当て屋の椿

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当て屋の椿 - (2023/05/07 (日) 09:17:48) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2012/01/05(木) 15:39:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){当て屋の椿}は、川下寛次による(たぶん)サスペンス漫画。 帯に“ミステリー”と書いてあるが、事件の真相は大分ぶっ飛んでいる。 掲載紙はヤングアニマル(2008年~)→マンガPark(2020年~)。 単行本は既刊17巻まで発売中。 刊行ペースは遅いが、人気が徐々に出てきているんだとか。 #region(目次) #contents() #endregion *概要 ---- 物語の舞台は江戸時代。 失くしたものを探し当てる「当て屋」を営むヒロイン・&ruby(つばき){&bold(){椿}}が、絵師の&ruby(ほうせん){&bold(){鳳仙}}と共に様々な怪事件の謎に迫り、その真相を暴いていくストーリー。 事件の舞台は、主に下町や人里離れた田舎であることが多い。 作中に、&bold(){江戸時代特有の文化的背景}がふんだんに盛り込まれており、歌舞伎や神話・怪談、下町生活、&font(#ff0000){遊郭で栄えた吉原、春画、当時の女性器の呼称、堕胎}などなどの濃ゆい描写が目白押し。 各エピソードは長編構成。(まれに1、2話程度で完結する短編もある) 江戸時代を生きる人々の、怨み・悲しみ・恋愛等の様々な心情を描いた人間ドラマと当時の文化、そして博識な椿の推理がうまく合わさった、妖しくも哀しい物語が多い。 基本的にハッピーエンドにはならず暗い・切ない結末を迎えることが多いが、重すぎる話に鳳仙(と読者)の気が沈むと、だいたい椿がフォローしてくれる。 また、&bold(){エロ・グロ描写にかなり力が入っている}のも本作の特徴。 エロを目的に読み始めると、パンチの効いたグロ描写に心を折られるので、耐性のない方は要注意。 人が殺される場面が多いが、その殺害方法が&font(#ff0000){非常に斬新}で、読者の度肝を抜いてくれる。まさに人の狂気が成せる技。 奇怪な事件も真相が分かると納得…なんてことはなく、常軌を逸した真相が多いが、それでも理屈は成り立ってるんだから気にしない。&font(#808080){ただ、髪の毛ってどうよ?} お色気要素に関しては、前述した吉原遊郭の濃厚な描写に加え、そもそも&font(#ff0000){大半の女性キャラの着物は体のラインがハッキリ分かるぐらい布が薄い}。 &font(#ff0000){尻のくぼみ}までハッキリ分かる。 そして、女性キャラの大半が&font(#ff0000){乳見せ}する。 ただし主役兼ヒロインたる椿だけは&bold(){非常にガードが固い}((布は薄いし半裸程度には脱ぐが、乳見せは無い))。そこが彼女の魅力だと思います。 ちなみに、本作はエロ・グロに関して、&bold(){幼女だろうが老婆だろうが容赦しない}。 幼女が悲惨な目に遭うシーンもあるし、老婆が男を襲う誰得シーンもある。 「過激な流血程度のグロなら余裕だぜ!」という読者も、精神的グロ描写に耐えられない可能性がある。 *登場人物 ---- CVは2014年のドラマCD版のもの。 **主人公 &bold(){◆&ruby(つばき){椿}} CV:[[井上麻里奈]] 推理における主人公。そして本作のヒロイン。 江戸で何でも捜す「当て屋」をしている美女。年齢不詳。 ナイスボデーの姉御で度胸も人一倍。腹黒い。けど可愛い。 いつも読者に素晴らしい尻と扉絵でのセクシーな姿を魅せてくれる。 だが、肝心な部分は絶対に見せない。そこがイイ。 考え事をする時に爪を噛む癖がある。エロい。 鋭いカンを持ち頭の回転も速い。かなりの博識。 椿の本格参戦で物語は〆にかかる。 あらゆるものに宿る「理屈」を何より好む。 ただ、「人の理屈」でないものは批判することもある。 浮き世離れした雰囲気を持ち、人の心を知り得たような言動をする。 &sizex(4){&font(#ffb74c){「どんな理屈が咲くのか楽しみだねェ……」}} &bold(){◆&ruby(ほうせん){鳳仙}} CV:[[下野紘]] 人間ドラマにおける主人公。 天下の春画師。ただ本人は女が苦手(嫌っている訳ではない)。 むしろ女に恐怖心を抱いているからこそ、いい春画が描けるとのこと。 別にあちらさんではない。&font(#ff0000){ED疑惑はあるけど。} 本業は普通の浮世絵師だがそちらは全く売れず、春画を書いて生計を立てている。 絵師だが体は丈夫。 自他共に認める卑屈な性格であるが、根は熱い人物。 春画を描いた人物の喜びを自分のことのように喜ぶことから、人思いであることが分かる。 また、フラグ建築のスキルを持つ。 推理小説でいうところの「ワトソン役」で、事件のあらましは鳳仙の視点で語られ、そこから椿が関わって事件の真相が明らかになることが多い。 &sizex(4){&font(#0000ff){―それでいい―}} &sizex(4){&font(#0000ff){「笑われて酒の肴になるのは得意なんだ」}} **準レギュラー &bold(){◆&ruby(かがり){篝}} CV:[[西明日香]] 吉原の遊女。初登場から&font(#ff0000){全裸}で喘いでいる。 なぜか頭と心の成長が止まっており、体つきは女っぽいが中身は幼女のそれ。 子供っぽく人懐っこい性格だがかなりのヤキモチ焼きで、自分の客に他の女がいると聞いただけで暴れるほど。 右目を塞ぐ事で未来予知の力を使える。 彼女がもたらす突飛な託宣が事件のテーマとなることも。 いろいろ腹黒い椿も、篝にだけは非常に甘い。 &sizex(4){&font(#f09199){「つーちゃん カシ(はぁと)」}} #region(ネタバレ) 第七十九話「天網(篝)」、第八十話「天網(篝)・二」の間で殺されてしまった。 しかも御多分に漏れずグロい死に方で……。 #endregion &bold(){◆&ruby(りんどう){竜胆}&&ruby(にちりん){日輪}} 椿の知人。 竜胆は上方訛り(関西弁)で話す女医で、主に(違法だが)堕胎を行っている。 漢方に精通しており、医者としての腕は確か。ちなみに処女。 日輪は竜胆の助手で、寡黙な巨漢。そしてシスコン。 &bold(){◆&ruby(あおぎり){梧桐}} 寺の和尚。椿の知人で、酒を好む型破りな破戒僧。 しかしその言葉には重みがあり、椿や鳳仙にたびたび助言を与える。 **長屋の愉快な仲間達 椿や鳳仙と同じ長屋に住む人々。 &bold(){◆&ruby(わびすけ){侘助}&&ruby(あやめ){菖蒲}} 長屋に住む兄妹。 兄の侘助は女好きの不埒な職人。尻派。 妹の菖蒲はしっかりものの少女。 &bold(){◆&ruby(はなびし){花菱}} 美人な盲目の三味線奏者。たぶん長屋で一番大事にされている人。 目が見えないので、部屋の物の位置を変えられると生活に支障が出てしまう。 &bold(){◆&ruby(やなぎ){柳}} 花菱にベタ惚れしている貧乏浪人。 基本的にヘタレだが、花菱のためならたとえ火の中、水の中。 &bold(){◆イノ} 物語の途中から長屋に住まうことになる女性。元は&ruby(ゆかんば){湯灌場}買い。((死者の着物を集め、転売する生業のこと)) 美人だが顔に大きな×印の傷が刻まれており、これが原因でなめらかに話すことができない。(言葉の節々でどもってしまう) 鳳仙に気があるようで、何かと彼の世話をやこうとする。 この他にも、各エピソードごとに魅力的で&color(#F54738){猟奇的}な登場人物が多数出てくる。 &sizex(4){&font(#ffb74c){どんな追記・修正がされるか楽しみだねェ……。}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,22) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 8巻は来月 -- 名無しさん (2013-07-20 19:27:43) - どういうことだよおい…篝死んでんじゃねーか -- 名無しさん (2014-02-03 06:22:10) - この間漫画買って読んだら篝が・・・篝が・・・ -- 名無しさん (2014-05-08 03:50:34) - ドラマCD出てんのね -- 名無しさん (2014-05-08 21:49:22) - 4巻が凄い好きだった -- 名無しさん (2014-08-21 02:03:10) - カラー版出てるけど血が黒いからグロさは大したことなかった -- 名無しさん (2014-08-31 00:27:40) - 女性キャラの肉感がエロいよね……………大抵酷いことになるけど -- 名無しさん (2014-09-08 20:53:10) - 作者ほんとに女性なの?男って情報しか出てこないんだけど -- 名無しさん (2014-09-10 19:32:13) - ↑作者が男でも女でもその作品が面白ければどうでもいい -- 名無しさん (2014-09-10 22:12:36) - 椿が泣くときはちゃんと泣く子で良かった -- 名無しさん (2014-12-04 20:39:14) - ミステリーっていうよりサスペンスだよな -- 名無しさん (2014-12-24 16:28:40) - キーマンとなる女性たちの悲惨さがなぁ…作品を否定したいんじゃないんだが、俺は1巻でギブアップした -- 名無しさん (2015-01-23 23:10:44) - 出自的に体が丈夫なのも納得 -- 名無しさん (2015-03-05 03:24:27) - イノさん可愛い可愛い -- 名無しさん (2016-01-24 18:40:55) - グロ漫画&エロ漫画だらけのヤングアニマルでも屈指のエログロぶり。 -- 名無しさん (2016-01-24 18:50:34) - 絵は初期の方がやわらかそうで良かったなぁ…… -- 名無しさん (2016-03-21 12:39:24) - CVが書いてあるけどアニメとかドラマCDとかになってんの? -- 名無しさん (2020-05-12 17:00:32) - ↑9巻の限定版特典についてたドラマCDのキャスティング -- 名無しさん (2020-09-08 23:58:09) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/05(木) 15:39:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){当て屋の椿}は、川下寛次による(たぶん)サスペンス漫画。 帯に“ミステリー”と書いてあるが、事件の真相は大分ぶっ飛んでいる。 掲載紙はヤングアニマル(2008年~)→マンガPark(2020年~)。 単行本は既刊17巻まで発売中。 刊行ペースは遅いが、人気が徐々に出てきているんだとか。 #region(目次) #contents() #endregion *概要 ---- 舞台は江戸時代。 失くしたものを探し当てる「当て屋」を営むヒロイン・&ruby(つばき){&bold(){椿}}が、絵師の&ruby(ほうせん){&bold(){鳳仙}}と共に様々な怪事件の謎に迫り、その真相を暴いていくストーリー。 事件の舞台は、主に下町や田舎、人里離れた山奥であることが多い。 ストーリーやキャラ設定等に&bold(){江戸時代特有の文化}がふんだんに盛り込まれており、歌舞伎や神話・怪談、下町生活、&font(#ff0000){遊郭で栄えた吉原、春画、当時の女性器の呼称、堕胎}などなどの濃ゆい描写が目白押し。 各エピソードは長編構成。(まれに1、2話程度で完結する短編もある) 江戸時代を生きる人々の、怨み・悲しみ・恋愛等の様々な心情を描いた人間ドラマと当時の文化、そして博識な椿の推理がうまく合わさった、妖しくも哀しい物語が多い。 基本的にハッピーエンドにはならず暗い・切ない結末を迎えることが多いが、重すぎる話に鳳仙(と読者)の気が沈むと、だいたい椿がフォローしてくれる。 また、&bold(){エロ・グロ描写にかなり力が入っている}のも本作の特徴。 エロを目的に読み始めると、パンチの効いたグロ描写に心を折られるので、耐性のない方は要注意。 人が殺される場面が多いが、その殺害方法が&font(#ff0000){非常に斬新}で、読者の度肝を抜いてくれる。まさに人の狂気が成せる技。 奇怪な事件も真相が分かると納得…なんてことはなく、常軌を逸した真相が多いが、それでも理屈は成り立ってるんだから気にしない。&font(#808080){ただ、髪の毛ってどうよ?} お色気要素に関しては、前述した吉原遊郭の濃厚な描写に加え、そもそも&font(#ff4488){大半の女性キャラの着物は体のラインが分かるぐらい妙に布が薄い}。 &font(#ff4488){桃のような尻の形}までハッキリ分かる。 そして、ほとんどの女性キャラが&font(#ff4488){乳見せ}する。 ただし主役兼ヒロインたる椿だけは&bold(){非常にガードが固い}((布は薄いし半裸程度には脱ぐが、乳見せは無い))。そこが彼女の魅力だと思います。 ちなみに、本作はエロ・グロに関して、&bold(){幼女だろうが老婆だろうが容赦しない}。 幼女が悲惨な目に遭うシーンもあるし、老婆が男を襲う誰得シーンもある。 「過激な流血程度のグロなら余裕だぜ!」という読者も、精神的グロ描写に耐えられない可能性がある。 *登場人物 ---- CVは2014年のドラマCD版のもの。 **主人公 &bold(){◆&ruby(つばき){椿}} CV:[[井上麻里奈]] 推理における主人公。そして本作のヒロイン。 江戸で何でも捜す「当て屋」をしている美女。年齢不詳。 ナイスボデーの姉御で度胸も人一倍。けど腹黒い。でも可愛い。 いつも読者に素晴らしい尻と扉絵でのセクシーな姿で魅せてくれる。 だが、肝心な部分は絶対に見せない。そこがイイ。 考え事をする時に爪を噛む癖がある。エロい。 鋭いカンを持ち頭の回転も速い。かなりの博識。 椿の本格参戦で物語は〆にかかる。 あらゆるものに宿る“理屈”を何より好む。 どのような奇怪な出来事も、「そこには理屈がある」と考え、真相究明に迫る。 ただ、暴かれた真実が“人の理屈”に反する場合は批判することもある。 浮き世離れした雰囲気を持ち、人の心を知り得たような言動をする。 &sizex(4){&font(#ffb74c){「どんな理屈が咲くのか楽しみだねェ……」}} &bold(){◆&ruby(ほうせん){鳳仙}} CV:[[下野紘]] 人間ドラマにおける主人公。 天下の春画師。ただ本人は女が苦手(嫌っている訳ではない)。 むしろ女に恐怖心を抱いているからこそ、いい春画が描けるとのこと。 別にあちらさんではない。&font(#ff0000){ED疑惑はあるけど。} 本業は普通の浮世絵師だがそちらは全く売れず、春画を書いて生計を立てている。 絵師だが体は丈夫。 自他共に認める卑屈な性格であるが、根は熱い人物。 春画を描いた人物の喜びを自分のことのように喜ぶことから、人思いであることが分かる。 また、フラグ建築のスキルを持つ。 推理小説でいうところの「ワトソン役」で、事件のあらましは鳳仙の視点で語られ、そこから椿が関わって事件の真相が明らかになることが多い。 &sizex(4){&font(#0000ff){―それでいい―}} &sizex(4){&font(#0000ff){「笑われて酒の肴になるのは得意なんだ」}} **準レギュラー &bold(){◆&ruby(かがり){篝}} CV:[[西明日香]] 吉原の遊女。初登場から&font(#ff0000){全裸}で喘いでいる。 なぜか頭と心の成長が止まっており、体つきは女っぽいが中身は幼子のそれ。 子供っぽく人懐っこい性格だがかなりのヤキモチ焼きで、自分の客に他の女がいると聞いただけで暴れるほど。 右目を塞ぐ事で未来予知の力を使える。 彼女がもたらす突飛な託宣が事件のテーマとなることも。 椿の親友であり、普段は腹黒く毒舌な椿も、篝にだけは非常に甘い。 &sizex(4){&font(#f09199){「つーちゃん カシ(はぁと)」}} #region(ネタバレ) 第七十九話「天網(篝)」、第八十話「天網(篝)・二」の間で殺されてしまった。 しかも御多分に漏れずグロい死に方で……。 #endregion &bold(){◆&ruby(りんどう){竜胆}&&ruby(にちりん){日輪}} 椿の友人。 竜胆は上方訛り(関西弁)で話す女医で、主に(違法だが)堕胎を行っている。 漢方に精通しており、医者としての腕は確か。ちなみに処女。 皮肉屋の椿とは対照的な、真っ直ぐな物言いが多い。 日輪は竜胆の助手で、寡黙な巨漢。 &bold(){◆&ruby(あおぎり){梧桐}} 寺の和尚。椿の知人で、酒を好むなまぐさ坊主。 しかしその言葉には重みがあり、椿や鳳仙にたびたび助言を与える。 **長屋の愉快な仲間達 椿や鳳仙と同じ長屋に住む人々。 &bold(){◆&ruby(わびすけ){侘助}&&ruby(あやめ){菖蒲}} 長屋に住む兄妹。 兄の侘助は女好きの不埒な職人。尻派。 妹の菖蒲はしっかりものの少女。 &bold(){◆&ruby(はなびし){花菱}} 美人な盲目の三味線奏者。たぶん長屋で一番大事にされている人。 目が見えないので、部屋の物の位置を変えられると生活に支障が出てしまう。 &bold(){◆&ruby(やなぎ){柳}} 花菱にベタ惚れしている貧乏浪人。 基本的にヘタレだが、花菱のためならたとえ火の中、水の中。 &bold(){◆イノ} 物語の途中から長屋に住まうことになる女性。元は&ruby(ゆかんば){湯灌場}買い。((死者の着物を集め、転売する生業のこと)) 美人だが顔に大きな×印の傷が刻まれており、これが原因でなめらかに話すことができない。(言葉の節々でどもってしまう) 鳳仙に気があるようで、何かと彼の世話をやこうとする。 この他にも、各エピソードごとに魅力的で&color(#F54738){猟奇的}な登場人物が多数出てくる。 *エピソード紹介 **狛犬の行方(4~7話) 鳳仙は、寺子屋で子供たちに読み書きを教えているという女性・&ruby(ききょう){桔梗}と出会う。 女嫌いの鳳仙だが、彼の絵を好きだといった桔梗に興味を示し、桔梗もまた鳳仙の人柄に親近感を抱く。 意気投合した二人は寺子屋があるという神社へと赴くが、そこには何故か椿が居た。 椿は神主の依頼で、失くした狛犬を探しているという。この神社の狛犬は動くという伝説があるらしいが──? **浄瑠璃心中物語(9~14話) 椿の親友にして吉原遊郭でも人気の遊女・篝が、心中死を目論んだと思われる客に首を絞められるという事件が発生する。 幸い、篝は無事だったが、捕らえられた犯人は鳳仙の古い知人で人形師の&ruby(やつは){八葉}であった。 八葉は吉原への出禁をくらうが、その後、吉原では立て続けに心中死が発生する。 “一蓮托生”──死後も来世で結ばれるため、愛し合う男女が互いの命を断つ心中死。 しかし椿は、連鎖する心中死に第三者の存在を見出だす。これは心中に見せかけた殺人なのだ、と。 **尼寺に潜む怪物(15~23話) ひょんな事から女医・竜胆の元に集まった椿と鳳仙は、彼女から奇妙な話を聞く。 曰く、厳しい戒律を守り、男の侵入を許さない女の蜜園・尼寺で、妊娠した女が見つかったという。 男には触れられたこともないという問題の尼僧・&ruby(ささゆり){笹百合}は、身籠った自身の子を「神仏から授かった&ruby(みほとけ){御仏}の子」というが──? **富くじ七不思議(24~26話) 寺社が興行する賭博・富くじについて、巷ではある不吉な噂が流れていた。 「富くじを買った者は呪われる」 椿の頼みで富くじを買いにきた鳳仙と侘助だが、実は噂の出所が椿であることを知る。 この腹黒女は、事もあろうに富くじに関する悪い噂を流し、富くじの発行数を減らして自分の当選確率を上げようと企んでいたのだ。 椿の流布した噂は、富くじを持っていると殴られるだの獣に噛まれるだの、他愛のない7つの噂話。 しかし、7つ目の噂が次第に上書きされ、まことしやかに囁かれ始める。 「月夜に富くじを持つ者は死ぬ」 そして、月の出る夜、一人の男が殺される。 **喰うもの、喰われる者(27~36話) 天下の春画絵師(副業)・鳳仙の元に、珍しく浮世絵の仕事(本業)が舞い込む。 “養蚕農家の当主”という肩書きには不釣り合いな若い女性・&ruby(みやま){深山}は、鳳仙の絵に惹かれたと言い、彼に鼠除けの猫絵を描いてほしいという。 鳳仙は深山の家へと赴き、養蚕業に従事する人々の世話になりながら猫絵を仕上げることに。 一方、椿は「若い女が歯を全て抜かれ殺される」という怪事件について調べ回っていた。 そんな折、深山の家で働いていた女・&ruby(なずな){薺}が死体で発見される。 その口に歯は無く、代わりに花が飾られていた。 **神の棲む山(39~49話) 当て屋の椿を訪ねて、山一つ越えてきたという少年・&ruby(あかね){茜}。 彼は椿に人探しをしてほしいと頼み込むが、椿は話の途中で突然布団にくるまり、周囲を寄せ付けず巣籠もってしまう。 鳳仙と侘助は、屈託なく笑う茜に心を開き、長屋に住まわせて椿の 代わりに彼の話を聞くことに。 茜は、山で神隠しにあって以来見つからないという女友達・&ruby(やえ){八重}を行方を追っていた。 鳳仙は動こうとしない椿に代わり、茜が育った神隠しの山へと向かう。 **&ruby(ドロボウグサ){盗人草}(50~60話) とある寺で、死体が小姓を殺すという怪事件が発生した。 坊主曰く、寺で死体を清める“&ruby(ゆかん){湯灌}”にあたっていた二人の小姓が、気づけば死体から逃げるような姿で死んでいたという。 小姓たちが湯灌を怖がったため、人手が足りなくなった寺の坊主は椿に寺の手伝いをしてくれる人を捜してほしいと依頼する。 事件に興味を持った椿は、侘助を小姓手伝いとして伴い、まんまと寺へ入り込む。 一方、鳳仙もまた人を捜していた。それは、自分の絵を好きといってくれた女・桔梗。(『狛犬の行方』参照) 居なくなったはずの彼女の痕跡──桔梗にささげ、彼女と共に消えたはずの自分の絵が、鳳仙の手元にあったのだ。 人捜しに疲れ、酔いつぶれた鳳仙。その時、笠をかぶり顔を隠した一人の女が彼に近づき、耳元で囁く。 「あなた、死にますよ」 &sizex(4){&font(#ffb74c){どんな追記・修正がされるか楽しみだねェ……。}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,22) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 8巻は来月 -- 名無しさん (2013-07-20 19:27:43) - どういうことだよおい…篝死んでんじゃねーか -- 名無しさん (2014-02-03 06:22:10) - この間漫画買って読んだら篝が・・・篝が・・・ -- 名無しさん (2014-05-08 03:50:34) - ドラマCD出てんのね -- 名無しさん (2014-05-08 21:49:22) - 4巻が凄い好きだった -- 名無しさん (2014-08-21 02:03:10) - カラー版出てるけど血が黒いからグロさは大したことなかった -- 名無しさん (2014-08-31 00:27:40) - 女性キャラの肉感がエロいよね……………大抵酷いことになるけど -- 名無しさん (2014-09-08 20:53:10) - 作者ほんとに女性なの?男って情報しか出てこないんだけど -- 名無しさん (2014-09-10 19:32:13) - ↑作者が男でも女でもその作品が面白ければどうでもいい -- 名無しさん (2014-09-10 22:12:36) - 椿が泣くときはちゃんと泣く子で良かった -- 名無しさん (2014-12-04 20:39:14) - ミステリーっていうよりサスペンスだよな -- 名無しさん (2014-12-24 16:28:40) - キーマンとなる女性たちの悲惨さがなぁ…作品を否定したいんじゃないんだが、俺は1巻でギブアップした -- 名無しさん (2015-01-23 23:10:44) - 出自的に体が丈夫なのも納得 -- 名無しさん (2015-03-05 03:24:27) - イノさん可愛い可愛い -- 名無しさん (2016-01-24 18:40:55) - グロ漫画&エロ漫画だらけのヤングアニマルでも屈指のエログロぶり。 -- 名無しさん (2016-01-24 18:50:34) - 絵は初期の方がやわらかそうで良かったなぁ…… -- 名無しさん (2016-03-21 12:39:24) - CVが書いてあるけどアニメとかドラマCDとかになってんの? -- 名無しさん (2020-05-12 17:00:32) - ↑9巻の限定版特典についてたドラマCDのキャスティング -- 名無しさん (2020-09-08 23:58:09) #comment #areaedit(end) }

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