#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
基本情報
略歴
「暴嵐虎」と呼ばれた
ガライザラ王
ゴルギウスの一人娘、騎馬を手足の様に扱ったことから、本人は「騎将姫」と呼ばれた。
ガライザラは、国というより様々な民族の集合体であり、ゴルギウスは主義も主張も異なるそれぞれの民族を纏め上げる器量と人徳をもっていたが、突然の病死により、部下であった
バシュタルクがその地位を引き継ぎ、当時子供だったシオンは「姫」と呼ばれるお飾りの状態となる。
ノスタル高原の戦いで
ヴァン・フレイ国と戦い、傭兵
サヌアもその実力に感嘆し、騎馬部隊を率いたその戦いぶりは、父ゴルギウスの再来とも呼ばれた。
また、
ガルゾーマを討つ為、強行軍を進めるサヌア達と遭遇し、再戦を果たそうとするが、ヴァン・フレイ国の猛将
ガリックが立ちはだかる。サヌアとの戦いは叶わないものの、この戦いでガリックを討ち取るという大戦果をあげている。
その後、
リオナ海の戦いで再びヴァン・フレイ国を相手に戦い、小船を使って、当時最新鋭だったヴァン・フレイ国艦隊に乗り込むという荒業を見せ、指揮能力の高さが騎馬だけではないことを証明した。
当初父の死は
ガルゾーマの策謀ではないかと疑っていたシオンだが、やがてそれは自分に疑惑がかかることを避けるために誘導した
バシュタルクの仕業だと知り、彼に対抗する為、シオンは
イクルテイや
グラーバルといった仲間を集め、自らの派閥を作り始め、自分の騎馬部隊の鎧を黒に統一し、
黒耀騎兵団を名乗る。
1739年2月、
バシュタルクは、シオンを酒宴に招き暗殺しようとしたが失敗、これにより、シオンはついにバシュタルクの頚木から脱して独立を宣言、フェローラ、アリアスに潜伏していたガルゾーマ軍の残党を糾合し、急速にその勢力を拡大。両者は真正面から対立することとなる。
そしてガライザラ国の覇権をめぐって、バシュタルクと真正面から対立、ガライザラ内乱が勃発する。
兵力で圧倒的に負けていたシオンは、
ティアナ、
ミッドガルツの助けも借り、ガライザラ国に点在する少数の部族を次々と味方引き込んでいく。
(現在ここまで)
それまではシオンをあまくみて傍観していたバシュタルクも、これをみて自ら動き出し、両者は
リオネティアの戦いで激突、しかし、兵力の差を見せ付けられこの戦いでシオンは敗北する。
ところが、シオン派からバシュタルクに鞍替えした部族を彼が処刑したことから、バシュタルクは勝利により味方が離れて行き、シオンは敗れても味方が増え始めた。
いつしか親友となり、信じていたティアナがヴァン・フレイ国から潜伏していた将軍だったことを知り衝撃を受けるが、それを乗り越え、
ケルティアの戦いでついに兵力で逆転したバシュタルクとの決着をつけ、勝者となる。
だが、ガライザラ内乱そのものが、ヴァン・フレイ国が彼らを同士討ちで疲弊させるための戦いだった事を知る。それでも騎馬民族の誇りを胸に、利用されたのではなく自分達の意思で戦った事を証明するため、ヴァン・フレイ国と対峙。
フィヨルドの戦いにて激突するが、ヴァン・フレイ国の魔物を使った猛攻を受け、最後はティアナとの激しい戦いの末に戦死する。
人物
- 誇り高い性格で、フィヨルドの戦いでは既に勝機を失った事を理解しながらも、ヴァン・フレイ国の本陣に向けて特攻し、自らの誇りを貫き通した。
- 「暴嵐虎」と畏れられた父ゴルギウスに対しては強い敬愛の心を抱いており、指揮官として自らの理想としていたという。
逸話
- アリアスの戦いの一部始終を崖の上から見届け、サヌアに興味を持ったとされているが、これは後世の物語で追加されたことであり、史実とは異なる。後にサヌア達と数度にわたって戦うこととなった為、早めに彼らを意識させる演出だと思われる。
- フェローラの戦いにて、ガリックを討ち取った際、彼の所有していたディヴァイドやハスティアといった五本の武器を手に入れたが、その内、一本は墓所としてガリックの遺体と共に残し、残った四本を自らの武器として使用した。四本の武器はそれぞれが異なる魔力を秘めていたが、シオン自身が弓や剣を得手としていたこともあってか、特にハスティアやアジバルドを愛用していたという。後に、フィヨルドの戦いにてシオンが戦死した際に、ハスティアとアジバルドは戦利品として回収されているが、残った二本については所在が不明となっており、戦場の混乱の中で破壊・紛失したと考えられている。
- 「ヴァルナ」とは、ガライザラの伝説に出てくる75人の騎馬将軍の一人、ガライザラでは族長や猛将が、自分の名前に騎馬将軍の名を付ける風習があった。
関連項目