登録日:2024/05/06 Mon 14:34:46
更新日:2025/04/15 Tue 22:35:25
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『殺されて井戸に捨てられたチート怨霊がイケない勇者とハーレム美少女達にコワーイお仕置きイッパイしちゃうゾ!』は、谷尾銀による
ライトノベルである。
以下ネタバレ注意
【目次】
【概要】
2018年8月に「
小説家になろう」にて連載、同時にミッドナイトノベルズ版も発表された。書籍版は発売されていないが、2022年8月からは
ガンガンONLINEにてコミカライズ版が連載中。
小説家になろうでは定番の、悪徳勇者パーティを追いやられた人物による
復讐モノ……なのだが、厳密に言うと
いわゆる「なろう系」のフォーマットを借りて描かれた怨霊もののホラー小説、というのが正確なところ。
主題となっている怨霊と化した聖女・サマラの引き起こす恐ろしい災厄をはじめとして、彼女を惨殺した勇者ナッシュとその仲間たちの常軌を逸した外道ぶりと歪んだ人間関係、ある意味怨念より恐ろしい民衆達の悪意がグロ描写も絡めて容赦なく描かれている。
なろう作品のお約束とも言えるコミカルで長大なタイトルに反し、終始
極めて陰鬱かつ陰惨な雰囲気の作品に仕上がっているため、心臓の弱い人や胸糞の悪い描写が苦手な人は要注意。
超健全版(なろう版)は完結済みで話数は全26話、外伝が15~20話と、中編に属する一気に読めるボリュームである。
【各バージョンおよびタイトル】
本作は発表されたメディアによってタイトルが違っている。
- 『殺されて井戸に捨てられたチート怨霊がイケない勇者とハーレム美少女達にコワーイお仕置きイッパイしちゃうゾ!』(R15)
- 『殺されて井戸に捨てられたのでチート怨霊となって妊娠確実パコパコスローライフを満喫中の勇者とハーレム美少女達に復讐します』(R18)
ミッドナイトノベルズにて発表されたバージョン。通称「アンリミテッド版」、略称は「妊パコ」。
全体的に性描写が増えているが、サービスシーンというよりは嫌な方向の生々しさを引き立てるようなものが多い。
こちらの25話は超健全版初出バージョンの描写をマイルドにしたものとなっている(それでも大概だが)。R18の方がマイルドというのはどういうことなの……
- コミカライズ版『殺されて井戸に捨てられた聖女がチート怨霊になりました』
前述の通り、2022年8月から
ガンガンONLINEにて連載。ネーム構成は桜井竜矢、作画は七清水くらげ。単行本は2024年1月の時点で2巻まで発売。
原作と違ってサマラが三人娘の前に頻繁に幻覚を見せて現れるなど行動的になっている他、各キャラクターの細かい描写や
オリジナルキャラクターが追加されている。
内容としてはアンリミテッド版寄りだが、アンリミテッド版以上に露骨な性描写が多い。そして当然グロ・ホラー描写にも容赦がない。
長期休載に入る頻度がそれなりに高い
- 外伝『勇者のいない夜に ~ディオダディ砦の恐怖談義~』
戦いの合間に三人娘と聖女が語る恐怖の体験談。
本編ではあまり詳細な描写のなかった三人娘の過去や内面について深く掘り下げた内容となっている。
聖女に心酔した男とその狂気・破滅。
【あらすじ】
勇者ナッシュ・ロウとその仲間たちは些細なことから聖女サマラを惨殺し、さらにその死体をこれでもかと言わんばかりに損壊して井戸に捨てるという暴挙を行った。
それでも彼らは旅の目的であった魔王を討伐して英雄とたたえられ、ナッシュは3人の仲間を嫁にしたハーレムを作り、幸せに暮らすこととなった……
もちろん、そんなわけはなかった。
彼らが忘れていた悪行の復讐を果たすため、聖女は怨霊として目覚める……
【用語解説】
本作に登場する、「癒し」において一般の治療術師よりも強力な力を発揮する女性。劇中の言葉を借りれば「清らかなる乙女=処女」のみに授けられた能力であり、サマラはその力を旅の間で思う存分発揮することになる。
この世界に害を及ぼす「魔王」を倒すために、女神に選ばれた人物。
勇者となった人間に与えられる「女神の選定の力」は学習も鍛錬もなしに常人の域を超えた身体能力・戦闘技術・魔術の知識等を得られるという、文字通りのチートと呼ぶべき代物。
戦闘経験などない宿屋の息子だったナッシュが楽々と魔物を相手にできるほどの力を持っていたのも、ひとえにこの選定の力の恩恵によるものである。
最上級の回復薬。高額ではあるが勇者としての旅の中で多額の資金を稼いでいたナッシュ一行にとっては安い買い物で、ナッシュは仮にサマラが聖女の力を失ったとしてもこれを買いこめば代わりがきくと考えていた。
……というところまでは一般的なファンタジー作品に登場するものとあまり変わらないが、本作におけるエリクサーは高い依存性を持ち、飲み続けると重篤な中毒症状を引き起こすという非常にタチの悪い性質を持つ。
ぶっちゃけてしまえばほぼドラッグ同然の代物であり、劇中でも禁止薬物に指定する国があったほど。
人間の体に豚の頭をした
亜人種。
多くの
オークは魔王のもとで人間たちに対する侵略活動を行っているが、中には争いごとを好まない平和主義者の
オークもおり、人知れず村を作って生活する者もいた。
土砂崩れに遭って困窮していた村に旅の途中で立ち寄ったサマラが、怪我をした
オークを治療したこともある。
【主な地名】
本作の主な舞台で、ナッシュおよびサマラの母国。
ナッシュによる魔王討伐後、一時は平和を謳歌していたものの、サマラの怨念により様々な厄災が次々に降りかかる。
周辺諸国もその巻き添えを食うことを恐れて距離を置き、荒廃と滅亡の一途を辿ることになる。
名前は
エドガー・アラン・ポーの小説からと思われる。
アッシャー王国の王都で、ナッシュの故郷。
都らしく国の中では開けており、実家の宿屋を潰した跡に建てられたナッシュの豪邸がある。
サマラによる厄災が続くうちに街自体が困窮を極めていき、世紀末的な惨状を呈するようになる。
プルトの郊外にある、サマラの故郷。
よそ者であるエデルや要領が悪く行き遅れのソフィアを冷遇するなど、元々閉鎖的な環境だった。
二人の間に生まれたサマラが聖女として注目されて以降、治療を受けに来た人々が集まるようになり村も栄えるようになったが、やがて「よそ者のくせに調子に乗っている」などのやっかみが次第に醸成されるようになる。
このサマラ一家に対する妬みが後述の「サマラは魔王と肉体関係を持って勇者たちを裏切った」というデマによって火が付き、最悪の形で爆発することになる。
とある峠に位置する宿場町で、すべての始まりとなった村。
かつては栄えていたものの、ナッシュ達が訪れた後間もなく、街道が落石で塞がってしまい、町人は別の街に引っ越して廃墟になってしまった。
ベルフリンクルという国の片田舎の農村。
かつては近隣の宿場町との共存でそれなりに栄えていたが、宿場町が閉鎖されたことで寂れることとなった。
国を追われたナッシュとレモラが身を寄せることとなった場所。
住人は皆気のいい人物ばかりで村全体が穏やかな雰囲気を持っている。
アッシャー王国を襲った災厄も届いておらず、ナッシュとレモラも平和な時を過ごすことができていたが……
【登場人物】
聖女
本作の主人公である聖女。名前の由来はハリウッド版『
リング』の貞子ポジションのキャラから。
素朴な容貌をしており、三人娘からはやっかみも込めて「地味」「田舎娘」「垢ぬけない」「
ブス」などと散々に呼ばれている。
ただバエル公からは「野原にひっそりと咲く純白の鈴蘭」と評されており、本当に容姿が悪いわけではない様子。コミカライズ版でもちゃんと可愛らしい顔立ちに描かれている。
本作の登場人物では珍しい、他人が困っているのを見ると救わずにいられなくなる、とことんまで優しくお人好しな性格。
5歳の頃から優れた回復能力に目覚め、10歳で法王庁から聖女認定を受けるなどの名誉を手にし、一躍有名な存在となる。
16歳の時、疫病に襲われた村を救うために護衛の戦士を雇おうとし、けんもほろろに断られて途方に暮れているところ、勇者としての旅を始めたばかりのナッシュに手を差し伸べられる。
彼の助力を受けて無事に村を救った後、
「魔王を倒して大勢の人を幸せにしたい」という純粋な思いから彼の旅に同行することを決めた。
戦闘ではヒーラー役のみならず、人間にとって有害な邪気や瘴気を浄化する役割を受け持つ一方、その合間にも立ち寄った町や村で病人や怪我人の治療を無償で続けていた。
しかしある夜の宿屋で、
セックスを迫ろうとしたナッシュを拒絶したことで逆上され、彼から顔の形が変わるほどの暴行を受けてしまう。
その時点では辛うじて瀕死で済んでいたものの、ナッシュはサマラが死んだと思い三人娘に処理を丸投げ。かねてからサマラを嫌っていた彼女たちは、「アンデッド化を防ぐ」という名目で
まだ息のあるサマラの心臓に杭を突き立て、首を落とし、死体を燃やし、聖水をまいた後、とどめに井戸に捨てた。
さらに魔王討伐後、ティナが
「サマラは魔王と肉体関係を持って自分たちを裏切った」という嘘を広めたことにより、「稀代の毒婦(淫婦)」という汚名を着せられてしまい、両親までも迫害され自殺に追い込まれてしまう。
ナッシュたちがハーレム生活を謳歌している中、サマラの怨念は激しく膨れ上がっていき、以前彼女に助けられたオークが自らの身を捧げたことにより、
怨霊として復活。
聖女としての力が裏返って負の方向へ進化し、ナッシュたちのみならず国を亡ぼすレベルの厄災をふりまいていく。
アッシャー王国民が生んだ赤ん坊が皆オークのような豚の頭を持って死産になるという現象。
100%死産というのが国にとって致命的なのは言うまでもないが、「オークの子を産んだ」という事実が引き起こす人間関係の不和も恐ろしい点。
更に「エリクサーが豚頭病の特効薬になる」という誤った噂が広まった上、回復効果は数段低く、依存性は数倍に高まった安価な粗悪エリクサーが出回るようになったことで妊婦を中心に大量のエリクサー中毒者が発生。国の荒廃をさらに急速化させてしまうことになる。
人間や建物が突如として炎上する現象。
対象となったものは「ひゅー、ひゅー……」という隙間風のような音が聞こえ、焦げ付いた匂いがした後、突如周囲や本人が炎上し焼死する。
直接的に殺してくるタイプの呪いだが、無差別では無く厄災の正体を探ろうとするものに対する報復・口封じという面が強い。
そのためかサマラが直接出向いて行使しているような描写が多め。
炎上ではなく井戸などへの転落死のパターンもある。
「深入りした人物が対象」「その人物にだけ特定の前兆が感じられる」「最終的に一様な異常現象に見舞われて死ぬ」というホラーもののテンプレと言える現象かもしれない。
魔法が一切行使できなくなる現象。
魔法は生活・軍事インフラにおいて重要な位置を占めている上、回復魔法も使えなくなったことでさらにエリクサーの需要が増加。王国崩壊が大きく加速することとなった。
副次効果なのか同時に勇者が持っていた女神の選定の力も失われた。
読んで字の如くな現象。
この現象が起きる時期には国は既に滅んでいたため致命的な食料不足状態だったが、これにより動植物が完全に死滅しまともな食料が消滅することとなった。
生き残りへの追い打ちとも言える厄災となっている。
文字通り死体が蘇る現象。
上記厄災で動植物の大半が死に絶えたため、生き残りの人間はこの死体を食料として食いつなぐことで生きながらえるという極限にも程がある状況にまで追い込まれていた。
勇者パーティ
勇者ナッシュ・ロウを中心に、彼の性処理係仲間となる3人の美少女と、ヒーラー役の聖女サマラからなる一行。
その実態はナッシュが自分好みの女を節操なくかき集めて築いた都合のいいハーレムといったところ。
そもそもナッシュは勇者の名声を利用して女を食い散らかすことにしか興味がなく、三人娘も各々が生い立ちに問題を抱えていたこともあって彼に強く依存しており、内心では互いに蹴落とし合おうとしているなど、その人間関係は非常に歪。
そんな中でただ1人純粋な善意から魔王討伐を目指していたのがサマラだったのだが、彼らはそんな彼女に暴行を加えて惨殺した上、遺体を井戸に投棄。
さらに死後にまで毒婦の汚名を着せ、意図していなかったとはいえ両親まで自殺に追い込むという鬼畜の所業を働いた。
魔王討伐後は当初こそ幸せなハーレム生活を送っていたものの、ナッシュが次第に三人娘に飽き彼女達を顧みなくなっていったことで関係が悪化。
そこにサマラの怨念の影響も重なり、各々が破滅の一途を辿ることとなる。
大抵の「追放系」なろう小説に登場する「クズ勇者パーティ」ではあるが、劇中で行った所業はクズと呼ぶのも憚れる域に達している。
そしてそれはサマラから受ける報復も同様で、自業自得とはいえ「ざまぁ」とは素直に言えなくなってしまうような、哀れで凄惨な末路を迎えていく。
本作における勇者にして
全ての元凶。
「絶世の美男子」とまで呼ばれるほど容姿に恵まれており、左目の下に縦に並んだ2つの黒子がトレードマーク。
旅を始めた当時は『人間豚』『変態オーク』と馬鹿にされるほど太っていたが、勇者として旅をするうちに引き締まった体型になった。
元々はプルトの宿屋の一人息子だったが、16歳の誕生日に突然女神によって「魔王を倒す」勇者に選ばれ、魔王討伐の旅に出る。
だが、その実態は
勇者としての力と肩書をかさに着て好き放題やってきた外道としか言いようのない人物。
救いようのない女狂いで、気に入った女には手を出さずにはいられない。生粋の女たらしでもあり、神竜のような人外の存在ですら甘言と
セックステクニックで籠絡してしまうほど。
しかし内心では自分が
セックスすることにしか興味がないため、一度飽きた相手や好みでない相手には徹底して冷淡かつ無責任な態度を取る。
女癖の悪さを抜きにしてもとことん無責任・無反省で、思い通りにならない相手には女性だろうが仲間だろうが構わず暴力を振るい、その結果
相手を殺してしまっても罪の意識ひとつ抱かないという、
クズの一言では片付けられないほどの極悪人。
一方、女神の選定の力が失われてからは、国民からの謂れなき報復や選定の力なしで戦場に出ることを恐れ、三人娘を見捨ててレモラと王城に籠もりきりになるなど、根は小心者でもある。
その肩書きもあって本性に気付くものは少なく、気付いたものも暴力なり
セックスなりで屈服させ黙らせてきたため、明るみに出ることはなかった。
サマラも「重病人が出た村への救援を報酬抜きで手伝ってくれた」と言う第一印象が強かったためか、後に自身が強引に迫られるまでは
「女好きだが、性根は弱者に優しく善良な人物」と誤解しており、
魔王を討伐した後なら関係を持ってもいいとまで思っていた。
アンリミテッド版ではそれも元々サマラの身体目当てで、聖女=処女でなければ癒しの力を使えないという事情を知って諦め、
ポーション代を浮かせて娼婦を買う為にサマラの協力の申し出を受けただけだったことが明かされている。
前述の通り
セックスを拒んだサマラを暴行し、三人娘に後始末をさせた後、魔王を無事討伐して故郷・アッシャー王国に凱旋。
爵位や財産の代わりに複数の女を妻に迎える権利を獲得し、早速三人娘と結婚。豪邸に移り住み、
メイドも交えたハーレム生活を送っていた。
自分を巡る人間関係の破綻とサマラの怨念によってティナとガブリエラが廃人になっても一切顧みず、挙句は彼女達を煩わしく思って屋敷にも帰らなくなり、王女レモラと王宮に引きこもって暮らすようになる。
だがいつしか災厄は王国を滅ぼすほどのものとなり、その末にレモラ共々国を追われ隠遁生活を送る羽目になるが……
「なんで女神はこんな悪人を勇者に選定したんだ?」という当然な疑問が浮かび上がるが、その辺については第24話にて明かされる。
魔法使い。二つ名は「全能の魔女」。黒のツインテールにつり目に巨乳という恵まれた容姿の持ち主。
幼少時から魔導士の才能があるともてはやされ、魔導師養成施設「賢者の塔」に入学したものの、そこでは結局落ちこぼれてしまい鬱屈した日々を送っていた。
そんな中、賢者の塔を訪れたナッシュに体目当てでスカウトされ、そのままナッシュ(とサマラ)との旅に同行、魔導師としての才能を開花させた。
元々嫉妬深く独占欲が強い性格で、サマラに対してはガブリエラが仲間入りをするきっかけになったこともあり特に強い敵意を抱いていた。サマラの死体処理に上述したような残虐な方法を提案し、死後に汚名を着せたのも彼女である。
コミカライズ版では生理中のサマラの下着を切り裂き、移動中に血を流しながら泣くサマラを見て笑うという陰湿ないじめも行っている。
三人娘の中でも特にサマラへの悪意が際立つ人物だが、外伝『勇者のいない夜に~ディオダディ砦の恐怖談義』ではかなり歪な家庭環境とコンプレックスの中で育ってきたことが描かれており、サマラとの相性の悪さについてはその生い立ちを前提に考えるとある程度致し方のないところがある。
加えて2人の関係の不和の決定打となったガブリエラの仲間入りの一件については、実際サマラがティナの恋愛感情に対して無神経すぎたと言わざるを得ない部分もあり、そこはサマラにも非がある。もちろん殺されるほどの謂れにはならない、というのは前提としてだが。
結局のところ、他の三人娘もそうだが、よりによってナッシュなどに惚れてしまったことが彼女にとって最大の不幸だったのだろう。
魔王討伐後、ナッシュの妻となりハーレム生活を送っていたが、既にティナに飽きていたナッシュとは完全にセックスレスとなってしまう。
その寂しさと捨てられるかもしれないという不安感、そしてそれを嘲るように姿を見せるようになったサマラの怨念に苦しめられ、重いエリクサー中毒に陥り、メイド達にもヒステリックに当たり散らすなど、精神的にも荒んでいた。
それでも「もう一度ナッシュに振り向いてもらう」と前向きに気持ちを切り替え、なんとか立ち直ろうとするが、その矢先にガブリエラの妊娠を知り、ついに精神崩壊して廃人と化してしまう。
その後はミルフィナに世話をされながらナッシュの屋敷で辛うじて生きながらえていたが……
戦士。二つ名は傭兵団時代から「血被り姫」。女戦士らしい長身で引き締まったボディに赤のロングヘアの持ち主。
とある戦場で親の顔も知らない乳児の頃に傭兵団に拾われ、そこで武術の腕を開花、男勝りの活躍をしていた。そのため勇者パーティの中では随一の戦闘経験を持っている。
傭兵団とナッシュが一時的に共闘した際にナッシュに一目惚れしたものの、生まれた頃から女としての自分を殺してきた彼女は、どうすることもできずに悶々とした気持ちを抱えていた。
しかしその後祝勝会が開かれることになった際、サマラから数々の助力を受けて周囲からも驚かれるほど美しい晴れ姿を披露。ナッシュの心を射止め、その場で彼から口説かれたのち旅に同行することになった。
生まれたときから戦いの中で生きていたこともあり、良くも悪くも純粋で世間知らず、そして何よりも「勝つ」ことにこだわる性格。
ナッシュには「他の2人より頑丈だから」という理由でほぼ虐待同然の暴力的なプレイを強いられていたが、そのことについて「自分は特別なんだ」と思いむしろ優越感を得ていたほど。
当初は自分とナッシュを引き合わせてくれたサマラに対して好意的だったようだが、周囲に感化されてか、あるいは独占欲によるものか、次第に彼女を見下すようになっていったらしい。
ナッシュによる暴行の後にはティナ・ミルフィナ共々ボロボロの彼女を嘲笑い、かつて彼女がオークを助けた際には後から引き返してその家族を惨殺したことを口にしている。
また、後始末の際にサマラがまだ生きていることに気が付き、他2人に蘇生・回復ではなく即座に殺害を指示し、首を落としたのもガブリエラであった。
魔王討伐後、三人娘の中では唯一ナッシュとの子供を妊娠し、幸せの絶頂にあった。
しかし彼女もまたサマラの怨念に苦しめられた上、首の落ちたオークの赤ん坊を死産してしまい、発狂。ナッシュにもオーク相手に不貞を働いたと勘違いされ、完全に相手にされなくなってしまう。
その後はティナと同様にミルフィナに世話をされ、実質幽閉状態になりながらも辛うじて生きながらえていたが、あることをきっかけにナッシュの邸宅から抜け出し……
弓使い及び斥候。二つ名は
「星落としの射手」。金髪ボブカットの間からエルフ耳を見せている。
エルフとして故郷の森で生活していたものの、日も差さないほど深く生い茂った暗く陰湿な森の生活を嫌っていた。そんな中ナッシュたちと出会い、故郷から飛び出す口実として自分からナッシュを口説いて同行を申し出る。
ガブリエラの出産にも立ち会わず、彼女を放置してレモラに会いに行こうとするナッシュに苦言を呈するなど、三人娘の中では仲間意識が強く、幾分か良識的な感性の持ち主。
サマラにも生前は仲間として素直な感謝の気持ちを示すことがあったり、死後もとことん彼女を貶し続けるティナに対して引いてしまったりと、他2人ほど強烈な悪意や敵意は持っていなかった節がある。
しかしそれは「ナッシュは最後には早く老けるティナやガブリエラより若い自分を選ぶ」という長命種としての余裕と優越感から来るものであり、内心彼女達を見下していた。
暴行されたサマラの後始末にも特にためらいなく加わり、他2人に同調して死んだ彼女を嘲笑っており、結局のところ多少ましとはいえど五十歩百歩、というところではある。
むしろ、さほど極端に嫌っていたわけでもなく、明確に恨む理由もないサマラを
ナッシュの指示一つで平然と惨殺できてしまうというのは逆にタチが悪いとも言える。
また、廃人になってしまったティナを(一種の優しさともとれるが)見ていられないからいっそ介錯しようと提案する場面もあった。
コミカライズ版ではティナによるサマラへのいじめに嬉々として加担していたり、ナッシュの子を身ごもって浮かれるガブリエラに内心「幸せ自慢ってワケ?」と毒づいたりと、原作よりもやや性格の悪さが強調して描かれている。
サマラの呪いによってアッシャー王国が急激に荒廃し、ナッシュもレモラのいる王宮に入り浸るようになる中、屋敷に残り廃人となったティナとガブリエラの世話を続けていた。
しかし国の荒廃が進む中でその日の食事にさえ事欠くようになり、全てに嫌気が差して故郷の森に帰ることを決意。ナッシュへの未練は捨てきれず、彼にもらったミスリルのブレスレットだけを手に屋敷を離れるが……
アッシャー王国
文字通りアッシャー王国の国王。
元々勇者や呪いなどの迷信に近いものを信じない性格で、ナッシュのことも大して期待していなかったが、魔王討伐後は手のひらを反すように厚遇しレモラとの関係も黙認するに至っていた。
- ナッシュ達の本性を見抜けず、ティナに対するサマラの両親の抗議を耳に入れようともせず2人を追い払う
- 自国に降りかかった厄災のことも楽観視して場当たり的かつ見当違いの対応をとり、結局国を致命的に荒廃させてしまう
など、危機管理能力と人を見る目に関してはかなり問題のある人物。
それでも国を治める者としての責任感は強く、王城に攻め込んできたバエル軍からナッシュとレモラを身を挺して逃し、せめて一矢報いようと単身立ち向かったが……
アッシャー王国の王女。
押しに弱い性格で、ナッシュと出会った時からすぐに篭絡され、三人娘との結婚式当日にもかかわらずナッシュに無理やりセックスを迫られるほどだった。その後もナッシュと王宮で逢瀬を重ねるようになり、父王黙認の事実上の4人目の妻となっていた。
三人娘のように悪意をもって人を傷つけるような真似は一切しておらず、ナッシュとの浮気関係や、国が困窮していく中で自分たちだけが豊かな生活を送っていることにも罪悪感を覚えるなど、相対的にはかなり良識的な人物。
しかし押しに弱い点と男を見る目のなさに関しては致命的で、ナッシュの放蕩ぶりや小心ぶりに対しては何も言えず、甘やかし続けたことで王国崩壊の遠因を作ってしまってもいた。
災厄が続き、国を追われる中でもナッシュに寄り添い続け、一時期はナッシュを真人間に更生させかかるなど、強い女性として成長していったが……
コミカライズ版ではナッシュに対する認識がやや異なり、彼の好色ぶりと責任感のなさには明確な嫌悪感を示している。
内心では彼を「サイテーな男」となじりながらも、そんな彼を女として受け入れてしまったことを「彼以上に最低な女」と自己嫌悪している。
サマラの父。
親の代からプルトで営んでいた花屋を廃業後、農業を営もうとマグダラ村へやってきたが、よそ者であることから村人には疎まれていた。
そんな中、同じく疎まれていたソフィアと結婚し、一人娘のサマラを設けることとなった。
元々信心深くて善良な性格であり、サマラによる治療を無償で引き受け、それでもお金や食料を払う人がいても、(やっかみを買いたくないという理由で)村人におすそ分けするほどだった。
こうした無欲で他人に喜ばれるようにする姿勢が、サマラに影響を与えたことは想像に難くない。
魔王討伐後、凱旋するナッシュ一行の中にサマラがいないことに気付き、慌ててそのことを彼らに尋ねるが、前述の通りティナに「サマラは魔王の側についた」と嘘をつかれてしまう。
それでも妻共々娘を信じ続けていたが、民衆は勇者一行の言葉を疑わず「稀代の毒婦」の両親たる彼らに家を焼くなどの苛烈な迫害を仕掛けるようになってしまう。
結局それに耐えきれず自ら命を絶つも、その遺体にさえ見せしめに吊るされ、石を投げられ、吊られた木ごと燃やされたあと沼に沈められるという悲惨な仕打ちを受けた。
サマラの母。
マグダラ村の出身であるが、器量も要領も悪いということで他の村人から疎まれ、27歳になっても夫のいない行き遅れとなっていた。そんな中、よそ者だったエデルと結婚し、夫と一人娘に囲まれた、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
魔王討伐後は夫共々ティナの言葉を信じた民衆から迫害され、彼と同じ末路を辿ることになってしまった。
コミカライズ版ではレイプを受けている描写まである。
通称バエル公。
アッシャー王国の東方に領地を持っていた公爵の1人であり、末期に陥っていた王国に反旗を翻し、国を滅ぼした張本人。
王都を攻め落とした後は、支配するでもなくただひたすら虐殺を繰り広げるという凶行に及んだ。
本編中では本人にまともな出番はなく、モノローグにて僅かに語られるだけの人物なのだがその存在感は絶大。外伝では主役を務める。
かつては東方の蛮族との戦いで大きな武勲を上げ、「アッシャー王国一の傑物」とも讃えられた大人物。
しかしナッシュが船を得るために謁見してきた際、彼に付き添っていたサマラに一目惚れし、彼女に並々ならぬ執着を向けるようになる。
そしてナッシュ達が魔王を倒したあと、サマラが勇者を裏切って命を落としたと聞かされ、悲嘆のあまり発狂。
魔王についたサマラと同じ闇に堕ちることを望み、彼女を生き返らせようと数多の凶行を重ねるようになる。
要するに彼の行いにはサマラの怨念は特に関与しておらず、その凶行は呪いとは関係ない、彼自身の狂気の産物であった。
外伝に登場するバエル公の側近。
元の身分は高く無いが、人柄の良さと秀才振りをバエル公に認められて養子候補にまで取り立てられた。
サマラの裏切りと死について、生前の彼女の人柄をよく知っていたうえ、その経緯や時期があまりにも不明瞭だったことからナッシュ達の証言に疑念を抱き、主君にも秘密で調査を進めていた。
勇者の足取りを追って証言を集めるうち、サマラがアンルーヘの宿に泊まった翌朝から行方知れずになっていたことを突き止め、そこに彼女がナッシュと決裂し、魔王に下った原因となる何かがあったのではないかと推察。冒険者をアンルーヘに派遣し、さらに突っ込んだ調査を行おうとしていた。
しかしそのことをバエル公に報告した直後、「自分よりもサマラを純粋に敬愛している」ことに嫉妬した彼に殺害されてしまった。
サマラが魔王についたという前提こそ覆せなかったものの、サマラの善性を信じ、ナッシュ達の言葉を鵜呑みにせず、真相究明を目指していた数少ない人物であり、彼が死んだ事でサマラの怨念を鎮める手段は事実上失われてしまった。
外伝に登場する魔物。
バエル公爵領で暴れ出し、公爵の兵士20人が犠牲になる程の被害を出していた。
ナッシュとサマラに倒される。
暴れ出した理由はバエル公が湿地に投棄した危険廃棄物で凶暴化したから。
本人としては人間とも魔王とも無関係な僻地で静かに暮らしていただけだったが、人間に住処を荒らされ、脳に障害を負わせる有毒物質のせいで正気を失った完全な被害者である。
一応、住処に投棄された危険廃棄物はサマラによって浄化されたが、ヒュドラにとっては手遅れとしか言いようがない。
その他
前述の平和主義のオークの村に人知れず住んでいた善良なオークの一人。村が土砂崩れに遭い壊滅的な状態になっていたところをサマラに治療されるが、「ナッシュへのご機嫌取り」と腹を立てたガブリエラの手で
家族を惨殺されてしまう。
本人は何とか生き延びたものの、その後の魔王討伐により
オークという種族が存亡の危機に立たされてしまい、迫害を受けながら人目を避けて
逃げるようになる。コミカライズ版では両手の指を切られて川に捨てられる描写まである。
助けを求める謎の声に導かれるまま、既に廃村となっていたアンルーヘの井戸までたどり着く。そして古の霊術師の血を引く自らを生贄にする形で、
既に怨念に満ち溢れていたサマラを復活させた。
アッシャー王国の東の果てにある『聖竜の神殿』に住む強大な力を持った竜。性別はメスで人間の美少女に変身することができるが、それが災いしてナッシュの毒牙にかかってしまう。
それでもパーティ全員に強大な力を与え、魔王の居城である空中庭園に連れていくなど、彼らに大きな力添えをした。
コミカライズ版ではナッシュの性戯に溺れ、本来するべきであった勇者としての試練を免除してしまったことが描かれている。
ナッシュのことは「不埒でふしだらな男」と言いながらも「魔王を倒すにはこういう神をも恐れぬ尊大さが必要やも知れぬ」と強引に納得しており、レモラ同様押しに弱く男を見る目が無いところを露呈してしまった。
魔王討伐後、アンルーヘ近郊に強大な闇の力が集まっていることを感じ取り、それを(サマラの怨念によるものとは知らないまま)自分の命を削って抑え込み続けていた。
しかしサマラが怨霊として復活を果たしたことで真相を悟り、ナッシュに「もうあなたの力にはなりません」と告げながら力尽き息絶えた。
両名とも、法王庁第十三課に所属する祓魔官。名前の由来は『
Xファイル』の主人公二人組。
アッシャー王国の厄災について調べるうちに、呪いの正体が魔王ではなく聖女であるサマラだと推測し、関係者であるナッシュ達の足取りを追う。
厄災の真相を探ろうとした無数の調査団や祓魔官が呪いにより命を落とす中、真実にたどり着けた貴重な人物。
実のところ彼らの目的は「醜聞によって地に堕ちた法王庁の権威を回復させるべく、早急に事態を収拾させること」。
そのため結果的にサマラの名誉回復と救済に繋がりうる行動をとっていただけで、彼女が救われるか否かは特に問題にしていなかった。
それだけでなく呪いを止めるためにナッシュを生贄にするなど、目的のために手段を選ばない冷徹さが目立つが、彼らからすれば世界全体が危機に陥っている上、同僚も多数死んでいるという状況のため、致し方のないところはある。
ティナの母。外伝『勇者のいない夜に~ディオダディ砦の恐怖談義』のティナパートの登場人物。
村の呪い師だが、「自分は元宮廷魔術師でティナの実父は貴族だが、父の正妻に浮気がバレて失脚した」と自称している。
ティナに猛勉強を強制する一方、自身は大酒を飲み愛人を家に連れ込むなど荒んだ暮らしをしており、彼女からは恐れられていた。
実は彼女の言葉には一切嘘偽りなく、本当に貴族との不倫が原因で失脚した宮廷魔術師であった。
そうだとは思えないほど魔力が落ちていたのは、宮廷を追われたあと婚約関係となった従弟のビリーを魔物の侵攻によって失い、悲しみから長らく自棄酒に溺れていたため。
自分のエゴで娘に猛勉強を強いていたのは事実だが、その一方で娘が虐めを受けている証拠を掴むと、虐めっ子の親に直談判して虐めを止めさせる等、娘の見えない場所では意外と親として真っ当な行動をしていた。
愛人を家に連れ込んでいたというのも、高額な娘の学資を積み立てるために売春をしていたのをティナが誤認していたというのが実際のところであった。
しかし本心と事情はどうあれ、娘から真っ当な母親ではないと誤解されてもしょうがない振る舞いをしていたことも事実。
ティナが無事『賢者の塔』に入学できたことを喜び、「あの子は、こんな男に騙されて、酒に溺れるくだらない女になんかならない」と自嘲混じりに安堵していた彼女だったが、結局ティナは不安定な家庭環境の中で心の弱さを克服できないまま育ち、ナッシュという最低最悪の男に騙され、酒よりもタチの悪い薬物に溺れた挙句に惨めな死を迎えるという、母の願いとは正反対の末路を辿ることになってしまった。
ミルフィナの元恋人。
ミルフィナと出会う暫く前まで森の外で働いていたが、魔王の影響が強くなってきたので帰郷した。
女性慣れしておらず口数も少ないが、誠実な性格の持ち主。ミルフィナからは「ナッシュとは何もかも正反対」と言われている。
猪に襲われていたところを助けて以来仲良くなったミルフィナに外の世界の事を教えたが、「森の外に連れて行ってくれ」と言うミルフィナの頼みを拒絶したために振られてしまう。
本作における魔王。
物語序盤でナッシュ達にあっさり倒されるなど、扱いは完全に空気。
しかしサマラの引き起こした厄災は民衆から「魔王の怨念が引き起こしたもの」と誤認され、そのことがなおさらナッシュ達とアッシャー王国を追い詰めることとなる。
世界の管理者、ナッシュを勇者に選び力を与えた存在。
確かに存在するはずなのだが、ナッシュにしても直接顔を合わせたわけではない。
サマラの災厄により、人々が滅びに向かう中でもなんの行動も起こさないが……?
こんな作品だが、ラストは爽やかなハッピーエンドで終わる。
追記・修正は、聖女に嫉妬することなく、敬意をもってまともに接することができる人がお願いします。
- 漫画版見てから原作を読んだけど、確かに漫画版はサマラ自身がバンバン出てくるからホラー感薄めかも -- 名無しさん (2024-06-06 22:12:05)
- 他の項目と比較して対処・却下の判定問わず頻繁に荒らし報告ページに上げられていること、当該項目と報告ページ双方でのレスバが頻発していることの2点を考慮してコメント欄上部への警告文の追加を提案します。 -- 名無しさん (2024-06-12 09:25:04)
- しかし日本人ほど井戸に対して畏怖観ある人種もいねーな。狂骨や皿屋敷の時代から井戸にビビりまくってるし -- 名無しさん (2024-06-12 14:23:32)
- ↑ぱっと思いついただけでも底が見えにくく、深く、一度落ちたら自力では上がりづらいってのは現代から見ても怖いっちゃ怖いね。外国はこういうのあるんかな? -- 名無しさん (2024-06-20 17:32:15)
- ↑まず井戸がある国が限られているからな -- 名無しさん (2024-07-26 08:37:11)
- ↑3海外だと下水道にワニとか化け物が潜んでる的なイメージだなぁ -- 名無しさん (2024-07-26 08:47:56)
- 特級呪霊の項目から来て、気付いたらR18版とコミカライズ版まで見てしまった。かなりキツめのエログロ鬱とフェティシズムな描写に耐性無い人はとことん無理な作品だと思った。 -- 名無しさん (2024-08-18 12:55:23)
- 女神が間違えて屑に加護を与えて、そのせいで世界が滅んでしまった責任と称して、自害したのが割と律儀だと思った。他作品だと、自分のミスで管理する世界の人類や生物が全滅しようが、世界そのものが滅んだ訳じゃないし、その内また何か生まれてくるだろと放任主義なの多いし -- 名無しさん (2024-08-19 09:17:31)
- 主人公に復讐させる為に他のキャラが無理矢理動かされてる感があって作り物臭いのがね。例えばナッシュ一行の杜撰な嘘を誰も疑わずに信じたとことか -- 名無しさん (2024-08-21 09:31:46)
- そう言えばあの女神って責任取って死ぬくらいならナッシュの加護取り消すなり選び直すなりすればいいのに何でやらなかったんだか。そうしたところに作者の手抜きを感じる -- 名無しさん (2024-08-28 00:26:33)
- あの神様達が人間の理屈の通用しない存在で、毒煽って死んだのも別に罪の意識とかじゃない、選定対象間違ったけどとりあえず目的は達成された って全部明記されてるし手抜きっていうのとはちょっと違うと思う あと「神様の手違いで〜」っていうのはいわゆるなろう系のテンプレを皮肉ってるんだと思う -- 名無しさん (2024-09-07 04:41:15)
- どんなにサマラに甘い評価しても他国の人間や幼子をはじめとした自分達一家に格別悪事を働いた訳でもない人達まで殺すのは納得以前に理解出来んわ。怨霊になって善悪の区別がつかなくなったとかなら僅かながら同情の余地はあったのに。コミカライズだとその辺どうやって辻褄合わせするんだろう -- 名無しさん (2024-09-11 01:05:25)
- コミカライズ割と丁寧なんだけど長期休載本当多いよ…続きはいつ見れるんや… -- 名無しさん (2024-09-25 02:21:07)
- ↑しかもコミックスだと1巻時点は胸くそ悪いだけで終わるからストレス溜まるしな。丁寧なのはいいんだけど、そのまま長いこと待たされるのキツい。 -- 名無しさん (2024-09-25 07:43:17)
- 「二度目の勇者も復讐の道を嗤い歩む」も、かつての連中に復讐出来ない所か、2人目の仲間と合流する前に打ち切られたし、作家でもない素人の書いた小説が原作だから、更新も疎かになるのかね -- 名無しさん (2024-10-09 16:05:00)
- なんだよあのステレオタイプな盗賊は…… -- 名無しさん (2025-02-22 00:55:57)
- もう最近のヤツこんなんばっかりや… -- 名無しさん (2025-02-22 02:26:40)
- ミルフィナの最期が原作よりも無様なシーンになるほど力を入れた漫画版スタッフの皆様お疲れ様です。 -- 名無しさん (2025-03-06 00:52:10)
- 漫画版、ティナの謝罪が許して欲しさにしてるだけってのがなあ…。原作だと自分の愚かさに気付いて心底謝罪してたのに -- 名無しさん (2025-03-12 07:50:30)
- 漫画版、悪い意味で普通のなろう系っぽくなってる印象ある ヘイトターンが長かったりサマラがめちゃくちゃおしゃべりで逆にヤバい怨霊感薄れてたり -- 名無しさん (2025-03-14 17:03:14)
- ぶっちゃけ結局ホラーの皮被った典型的ななろうザマァ系でしかなかったかったな、それがコミカライズで化けの皮が剥がれただけしかない、実際読んでてクッソつまらんかったわ(笑) -- 名無しさん (2025-03-14 18:04:34)
- サマラの故郷の村、恨みを抱く暴徒達に襲撃される場面、漫画だとカットされた?設定上平穏無事でいれると思えんが、考えようによっては、自分らには関係無いと何の報いも受けずにのうのうと生活してるように思えるぞ。せめてミルフィナが見た時の奴隷として売られる馬車に、エミリーがいれば良かったのに -- 名無しさん (2025-03-19 08:17:08)
- ↑一応次回以降に描くかもしれないが…謎の火事やエリクサーの中毒描写とかもカットされてるから物足りなさはあるなぁと。 -- 名無しさん (2025-03-19 21:31:54)
- 善人も悪人も思考や行動が安直だったり的外れだったりで作り物臭い -- 名無しさん (2025-03-21 17:57:21)
- コメント欄が長くなったので、そろそろログ化をしようと思います。よろしいでしょうか? -- 名無しさん (2025-03-23 22:10:27)
- コメントをログ化しました。 -- (名無しさん) 2025-04-06 17:37:15
- 結局エミリーに報いは無しか。サマラの両親を匿ったフリして暴漢に売るなんてヘイト稼ぎするだけして後はフェードアウトって、何の為に出したのって感じ -- (名無しさん) 2025-04-09 09:09:56
- ちょうどいい!異修羅世界に送りこんでアークエネミーと戦わせよう! -- (名無しさん) 2025-04-16 09:03:31
- タイトル凄くて草 -- (名無しさん) 2025-04-16 12:27:17
- アンルーヘはX−ファイルの胸糞エピソードから取ってるね -- (名無しさん) 2025-04-20 03:03:30
最終更新:2025年04月15日 22:35