場作品】 バトルチップGP」

【詳細】

外伝作品『ロックマンエグゼ バトルチップGP』にのみ登場したキャラクターで、主人公として選べる人物の1人。
持ちナビはリング

名前の由来は、リングにちなんで「輪」+「丸い」、あと「マリー・アントワネット」にも掛かっていると思われる。


父の仕事の都合でアメロッパからニホンに来た留学生で、綾小路やいとの家にホームステイしている。
ニホンの「四字熟語」が好きで、会話に四字熟語を引用したりするが、大抵 意味を間違えている。

やいとの家にホームステイ、かつ光熱斗たちより身長も低いため、やいとと同様に8歳児だと思われるが、やいとが飛び級エリートに対し前述通り四字熟語の意味を間違えてるあたり、学力はやいとには敵わないようではある。

身体に持病を抱えているため、心臓にはペースメーカーを入れており、運動はあまり得意ではない。そのため、クラスでは一人でいることが多く、もっと友達が欲しいと悩んでいた。(なお、ロックマンの前の彩斗も、3の浦川まもるも心臓を患っていた。前者は人間としては夭折し、後者は無事完治できた。)

その時に届いたのが「バトルチップGP」の開催宣伝メール。
本人はネットバトルへのあこがれから興味を示しつつも、持病のこともあって参加を渋っていた。
しかし、リングがマリィに黙って勝手に大会にエントリーしてしまったので、不本意ではありつつも参加することになる。

仮にネットバトルしようにも、PETが年齢不相応に大きいと、おそらくはやいとみたいにできないと思われる。(GPもう1人の轟快太にも言えそうである)

+ マリィのストーリー詳細
それからはバトルチップGPに向け準備を進める中、やいとの紹介で熱斗達と知り合い、彼らと交流を深める。
彼らに対し「イイ人」と思いながらも、自分の体の弱さから一緒に行動ができないことで生じるすれ違いに、いつものことだと諦めのような感情を抱いていた。

バトルチップGPを勝ち進む中で、熱斗が炎山と話し合っている場面に遭遇し、熱斗が彼のことを「いつも一緒にいるってわけじゃないけど友達」と言ったことで炎山の存在を意識するようになる。
リングがマリィの友達の輪を広げようとイタズラで炎山を海岸に呼び出した際に、自分の体のことを話して「どうしたら一緒にいなくても仲良くできるのか」と彼にアドバイスを求める。
炎山は「オレからできるアドバイスなどない」と言いながらも、ブルースに「メールの書き方を教えてやれ」とリングへの指導を命令するなど、突き放しはしなかった。

それからは再びリングのイタズラで呼び出された炎山に自身の悩みを打ち明け、炎山もぶっきらぼうながらも彼女に助言を与えるなど、不思議な関係を築くことになる。
特に彼の「人にはそれぞれのやり方がある」という言葉はマリィに大きく響いたようで、これにより熱斗達に気を遣ったり過度な申し訳なさを感じることがなくなり、後に感謝のメールを送っている。

ストーリー中盤、父親から仕事が早くに終わりそうだと連絡が入る。そうなれば、マリィはアメロッパに帰ることになり、仲良くなった熱斗達とも離れ離れになってしまう。
しかしそのことに対しても彼女は「元に戻ると思えばいいだけ」と半ば諦めており、それからは「どうせまた一人に戻るから」と熱斗達からも距離を取り、もっと友達を作ろうというリングの提案も「最初から一人でいた方がいい」と拒絶してしまっていた。
そんなマリィの態度に怒ったリングは家出してしまい、彼女は本当の意味で孤独となってしまう。

独り海岸で黄昏れていると、そこに炎山がやってきて、ブルースのPETに押しかけてきていたリングをマリィに突っ返す。
一時的にリングを失い「独りなんか嫌だ」と本心を自覚したマリィは、強い絆で結ばれた熱斗とロックマンに勝てばリングとの絆を証明できると、炎山に「そう簡単に勝てる相手ではない」と言われながらも、改めて彼らに勝ってバトルチップGPを優勝することを決意する。

バトルチップGP優勝後、父の仕事が終わったためマリィはアメロッパに帰国することになり、デンサン空港で熱斗達に温かい言葉と共に見送りを受ける。
そしていざ出発という時、マリィとやいとのもとにマリィの父親からのメールが届く。その内容は、仕事が早く終わった分次の仕事を入れることができたので、マリィも引き続き綾小路家に任せたいというものだった。
やいとはもちろん二つ返事でOKし、マリィはまだまだ友達と一緒にいられることが決まった。
そしてマリィは時間があるのなら炎山にも直接お礼を言いたいと熱斗に彼の住所を聞くが、熱斗は彼の住所を知らず、ブルースのPETに家出の経験があるリングがデートのお誘いメールを送ってくると言ってマリィを焦らせるのであった。

孤独に過ごしてきたため一匹狼の彼にシンパシーを感じているからか、ぶっきらぼうながらも面倒見のいい彼の優しさに触れているからか、炎山を意識している描写が多々見受けられ、そのことをメイルにからかわれたりもしている。

クリア後のエピソードではリングと共にオフィシャル主催のより上位ランクの大会に挑んでいくことになるが、炎山から名人経由でその大会がフォルテを誘き寄せるためのでものであることを知らされる。
フォルテに感づかれないためか、あくまでも表向きはただの大会としてスタッフ間だけで共有されている情報かつ、フォルテが現れた際はオフィシャルが動いて参加者に危害が及ばないように行動すると言われ、マリィはそれを自分に明かされたことを疑問に思うが、名人は「万が一危険が及ぶことを心配している」と炎山の感情を予想している。
自分達が巻き込まれる可能性を聞かされ、棄権を提案されるマリィだったが、「体の弱い自分でもネットバトルでならみんなと同じように戦える。だから特別扱いはされたくない」と大会の続行を決意。名人からもその姿勢を讃えられ、次のステージに進む。

その後、大会を勝ち進む中で炎山と再会。フォルテの出現が現実味を帯びてきたこともあり、彼は「クビを突っ込むな」と言ってマリィを遠ざけようとするが、事情を話した事を逆手に取られて名人に「彼女は無関係じゃない」と言いくるめられ、またここまで勝ち進んできた実力があることを言われ、「勝手にしろ」と折れることに。
彼の態度に対し、マリィは笑いながら「勝手にするね」と言って、ネットバトルに対する熱い想いを語る。炎山はそんな彼女を、彼女の友達である熱斗に似てきたと感じるのだった。

やがてオフィシャルが想定していた通りフォルテが姿を現す。
マリィはリングと心が繋がっていれば誰にも負けないと、最強のネットナビに挑んでいく。

直接的な関係こそないが、本家のリングマンとの関係もあって、マリィは本家のカリンカ(コサック博士の一人娘。リングマンはコサックナンバーズの1体)を彷彿させるかもしれない。
…そういえばマリィの父親はゲーム内では人物像がハッキリと描かれていないので、もしや?ということもあるが、真相は不明(リンク先でも「カリンカはデザイン自体は考えられていたが出せなかった」とある)。

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最終更新:2024年05月30日 12:02