Pandora Hearts(漫画)

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&font(#6495ED){登録日}:2014/09/07 (日) 22:14:24 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){おまえの罪、それは―――}} #center(){&bold(){おまえの存在そのものだ――――}} 『Pandora Hearts(パンドラハーツ)』は月刊Gファンタジーで連載していた望月淳によるダークファンタジー漫画。 2005年1月号に掲載された読み切り『パンドラハーツ』を基に設定を大幅に改編し連載化した作品である。 2006年から連載され、2015年4月号で完結し、全24巻。 ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』をモチーフにした『御伽噺』をコンセプトに、非常にダークかつ重厚なストーリー展開が特徴。 絵柄や雑誌柄、&bold(){腐向け}の印象が付き纏いがちだが、そんなことはない上、連載当初から貼られた伏線が中盤から後半にかけて回収されていく 綿密に組まれたストーリーは圧巻の一言。 また、登場人物の大半が特定の誰かに対する執着や憎悪、偏愛といった感情を抱いている&bold(){アレな人達}ばかりなのもまた魅力の一つ。 あと単行本のカバー裏が毎回遊び過ぎているのもお楽しみ。というより、本編が重苦しいのでこうしたおまけが癒しとなりつつある。 2009年にはXEBEC製作でアニメ化されたが、7巻までの内容なので非常に中途半端なところで終わっている。 **ストーリー 四大公爵家の一つ、ベザリウス家の長男・オズ=ベザリウスはその日、15歳の成人の儀を控えていた。 だがその日、別荘の裏庭で奇妙な墓を見つけた時から、彼の運命は狂い始める…。 成人の儀の最中、突然現れた赤いローブの集団によって、伝説に言い伝えられていた監獄「アヴィス」に堕とされてしまったのだ。 そのアヴィスの中で出会った謎の少女・アリスに導かれるがまま、オズは彼女と契約を交わす。 アリスの力で再び元の世界に戻ってきた彼は、アヴィスの研究・その事件解決を仕事とする組織・パンドラに匿われることとなる。 そしてオズは、パンドラと共に過ごすうちに、自身の出生にまつわる秘密や裏に潜む組織「バスカヴィルの民」の陰謀の渦へと入っていく。 これはひとつの物語。ある男によって綴られた滑稽な御伽噺の続き…。 **登場人物(CVはアニメ版の声優) ○オズ=ベザリウス CV:[[皆川純子]] 主人公。四大公爵家のベザリウス家の長男。15歳。 表面上は明るくお気楽で、逆境にも屈せず献身的な性格だが、それは幼い頃から父親から冷遇され形成された、 自己否定的な寂寞感の裏返しである。 成人の儀でアヴィスに落とされてから10年後の世界に帰還したのを機に、自身に課せられた宿命と、新たにできた仲間達と共に戦っていく。 ○アリス CV:[[川澄綾子]] オズと契約を交わした契約獣(チェイン)である&bold(){血染めの黒うさぎ(ビーラビット)}の少女。 長い間記憶喪失のままアヴィスに閉じ込められ、外の世界に脱出し記憶を取り戻すためにオズと契約する。 バリバリの肉食で豪快な俺様アホ娘で、オズに対し「私のもの」としてジャイアニズムを発揮し、その明るさで度々オズを救っている。 オズ同様、物語の展開にしたがって自身の記憶と出生の秘密を知ることになる。 ○ギルバート=ナイトレイ CV:[[鳥海浩輔]] パンドラのエージェントで、10年前のオズの従者。 記憶喪失で行き倒れていたところをベザリウス家に拾われ、オズの従者として仕えることになったが、 オズがアヴィスに堕とされ、彼を取り戻すためにパンドラに入り四大公爵家のナイトレイ家の養子となる。 再会したオズとは年上としての再会となったが、従者以上友達未満な複雑な関係となっている。 その持ち前のヘタレさをブレイクにイジられることもしばしば。 契約獣はカラス型の『&bold(){鴉(レイヴン)}』で、青い炎を吐く大カラス。 ○ザークシーズ=ブレイク CV:[[石田彰]] レインズワース家の使用人。 人を喰ったような性格をしており、他人を小馬鹿にするのが趣味なドS男。 だが本心としては忠義に篤く仲間に対しても真摯な性格である。 左目をアヴィスの意志に奪われ、その影響で全盲となっている。 実はかつてチェインの違法契約を果たしてアヴィスの意志と接触しており、自身の寿命が少ない。 チェイン(正規)は『&bold(){イカれ帽子屋(マッドハッター)}』。アヴィスに関わる全ての力を消滅させる、チェイン殺しのチェイン。 ○シャロン=レインズワース CV:[[花澤香菜]] 四大公爵家の一つ、レインズワース家の令嬢。 穏やかで優しい性格だが、内なる芯の強さを持つ強かな少女。 大のショタコンらしく、オズがお気に入り。 おまけで出番の少なさをよくネタにされがち。 チェインはユニコーン型の『&bold(){一角獣(エクエス)}』。影を繋ぎ、影を通して人間を転移させることが可能。 ○ヴィンセント=ナイトレイ CV:[[福山潤]] ギルバートの弟。 兄と同じく彷徨っていたところをナイトレイ家に保護され、彼と同じパンドラに入る。 兄に対し病的なまでの執着心を抱いており、彼に仇する全ての人間(オズ、アリス、ブレイクetc)を嫌悪している。 パンドラに与する一方でバスカヴィルにも内通しており、さまざまな事件の裏で暗躍する。 チェインは『&bold(){眠り鼠(ヤマネ)}』。対象者を眠らせる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は違法契約しており『首狩りの女王(クイーンオブハート)=死刑執行人(ディオミス)』を使い首狩り事件を操っていた。}} ○エコー CV:[[広橋涼]] ヴィンセントに付き従っている少女。 無表情で棒読み(台詞に必ず句読点を付ける)が特徴で、ヴィンセントに忠実な人形のような振る舞いを見せるが、 オズとの交流で人間らしい感情に目覚める。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体はバスカヴィルの民の一人、ツヴァイ(ノイズ)のチェインが生み出した仮想人格の一つである。}} ○オスカー=ベザリウス CV:梅津秀行 オズの叔父で、彼を父親代わりに育てた。 豪快で気さくな性格をしており、オズやギルバートから尊敬されている。 ○エイダ=ベザリウス CV:福原香織 オズの妹。 10年の時を経て成長し、ずっと兄を待ち続けていた。 グレン復活の鍵を手に入れるための情報源としてヴィンセントから交際を申し込まれるが、利用されるどころか持ち前の天真爛漫さで 彼を振り回していく。 ○ザイ=ベザリウス CV:大川透 オズの父親。 息子を顧みないどころか激しく嫌悪しており、彼の性格を歪める一因となった。 なおある時点まで顔がはっきりと描かれない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){オズをアヴィスに堕とした張本人であり、チェインは『鷹獅子(グリフォン)』。}} ○エリオット=ナイトレイ CV:[[野島裕司]] ナイトレイ家の嫡男で、誇り高い性格の少年。 ベザリウス家に敵意を示し、実家を逃げ出したギルバートを嫌悪している。 ふとした縁でオズと衝突を交わすうちに、気の置けない悪友となっていく。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){事故で死にかけたところをリーオに救われたことを代償に、首狩りのチェイン『&bold(){ハンプティダンプティ}』と違法契約を交わし、無意識のうちに兄弟を次々と手にかけてしまう。}} ○リーオ CV:[[渡辺明乃]] エリオットの従者を務める少年。 ぼさぼさ頭にビン底眼鏡が特徴で、いつも飄々としたマイペースな性格。 孤児出身で、エリオットに見初められて以来彼に大きな忠義と執着心を感じている。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実はグレン=バスカヴィルの魂を継ぐ者である。}} ○ルーファス=バルマ CV:内田夕夜、チョー(幻影) 四大公爵家・バルマ家の当主。見た目は若いがかなり老けている。 古風な口調で喋りすべてを見透かしたような態度をとる食えない態度の男。 シャロンの祖母・シェリル女公爵の幼馴染であり、彼女に今も恋焦がれている。 チェインは『愚鳥(ドードー)』。 ○レイム=ルネット CV:[[諏訪部順一]] バルマ家に仕える使用人。 生真面目な性格で、変人の主人やイカレた友人に振り回される苦労人気質。 チェインは契約者を死んだ振りにする『三月うさぎ(マーチヘアー)』。 ○シェリル=レインズワース レインズワース家の当主。 優雅な老婦人ながらも全く老いを感じさせない女傑。 チェインは『梟(アウル)』。 ○チェシャ猫 CV:[[山口勝平]] アヴィスに潜んでいる猫型のチェイン。 アヴィスの意志を狂信しており、彼女に仇なす者に敵意を向ける。 彼の左目はブレイクから奪ったもの。 ≪バスカヴィルの民≫ ○シャルロット=バスカヴィル CV:豊口めぐみ 愛称”ロッティ”。 イケイケで奔放なお姉さん。グレンに恋心を抱き、彼を崇拝している。 ブレイクと何かと縁がある。 チェインはライオン型の『リオン』。 ○リリィ=バスカヴィル 幼く天真爛漫な少女。 無邪気で人懐っこいが残酷な一面も持つ。レイムがお気に入り。 猟犬型のチェイン『バンダースナッチ』を所有。 ○ファング=バスカヴィル CV:近藤孝行 礼儀正しい糸目の青年。 モグラ型のチェイン『トーブ』を持つ。 ○ダグ=バスカヴィル CV:白熊寛嗣 寡黙な大男。 大体裏方に徹し、目立たない。 ○ツヴァイ=バスカヴィル いつも嘲笑を浮かべる謎のバスカヴィル。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エコーの真の姿であり通称の『ノイズ』を名乗っている。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エコーとは対照的に、ヴィンセントに懐いている。}} チェインは他人に仮想人格を取り憑かせ、契約者『ドルディ』の意のままに操る『ドルダム』。 ≪サブリエの悲劇の関係者≫ ○ジャック=ベザリウス CV:[[小野大輔]] ベザリウス家のかつての当主であり、パンドラの創設者。 自らの力を持ってサブリエの悲劇を最小限に食い止め、自身を封印の礎とした英雄と称賛されている。 明るく奔放な性格をしており、その天然ボケさでおまけ漫画等で周囲を振り回す。 オズの記憶に現れ彼を導き、必要とあれば彼の身体を借りている。 ○アヴィスの意志 アリスと同じ姿をした、アヴィスの核が具現化した少女。 アリスとは対照的に穏やかな立ち居振る舞いをするが残酷な本性を秘めている。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体はアリスの双子の片割れにアヴィスの核が融合した存在。}} ○グレン=バスカヴィル CV:[[谷山紀章]] バスカヴィル家の当主であり、サブリエの悲劇を引き起こした(&color(white){と目されていた})人物。 ジャックの親友であったが、サブリエの悲劇の直後封印されており、今もなおアヴィスの意志を狙っているという。 ○レイシー=バスカヴィル ジャック、グレンにとって大切な女性。 彼女がある意味全ての原因であった。 **用語集 ・アヴィス 大罪を犯した者が堕とされるいう異空間の牢獄。 通常は脱出不可能だが、チェインの力をもってすれば歪みを生じることができる。 ・チェイン アヴィスのエネルギーにより生み出された生命体。 人間と契約し、契約者は使役することが可能だが四大公爵家の者にしかできない。 ・違法契約者 正式な手筈を踏まずにチェインと契約した者。 主に一般人がそそのかされてなるものであり、契約するとチェインの力を使うごとに寿命をすり減らしていく。 時が来ると契約者はアヴィスに堕ちる。 ・サブリエの悲劇 100年前に起きた、バスカヴィルの民による虐殺の直後発生した、「サブリエ」と呼ばれる街がアヴィスへと堕とされた事件。 首謀者グレン=バスカヴィルはジャック=ベザリウスにより封印され、未然に防いだ四大公爵家を中心に「パンドラ」が生まれた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show= コメント欄){ #areaedit() - 女の子がみんな可愛い -- 名無しさん (2014-09-07 22:26:00) - どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続。登場人物の多くが鬱屈した何かしらの思いを抱えている --   (2014-09-07 23:09:26) - 16巻末からの展開には正直びっくりした。次巻で最終回か早いな -- 名無しさん (2014-09-07 23:17:11) - 早いな。けど、思い返せばもう8年。 -- 名無しさん (2014-09-07 23:23:11) - アニメのedはどっちも名曲 -- 名無しさん (2014-09-08 06:26:42) - 誰だっけ?がすごい多い漫画 -- 名無しさん (2014-09-08 06:38:46) - ↑えっ? -- 名無しさん (2014-09-08 06:49:24) - ここ三巻くらいで毎回泣いてる気がする -- 名無しさん (2014-09-08 08:58:16) - 5巻くらい出てるときに表紙イラストに引かれて買ってそのまま追いかけてる漫画だわ。伏線回収も見事だし、完結したらしっかり評価されると良いな。 -- 名無しさん (2014-09-08 18:23:20) - ブレイクさん大好き。彼が死んでしまって最終巻読む気が半分くらい失せた。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:54:53) - ↑この漫画の魅力の半分はブレイクだったからなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:58:53) - 最初黒執事みたいに、パラレル19世紀末のイギリスが舞台なのかと思った -- 名無しさん (2015-02-06 22:03:03) - 何かブレイク死んでからの次巻で完結させるつもりだったけど予定より話延びてまだ終わってないみたいね。最後は二巻同時発売になるかね? -- 名無しさん (2015-02-06 22:08:46) - ↑まじで!なんか最終巻ちっとも発売する気配ねーじゃんとか思ってたらまだ終わってなかったのか! -- 名無しさん (2015-02-06 22:28:58) - 腐向けじゃない的な説明されているけど、黒執事を読んでいた自分は最初かなり腐向けな漫画だと感じた。もちろん、意識して読めばそんなことは全然ないって分かるんだけどね。 -- 名無しさん (2015-02-06 22:36:55) - ↑追記 女の子が軒並み可愛いから男が読んでも普通に楽しめるしね。 -- 名無しさん (2015-02-06 22:39:27) - アナログでここまで綺麗なカラーを描ける人って滅多に居ないから尊敬する。色使いが本当に素晴らしい -- 名無しさん (2015-02-07 00:13:21) - サンホラの漫画でも描いてくれないかなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-07 00:33:59) - 6月末に最終巻発売。予想通り二巻同時発売となりました(笑)長い連載になるとキャラが勝手に動いちゃうんだろうし、仕方ないね -- 名無しさん (2015-05-27 15:43:36) - 24巻がやべえ分厚いw -- 名無しさん (2015-06-27 17:36:30) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/09/07 (日) 22:14:24 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){おまえの罪、それは―――}} #center(){&bold(){おまえの存在そのものだ――――}} 『Pandora Hearts(パンドラハーツ)』は月刊Gファンタジーで連載していた望月淳によるダークファンタジー漫画。 2005年1月号に掲載された読み切り『パンドラハーツ』を基に設定を大幅に改編し連載化した作品である。 2006年から連載され、2015年4月号で完結し、全24巻。 ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』をモチーフにした『御伽噺』をコンセプトに、非常にダークかつ重厚なストーリー展開が特徴。 絵柄や雑誌柄、&bold(){腐向け}の印象が付き纏いがちだが、そんなことはない上、連載当初から貼られた伏線が中盤から後半にかけて回収されていく 綿密に組まれたストーリーは圧巻の一言。 また、登場人物の大半が特定の誰かに対する執着や憎悪、偏愛といった感情を抱いている&bold(){アレな人達}ばかりなのもまた魅力の一つ。 あと単行本のカバー裏が毎回遊び過ぎているのもお楽しみ。というより、本編が重苦しいのでこうしたおまけが癒しとなりつつある。 2009年にはXEBEC製作でアニメ化されたが、7巻までの内容なので非常に中途半端なところで終わっている。 **ストーリー 四大公爵家の一つ、ベザリウス家の長男・オズ=ベザリウスはその日、15歳の成人の儀を控えていた。 だがその日、別荘の裏庭で奇妙な墓を見つけた時から、彼の運命は狂い始める…。 成人の儀の最中、突然現れた赤いローブの集団によって、伝説に言い伝えられていた監獄「アヴィス」に堕とされてしまったのだ。 そのアヴィスの中で出会った謎の少女・アリスに導かれるがまま、オズは彼女と契約を交わす。 アリスの力で再び元の世界に戻ってきた彼は、アヴィスの研究・その事件解決を仕事とする組織・パンドラに匿われることとなる。 そしてオズは、パンドラと共に過ごすうちに、自身の出生にまつわる秘密や裏に潜む組織「バスカヴィルの民」の陰謀の渦へと入っていく。 これはひとつの物語。ある男によって綴られた滑稽な御伽噺の続き…。 **登場人物(CVはアニメ版の声優) ○オズ=ベザリウス CV:[[皆川純子]] 主人公。四大公爵家のベザリウス家の長男。15歳。 表面上は明るくお気楽で、逆境にも屈せず献身的な性格だが、それは幼い頃から父親から冷遇され形成された、 自己否定的な寂寞感の裏返しである。 成人の儀でアヴィスに落とされてから10年後の世界に帰還したのを機に、自身に課せられた宿命と、新たにできた仲間達と共に戦っていく。 ○アリス CV:[[川澄綾子]] オズと契約を交わした契約獣(チェイン)である&bold(){血染めの黒うさぎ(ビーラビット)}の少女。 長い間記憶喪失のままアヴィスに閉じ込められ、外の世界に脱出し記憶を取り戻すためにオズと契約する。 バリバリの肉食で豪快な俺様アホ娘で、オズに対し「私のもの」としてジャイアニズムを発揮し、その明るさで度々オズを救っている。 オズ同様、物語の展開にしたがって自身の記憶と出生の秘密を知ることになる。 ○ギルバート=ナイトレイ CV:[[鳥海浩輔]] パンドラのエージェントで、10年前のオズの従者。 記憶喪失で行き倒れていたところをベザリウス家に拾われ、オズの従者として仕えることになったが、 オズがアヴィスに堕とされ、彼を取り戻すためにパンドラに入り四大公爵家のナイトレイ家の養子となる。 再会したオズとは年上としての再会となったが、従者以上友達未満な複雑な関係となっている。 その持ち前のヘタレさをブレイクにイジられることもしばしば。 契約獣はカラス型の『&bold(){鴉(レイヴン)}』で、青い炎を吐く大カラス。 ○ザークシーズ=ブレイク CV:[[石田彰]] レインズワース家の使用人。 人を喰ったような性格をしており、他人を小馬鹿にするのが趣味なドS男。 だが本心としては忠義に篤く仲間に対しても真摯な性格である。 左目をアヴィスの意志に奪われ、その影響で全盲となっている。 実はかつてチェインの違法契約を果たしてアヴィスの意志と接触しており、自身の寿命が少ない。 チェイン(正規)は『&bold(){イカれ帽子屋(マッドハッター)}』。アヴィスに関わる全ての力を消滅させる、チェイン殺しのチェイン。 ○シャロン=レインズワース CV:[[花澤香菜]] 四大公爵家の一つ、レインズワース家の令嬢。 穏やかで優しい性格だが、内なる芯の強さを持つ強かな少女。 大のショタコンらしく、オズがお気に入り。 おまけで出番の少なさをよくネタにされがち。 チェインはユニコーン型の『&bold(){一角獣(エクエス)}』。影を繋ぎ、影を通して人間を転移させることが可能。 ○ヴィンセント=ナイトレイ CV:[[福山潤]] ギルバートの弟。 兄と同じく彷徨っていたところをナイトレイ家に保護され、彼と同じパンドラに入る。 兄に対し病的なまでの執着心を抱いており、彼に仇する全ての人間(オズ、アリス、ブレイクetc)を嫌悪している。 パンドラに与する一方でバスカヴィルにも内通しており、さまざまな事件の裏で暗躍する。 チェインは『&bold(){眠り鼠(ヤマネ)}』。対象者を眠らせる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は違法契約しており『首狩りの女王(クイーンオブハート)=死刑執行人(ディオミス)』を使い首狩り事件を操っていた。}} ○エコー CV:[[広橋涼]] ヴィンセントに付き従っている少女。 無表情で棒読み(台詞に必ず句読点を付ける)が特徴で、ヴィンセントに忠実な人形のような振る舞いを見せるが、 オズとの交流で人間らしい感情に目覚める。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体はバスカヴィルの民の一人、ツヴァイ(ノイズ)のチェインが生み出した仮想人格の一つである。}} ○オスカー=ベザリウス CV:梅津秀行 オズの叔父で、彼を父親代わりに育てた。 豪快で気さくな性格をしており、オズやギルバートから尊敬されている。 ○エイダ=ベザリウス CV:福原香織 オズの妹。 10年の時を経て成長し、ずっと兄を待ち続けていた。 グレン復活の鍵を手に入れるための情報源としてヴィンセントから交際を申し込まれるが、利用されるどころか持ち前の天真爛漫さで 彼を振り回していく。 ○ザイ=ベザリウス CV:大川透 オズの父親。 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イケイケで奔放なお姉さん。グレンに恋心を抱き、彼を崇拝している。 ブレイクと何かと縁がある。 チェインはライオン型の『リオン』。 ○リリィ=バスカヴィル 幼く天真爛漫な少女。 無邪気で人懐っこいが残酷な一面も持つ。レイムがお気に入り。 猟犬型のチェイン『バンダースナッチ』を所有。 ○ファング=バスカヴィル CV:近藤孝行 礼儀正しい糸目の青年。 モグラ型のチェイン『トーブ』を持つ。 ○ダグ=バスカヴィル CV:白熊寛嗣 寡黙な大男。 大体裏方に徹し、目立たない。 ○ツヴァイ=バスカヴィル いつも嘲笑を浮かべる謎のバスカヴィル。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エコーの真の姿であり通称の『ノイズ』を名乗っている。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エコーとは対照的に、ヴィンセントに懐いている。}} チェインは他人に仮想人格を取り憑かせ、契約者『ドルディ』の意のままに操る『ドルダム』。 ≪サブリエの悲劇の関係者≫ ○ジャック=ベザリウス CV:[[小野大輔]] ベザリウス家のかつての当主であり、パンドラの創設者。 自らの力を持ってサブリエの悲劇を最小限に食い止め、自身を封印の礎とした英雄と称賛されている。 明るく奔放な性格をしており、その天然ボケさでおまけ漫画等で周囲を振り回す。 オズの記憶に現れ彼を導き、必要とあれば彼の身体を借りている。 ○アヴィスの意志 アリスと同じ姿をした、アヴィスの核が具現化した少女。 アリスとは対照的に穏やかな立ち居振る舞いをするが残酷な本性を秘めている。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体はアリスの双子の片割れにアヴィスの核が融合した存在。}} ○グレン=バスカヴィル CV:[[谷山紀章]] バスカヴィル家の当主であり、サブリエの悲劇を引き起こした(&color(white){と目されていた})人物。 ジャックの親友であったが、サブリエの悲劇の直後封印されており、今もなおアヴィスの意志を狙っているという。 ○レイシー=バスカヴィル ジャック、グレンにとって大切な女性。 彼女がある意味全ての原因であった。 **用語集 ・アヴィス 大罪を犯した者が堕とされるいう異空間の牢獄。 通常は脱出不可能だが、チェインの力をもってすれば歪みを生じることができる。 ・チェイン アヴィスのエネルギーにより生み出された生命体。 人間と契約し、契約者は使役することが可能だが四大公爵家の者にしかできない。 ・違法契約者 正式な手筈を踏まずにチェインと契約した者。 主に一般人がそそのかされてなるものであり、契約するとチェインの力を使うごとに寿命をすり減らしていく。 時が来ると契約者はアヴィスに堕ちる。 ・サブリエの悲劇 100年前に起きた、バスカヴィルの民による虐殺の直後発生した、「サブリエ」と呼ばれる街がアヴィスへと堕とされた事件。 首謀者グレン=バスカヴィルはジャック=ベザリウスにより封印され、未然に防いだ四大公爵家を中心に「パンドラ」が生まれた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show= コメント欄){ #areaedit() - 女の子がみんな可愛い -- 名無しさん (2014-09-07 22:26:00) - どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続。登場人物の多くが鬱屈した何かしらの思いを抱えている --   (2014-09-07 23:09:26) - 16巻末からの展開には正直びっくりした。次巻で最終回か早いな -- 名無しさん (2014-09-07 23:17:11) - 早いな。けど、思い返せばもう8年。 -- 名無しさん (2014-09-07 23:23:11) - アニメのedはどっちも名曲 -- 名無しさん (2014-09-08 06:26:42) - 誰だっけ?がすごい多い漫画 -- 名無しさん (2014-09-08 06:38:46) - ↑えっ? -- 名無しさん (2014-09-08 06:49:24) - ここ三巻くらいで毎回泣いてる気がする -- 名無しさん (2014-09-08 08:58:16) - 5巻くらい出てるときに表紙イラストに引かれて買ってそのまま追いかけてる漫画だわ。伏線回収も見事だし、完結したらしっかり評価されると良いな。 -- 名無しさん (2014-09-08 18:23:20) - ブレイクさん大好き。彼が死んでしまって最終巻読む気が半分くらい失せた。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:54:53) - ↑この漫画の魅力の半分はブレイクだったからなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:58:53) - 最初黒執事みたいに、パラレル19世紀末のイギリスが舞台なのかと思った -- 名無しさん (2015-02-06 22:03:03) - 何かブレイク死んでからの次巻で完結させるつもりだったけど予定より話延びてまだ終わってないみたいね。最後は二巻同時発売になるかね? -- 名無しさん (2015-02-06 22:08:46) - ↑まじで!なんか最終巻ちっとも発売する気配ねーじゃんとか思ってたらまだ終わってなかったのか! -- 名無しさん (2015-02-06 22:28:58) - 腐向けじゃない的な説明されているけど、黒執事を読んでいた自分は最初かなり腐向けな漫画だと感じた。もちろん、意識して読めばそんなことは全然ないって分かるんだけどね。 -- 名無しさん (2015-02-06 22:36:55) - ↑追記 女の子が軒並み可愛いから男が読んでも普通に楽しめるしね。 -- 名無しさん (2015-02-06 22:39:27) - アナログでここまで綺麗なカラーを描ける人って滅多に居ないから尊敬する。色使いが本当に素晴らしい -- 名無しさん (2015-02-07 00:13:21) - サンホラの漫画でも描いてくれないかなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-07 00:33:59) - 6月末に最終巻発売。予想通り二巻同時発売となりました(笑)長い連載になるとキャラが勝手に動いちゃうんだろうし、仕方ないね -- 名無しさん (2015-05-27 15:43:36) - 24巻がやべえ分厚いw -- 名無しさん (2015-06-27 17:36:30) #comment #areaedit(end) }

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