放課後スイーツ部(ブルーアーカイブ)

登録日:2024/05/06 Mon 00:58:06
更新日:2025/06/11 Wed 10:26:41
所要時間:約 15 分で読めます




放課後スイーツ部は、ゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場する、トリニティ総合学園の部活動の一つ。


【概要】

構成員は4名。
その名の通り、放課後にスイーツをパクつく平凡な日常を楽しむことを目的とする、果たして「部」と言っていいのか著しく疑問のある部活動である。
晄輪大祭では負荷がデカくてギャグ顔になってるカズサスイーツ部として組体操に出場し見事(「ワンダー6000」なるスイーツ獲得のついでに)勝利し、
トリニティ謝肉祭ではオープニングライブで入賞し「フレデリカ・セムラ」を手に入れる……等、公的な場でも活躍をしているといえばしている。
が、普段はというと本当に学生にできる範囲で甘味を探求するに留まり、建前だけでも部活動らしい何かをしようという様子は特にない。
ティーパーティーしかり、「お茶」に並び「お菓子」が大事な学園なので、ひょっとしたらその関係で何かしらの貢献が認められているのかもしれないが……
しかし、そんな状態でもまがりなりにも「部」なので、部室はおろか、部費もちゃんと出ている模様。成果主義のミレニアムとは違うのだゲーム開発部ほど問題も起こしてないしな!
「-ive aLIVE!」での騒動も、正義実現委員会のイチカいわく「よくあること」な程度らしい*1
例として、ナギサに直接至急の連絡が入る案件で、図書委員の暴動を正実が収めようとした結果第3校舎の裏庭が火の海になり全焼という一報がある。

作中に登場するトリニティの組織はその校風故なのか、トリニティ権力層と何かしらの縁がある傾向が強い。
比較的関わりが薄いのはトリニティ自警団と図書委員会あたりだが、前者は正規の武装組織があるからこその非正規武装集団であり、
後者も非常時には協力の要請が入り学園の希少文書も取り扱っていたりと、ある意味でトリニティの深い部分への関わりはあると言える。
それに比べて、スイーツ部はそういった層と全くの無縁
あまつさえトリニティを揺るがした「エデン条約編」の一連の出来事もそもそも知らない*2
どころか、優等生かつ友達も多くお喋り好きでヒフミとも親交がある*3アイリを除き生徒会の名前(ティーパーティー)すら知らなかった。
かろうじてナツがおやつタイムと早とちりした関係で名前だけ把握している程度である。

ここで補足しておきたい。
大前提として、キヴォトスの学区は想像の何倍もデカい。なにせ学園都市である。
例えばスイーツ部がデモに遭遇したのも第5裏門であり、PVでは何度か同学校内でも
【トリニティ総合学園正門/1】
【トリニティ総合学園正門/3】
……といった具合に電車で移動する距離な光景が映っている。
当然生徒数もマンモスどころの話ではなく、そんな中で生徒会がどうのとか一般学生が意識するだろうか? ……というのが実際のところ。
加えて銃声に戦車砲に牽引砲のドンパチが日常。
どこぞの遠くで爆発音がしていようがそんなのでいちいち飛び起きていたら寝不足待ったなしというもの。

そのアイリにしても「聖園ミカ様っていうすっごく綺麗な人が事件に巻き込まれちゃったらしい」程度の認識で、
「あんまり生徒会に興味を持つ人はいないし大体の人はデモもよく分かってないと思う」とのナツの言葉に当のデモ生が肯定している。その中にもただの野次馬も混ざってる始末だし。
トリニティにおける本当の一般目線。どうしても渦中がクローズアップされるメインストーリーでの印象に反し、
いくらトリニティでも派閥だの抗争だのはごく一部の話で大半の一般生徒はほぼ無関係で普通の生活を送っている、という部分が強調されるグループになっている。

……ただし、「キヴォトスの普通の女子高生」というのは銃器を携帯するしキレたらドンパチやるのが常態なので、彼女たちも例外ではない。
とはいえ決して荒事慣れはしておらず、例外たる1名を除けば良くも悪くも「キヴォトスの一般生徒」である。

低レアの2人が初期実装で、順を追って描写はされていたがプレイアブル未実装だった2人が実装された。
なにせ上述したように接点がないので大事件が基本のメインストーリーでは端役も端役で、今後もあえてフィーチャーされることは考えにくいが、
2025年時点で主役のストーリーイベントが「放課後スイーツ物語 甘い秘密と銃撃戦」(常設入り)と「-ive aLIVE!」(2025年6月に復刻開催)の2つ行われており、日常の焦点で厚遇を受けているグループと言える。
この時点までに複数回主役を張っているのは便利屋68や風紀委員会*4、または個人で主役を張るイベントから入ったイズナ*5やウイ&ヒナタ*6くらいである。



【部員】

なお、明確な部長はおらず、全員が1年生で対等の関係である。
部長が担う役目はいわく「なんとなくその場のノリで」とのこと。ゆるい。
しかし一見陽キャ集団にも見えるかもしれないが実はナツ以外は全員自己肯定感が低い集団という側面がある。

メンバーの苗字は植物に因んだものとなっている。

栗村(くりむら)アイリ


えへへっ、もっと私に頼ってもいいんですよ~

学園:トリニティ総合学園(1年生)
年齢:15歳
誕生日:1月30日
身長:160cm
趣味:美味しいスイーツ探し、お茶会
イラスト:まきあっと(バンド版:Mx2J)
CV:水森ちこ(旧名:杉村ちか子)

人物

優しく明るい性格の、見るからに普通の女の子。
しかし、彼女こそが放課後スイーツ部の中心人物なのは疑う余地がなく、部を立ち上げたのはアイリである。
特にカズサはアイリに出会っていなければ全く別の道を歩んでいたはずであった。

普通で平凡な日常を楽しんでいる一方、普通で平凡な自分について思い悩む一面もあり、自己評価は「こんな私」と口をついて出てくるように低い。
「-ive aLIVE!」ではそんな彼女の心情が事の発端となり、学園祭の場でバンドを組むことに。
しかし、その優しさで周囲からは慕われ、放課後スイーツ部の仲間たちは「アイリのため」とあらば強い結束を見せる。

そして大のチョコミン党であり、平凡なアイリのある意味最大の個性である。
なお、キヴォトスでもチョコミント味の立ち位置は我々の現実とそうは変わらない。

通常版の立ち絵が画風の都合で童顔気味な事や、逆に大人びた容姿でクールなキャラのカズサが身近にいるのもあって実感しにくいが、何気に身長は160cmと10代の少女としてはそこそこ高め。
他の3人が全体的に小柄であるため、意外にも放課後スイーツ部ではアイリが一番の長身という事になる。
次点のカズサとの身長差も、5cmと小柄な彼女達からすると結構な差があったり。というかカズサの身長がパッと見のイメージよりだいぶ低い。

愛用する武器はサブマシンガン「爽やかチョコミント」。
アイリ行きつけのお店にある大好きなスイーツの名前から取ったらしい。
デザインの元ネタになったのはドイツ・H&K社製のサブマシンガン「MP5」とみられる。


性能


ふんふん~、え、投げるの?

レアリティ:★2
役割:SPECIAL
ポジション:BACK
クラス:サポーター
武器種:SMG
攻撃タイプ:爆発
防御タイプ:軽装備
市街地:A 屋外:D→B(固有武器★3) 屋内:A
装備品:シューズ/ヘアピン/ネックレス

EXスキル:勿体ないけど……えぇいっ! COST:5
円形範囲内の敵に対してダメージ、さらに移動速度を割合で減少
(Lv3~)攻撃速度を割合で減少(20秒間)

ノーマルスキル:頭がキーンってするかも……
25秒毎に、敵1人に対して攻撃速度を割合で減少(30秒間)

パッシブスキル:デザートの力 → デザートの力+(固有武器★2)
攻撃力を割合で増加→攻撃力を固定値で増加し、さらに攻撃力を割合で増加

サブスキル:アイリの声援
味方の攻撃速度を割合で増加


初期実装の低レアスペシャルの一人。Hard19-2とHard26-2の2か所で神名文字がドロップする。

攻撃範囲は広いのだが威力が低く、コストも5と重めなので、攻撃手段としてはあまり期待できない。
移動速度減少に関しては、ブルアカの戦闘は基本的には自軍側が移動する形で進み、敵側は迎撃体制をとるくらいしか移動しないことが多く、根本的に役に立つことが稀。
そのためデバフの本命は攻撃速度減少の方で、それなりの効果は期待できるが、基本的に耐えるだけならヒーラーを入れた方が良いのは言うまでもない。
一方でサブスキルで数少ない味方の攻撃速度増加もでき、通常攻撃に特化したストライカーとの組み合わせにおいてはそれなりに有効で、これ目当てに採用される事例は最近見られるようになった。

順当な性能面ではユニークではあるが見るところは少ないと言わざるを得ないのだが、そのユニークな部分から変な使い道が発生するのが特徴。
その筆頭が総力戦・シロ&クロ。
Insane以降の攻撃パターンに移動速度低下のデバフを付与する攻撃が追加され、さらに移動速度が低下した状態で別の攻撃を受けると999999の即死ダメージを受けるというギミックがある。
シロの方はさしたる影響はないものの問題はクロで、これは自分にもヒットする攻撃なのである。
つまり、アイリのEXを事前にクロにぶち込んでおくと、クロに999999ダメージが炸裂してしまうのだ。
クロInsaneのHPは1000万あるので1割ダメージに留まるが、それにしてもとても馬鹿にはできないダメージである。
もっとも、ちゃんとした強いサポーターを入れる代わりにアイリを入れるデメリットを考慮すると最適解とまではいかないが、使うだけの価値はある。

なお、攻撃速度デバフをかけると肝心の対象となる攻撃の数が減ってしまうため、これを狙うために使うならアイリのEX・NSレベルは上げてはいけないと言える。

もう一つがビナーで、こちらは攻撃速度デバフ。
ビナーは行動パターンが決まっているのだが、攻撃速度を下げるとそれが変化してしまい、攻略における一番のネックとなる全体攻撃「大道の劫火」を封じることができてしまう。
攻略難度を大きく下げ得る要素であるため、Tormentでは攻撃速度デバフ無効のパッシブスキルが追加されるという対応をとられてしまった。
ビナーInsaneはそもそもInsaneとしては難度が低いためか、Insaneに関しては結局対策は仕込まれていない。
Insaneで苦労する先生は是非アイリを育てて……と言いたいところだが、シロクロとは逆にEX/NSを高レベルに育てる必要があるので育成コストを考慮するとそんなにお勧めはできない。
そもそもInsaneに勝てないくらいの戦力の先生の場合、フレンドからメインアタッカーとして育ったミカやカズサを借りてそれを軸に頑張った方が手っ取り早いと思われる。

いずれもバグ寄りの挙動故、度々仕様変更に振り回されている。
+ ...
シロクロ
  • それ以降の開催ではダメージが60万に減少。とはいえ、6割になっても強力である。
  • Tormentが追加されると、Tormentに対しては100万ダメージ入るように。
  • 大決戦で登場すると、追加ダメージが削除されてしまい絶望かと思われたが、ミスだったようで初日に修正された。
ビナー
  • 一度Tormentのデバフ耐性が削除されたが、ミスだったようでその場での修正は避けられたがその回限りの仕様になった。}

なおEXスキルの演出はアイスをぶちまけるというもので、アイリも当然ながら嫌々ながらにぶつけるような演出になっている。





伊原木(いばらぎ)ヨシミ


小さいからって舐めないで!将来性はものすっごいんだから!

学園:トリニティ総合学園(1年生)
年齢:15歳
誕生日:8月29日
身長:146cm
趣味:イベントごと、限定スイーツ巡り
イラスト:Mx2J
CV:真野あゆみ

人物

幼い容姿がコンプレックスの、コテコテのツンデレ
当たりはキツいが容姿も相まって「威嚇している小動物」くらいの印象であり、人柄は言い換えれば純朴で裏表のない、人好きのする人物。

仲間内ではツッコミ気質を発揮しがちな一方、主にカズサに対しては容赦なく弄りに行く悪友的な側面を見せる。ただし親しい人物が居ないと一転急に口篭る側面がある。

愛用する武器はアサルトライフル「スイーツドライバー」。
キヴォトスにおけるスイーツ争いで勝つためには戦闘能力が必要なのだとか。
デザインの元ネタとなったのはベルギー・FNハースタル社製アサルトライフル「SCAR-H」とみられている。

なお、何故か彼女とのやりとりでは先生のからかうような言動の比率が異様に高くなるという謎の特徴がある。
しかもスイーツ部全体との会話でもヨシミ相手にだけめんどくさい言動*7を見せる描写があるので意図的にやっている事は明白。巷では先生の褐色スキー疑惑に対する貴重な反証材料とか言われたりしている
一体何が先生を突き動かしているのだろうか……?

性能


これでもくらえ!

レアリティ:★1
役割:SPECIAL
ポジション:BACK
クラス:アタッカー
武器種:AR
攻撃タイプ:貫通
防御タイプ:重装甲
市街地:B 屋外:B 屋内:B→A(固有武器★3)
装備品:帽子/ヘアピン/ネックレス

EXスキル:だ、誰が慌ててるって!? COST:5
円形範囲内の敵に対してダメージ。さらに気絶状態を付与(2.2~2.9秒間)

ノーマルスキル:痛い目に遭ってみる?! → 痛い目に遭ってみる?!+(愛用品T2)
25秒毎に、円形範囲内の敵に対してダメージ → ダメージ倍率増加に加え、CC抵抗力減少(20秒間)効果が追加

パッシブスキル:な、舐めないで! → な、舐めないで!+(固有武器★2)
会心値を割合で増加 → 会心値を固定値で増加し、さらに会心値を割合で増加

サブスキル:私の話を聞きなさいよおっ!
味方のCC強化力を割合で増加


初期実装の低レアスペシャルの1人。Hard17-1、Hard21-1、Hard26-1の3か所で神名文字がドロップする。
範囲攻撃+気絶のEXスキルが特徴。
ただし同じく低レアで、攻撃タイプは爆発だが同様のEXスキルを持つハレがおり、性能としてはどっこいどっこい。
攻撃タイプの違いやその他スキルによる役割の違いで使い分ける感じになる。

仮想敵との相性はヨシミの方が恵まれており、総力戦の中でもCC付与が重要になるホドは重装甲かつInsane以上であれば味方も含めてサブスキルの効果が乗るようになる。
任務でSランククリアを阻む障壁になりがちな盾持ちオートマタ*8も重装甲or特殊装甲(貫通等倍)である。

EXスキル単体でのCC効果時間はハレに劣るのだが、ノーマルスキルとサブスキルでCCの効果時間に影響するCC抵抗力・CC強化力に関する効果を持っており、ホド戦ではInsane以上限定だがこれらの効果が参照されるので一概に劣るわけではなくなる。
愛用品は「スイーツ・ハンター」。
ヨシミ専用のフォークスプーン。常に懐に入れており、長い間使っているようだ。
T1時点で攻撃力微増とCC強化力40が加算され、T2まで強化するとCC抵抗力デバフを付与するためCCが通りやすくなるなり、CC付与・CCサポート要員として磨きがかかった。

プレイ序盤からお世話になり、長い目で見てもデバフの手数が必須なホドTormentの多部隊要員として使えるので、良い意味で低レアらしい安定した活躍が期待できる生徒。

なおEXスキルはどでかいミサイルが突き刺さる
演出では銃を構えているのでミサイルの影もなく、一般生徒のヨシミが喧嘩の場でミサイルなどわざわざ用意する理由やツテもないと思うのだが、謎である。通称「ヨシミサイル」




柚鳥(ゆとり)ナツ


これもまた、スイーツに込められた哲学……どう、感動した?

学園:トリニティ総合学園(1年生)
年齢:15歳
誕生日:12月4日
身長:152cm
趣味:ロマンチックなこと、思索
イラスト:kokosando(バンド版:Mx2J)
CV:長縄まりあ

人物

眠たげな雰囲気と、ヨシミと大差ない幼い容姿とシンプルなJKルックス故に目を引く絶対領域が特徴。
「ロマンチスト」を自称し、日々哲学的な思索に耽り、何か思いついては突拍子もない言動に周囲を巻き込む、放課後スイーツ部きってのトラブルメーカー

空気を読める能力自体はあり、決して悪い人物ではないのだが、基本的には「ロマン」の看板を掲げて迷惑上等で行動を起こすうえ、周囲の悪ノリにもすぐ乗っかる。
よほどのことがない限り物事を「面白そうな方」に転がそうとするため、無用に事を荒立てたりしっぺ返しを食らうこともしばしばあり、
仲間内でも、寛大なアイリ以外からは割と散々な言われようである。
ただし、その達観した振る舞いのため、ふざけている場合ではない緊急事態の時などは一転してまとめ役になる。
スイーツ部とは微妙な関係のレイサに対して身内距離感で絡んでいくのも、はっきりとは語られないが彼女を気にかけている故か。
また良くも悪くも「第三者」目線でものを見るのが得意なのか、キヴォトスに伝わる「七つの古則」、そのうちエデン条約編でのキーワードの1つになった2番目の古則「楽園に辿り着きし者の真実を、証明することはできるのか」に対し、ほぼ満点の回答を出している。

自分の世界に浸っている印象で孤高を感じさせるが、一方で理解者を求めていないわけでもなく、先生が哲学やロマンの話に割とノッてくれることには喜びを示す。
そして同じく哲学的・遠回しな物言いが多いセイアと波長が合うのか、発言の真意を理解したり、なんなら言葉を交わさずとも意思疎通に成功している。ナツがセイア並なのかセイアがナツ並かでだいぶ話が変わってくるが……

ビジュアル面では、ミネのような透明なライオットシールドをまるで鞄のように背負っているのも特徴的。
立ち絵で持っているし、会話中で使う場面も描かれているので間違いなく普段から持ち歩いているようだが、別に戦闘が日常という立場でもないのにさすがに邪魔ではないのだろうか。
タイトル画面の一枚絵で後ろ姿のヨシミと2人で登場しているものがあるが、あまりにも自然に背負っているので初見だとスルーされがちである。

愛用する武器はサブマシンガン「ビヨンド・ザ・ルミネーション」。
基本的に思索を好むナツにとって、この銃を抜くのは「最終手段」であることが多いのだとか。
デザインの元ネタになったのはイスラエル製サブマシンガン「Micro UZI」とみられる。



性能


牛乳の時間!

レアリティ:★3
役割:STRIKER
ポジション:FRONT
クラス:タンク
武器種:SMG
攻撃タイプ:神秘
防御タイプ:重装甲
市街地:D 屋外:B 屋内:S→SS(固有武器★3)
装備品:シューズ/カバン/お守り

EXスキル:こういう時のとっておき COST:3
自身を回復。さらに弱体状態を1つ解除

ノーマルスキル:これ食べて元気出してー
30秒毎に、パイを投擲して味方1人の攻撃力を増加(20秒間)
投擲されたパイを中心として周囲にまだパイを受け取っていない自身を除く味方がいる場合、パイがその方向にも飛んで再度その効果を与える(最大3回まで)

パッシブスキル:腹が減っては……! → 腹が減っては……!+(固有武器★2)
HPを割合で増加 → HPを固定値で増加し、さらにHPを割合で増加

サブスキル:お口いっぱいの幸せ
EXスキルの使用時、被回復率を増加(最大で3回分まで効果が重複)



恒常枠で入手可能なほか、大決戦コインでも神名文字が交換できるため、受け入れや神秘解放がしやすい。
マリーと共にピックアップ募集が開催されており、ピックアップタイトルは「ステンドグラスに誘われて」。

回避が低く、防御力が高い「受け」タイプのタンク。
自己回復およびデバフ解除を行うEXスキル、パイを投げて他の味方3人までに攻撃力バフをばら撒くノーマルスキルが特徴。

ブルアカにおけるタンクは基本的に、中途半端なステータスで攻撃したりするよりは自衛やバフ・デバフの方が役に立ちやすく、コンセプトレベルで無駄の少ない性能。
……ただし、EXの回復量はタンクである自身の回復にはかなり物足りない量で、NSのバフの効果量も大したものではない。
なので、汎用性高めのタンクではあるのだが、あまり優先的に使われるというほどではない。

そんな中でナツがダントツで輝くのが、前衛のデバフ解除がほぼ必須である総力戦・ペロロジラ。
物足りない回復もInsaneなら防御属性で有利が取れ、★3でも1戦持ち堪えるのに必要十分となり得るので、耐久枠を大きく圧縮できる文句なしの最適タンクとして君臨する。
攻撃タイプを気にする必要がないタンクなので大決戦でも全属性に投入できる。
熱光線を浴びてビカビカに輝きながら牛乳をキメるナツの姿はペロロジラ戦の風物詩。

回復を受けた時の独特な「感謝ー!」が(タンク故にボイス頻度が高いのもあり)中毒性あるとの声多し。




杏山(きょうやま)カズサ

学園:トリニティ総合学園(1年生)
年齢:15歳
誕生日:8月5日
身長:155cm
趣味:「普通に」スイーツを食べること
イラスト:Mx2J
CV:夏吉ゆうこ

クールで大人びた雰囲気の少女で、普段は我を出さずに仲間たちに淡々とついていくことが多い。
この面々の中ではどこか浮いたところがあるが、放課後スイーツ部としての平凡な日常を楽しんでいる。
しかし、実は中学時代にとある「普通」ではない過去を秘めており、そのことを掘り下げられることを非常に嫌がる。

詳細は個別項目を参照。



【作中における動向】

+ 最終編
第1章「シャーレ奪還作戦」冒頭に登場。
お目当てのスイーツ販売がトリニティの校門に来ているという噂を聞きつけやってきたのだが、そこに移動販売の車の姿はなく、代わりにいたのはミカへの処分に抗議するトリニティ生徒の一団であった。
話を聞くには、デモの邪魔だったから追い出したとのこと。*9
さらには参加しないならデモの邪魔だ、という理由でアイリを突き飛ばすという凶行に及んでしまう。
これには3人も激怒し、銃撃戦へと発展。デモの監視をしていた正義実現委員会からも騒動の一部として見做されてしまったが、応援が来る前に撤収した。


全部、チョコレートが悪い。


第2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦」では直接の出番は無いものの異変が起きたことは察知しており、トリニティ自警団や正義実現委員会らの自治区防衛に加勢した。


+ イベントストーリー「-ive aLIVE!」
路上ライブに惹かれ、バンドをやろう!と思い立ったアイリの提案で、トリニティ謝肉祭(カーニバル)のオープニングステージのコンテストに参加することに。
しかも優勝賞品は、かつてあまりの美味しさから14人分を平らげた後死んだ女王の名を冠した伝説的スイーツ「フレデリカ・セムラ」*10
これには当初バンド結成に乗り気ではなかったメンバーも目の色を変え、バンド「シュガーラッシュ」を結成。

それぞれ担当の楽器を購入し、楽曲はアイリが探していた路上ライブの生徒……ワイルドハント芸術学院のツムギから提供を受けて練習に励んでいたのだが、本番1週間前にして発起人たるアイリが失踪。
先生が捜索に向かい見つかったものの、アイリは練習の進捗が芳しくなかった*11ことに自信を失ってしまい、さらには言い出しっぺであることに負い目を感じ、迷惑をかけたくないという理由から代わりの人を探していたのであった。
一方残された3人は、バンドに誘ってきた時のアイリに違和感があったことを思い返しており、推理の結果「セムラが食べたかっただけだったのでは?」という結論に至る。
しかしセムラは伝説のスイーツ、そう易々と手に入るものではない。
しかし、優勝賞品としてこの付近にセムラの現物があることは間違いない。
一同は腹を括り*12、なんと運営委員会(ティーパーティー主導)を襲撃する

その一報が先生とアイリにも伝わり、面会に向かったのだが、そこにはカズサ以外コテンパンにされた*13メンバーの姿が。
とはいえ目的の一部は遂行されており、小さなカケラではあったもののセムラをアイリに届けることに成功。処罰の方も先生がイチカと話をつけ、ティーパーティーとしても事を大きくしたくないだろうということでほぼ不問となった。
ここまでの流れを見ていたツムギは満足し、作曲だけした楽譜を先生に手渡す。作詞は立ち直ったアイリがするべきだろう、と信じて。

そして書きあがった楽曲のタイトルは「彩りキャンバス」
MVのような3Dアニメーション&歌唱(メインボーカルはカズサ、サブボーカルはヨシミ)が挿入されており、そこでストーリーは完結する。

立ち直った後の1週間の練習は、ミニゲーム「Like no Tomorrow」で確認できる。
アイテムを消費して専用のステータスを強化するどこかで見たシステムのミニゲームで、各ステータスの値によってミニストーリーやエンディング分岐が発生する。
またミニゲームの記録はカフェの家具「伝説の記録板」で確認できるほか、「彩りキャンバス」のアニメーションはこちらも家具「リコレクト・メモリー-ive aLIVE!」で見直すことができる。*14





【その他関係者】

トリニティ自警団のメンバー。
詳細は本人の項目に譲るが、カズサとは中学時代からの腐れ縁。
最初こそカズサは関わることすら避けていたものの、イベントストーリー「甘い秘密と銃撃戦」で起きたある事件を機に関係が少し改善したほか、カズサ経由で放課後スイーツ部とも交友関係を持つことができた様子。
「-ive aLIVE!」ではカズサ目当てにバンド練習中のスタジオに意気揚々と突撃。本人がいなかったためばつが悪そうに出て行こうとしたが、放課後スイーツ部側からは既に友人として受け入れられており、直後に戻ってきたカズサが買ってきたアイスを食べていた*15



杏山カズサこんにちはぁ!!



追記・修正はスイーツを傍らにお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月11日 10:26

*1 ただ襲撃先の主催が主催なだけに先生とイチカが介入した

*2 もっとも、一般層にまで被害が及ぶ前に尽力した結果なので平和ボケできること自体はいいことである

*3 ヒフミのロッカーにアイリのものと思われるメモがある

*4 2回目(陽ひらく少女たちの小夜曲)は風紀委員会というよりヒナ個人

*5 2回目(不忍ノ心)は忍術研究部

*6 2回目はハナコ&コハルとセット

*7 具体的に言うと、「-ive aLIVE!」にて、ヨシミから電話で事前に何度も「来ないで」と念押しされたのに「分かった、急いで行くね!」と言いながら赴いたり、他のメンバーには服装を褒めるなど普通の反応をする中で「まだ練習中だから来ないでって伝えたでしょ!?」と抗議するヨシミにだけ「私のこと、実は嫌いだったんだ……」「仲良しだと思ってたのは私だけだったの……?」とめんどくさい彼女みたいな反応を返したり、それに対して怒るヨシミを見て笑顔になったりしている。

*8 気絶等で行動を止めればダメージを防ぐ効果を無効化できる。

*9 さらに言えば、デモの参加者の一部はミカの姿を見たことがなく、ただ面白そう、ストレス発散になるからという理由で参加するという畜生ぶり

*10 実話。18世紀のスウェーデン国王アドルフ・フレドリクが、晩餐後に好物だったセムラを14人分食した後に消化不良を起こし死んだという逸話がある

*11 2章分遅れていた

*12 カズサも「キャスパリーグになってくれ」とナツから真剣に提案されて承諾

*13 ヨシミとナツは顔に大きなアザができてしまったが、カズサだけはほぼ無傷。キャスパリーグ、恐るべし……

*14 いずれも製造ではクラフトできないため、入手したいならミッションを完遂しなければならない

*15 なんとなくレイサが来ていると思って余分に買ってきたらしい