ミリオネア

「ゾクゾクしちゃう!!」

【名前】 ミリオネア
【読み方】 みりおねあ
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 スネークマン
【登場作品】 『2』
【アニメ版CV】 夏樹リオ

【詳細】

アメロッパタウンにある宝石店の奥にいる貴婦人。
宝石店では常連で、大量の宝石を購入するらしい。

国際ネットバトラー会議に出席すべくアメロッパにやって来た光熱斗は着いて早々、パスポートとリュックに入ったバトルチップを全て奪われてしまう。
パスポートは裏に流れる前に取り返すことができたのだが、売りさばかれたバトルチップを全て購入したのが彼女だった。

何でも「50万ゼニーも出してバトルチップを購入した」らしいのだが、熱斗から事情を聴いた彼女は「自分にネットバトルで勝てばチップを返す」と言いだす。
持ちナビのスネークマンを倒した熱斗に満足し、買い取ったバトルチップ全てと10,000ゼニー、ミリオネPコードをお礼として渡してくれる。

その後も宝石店におり、彼女に話しかければネットバトルが可能。
そばにいる従者の男性によれば「高貴な方です」とのことだが、彼女に関する情報*1はあまりにも少なく、出自に関しては全く不明となっている。

ちなみに、最初にネットバトルを挑む前の選択肢で「おばさん 綺麗だね」を選択しても「おべんちゃらは聞き飽きたの・・・」と軽く流してくれる心の広い人でもある。
「お姉さん」と呼ばないと無視を決め込む29歳とは大違いである……。

ネットバトルにエクスタシーを見出しており、勝とうが負けようが興奮するようだ。
そのいかがわしい台詞の数々はとても子供に向けるものとは思えない。
  • あなた、ワタクシにシゲキをあたえられる?
  • ひさびさに しげきてきでしたわ…
  • まだ まえのよいんが のこっているの、そんなとき さそっても レディは その気に ならないものよ

同名のナビカスプログラムとは、特に関係はない。

【余談】

作中の2ではストーリー上、ラウルのあとにネットバトルとなる。
ラウルが弱者救済のために貧民街の統率を行い、一方でこちらは対極的な持ち余した富裕層。両者に接点はあったか否か気になるところ。
なお、続くシナリオでは貧困経験から登り詰めた起業家が出てきた。

特筆すべきは作中に存在する個人持ち端末の中でも、最もウラインターネットに近いこと。
ミリオネアのカバンからプラグインした先の、ミリオネPコードで除去できるセキュリティキューブを超えるとすぐ、目と鼻の先にウラへの入り口がある。
文明破壊作戦シナリオの際は何度もウラの往復を繰り返す必要があるため、ここを起点とする事で移動の手間を大幅に減らす事ができる。
ロックマンでインターネットを移動してくるよりも、現実でアメロッパまで行ってここから向かった方が早いという、本末転倒な事になってしまっている点は気にしてはいけない。
(ちなみに、フリーズマン撃破後は、熱斗のパソコンからゲートキーを利用してコトブキスクエアに向かい、ウラコトブキエリアを経由する事でより手軽にウラに入る事ができるようになるため、この問題は解消される。)

逆方面はアジーナエリア2に通じているが、こちらはゴスペルのPコードが無いと通行できない。

ミリオネアの正体が不明なことも合わさって、こうした立地にも謎が多い。
劇中で盗品であることが明らかなチップを50万ゼニーで購入しているため、珍しいチップを求めてウラの世界やゴスペルと繋がりを持っていることを示唆していた可能性もあるが、「2」劇中ではそれ以上説明されていない。登場はこの1作のみで、公式にもそれ以上の言及はないため不明である。

裏世界に精通している金持ちを皮肉っていたのだろうか。
蛇の道は蛇、という洒落にも見える


アニメ版

無印

第29話にて登場。

原作『2』同様に持ちナビをスネークマンとしているが、ネットバトルの際に彼女自身がオペレートしている場面は無い。
N1グランプリで準優勝した熱斗に興味を抱き、アメロッパにある高級ブランド店を訪れていた彼に部下を通して誘いをかける。
以前からママが欲しがっていたブランドバッグを見つけた熱斗だったが、到底お小遣いで買える額ではなく、交換条件としてミリオネアに持ちかけられた「サバイバルセブン」なるゲームに参加することになる。

しかし、このゲームはミリオネアの趣味で開催される壮絶な生き残りバトルであり、勝ち残った強いナビを奪い取り、コレクションするという真の目的があった。
このゲームをサイバーワールドで仕切っているのはスネークマンだが、スネークマンをオペレートしているのはミリオネアではなく彼女の召使い。

たまたま商談のためにミリオネアの元を訪れていた炎山*2も加勢し、ロックマンブルースはなんとかスネークマンを撃破することでこの陰謀を退けたが、
ミリオネアはこの結果に怒るどころか「最高のバトルを見せてくれたお礼」として熱斗名義でママにカバンを贈り、炎山の会社とは契約を結んでいる。

BEAST

第18話にて登場。
この話で登場するミリオネアは、並行世界・ビヨンダードに存在する別人物。
『無印』で登場したこちらの世界のミリオネアは身勝手な面もあるが道理をわきまえた部分もあるという中立寄りの敵役というポジションだったのに対し、こちらは善人。ナビを所持しているのかどうかは不明。*3

ビヨンダードのDr.ワイリーが起こしたディメンショナルエリア実験の失敗で地殻変動が発生したことで分断され、周囲の人里から孤立してしまった故郷へのトンネルを掘るために亡き夫が残した財産を投じる未亡人として登場。
強固な岩盤に阻まれ工事が長引くうちに財産は底をついており、身につけている豪華な宝石も実はただのガラス玉で作られたアクセサリーだった。

居合わせたメイルと炎山や、堀杉土太郎ミスタープレスがその思いに共感し、報酬を度外視して協力した。
グランドマンダストマンの活躍も有って掘り進めるも2体はHPが尽きてログアウト、手持ちの道具が壊れてもミリオネアは諦めず素手で掘ろうとする。
一方で、炎山からミリオネアの行動を聞いた故郷の村人達が反対側から掘り進めて無事合流し、トンネルは開通。彼女の故郷は救われる事となった。

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最終更新:2025年06月15日 16:41

*1 マグネットマン撃破後にアメロッパスクエアに居るナビに話かけると歳は結構上らしいという事を聞ける。

*2 そもそもミリオネアが彼を招いたのもネットバトラーとして興味を惹かれたからであり、ビジネスのことなど二の次だった。

*3 ビヨンダードのスネークマンは獣化因子の影響でファルザー軍所属のゾアノスネークマンとなっている。このゾアノスネークマンが元々はミリオネアのナビだったのかさえも不明。