基本情報
略歴
アレス子飼いの
隠密の中で最も優秀な働きをしたため、
アレスが将軍に抜擢した。
将軍としては、698年「
ロードレアの内乱」が初陣となるが、この戦いで
隠密としてだけではなく、指揮官としての才能も
アレスの期待に応えたリディは、以後も指揮官と
隠密を両立させ、
第2次ディースの戦い(702)では敵本陣への奇襲もやり遂げ、いつしか
ルーと並んで「遅れてきた英雄」の代名詞となるほどの成長を遂げる。
天下分け目の
ヴァイグの戦い(710)では、集結に僅かに遅れている
ベルザフィリス陣営を敵の強襲から守るため、わざと隙だらけの布陣をひく。これに罠だと警戒した
ロー・レアルス国の先発隊は、両軍集結まで攻撃を仕掛けることができなかった。
決戦では
ゼノスと一騎討ちを繰り広げ、
ゼノスさえも彼女の腕に感嘆し、リディも戦後、この戦いで戦死した
ゼノスの墓を作ることでこれに答えた。
また、戦局を覆すべく仕掛けられた
ルーの本陣突撃にただ一人動揺しなかったたことが、結果的に勝敗を別ける鍵となった。
ルディックの陣(711)では、共に遅れてきた英雄と呼ばれた
ルーと直接対決、彼の突撃から
ガイヴェルド本陣を守るもリディは負傷。
この傷は想像以上に深く、彼女は二度と槍が持てなくなるほどであった。
天下平定後は
アレスの墓をつくり直し、与えられた領土の治世を勤めながら静かに暮らすが、「
国崩れの乱」で
バイアラスの死を知ると衝撃のあまり失神、その後は政界から身を退いて余生を送る。
生涯
アレス、
バイアラスの為に生きた。
人物
- 隠密という立場もあったが、生来の性格から、必要以上の事をほとんど喋らず、普段は無口、無表情であった。ルフィが彼女を苛め続けたのは、彼女の感情のない顔が気に入らず、リディの悲鳴を聞いてみたいと思っていたからだという。
- 「西はリディ、東はルー、10年早く生まれていれば歴史はどう動いていたかわからない」という言葉があるが、リディはあくまでも与えられた任務をこなすのみで、ルーの様に自ら歴史を切り開く役割は果たさない。この言葉は二人のどちらを紹介する時に使うかで意味が大きく異なり、リディに使われる時は、あくまでも「ロードレア国最盛期にリディがいれば」という「もしも」の願望を表現しただけである。
関連項目
最終更新:2024年08月18日 14:27