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トライアル・ラン

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トライアル・ラン
別名
試験的にやってみる
用途
用例
親のワザをつかうのに自信が持てないとき
親がルールを守らないだろうと子どもから疑いをもたれているとき
失敗を恐れて子どもに対して必要な対応ができないとき
使用法
1.子どもと出かけよう。高価でない食事をしにファミリーレストランへ、あるいは、いま特に必要でないもの買いにスーパーマーケットへ行こう。
2.「食事中にいたずらしない」「買い物をしているときに、おねだりしない」というルールをあらかじめ、子どもと確認し、もしルールをやぶったら、すぐに家へ連れて帰ると警告する。
3.店に入ったら、すこしでもよい行動をしたら褒める(受け入れられる程度の行動であっても)。
4.子どもがルールをやぶったら、食事/買い物を中止し、「家に帰るわよ」と冷静に言い渡す。そして実際に店を出る。
5.子どもが「ごめんなさい」とあやまってきたら優しく受け止める。抗議は取り合わない。そして実際に家に帰る。
解説
トライアル・ランは、文字どおり「試行」である。親にとっては、試行だけれども、子どもはそのことを知らない。
トライアル・ランを実際にやってみると、親は子に「言ったことは必ずやる」ということを、はっきり示すことができる。
以後、子どもに対してルールや警告が効果的になる。
親の方も、たとえ人前であっても臆せず、子どもに対して必要な行動をとれるようになる。

参考文献
シンシア・ウィッタム『きっぱりNO!でやさしい子育て』明石書店











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