ミヤマクワガタ

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ミヤマクワガタ - (2025/07/28 (月) 21:50:28) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2024/02/14 Wed 17:40:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){ミヤマクワガタ}とは、主に[[日本国]]に生息するクワガタムシの一種である。 昆虫綱コウチュウ目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属に分類される。 *概要 学名は&bold(){ルカヌス マクリフェモラトゥス}。 日本に生息するクワガタムシとしては[[オオクワガタ]]と並んで大型の部類に入る。 体型はオオクワガタに比べるとスマート。 頭部にエラのように張り出した大きな突起があり、大アゴを開く際に役立つとされる。 左右の大アゴの先端は二股に分かれており、それぞれの大アゴには複数個の内歯がある。 ミヤマ(深山)の名前の通り、主に標高の高い山間部に生息している。 そのため涼しく湿気のある環境を好み、逆に高温に弱い。 ただし、[[北海道]]や東北地方のような寒冷地では平野部でも見られることがある。 また、亜種を含めれば伊豆諸島や朝鮮半島、中国、台湾にも分布している。 ちなみに[[沖縄県]]などの南西諸島や一部の離島には生息していない。 日本のクワガタムシとしては珍しく、全身に細かい毛が生えている。 この毛によって表面が赤や黄色っぽく見えるのが特徴。 これは標高が高い地域に生息する個体が多いため、日光によるダメージを軽減するために生えているものだと言われている。 近年は地球温暖化により個体数が減少傾向にあり、絶滅が心配されている。 寿命は短く、1〜2ヶ月程しか生きられない。 特徴的な大アゴは一番長い内歯の位置により3種類に分類され、幼虫時に過ごした時の気温で変わると言う。 **戦闘能力 日本のクワガタムシの中でもトップクラスで&bold(){好戦的な性格}であるとされる。 よく「気性が荒い」と言われるクワガタムシとして[[ノコギリクワガタ]]や[[ヒラタクワガタ]]などが有名だが、実は彼らですら戦闘前に威嚇などをして様子をうかがうことが多いのだが、ミヤマクワガタはこうした動きすら見せず、&bold(){いきなり襲い掛かってくる}。 しかも自分より明らかに大型の相手に対してすら戦いを挑むことが少なくない。 また、挟む力もオオクワガタやヒラタクワガタといったドルクス属ほどではないが、なかなか強い。&font(b,red){挟まれるととても痛い}ので要注意。 戦い方は力技を好み、投げる時はその頭の形状を生かした上からの挟み込みという戦法を得意としている。 しかしその戦法上重心が高くなるという弱点があり、同サイズの日本の[[カブトムシ]]やノコギリクワガタなどの&bold(){重心が低い相手と戦うと高確率で負けてしまう}。 そもそもそのノコギリクワガタですら決して強い方ではない。 そのため恵まれた体格の割にはお世辞にも強いクワガタとは言い難く、「温厚だが実は強い」というオオクワガタとは対照的である。 またドルクス属ほど体が頑丈ではないため、オオクワガタや海外の大型のクワガタに挟まれると&bold(){致命傷を負うこともある}。 ただしミヤマクワガタは、国内ではオオクワガタと並び大きく育ちやすいというアドバンテージがあり、オオクワガタと違い闘争心も強い。 大型のミヤマクワガタともなれば並程度のサイズのノコギリやカブトムシなら体格差で一方的に蹂躙してしまう。 *その他のミヤマクワガタ ミヤマクワガタ属(ルカヌス属)にはミヤマクワガタの他にも様々な種類が存在する。 ここでは主なルカヌス属の甲虫を紹介する。 どのミヤマクワガタも暑さに弱いという共通の弱点があるため東南アジアには生息しないが、その代わりヨーロッパや北米大陸にも分布しており生息範囲は非常に広い。ちなみに南半球にはいない。 また、実は[[ホソアカクワガタ]]属も近い仲間であるとされる。 **イズミヤマクワガタ 伊豆諸島に生息するミヤマクワガタの亜種。 ミヤマクワガタよりも大アゴが短くなる傾向があり、ずんぐりとした体型をしている。 **ミクラミヤマクワガタ 伊豆諸島の御蔵島に生息することから名前が付けられた小型のクワガタ。御蔵島の他、神津島にも生息する。逆に言えば伊豆諸島以外には生息しない。 羽を動かすための筋肉が退化しており、飛ぶことができない。そのため歩いて移動する。 地元では条例により捕獲が禁止されているので、見つけても捕まえないように! **ラエトゥスミヤマクワガタ 中国大陸に生息する小型のミヤマクワガタ。 ミクラミヤマクワガタに近い仲間とされる。 **ヘルマンミヤマクワガタ 中国大陸に生息する大型のミヤマクワガタ。 体長は日本のミヤマクワガタより大きいが、日本ミヤマより体が細い印象を受ける。 天然記念物になっているため、今は日本国内にはほとんど輸入されない。 **ヨーロッパミヤマクワガタ &bold(){ユーロミヤマクワガタ}ともいう。 ヨーロッパや中東に生息する大型のミヤマクワガタ。ヨーロッパに生息する甲虫としては最大級。 日本ミヤマより横幅があり、力強い印象を受ける。 ヨーロッパでは人気の高い昆虫の一つで、こいつの絵が入った切手が売られているほど。 ただし日本ミヤマ以上に高温に弱い性質があるため、東南アジアの甲虫((ドルクス属(パラワンオオヒラタクワガタ、スマトラオオヒラタクワガタ、グランディスオオクワガタなど)、カルコソマ属([[コーカサスオオカブト]]、[[アトラスオオカブト]]、モーレンカンプオオカブトなど)など。))と異なり、日本国内への輸入は少ない。 **ユダイクスミヤマクワガタ &bold(){ジュダイクスミヤマクワガタ}ともいう。 ヨーロッパミヤマクワガタの亜種で、中東に生息する。 ルカヌス属の最大種で、特に大きい個体は体長100mmを超える。 *[[甲虫王者ムシキング]]でのミヤマクワガタ 初期の2003年春から参戦している。強さ140で[[必殺技]]はチョキ。 ムシキング(強さ160の[[カブトムシ]])が参戦する前まではオオクワガタと並び、日本の甲虫で最も強さが高かった。 性格は2003年秋第1弾までは無し(実質バランスタイプ)、2003年秋第2弾からはアタックタイプとなった。 肩書きは「迫力顔面」。 2005夏限定まで排出され、2005ファーストプラスで一旦マシンからの排出を停止。その後、約2年後の2007ファーストで復活した。 1億枚突破記念限定デザインから2005夏限定まではアダーコレクションのバージョンも排出されていた。 ちなみにアダーコレクションは「ローリングクラッチホールド」が超必殺わざの個体だけ((ただしシンザンキョウの個体もカード化はされていないもののデータ上はアダーコレクションは存在するらしく、DSソフト『スーパーコレクション』で改造コードを使用すればそちらも使用可能である。))。 超必殺わざは2005夏限定までのカードなら「ローリングクラッチホールド」。ちなみにこれは[[プロレス]]の技として実在する。ゲーム内ではセアカ[[フタマタクワガタ]]もこれを超必殺わざとして使用していた。 2007ファースト以降は「シンザンキョウ」を超必殺技としており、復活と同時に究極必殺わざ&bold(){「スーパーシンザンキョウ」}も習得した((基本的に究極必殺技は強さ120または100の小型甲虫しか使用できないが、2006セカンド以降は一部の中型甲虫(ムシキング、エレファスゾウカブト、オオクワガタ、ホペイオオクワガタ、ミヤマクワガタ。アダー完結編以降も増えていった)も使えるようになった。没データを含めるならセアカフタマタクワガタも究極必殺技を使用可能。))。 ちなみに2005夏限定までのカードであれば、DSソフト『スーパーコレクション』で改造コードを使用すれば&bold(){「スーパーローリングクラッチホールド」}を使用することも可能。ただしスーパーローリングクラッチホールドが没データなしで使用できるのはアダー完結編まで待つ事になった。 ロケテスト版では何故か登場しなかったが、代わりに[[ヒラタクワガタ]]が強さ140の甲虫として参戦した(正式稼働後は強さ120)。 ・&color(gold){ローリングクラッチホールド} 2005夏限定までの超必殺わざ。 飛び上がって相手の背をアゴで挟んだ直後、体を入れ替え、下から締め上げたあと放り投げる。 ・&bold(){&color(gold){スーパーローリングクラッチホールド}} 2005夏限定までの究極必殺わざ。 相手に飛びついて挟んだ直後、何度も回転しながら締め付け、着地すると同時に渾身の力で締め上げる。 ・&color(gold){シンザンキョウ} 2007ファーストからの超必殺わざ。 ダゲキを食らわせて相手の体制を崩し、すかさず懐に潜り込んで挟み込む。 漢字で書くと「深山挟」 ・&bold(){&color(gold){スーパーシンザンキョウ}} 2007ファーストからの究極必殺わざ。 目にも留まらぬ速さで連続ダゲキを食らわせ、突き飛ばした直後に回転しながら飛び上がって大アゴを相手の背に挟み、ひねり落とす。 **ミクラミヤマクワガタ 強さ100のアタックタイプの甲虫として2005セカンドから登場。必殺技はチョキ。肩書きは「飛べないアラワシ」。 クワガタでは唯一、スキャンした後に地上から登場する。ただし、[[ゲーム]]中では普通に飛ぶ。 ・&color(gold){サーフィンライド} 超必殺わざ。 相手を上空にかち上げたあと、すかさず飛び上がり、相手の腹に乗って地表を滑りながら締めつける。 ・&bold(){&color(gold){スーパーサーフィンライド}} 究極必殺わざ。 相手を上空にかち上げて飛び上がり、腹に乗って急降下したあと、猛スピードで地表をジグザグに滑りながら締めつける。 **ヘルマンミヤマクワガタ アダー完結編移行前の末期の5周年コレクションカード第1弾から参戦した。 ルカヌス属でも大型種((体長が91mmとエラフス[[ホソアカクワガタ]]以外の強さ140以下をすべて上回り、一部の強さ160を上回る。))であるにもかかわらず、強さは120と控えめに設定されていた。性格はバランスタイプ。 必殺技はチョキ。肩書きは「闘将飛龍」。 続編の新甲虫王者ムシキングでは強さ160〜180相当のSRとして登場し、後に覚醒により強さ200相当のSSRへと抜擢と大幅出世した。&s(){同弾に登場したブルマイスターは泣いていい} ・&color(gold){ゲキオリ} 超必殺わざ。 相手が飛びかかってきたところをかわし、背後から相手を締め落とす。 ・&bold(){&color(gold){スーパーゲキオリ}} 究極必殺わざ。 攻撃してきた相手の背の上に回り込んで逆立ちし、見失った隙に背後に降り、一気に締め落とす。 **ジュダイクスミヤマクワガタ 新甲虫王者ムシキングに亜種だけ登場。 レアリティは強さ200相当のSSRと、ルカヌス属としては最も階級が高い。性格はディフェンスタイプ。 必殺技はチョキ。超必殺技は「ジュダイクスセイバー」。 肩書きは「暗黒のスナイパー」。 チョキが必殺技のSSR以上のムシの中では唯一テクニックを切り捨てて体力に特化したステータス傾向を持っており、テイオウゼミが覇権を握る本作においてチョキが必殺技でありながら比較的テイオウゼミと噛み合う性能であることから、同じくテクニックが控えめだったパラワンオオヒラタクワガタと共にチョキのムシの中では公式大会でも好まれていた。 なお、種としての「ヨーロッパミヤマクワガタ」は[[アニマルカイザー]]には登場する。 **ラエトゥスミヤマクワガタ 新甲虫王者ムシキングに登場。レアリティは強さ100に相当するN。性格はアタックタイプ。 必殺技はチョキ。超必殺技は「イナズマ」。 肩書きは「地獄耳仙人((実際にはクワガタムシに耳はなく、体毛が聴覚になっている。))」。 追記、修正はスーパーシンザンキョウを発動させてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 子供の頃シンザンキョウの意味が分からず「なんかよくわかんないけどかっこいい技名だな〜」と思ってました -- 名無しさん (2024-02-14 23:37:24) - デカくて好戦的で弱いというかませの典型…昔の学習誌でもノコギリクワガタより弱いとされてて、実際戦っても7割がた負けるらしくてもうね…ホント弱いんだよこの虫… -- 名無しさん (2024-02-15 23:11:57) - あと重心が高い上に大顎の構造上自分から上から引き剝がそうとしてくるから潜り込まれてすぐ負けるんだよな。そりゃノコギリやカブトに勝てないって -- 名無しさん (2024-02-15 23:22:09) - あまり知られてないけど他のクワガタより装甲も薄いから少し挟まれただけでも致命傷になりやすかったり… -- 名無しさん (2024-02-16 21:47:04) - あまり有名ではないがメダロット5のクワガタメダロット「シンザン」もミヤマクワガタが名前の元ネタ -- 名無しさん (2024-02-25 20:42:10) #comment() #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2024/02/14 Wed 17:40:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){ミヤマクワガタ}とは、主に[[日本国]]に生息するクワガタムシの一種である。 昆虫綱コウチュウ目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属に分類される。 *概要 学名は&bold(){ルカヌス マクリフェモラトゥス}。 日本に生息するクワガタムシとしては[[オオクワガタ]]と並んで大型の部類に入る。 体型はオオクワガタに比べるとスマート。 頭部にエラのように張り出した大きな突起があり、大アゴを開く際に役立つとされる。 左右の大アゴの先端は二股に分かれており、それぞれの大アゴには複数個の内歯がある。 ミヤマ(深山)の名前の通り、主に標高の高い山間部に生息している。 そのため涼しく湿気のある環境を好み、逆に高温に弱い。 ただし、[[北海道]]や東北地方のような寒冷地では平野部でも見られることがある。 また、亜種を含めれば伊豆諸島や朝鮮半島、中国、台湾にも分布している。 ちなみに[[沖縄県]]などの南西諸島や一部の離島には生息していない。 日本のクワガタムシとしては珍しく、全身に細かい毛が生えている。 この毛によって表面が赤や黄色っぽく見えるのが特徴。 これは標高が高い地域に生息する個体が多いため、日光によるダメージを軽減するために生えているものだと言われている。 近年は地球温暖化により個体数が減少傾向にあり、絶滅が心配されている。 寿命は短く、1〜2ヶ月程しか生きられない。 特徴的な大アゴは一番長い内歯の位置により3種類に分類され、幼虫時に過ごした時の気温で変わると言う。 **戦闘能力 日本のクワガタムシの中でもトップクラスで&bold(){好戦的な性格}であるとされる。 よく「気性が荒い」と言われるクワガタムシとして[[ノコギリクワガタ]]や[[ヒラタクワガタ]]などが有名だが、実は彼らですら戦闘前に威嚇などをして様子をうかがうことが多いのだが、ミヤマクワガタはこうした動きすら見せず、&bold(){いきなり襲い掛かってくる}。 しかも自分より明らかに大型の相手に対してすら戦いを挑むことが少なくない。 また、挟む力もオオクワガタやヒラタクワガタといったドルクス属ほどではないが、なかなか強い。&font(b,red){挟まれるととても痛い}ので要注意。 戦い方は力技を好み、投げる時はその頭の形状を生かした上からの挟み込みという戦法を得意としている。 しかしその戦法上重心が高くなるという弱点があり、同サイズの日本の[[カブトムシ]]やノコギリクワガタなどの&bold(){重心が低い相手と戦うと高確率で負けてしまう}。 そもそもそのノコギリクワガタですら決して強い方ではない。 そのため恵まれた体格の割にはお世辞にも強いクワガタとは言い難く、「温厚だが実は強い」というオオクワガタとは対照的である。 またドルクス属ほど体が頑丈ではないため、オオクワガタや海外の大型のクワガタに挟まれると&bold(){致命傷を負うこともある}。 ただしミヤマクワガタは、国内ではオオクワガタと並び大きく育ちやすいというアドバンテージがあり、オオクワガタと違い闘争心も強い。 大型のミヤマクワガタともなれば並程度のサイズのノコギリやカブトムシなら体格差で一方的に蹂躙してしまう。 *その他のミヤマクワガタ ミヤマクワガタ属(ルカヌス属)にはミヤマクワガタの他にも様々な種類が存在する。 ここでは主なルカヌス属の甲虫を紹介する。 どのミヤマクワガタも暑さに弱いという共通の弱点があるため東南アジアには生息しないが、その代わりヨーロッパや北米大陸にも分布しており生息範囲は非常に広い。ちなみに南半球にはいない。 また、実は[[ホソアカクワガタ]]属も近い仲間であるとされる。 **イズミヤマクワガタ 伊豆諸島に生息するミヤマクワガタの亜種。 ミヤマクワガタよりも大アゴが短くなる傾向があり、ずんぐりとした体型をしている。 **ミクラミヤマクワガタ 伊豆諸島の御蔵島に生息することから名前が付けられた小型のクワガタ。御蔵島の他、神津島にも生息する。逆に言えば伊豆諸島以外には生息しない。 羽を動かすための筋肉が退化しており、飛ぶことができない。そのため歩いて移動する。 地元では条例により捕獲が禁止されているので、見つけても捕まえないように! 近縁種に中国福建省のパリーミヤマクワガタ、台湾のチェンユアンミヤマクワガタがおり、近縁種でありながらこのように別々の場所で発見される特徴は地理的遺存種という[[生きた化石]]とされる。 **ラエトゥスミヤマクワガタ 中国大陸に生息する小型のミヤマクワガタ。 ミクラミヤマクワガタに近い仲間とされる。 **ヘルマンミヤマクワガタ 中国大陸に生息する大型のミヤマクワガタ。 体長は日本のミヤマクワガタより大きいが、日本ミヤマより体が細い印象を受ける。 天然記念物になっているため、今は日本国内にはほとんど輸入されない。 **ヨーロッパミヤマクワガタ &bold(){ユーロミヤマクワガタ}ともいう。 ヨーロッパや中東に生息する大型のミヤマクワガタ。ヨーロッパに生息する甲虫としては最大級。 日本ミヤマより横幅があり、力強い印象を受ける。 ヨーロッパでは人気の高い昆虫の一つで、こいつの絵が入った切手が売られているほど。 ただし日本ミヤマ以上に高温に弱い性質があるため、東南アジアの甲虫((ドルクス属(パラワンオオヒラタクワガタ、スマトラオオヒラタクワガタ、グランディスオオクワガタなど)、カルコソマ属([[コーカサスオオカブト]]、[[アトラスオオカブト]]、モーレンカンプオオカブトなど)など。))と異なり、日本国内への輸入は少ない。 **ユダイクスミヤマクワガタ &bold(){ジュダイクスミヤマクワガタ}ともいう。 ヨーロッパミヤマクワガタの亜種で、中東に生息する。 ルカヌス属の最大種で、特に大きい個体は体長100mmを超える。 *[[甲虫王者ムシキング]]でのミヤマクワガタ 初期の2003年春から参戦している。強さ140で[[必殺技]]はチョキ。 ムシキング(強さ160の[[カブトムシ]])が参戦する前まではオオクワガタと並び、日本の甲虫で最も強さが高かった。 性格は2003年秋第1弾までは無し(実質バランスタイプ)、2003年秋第2弾からはアタックタイプとなった。 肩書きは「迫力顔面」。 2005夏限定まで排出され、2005ファーストプラスで一旦マシンからの排出を停止。その後、約2年後の2007ファーストで復活した。 1億枚突破記念限定デザインから2005夏限定まではアダーコレクションのバージョンも排出されていた。 ちなみにアダーコレクションは「ローリングクラッチホールド」が超必殺わざの個体だけ((ただしシンザンキョウの個体もカード化はされていないもののデータ上はアダーコレクションは存在するらしく、DSソフト『スーパーコレクション』で改造コードを使用すればそちらも使用可能である。))。 超必殺わざは2005夏限定までのカードなら「ローリングクラッチホールド」。ちなみにこれは[[プロレス]]の技として実在する。ゲーム内ではセアカ[[フタマタクワガタ]]もこれを超必殺わざとして使用していた。 2007ファースト以降は「シンザンキョウ」を超必殺技としており、復活と同時に究極必殺わざ&bold(){「スーパーシンザンキョウ」}も習得した((基本的に究極必殺技は強さ120または100の小型甲虫しか使用できないが、2006セカンド以降は一部の中型甲虫(ムシキング、エレファスゾウカブト、オオクワガタ、ホペイオオクワガタ、ミヤマクワガタ。アダー完結編以降も増えていった)も使えるようになった。没データを含めるならセアカフタマタクワガタも究極必殺技を使用可能。))。 ちなみに2005夏限定までのカードであれば、DSソフト『スーパーコレクション』で改造コードを使用すれば&bold(){「スーパーローリングクラッチホールド」}を使用することも可能。ただしスーパーローリングクラッチホールドが没データなしで使用できるのはアダー完結編まで待つ事になった。 ロケテスト版では何故か登場しなかったが、代わりに[[ヒラタクワガタ]]が強さ140の甲虫として参戦した(正式稼働後は強さ120)。 ・&color(gold){ローリングクラッチホールド} 2005夏限定までの超必殺わざ。 飛び上がって相手の背をアゴで挟んだ直後、体を入れ替え、下から締め上げたあと放り投げる。 ・&bold(){&color(gold){スーパーローリングクラッチホールド}} 2005夏限定までの究極必殺わざ。 相手に飛びついて挟んだ直後、何度も回転しながら締め付け、着地すると同時に渾身の力で締め上げる。 ・&color(gold){シンザンキョウ} 2007ファーストからの超必殺わざ。 ダゲキを食らわせて相手の体制を崩し、すかさず懐に潜り込んで挟み込む。 漢字で書くと「深山挟」 ・&bold(){&color(gold){スーパーシンザンキョウ}} 2007ファーストからの究極必殺わざ。 目にも留まらぬ速さで連続ダゲキを食らわせ、突き飛ばした直後に回転しながら飛び上がって大アゴを相手の背に挟み、ひねり落とす。 **ミクラミヤマクワガタ 強さ100のアタックタイプの甲虫として2005セカンドから登場。必殺技はチョキ。肩書きは「飛べないアラワシ」。 クワガタでは唯一、スキャンした後に地上から登場する。ただし、[[ゲーム]]中では普通に飛ぶ。 ・&color(gold){サーフィンライド} 超必殺わざ。 相手を上空にかち上げたあと、すかさず飛び上がり、相手の腹に乗って地表を滑りながら締めつける。 ・&bold(){&color(gold){スーパーサーフィンライド}} 究極必殺わざ。 相手を上空にかち上げて飛び上がり、腹に乗って急降下したあと、猛スピードで地表をジグザグに滑りながら締めつける。 **ヘルマンミヤマクワガタ アダー完結編移行前の末期の5周年コレクションカード第1弾から参戦した。 ルカヌス属でも大型種((体長が91mmとエラフス[[ホソアカクワガタ]]以外の強さ140以下をすべて上回り、一部の強さ160を上回る。))であるにもかかわらず、強さは120と控えめに設定されていた。性格はバランスタイプ。 必殺技はチョキ。肩書きは「闘将飛龍」。 続編の新甲虫王者ムシキングでは強さ160〜180相当のSRとして登場し、後に覚醒により強さ200相当のSSRへと抜擢と大幅出世した。&s(){同弾に登場したブルマイスターは泣いていい} ・&color(gold){ゲキオリ} 超必殺わざ。 相手が飛びかかってきたところをかわし、背後から相手を締め落とす。 ・&bold(){&color(gold){スーパーゲキオリ}} 究極必殺わざ。 攻撃してきた相手の背の上に回り込んで逆立ちし、見失った隙に背後に降り、一気に締め落とす。 **ジュダイクスミヤマクワガタ 新甲虫王者ムシキングに亜種だけ登場。 レアリティは強さ200相当のSSRと、ルカヌス属としては最も階級が高い。性格はディフェンスタイプ。 必殺技はチョキ。超必殺技は「ジュダイクスセイバー」。 肩書きは「暗黒のスナイパー」。 チョキが必殺技のSSR以上のムシの中では唯一テクニックを切り捨てて体力に特化したステータス傾向を持っており、テイオウゼミが覇権を握る本作においてチョキが必殺技でありながら比較的テイオウゼミと噛み合う性能であることから、同じくテクニックが控えめだったパラワンオオヒラタクワガタと共にチョキのムシの中では公式大会でも好まれていた。 なお、種としての「ヨーロッパミヤマクワガタ」は[[アニマルカイザー]]には登場する。 **ラエトゥスミヤマクワガタ 新甲虫王者ムシキングに登場。レアリティは強さ100に相当するN。性格はアタックタイプ。 必殺技はチョキ。超必殺技は「イナズマ」。 肩書きは「地獄耳仙人((実際にはクワガタムシに耳はなく、体毛が聴覚になっている。))」。 追記、修正はスーパーシンザンキョウを発動させてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 子供の頃シンザンキョウの意味が分からず「なんかよくわかんないけどかっこいい技名だな〜」と思ってました -- 名無しさん (2024-02-14 23:37:24) - デカくて好戦的で弱いというかませの典型…昔の学習誌でもノコギリクワガタより弱いとされてて、実際戦っても7割がた負けるらしくてもうね…ホント弱いんだよこの虫… -- 名無しさん (2024-02-15 23:11:57) - あと重心が高い上に大顎の構造上自分から上から引き剝がそうとしてくるから潜り込まれてすぐ負けるんだよな。そりゃノコギリやカブトに勝てないって -- 名無しさん (2024-02-15 23:22:09) - あまり知られてないけど他のクワガタより装甲も薄いから少し挟まれただけでも致命傷になりやすかったり… -- 名無しさん (2024-02-16 21:47:04) - あまり有名ではないがメダロット5のクワガタメダロット「シンザン」もミヤマクワガタが名前の元ネタ -- 名無しさん (2024-02-25 20:42:10) #comment() #areaedit(end) }

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