基本情報
略歴
フレイミスト国王
リョウの妹。
炎を操る一族として、兄に勝るとも劣らない素質に恵まれていたが、兄と違い戦いを嫌い、好んで戦場に出ることはなかった為、その能力に周囲の者が気付くのはかなり先の事となった。
そのため、兄である
リョウですら、いずれ来るであろう政略結婚の道具くらいにしか思っていなかった。
後に、
サルファーは彼女をわざと敵陣の目に付く場所に立たせ、敵軍に「
フレイミスト国が再び
アーズ国に組した」と誤解させる策をとるが、レンゲ本人には何も伝えなかったことから、
神器衆をもってしても、この時点で必要だったのは彼女のもっている肩書だけであり、彼女自身の実力には気づいていなかった。
ビーストバリア国としても、同盟というよりほぼ上下関係にあった
アーズ国の仲介もあり、この和平を承諾、
フレイミスト国の民衆もこのまま
ビーストバリア国に蹂躙されることを覚悟していた中での和平成立に、レンゲの帰還を歓迎した。
ただ、あまりにも段取りの良すぎる和平に懐疑をもち、レンゲを排除しようとする一派との戦いも水面下であった。
遠征初期は戦略、戦術には疎い部分があったが、兄の名を汚さない為、誇り高き炎の一族である
フレイミスト軍を率いて与えられた任務を着実かつ確実にこなしていき、その後も次々と続く
ルーイガルド侵攻作戦の激戦を潜り抜けた結果、自分の意思で軍勢を手足の如く操れるまでになっていき、
カルダザルスの戦いにおいては中央戦線で
四牙将を食い止めるという成長ぶりを見せる。
ルーイガルド侵攻作戦に参戦したほとんどの将軍や傭兵が、最初から能力的にも人格的にも完成された円熟期の状態で登場したのに対し、レンゲと
マルキィは、この戦いの中でリアルタイムに成長していった人物の代表的存在として語られている。
関連項目
最終更新:2024年08月03日 21:30