上文テルオ

「勝負っていうのは勝てばいいのよ、勝てばさ」

【名前】 上文テルオ
【読み方】 じょうもんてるお
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 スパークマン
【登場作品】 『4』
【海外名】 Terry Jomon

【詳細】

電気街に店を構えるジョーモン電気の会長の孫。
年齢は19歳で、大学生。

スパークマンオペレーターだが、ロボットの方が専門分野であるらしく、ネットナビオペレート技術は非常に低い。
また、甘やかされて育ったため、とんでもなくわがままで自己中心的な性格をしており、バトルに負けた時もナビのせいにするなど、自分の非を認めない面を見せる。

デンサンドームで開催されたネットバトルトーナメントに優勝したら、ロボット研究所を作るための資金を援助してもらうことを祖父と約束していた。
そこで彼は、対戦相手となった光熱斗に「PETの無料メンテナンス」と偽って変な機械を取り付けヘッポコフォルダに固定、切り替えをできなくするというイカサマを施し、楽に勝ちあがろうと画策。
しかし、そのイカサマは祖父と熱斗によって修理され、その後本気の熱斗と戦い敗北する。
なおそのロック解除方法は、テルオが落としていったメモのヒントを元に7ケタのパスワードを入力すると言う物で、テルオの祖父と話す以外に進めるフラグは特に無い。
パスワードを入力するたび何個数字が合っているか教えてもらえるため、ヒントを無視して地道に解読することも、答えを予め知っていればいきなり解除してやる事も可能(パスワードは3パターンのみ*1で答えを知っているとあっさり終わるので楽)。

このヘッポコフォルダはテルオが楽に勝つために作ったものである為、オマケフォルダと大差ない内容で非常に弱い。
が「周回を重ねるごとにコードが揃っていく」という特性を持っており、最終的にはエリアスチール*も投入されるようになる。抜き取らせろ
ロック解除後は予備フォルダのままなのだが、変更せず挑んでそのまま勝つこともできる

最後は熱斗のPETに前述の細工をしたことに加え、バトルに負けた時も持ちナビのスパークマンのせいにしたり、祖父に頼んでもっと強いナビをもらおうとする醜態を見せた挙句、「負けちゃったけど、正々堂々と戦ったからお金ちょうだい」と嘘を付いて資金の援助を頼むという愚行に出たため、観戦していた祖父の怒りを買ってしまい、
「良いか、世の中 楽して手に入れられるものなんかないんじゃ!」、「ましてや、卑怯な手まで使って勝とうなどと、言語道断!!」と非難された挙句、「お前みたいな卑怯者、我が一族には必要ない!」と勘当までされてしまった。

その後、テルオは去って行った祖父を泣きながら追いかけているが、肝心の被害者である熱斗&ロックマンへの謝罪は一切なし。
熱斗は「因果応報」、ロックマンは「日頃の行いには気をつけよう」と同情の余地もないテルオの行く末など案ずる事なく、自分を戒めるのだった。

『4』にしか登場せず、『6』でロックマンエグゼシリーズが完結してしまったため、この後に改心して祖父と和解できたのか、改心せず本当に追い出されて御曹司としての地位も、支援を受ける手立ても失った生活を送っているかは定かではない。
ただロックマンエグゼシリーズはよっぽどの悪人でさえ改心する事もあるので、今度こそテルオの心と向き合い、彼に良い影響を与えられるような人間との出会いに恵まれれば改心の可能性はある。もっとも実現するかどうかは別の話ではあるが。

このように、テルオのシナリオはエグゼ4には無駄にいくつも類例のある「自分勝手な相手のやりたい放題に付き合わされる」タイプの、あまり心象の良くないシナリオの1つなのだが、
  • 正答を知っていれば一瞬で終わる
  • (使うかどうかは別にして)ヘッポコフォルダを使用出来る
という点から、周回を重ねる上ではむしろ匠転助&タップマンのシナリオ*2より当たりを引いた感じになれるかもしれないシナリオだったりする。
……本当にそれを評価点としていいのか、という話はともかくとして。

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最終更新:2025年04月28日 19:32

*1 小学館WLS及び双葉社の攻略本では3パターン全ての答えがそのまま掲載されている始末であった(エンターブレイン版では一例のみ掲載)。

*2 秋原エリアやタウンエリアをそれなりに歩き回る必要があり、その割にテルオのシナリオと比べると利点はせいぜいゼニーが多めに手に入る程度。ただし、ショートシナリオとしての質はずっと上である。