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高見沢逸郎/仮面ライダーベルデ - (2025/07/25 (金) 20:22:49) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2011/01/23 Sun 21:33:33
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(#b8d200,b){モンスター狩りもいいがよ、ライダーの敵はライダーって事を忘れるな!}}
演:黒田アーサー
『[[仮面ライダー龍騎]]』の登場人物。TVSP版のみ登場。
TV本編、映画版は未登場。
*【概要】
TVSP『[[仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]]』に登場する巨大企業、高見沢グループの総帥を務める実業家。年齢38歳。
その立場から全てを手に入れている様に見えるが、彼の欲は「この程度」では収まらず更に超人的な力を手にする為にライダーとなった。
普段は紳士的だが、上記の目的だけあって本性は傲慢かつ粗暴で過激と三拍子そろった上に手段を選ばない卑劣漢。願いを叶えるためなら他人を社会から蹴落とすのも当たり前という弱肉強食の世界観を持っている。
だが、巨大企業の総帥をしているだけあって人を主導するイニシアチブがとても上手く、
戦いを止めようとする[[城戸真司>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]と戦いに迷いをみせた[[秋山蓮>秋山蓮/仮面ライダーナイト]]を邪魔者と判断し他のライダー同士で結託し彼らを追い詰めた。
この時、他のライダーを仕切りリーダー格を務めていた事から相応のカリスマ性もあり、他のライダーからは一目置かれる存在である。
実は何気なく真っ先に願いが成就したライダーでもある(&bold(){仮面ライダーという名の超人}になった時点で「超人的な力を手にする」という願いが達成されている)。
TVSPのみの登場だが、演じた役者さんのおかげか、なかなか存在感がある。
更に、彼の発言は「仮面ライダー」という存在を色々と考えさせられる言葉が多い。
だが、真司をガキと評した一方で、ライダーになった動機が[[芝浦>芝浦淳/仮面ライダーガイ]]とは別ベクトルでガキっぽさを漂わせているような印象もあるが……。
まあ、40間近なオッサンの「超人への変身願望」じゃ無理もあるまい。
*◇&font(#dcdcdc,#b8d200){仮面ライダーベルデ}
スーツアクター:藤榮史哉
高見沢が変身するライダー。基本色は&font(#b8d200){黄緑}で、名前の「ベルデ(Verde)」はイタリア語・スペイン語で「緑」を意味する。
[[カメレオン]]型モンスター「バイオグリーザ」と契約しており、「クリアーベント」や「コピーベント」等、他のライダーと比べて特殊なアドベントカードが多い。
基本スペックが低めという根本的な問題や高見沢当人の性格もあってか、正々堂々な戦いよりそれらのカードを利用した不意討ちや騙し討ちを得意としている。
**【[[契約モンスター>ミラーモンスター(仮面ライダー龍騎)]]】
・&bold(){バイオグリーザ}
カメレオン型モンスター。4000AP。
[[光学迷彩]]の如く周囲に溶け込んで姿を消す事が出来る。
最大600m伸びる長い舌と、脚のバネによる最大60mもの高いジャンプを武器とする。
ちなみに脚部はふくらはぎの部分にサスペンション状のバネを付けた様に見えるが、
実は人間でいう脚部にあたる部分がバネでありサスペンションみたいな物体が本当の脚部である。
**【召喚機】
・&bold(){バイオバイザー}
カメレオンの頭を模した召喚機。
カメレオンの舌のように伸ばしたカードキャッチャーにカードを挿し、挟んでから戻すことでカードの能力を使用する。
少し面倒くさい。
左の腿に装備されている。
**【所有カード】
・&bold(){アドベント}
バイオグリーザを召喚。劇中未使用。
・&bold(){ホールドベント:バイオワインダー}
バイオグリーザの目を模した小型の金属製[[ヨーヨー]]。2000AP。
左手に装備して使用する。ヨーヨーという性質上、中距離戦向きの武装。
・&bold(){クリアーベント}
自身の姿を透明にする。
これにバイオワインダーを組み合わせることで中距離からの連続した不意打ちが可能。
・&bold(){コピーベント}
相手の姿とその時装備されている武器をコピーする。
[[仮面ライダーライア>手塚海之/仮面ライダーライア]]も同じカードを所有しているが、そちらは相手の武器しかコピーできない(つまり、こちらが上位互換)。
コピーベントの効果が違うのは「バイオグリーザの影響ではないか」という説があるが、憶測程度の話。
騙し討ちにうってつけのカード。仲間割れの誘発にも使えるだろう。
・&bold(){ファイナルベント:デスバニッシュ}
バイオグリーザが伸ばした舌を両脚に巻き付けて振り子の要領で相手を捕え、2、3度回転した後に空高くから相手にパイルドライバーを喰らわせる。5000AP。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){どう見てもキン肉ドライバーだが気にしてはいけない。}}}
技の性質上攻撃対象は一人、しかも人型ではないモンスターや大型モンスター相手には使えないと思われる。
しかし何気に殺傷力が高く、ライア・ナイトを仕留めた。
ただし、「致命傷」を与えるが「即死」ではないのが彼の命取りとなった。
*◇TVSPでの活躍
TVSP版では真司が説得しに来た時に初登場。
当初は紳士的に振る舞っていたが、程なく思想の不一致で真司の説得をバッサリと断り、SPによって帰らせた(その時に真司をガキ呼ばわりしていた)。
その後、龍騎・ナイト・ライアのモンスターとの戦いに介入しライアと交戦。
各種カードを組み合わせた戦術でライアを翻弄。コピーベントでナイトの姿に化けての不意打ちで致命傷を与え、トドメのデスバニッシュでライアを撃破した。
更に邪魔な真司を早めに潰す為に他のライダー同士を結託させる。その後、戦いに迷いをみせた蓮も標的に加える。
そして、[[コアミラー>コアミラー(仮面ライダー龍騎)]]がある地下駐車場に二人を追い詰める。
乱戦の中、龍騎にデスバニッシュを喰らわそうとするが……。
&font(#b8d200){ベルデ「まずはお前からだ」}
#center(){&font(#b8d200){FINAL VENT}}
&font(#0000ff){ナイト「くっ、どけ!」}
&font(#b8d200){ベルデ「はぁっ!」}
#center(){ドン!!}
&font(#0000ff){ナイト「!!!」}
&font(#ff0000){龍騎「蓮!」}
&font(#0000ff){ナイト「……うっ、うおおぉぉぉぉ!」}
#center(){&font(#0000ff){FINAL VENT}}
&font(#b8d200){ベルデ「何!?」}
ナイトが土壇場で龍騎を庇ったため失敗。
更に死に際でナイトが飛翔斬を発動したのを見て逃げようとするも、
予想外の事態にパニックになったのか逃げ遅れた末に背中から直撃され、爆死。
「仮面ライダーという名の超人」の&bold(){力しか}見えていなかった人間に相応しい幕切れであった。
また、その死にざまも一つ一つの要素を抜き出してみると、
・超人への欲望を抱きながらパニックで人間臭く逃げ出す
・超人的な力(死ぬ寸前にファイナルベントを使う意地)に殺される
・奇襲特化の能力が奇襲的反撃に殺される
・結局は欲望に溺れた高見沢もライダーとしての宿命を背負う運命にあった
・他人を社会から蹴落とす自分が社会どころかライダーバトルからも他人によって蹴落とされた
……といった具合で皮肉にまみれたものだったと言わざるを得ないだろう。
彼は戦う場合も戦わない場合も死亡している。
漫画版の『13 RIDERS THE COMIC』では、原典のような荒っぽい発言はせず、クールな雰囲気。
戦う場合はTVSP同様死亡するが、戦わない場合は生存。
ライダーのない世界では退屈そうに仕事の予定をこなしていたが、ごくわずかながらライダー関連の記憶がおぼろげに残っているのか、どこか意味深な顔ですれ違った真司の姿を見ていた。
『[[劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]』では既に脱落者となり未登場。
TV本編での処遇は諸説あるが、公式では「主人公らとは別の場所で戦い、散ったライダー」として扱われている。
本編終了から17年後に描かれた『[[RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]]』でもベルデは登場するものの、変身者は[[木村>木村(RIDER TIME 仮面ライダー龍騎)]]という青年に変更された。
ちなみに彼の性格は第1話時点の真司達との共闘も「あくまでその場しのぎ」としていずれは戦わなければならないことを意識するリアリストな一面を持ちつつも、
自分と共に手塚に嵌められた真司を助けようとしたり、その手塚からの遺言を真司に伝えるなど、&bold(){高見沢よりずっとまともな人間であり、最後まで仲間を裏切る事はなかった}。
「ベルデ=悪の仮面ライダー」という印象を抱いていた人はその善人ぶりに驚かされたことだろう。
*◇余談
高見沢逸郎を演じた黒田アーサー氏は、変身シーンを撮影した際に「鏡に向かって正対し、正面をみながら腰のVバックルにカードデッキを差し込む」という困難な動作を、
&bold(){リハーサルと本番全て一発で成功させたという伝説を持っている。}
また、黒田氏はベルデのデザインを非常に気に入り、「(ベルデを)主役でできませんか?」とプロデューサーに持ちかけた事があったらしい。
『RIDER TIME 龍騎』での木村の扱いを見る限り、(主役までは流石に無理だったものの)その願いはある程度通じたと言えるかも知れない。
デザインモチーフは初代『[[仮面ライダー]]』の[[死神カメレオン>死神カメレオン(ショッカー怪人)]]と『[[仮面ライダーアマゾン]]』の[[アマゾンライダー>アマゾン/仮面ライダーアマゾン]]([[仮面ライダーアマゾン]])で、いずれも爬虫類系繋がりという点で共通している。
また、黄緑をベースとしつつアクセントとして赤を配し(カメレオンの舌のイメージも含まれている)、西洋甲冑的な要素を取り入れる事により、同じく緑をパーソナルカラーとするゾルダとの違いを出す形になった。
#center(){&font(#b8d200){一度ライダーになった者は、ライダーとしての宿命を負う。}}
#center(){&font(#b8d200){逃げることは出来ない!}}
#center(){&font(#b8d200){大体な、ライダーの戦いは終わんねえんだよ!}}
#center(){&font(#b8d200){今の社会はな、ライダー同士の戦いと同じなんだよ。}}
#center(){&font(#b8d200){生きるって事は、他人を蹴落とす事なんだ。}}
#center(){&font(#ff0000){いいか!!人間は皆ライダーなんだよ!!!}}
高見沢が語った「人間は皆ライダー」発言は、TVSP放送から[[とある劇場版を経た後、>劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land]][[思わぬ形で実現する>仮面ライダークロニクル]][[こととなる……>デザイアグランプリ]]
#center(){&font(#b8d200){生きるって事は、追記・修正する事なんだ。いいか!!人間は皆Wiki篭りなんだよ!!!}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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#center(){&font(#b8d200,b){モンスター狩りもいいがよ、ライダーの敵はライダーって事を忘れるな!}}
演:黒田アーサー
『[[仮面ライダー龍騎]]』の登場人物。TVSP版のみ登場。
TV本編、映画版は未登場。
*【概要】
TVSP『[[仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]]』に登場する巨大企業、高見沢グループの総帥を務める実業家。年齢38歳。
その立場から全てを手に入れている様に見えるが、彼の欲は「この程度」では収まらず更に超人的な力を手にする為にライダーとなった。
普段は紳士的だが、上記の目的だけあって本性は傲慢かつ粗暴で過激と三拍子そろった上に手段を選ばない卑劣漢。願いを叶えるためなら他人を社会から蹴落とすのも当たり前という弱肉強食の世界観を持っている。
だが、巨大企業の総帥をしているだけあって人を主導するイニシアチブがとても上手く、
戦いを止めようとする[[城戸真司>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]と戦いに迷いをみせた[[秋山蓮>秋山蓮/仮面ライダーナイト]]を邪魔者と判断し他のライダー同士で結託し彼らを追い詰めた。
この時、他のライダーを仕切りリーダー格を務めていた事から相応のカリスマ性もあり、他のライダーからは一目置かれる存在である。
実は何気なく真っ先に願いが成就したライダーでもある(&bold(){仮面ライダーという名の超人}になった時点で「超人的な力を手にする」という願いが達成されている)。
TVSPのみの登場だが、演じた役者さんのおかげか、なかなか存在感がある。
更に、彼の発言は「仮面ライダー」という存在を色々と考えさせられる言葉が多い。
だが、真司をガキと評した一方で、ライダーになった動機が[[芝浦>芝浦淳/仮面ライダーガイ]]とは別ベクトルでガキっぽさを漂わせているような印象もあるが……。
まあ、40間近なオッサンの「超人への変身願望」じゃ無理もあるまい。
*◇&font(#dcdcdc,#b8d200){仮面ライダーベルデ}
スーツアクター:藤榮史哉
高見沢が変身するライダー。基本色は&font(#b8d200){黄緑}で、名前の「ベルデ(Verde)」はイタリア語・スペイン語で「緑」を意味する。
[[カメレオン]]型モンスター「バイオグリーザ」と契約しており、「クリアーベント」や「コピーベント」等、他のライダーと比べて特殊なアドベントカードが多い。
基本スペックが低めという根本的な問題や高見沢当人の性格もあってか、正々堂々な戦いよりそれらのカードを利用した不意討ちや騙し討ちを得意としている。
**【[[契約モンスター>ミラーモンスター(仮面ライダー龍騎)]]】
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カメレオン型モンスター。4000AP。
[[光学迷彩]]の如く周囲に溶け込んで姿を消す事が出来る。
最大600m伸びる長い舌と、脚のバネによる最大60mもの高いジャンプを武器とする。
ちなみに脚部はふくらはぎの部分にサスペンション状のバネを付けた様に見えるが、
実は人間でいう脚部にあたる部分がバネでありサスペンションみたいな物体が本当の脚部である。
**【召喚機】
・&bold(){バイオバイザー}
カメレオンの頭を模した召喚機。
カメレオンの舌のように伸ばしたカードキャッチャーにカードを挿し、挟んでから戻すことでカードの能力を使用する。
少し面倒くさい。
左の腿に装備されている。
**【所有カード】
・&bold(){アドベント}
バイオグリーザを召喚。劇中未使用。
・&bold(){ホールドベント:バイオワインダー}
バイオグリーザの目を模した小型の金属製[[ヨーヨー]]。2000AP。
左手に装備して使用する。ヨーヨーという性質上、中距離戦向きの武装。
・&bold(){クリアーベント}
自身の姿を透明にする。
これにバイオワインダーを組み合わせることで中距離からの連続した不意打ちが可能。
・&bold(){コピーベント}
相手の姿とその時装備されている武器をコピーする。
[[仮面ライダーライア>手塚海之/仮面ライダーライア]]も同じカードを所有しているが、そちらは相手の武器しかコピーできない(つまり、こちらが上位互換)。
コピーベントの効果が違うのは「バイオグリーザの影響ではないか」という説があるが、憶測程度の話。
騙し討ちにうってつけのカード。仲間割れの誘発にも使えるだろう。
・&bold(){ファイナルベント:デスバニッシュ}
バイオグリーザが伸ばした舌を両脚に巻き付けて振り子の要領で相手を捕え、2、3度回転した後に空高くから相手にパイルドライバーを喰らわせる。5000AP。
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技の性質上攻撃対象は一人、しかも人型ではないモンスターや大型モンスター相手には使えないと思われる。
しかし何気に殺傷力が高く、ライア・ナイトを仕留めた。
ただし、「致命傷」を与えるが「即死」ではないのが彼の命取りとなった。
*◇TVSPでの活躍
TVSP版では真司が説得しに来た時に初登場。
当初は紳士的に振る舞っていたが、程なく思想の不一致で真司の説得をバッサリと断り、SPによって帰らせた(その時に真司をガキ呼ばわりしていた)。
その後、龍騎・ナイト・ライアのモンスターとの戦いに介入しライアと交戦。
各種カードを組み合わせた戦術でライアを翻弄。コピーベントでナイトの姿に化けての不意打ちで致命傷を与え、トドメのデスバニッシュでライアを撃破した。
更に邪魔な真司を早めに潰す為に他のライダー同士を結託させる。その後、戦いに迷いをみせた蓮も標的に加える。
そして、[[コアミラー>コアミラー(仮面ライダー龍騎)]]がある地下駐車場に二人を追い詰める。
乱戦の中、龍騎にデスバニッシュを喰らわそうとするが……。
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ナイトが土壇場で龍騎を庇ったため失敗。
更に死に際でナイトが飛翔斬を発動したのを見て逃げようとするも、
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また、その死にざまも一つ一つの要素を抜き出してみると、
・超人への欲望を抱きながらパニックで人間臭く逃げ出す
・超人的な力(死ぬ寸前にファイナルベントを使う意地)に殺される
・奇襲特化の能力が奇襲的反撃に殺される
・結局は欲望に溺れた高見沢もライダーとしての宿命を背負う運命にあった
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……といった具合で皮肉にまみれたものだったと言わざるを得ないだろう。
彼は戦う場合も戦わない場合も死亡している。
漫画版の『13 RIDERS THE COMIC』では、原典のような荒っぽい発言はせず、クールな雰囲気。
戦う場合はTVSP同様死亡するが、戦わない場合は生存。
ライダーのない世界では退屈そうに仕事の予定をこなしていたが、ごくわずかながらライダー関連の記憶がおぼろげに残っているのか、どこか意味深な顔ですれ違った真司の姿を見ていた。
『[[劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]』では既に脱落者となり未登場。
TV本編での処遇は諸説あるが、公式では「主人公らとは別の場所で戦い、散ったライダー」として扱われている。
本編終了から17年後に描かれた『[[RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]]』でもベルデは登場するものの、変身者は[[木村>木村(RIDER TIME 仮面ライダー龍騎)]]という青年に変更された。
ちなみに彼の性格は第1話時点の真司達との共闘も「あくまでその場しのぎ」としていずれは戦わなければならないことを意識するリアリストな一面を持ちつつも、
自分と共に手塚に嵌められた真司を助けようとしたり、その手塚からの遺言を真司に伝えるなど、&bold(){高見沢よりずっとまともな人間であり、最後まで仲間を裏切る事はなかった}。
「ベルデ=悪の仮面ライダー」という印象を抱いていた人はその善人ぶりに驚かされたことだろう。
*◇余談
高見沢逸郎を演じた黒田アーサー氏は、変身シーンを撮影した際に「鏡に向かって正対し、正面をみながら腰のVバックルにカードデッキを差し込む」という困難な動作を、
&bold(){リハーサルと本番全て一発で成功させたという伝説を持っている。}
また、黒田氏はベルデのデザインを非常に気に入り、「(ベルデを)主役でできませんか?」とプロデューサーに持ちかけた事があったらしい。
『RIDER TIME 龍騎』での木村の扱いを見る限り、(主役までは流石に無理だったものの)その願いはある程度通じたと言えるかも知れない。
デザインモチーフは初代『[[仮面ライダー]]』の[[死神カメレオン>死神カメレオン(ショッカー怪人)]]と『[[仮面ライダーアマゾン]]』の[[アマゾンライダー(仮面ライダーアマゾン)>アマゾン/仮面ライダーアマゾン]]で、いずれも爬虫類系繋がりという点で共通している。
また、黄緑をベースとしつつアクセントとして赤を配し(カメレオンの舌のイメージも含まれている)、西洋甲冑的な要素を取り入れる事により、同じく緑をパーソナルカラーとするゾルダとの違いを出す形になった。
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高見沢が語った「人間は皆ライダー」発言は、TVSP放送から[[とある劇場版を経た後、>劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land]][[思わぬ形で実現する>仮面ライダークロニクル]][[こととなる……>デザイアグランプリ]]
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