予備フォルダ

【システム名】 予備フォルダ
【読み方】 よびふぉるだ
【登場作品】 3』『4』『5』『6

【詳細】

『3』で初登場したシステム。
内容を編集出来ない構築済みのフォルダで、レギュラーチップタッグチップの指定も不可能。

スタイルチェンジナビカスタマイザー改造カードと言ったロックマンを強化するシステムの中には、メガフォルダ1のようなフォルダの構築ルールに干渉するものがあり、
それらの付け外しを行うとフォルダ内のメガクラス(ナビチップ)・ギガクラスの枚数が上限枚数を超えてしまう事がある。
この為、『2』ではフォルダナビチップが6枚以上入っているとスタイルの変更が出来ず、先にフォルダを変更・編集しておかなければならなかった。
その対策として登場したのが予備フォルダで、上限枚数の減少で現在のフォルダが装備出来なくなると自動で予備フォルダに切り替えてくれる。

先述通り内容は固定されていて編集は出来ないが、代わりに他人が作ったフォルダに丸ごと書き換える事が出来る。
通信対戦で両者同じフォルダを使って純粋に腕前を競ったり、上級者がハンデとしてあえて弱い予備フォルダで戦うといった使い方も可能。

この予備フォルダ内にあるチップも一応入手・所持している扱いになっており、持っていなければデータライブラリにも登録される。ヒグレヤで取り寄せれば入手も可能。
ただし、『6』ではショップ画面のチップ所持数に予備フォルダ内のチップもカウントされてしまうという問題点がある。買い物をする際は注意しよう。

『3』では初登場ということもあってか予備フォルダの数が9つもあり、ゲーム中で予備フォルダを必ず使用する場面も存在する。
ストーリー上のN1グランプリでは予選・本戦で予備フォルダを強制的に装備して戦う事になり、クリア後のシークレットエリアではV2ナビ相手に予備フォルダを用いたタイムアタックに挑める。

『4』以降では各作品4つずつになり、ストーリー上での出番もほぼなくなった。
精々『4』のスパークマンシナリオで上文テルオに無理やり装備させられてしまうくらいか。

5DS』ではGBA版の『5』をダブルスロットするとGBA側で作ったフォルダを予備フォルダとしてDS側に送ることが可能。別バージョンのギガクラスが含まれていてもOK。
別の予備フォルダで上書きしてしまっても、NCマシンの電脳で最後に受け取ったフォルダに書き換える事が出来る。
コンバートしたフォルダが装備できなくなった場合、オマケフォルダに上書きすることもできる。
また『1』をダブルスロットすると新しい予備フォルダをくれるナビが登場する

『6』ではフォルダトレードが実装され、別のデータで作ったフォルダを予備フォルダとして受け取れる。チップの並び順もそのまま送受信することができる。ID順でない予備フォルダはこの要素と前述の『5DS』のフォルダ受け取りでしか所持できない。
データライブラリ埋めに使えるほか、ゲーム開始時から利用出来るので最初から強いフォルダでストーリーを進める事も可能。
但し、フォルダの内容はデフォルトの構築ルールよりも更に厳しく、ギガクラス*1及びダブルビースト*2は投入できない上、メガクラスは5枚までという制限がある。*3

【予備フォルダ一覧】


オマケフォルダ

登場作品:『3』『4』『5』『6』
全登場作品で最初に入手する事になる予備フォルダ。メールでナビカスと一緒に送られて来る。
あくまで緊急避難用と言う側面が強く、中身は初期フォルダとほぼ変わらないため非常に弱い。上級者がハンデとして使う分にはいいかもしれない。
実は『4』以降はゲーム開始直後に入手する事も可能で、改造カードを駆使して予備フォルダ入手前にフォルダの切り替えを発生させるとロックマンがオマケフォルダをくれるどこに隠し持ってた

ヨセンフォルダ

登場作品:『3』
N1グランプリの三次予選で使うことになるフォルダ
予選で使うこともあってかラットン1バンブーランスアタック+10など使いやすいチップや*コードが揃っており、ハイパーバーストドリームソードP.A2種も発動可能と使い勝手は悪くない。
ただ、ショットガン系のチップが多く少々火力不足気味。

ジゴクフォルダ

登場作品:『3』
N1グランプリ本選の前半、ジゴク島に突入するときに使うことになるフォルダ
オペレーターが催眠ガスで眠らされた隙に強制装備させられる。BPO仕事しろ
大会用のフォルダとあってか飛び道具接系擲系回復ナビチップと色んな種類のチップが入っている。
しかしチップコードはあまり揃っておらず、P.Aも無いため使いづらい。

N1フォルダA

登場作品:『3』
N1グランプリ本選、ジゴク島内で手に入る4つのフォルダの一つ。
4つのフォルダの中では一番入手に時間が掛かる事もあって当たりと言えるフォルダで、
ゼータキャノン2やドリームソードのP.A2種に加えバリアブルソードインビジブルエリアスチール *フラッシュマンと強いチップも多い。
シークレットエリアのタイムアタックにも向いているフォルダの一つ。強いて言えばチップコードが少々ばらけているのがネックか。
それはそうとなんでTVのはずなのに犯罪者集団のナビチップがあるんだよ

N1フォルダB

登場作品:『3』
N1グランプリ本選、ジゴク島内で手に入る4つのフォルダの一つ。
フォルダの大半が射撃系のチップで構成されておりP.Aもゼータキャノン1ゼータヨーヨー1の2種が使える。
コード*のチップも非常に多い。何気にバブルショットヒートショットヨーヨー1のコード*はこのフォルダにしかない。
ただし、単体では攻撃力が低いチップばかりのため、P.Aが上手く揃わないと火力が不足する。

N1フォルダC

登場作品:『3』
N1グランプリ本選、ジゴク島内で手に入る4つのフォルダの一つ。
カモンスネークを最大限に生かす構成になっており、エリアスチールでエリアを広げ、パネルアウト3で穴をあけ、ウッド+30カモンスネークを強化する、とやる事が非常にわかりやすい。
ストーリー上で戦うのも穴を空けてくるガッツマンなのでこれを選ぶのもいいだろう。
1つのチップに特化したフォルダのためコンボが決まらないと辛いが、その分爆発力は随一でタイムアタックにも向いている。

N1フォルダD

登場作品:『3』
N1グランプリ本選、ジゴク島内で手に入る4つのフォルダの一つ。
4つのフォルダの中では明確なハズレ枠でありかなり使いづらい。
一応コンセプトとしてはトップウ・スイコミを使ったコンボがメインだと思われるが、
プログラムアドバンスもない上、最大の問題はチップコードがバラバラな事。
コードが*を除いて16種もあり、そのうちチップが1枚しかないコードが12種もある。

ミナライフォルダ

登場作品:『3』『4』『5』『6』
名人見習いが構築したフォルダ
基本的にストーリーがある程度進むと入手できるようになることもあり、それまでの予備フォルダより一段上の構築が成されている。
作品ごとにコンセプトが違い、その分強さにもムラがある。
『3』では高火力チップが多く、強烈なコンボも備えている大火力フォルダ
とりわけプリズムが2枚入っていることもあり、タイムアタックには一番向いている。
『4』ではP.A2種にコードもある程度揃っており、使い勝手はまずまずといったところ。
『5』ではP.Aが5種類も入っているが、連番系の物ばかりでチップコードがばらついているのがネック。
サーチソウルにはなれるのでどちらかというとブルース版向きか。
『6』ではオウエンカインビジブルリカバリー80バリア100と見事に防御重視。その分PAもなく火力は低い。

メイジンフォルダ

登場作品:『3』『4』『5』『6』
名人が構築したフォルダ
作品を通してコンボを絡めたテクニカルなフォルダになっており、特徴として必ずパネル変化系チップを入れている。
『3』ではステージ系を中心に、他の属性チップを合わせて相手の弱点を突いて大ダメージを狙う。ただし攻撃用チップの攻撃力が低いためどちらかというと特化系フォルダに分類され、上手くコンボを決められないと扱いにくい。
『4』では三周目以降に装備可能。それだけあって、ランク3のチップが多く、PAも「ギガキャノン3」「バブルスプレッド」「ヒートスプレッド」と三つも出せる。しかし『4』のPAがほとんどコード順であるためコードのバラつきがひどく、使うならサーチソウルと合わせて使いたい。一応パネル変化枠としてブリザード系が入っている。
『5』ではシード系軸の属性ダメージコンボを中心にPA「ギガキャノン3」「ヨーヨーグレート」を駆使して立ち回る。
『6』では「バブルスター2ドールサンダー2」のコンボと「ワイドショットによる凍結 → ゴーレムパンチ2」のコンボを主軸にしているほか、ドリームソードも繰り出せる。コードも四つにまとめているため、歴代メイジンフォルダの中では比較的使い勝手が良い。

ヘッポコフォルダ

登場作品:『4』
スパークマンシナリオで上文テルオに騙されて強制装備させられるフォルダ
テルオが楽に勝とうと画策し用意したフォルダのため入っているチップは弱く、オマケフォルダといい勝負。
しかしこのフォルダは周回が進むたびにチップコードが統一されていき、最終的にコードがSと*のみになるため、チップ回りだけは良かったりする。エリアスチール*を抜き取らせろ
カウンターを決めていけばチップ回りがいいこともありそこそこ戦える。それでも弱いが

なお、ヘッポコフォルダはテルオが構築したフォルダというわけではなく、トーナメントでテルオと当たった周のみ秋原町にいる老婆からも修行を目的としてこのフォルダを貰う事が出来る。
オマケフォルダと同じく一般に流通している予備フォルダなのだろうか…。

また、スパークマンシナリオはナビカスタマイザー入手前に発生する可能性があるので、人によってはオマケフォルダより先に入手するケースもあり得る。

アクニンフォルダ

登場作品:『5』
ストーリーが進むとヒールナビから受け取れるフォルダ
アクニンの名の通りダークチップナビチップDSにノイズストームと悪状態じゃないと使えないチップが多い。

対戦フォルダ

登場作品:『5DS』
『5DS』でGBA版の『1』をダブルスロットすると受け取れるようになるフォルダ
対戦と名に付いている通り、リセットボムエンゲツクナイ2ナビスカウト等の通信対戦用の効果があるチップや、
サンダーボール *スイコミティンパニー *等のコンボを意識したチップが多い。
コードはSとOにある程度揃えられている。

ソウルフォルダ

登場作品:『6』
ウラインターネットゼロに居るネットポリスからやたら暑苦しい掛け声と共に受け取れるフォルダ。
チップコードがSとRを中心に構成されており、P.Aもギガキャノン3(RST)ワイドバーナー2(STU)フレイムフック2(RST)、ドリームソード(S)と予備フォルダにしては中々にコードが揃っており、かつ広範囲に攻撃出来る物ばかりなので扱いやすい。
メガクラスロールが各バージョン1枚ずつ、更にクサムラシード *が3枚入っており爆発力もある。
エリアスチールがコードS2枚と控えめな事、ドリームソードの構成チップが全てコードSである事*4が残念なところ。

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最終更新:2025年03月12日 19:50

*1 グレイガ版でフォルダを作ればファルザー版でもグレイガ版のギガクラスが使えたりと。ゲームバランスの崩壊を危惧したと思われる。

*2 ダブルビーストは最初はゲーム内にチップ画像のデータが無く、配信カードの読み込みにより始めてチップ画像を取得することから、配信以外の手段で入手出来ないように規制されたと思われる。

*3 一見普通に見えるが、装備できない状況を作る予備フォルダは本末転倒ということだろう

*4 『6』ではソード、ワイドソード、ロングソードが全てコード*で揃えられる