八雲興司 - 遊戯王＠2ch辞典

八雲興司（やぐもきょうじ）

漫画版ZEXALで登場するキャラクター。物語における大半のボス役を担っている。
「蜘蛛」をテーマとしたデッキを使用し、多数のナンバーズも所持している。
白紙のカードという稀有なカードを所持し、デュエルの局面によって様々なナンバーズを降臨させるという特殊能力を持つ。

両親の死亡事故がきっかけで児童養護施設へと暮らしの場を変え、神代凌牙と共に過ごす。
凌牙が表向きでは（八雲が子供達の生きる望みになるように、という彼なりの配慮で）冷酷な性格を気取っていたこともあり、施設では子供達の希望となっていた。
だが本人は生き別れた弟・優司との再開を常日頃から願っており、子供達の希望となることは、彼を施設に束縛するマイナスの結果も齎してしまった。
そんな時に『デュエルモンスターズ』の存在を知り、これで有名になれば弟も自分の下を訪ねてくるようになるのではと考え、見事大会での優勝を果たし、ついに弟と再開する。
だが、自分の下に訪れた優司は顔が似ただけの赤の他人であり、さらに本物の優司はその赤の他人によって殺されていた。
その事実に激昂した八雲は、その男を殺そうとするが、たとえ偽物でも弟を殺すことは出来ず、躊躇いを見せる。
その時、黒い渦のようなオーラに取り憑かれ、彼の性格は変貌。その場にいた男をついに殺してしまう。
それと同時に「この世界に信じるべきものは存在しない。この世界は破壊すべきだ」という考えに支配されてしまう。
以後はナンバーズ・ハンターとして暗躍。遊馬たちのもとに姿を現し、ナンバーズを奪い取ろうと画策する。
凌牙はかつての親友の変わり果てた姿を目の当たりにし、動揺していた。そして、凌牙自身が想像もしていなかった、八雲が抱いていたプレッシャーの大きさや心境を吐露した。
アストラルが生み出した結界での最終決戦でe・ラーが正体を現したことにより、その支配から解放される。
そしてe・ラーが撃破された後、ついに凌牙との和解が叶った。

名前の由来は、怪奇小説で有名な小泉八雲。「雲」と「蜘蛛」の語呂合わせでもある。
興司の「興」は「狂」の語呂合わせであり、あの鬼柳京介も同じ由来であるらしい。
「キョウ」という言葉の響きが気に入っているのだと吉田伸は語っている。