「The tyrant NEPTUNE(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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&font(#6495ED){登録日}:2018/06/22 (金曜日) 11:40:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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The tyrant NEPTUNE(ザ・タイラント・ネプチューン)はとは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するモンスターである。
*概要
#blockquote(){効果モンスター
星10/水属性/爬虫類族/攻0/守0
このカードは特殊召喚できない。
このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値分アップする。
このカードがアドバンス召喚に成功した時、墓地に存在するリリースした効果モンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
}
[[巨大な鎌>大鎌/サイズ]]と鎧が特徴の[[ワニ]]モンスター。
漫画版遊戯王GXのキーカード「[[プラネットシリーズ>プラネットシリーズ(遊戯王)]]」の一枚で、これは海王星(ネプチューン)を司る。
tyrant(タイラント)は「暴君」という意味である。
ステータスのおかげでサポートが多く、手札コストにしてもサルベージで墓地から回収できる。
[[爬虫類族>爬虫類族(遊戯王OCG)]]なので[[キングレムリン>キングレムリン(遊戯王OCG)]]でサーチ可能で、召喚権があればそのままキングレムリンを生贄にできる。
しかし特殊召喚もできないうえに、効果の都合上ダブルコストモンスターを使用しても木偶の坊になってしまう。
モンスター効果をコピーする効果があるのだが、コピーできるのはアドバンス召喚の素材になったモンスター、
つまり一度場に出ているモンスターである。
何も考えずに強力なモンスターを生贄にしてネプチューンを召喚しても
「&bold(){それなら最初からそのモンスターを出すだけでいいじゃん}」となってしまう。
しかし、モンスター効果と攻守を一度に得る特異な効果から、数多くのニッチな使用方法があるのも事実。
以下にその例を示す。
-「ステータスが低いけど効果が強いモンスター」の場持ちを良くする
#blockquote(){[[ライオウ>ライオウ(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。
}
#blockquote(){フェンリル
効果モンスター
星4/水属性/獣族/攻1400/守1200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
}
#blockquote(){[[首領・ザルーグ>黒蠍(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手の手札をランダムに1枚捨てる。
●相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
}
おそらく一番広がっている使われ方である。
これらのカードは強力なコントロール要素を持っているのだが、自身のステータスが低いために
戦闘破壊であっさり突破されてしまうケースが多い。
そんなモンスターとステータスの高いモンスターでアドバンス召喚することで、その弱点を補うことができ、より強力な存在になる。
フェンリルとザルークは、攻撃力アップがトリガーを満たしやすくなるため尚更相性が良い。
#blockquote(){[[コアキメイル・ドラゴ>コアキメイル(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
&bold(){このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に、手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、}
&bold(){手札のドラゴン族モンスター1体を相手に見せる。または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。}
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いのプレイヤーは光属性及び闇属性モンスターを特殊召喚できない。
}
ちなみにモンスター効果をコピーすると言っても、維持コストや効果外テキスト
(上記のテキストの&bold(){太文字部分}のこと、9期以降のカードでは番号が振られていない効果と覚えるとよい)はコピーしない。
その為面倒な維持コストが本来要求されているこのコアキメイル・ドラゴも、特殊召喚制限効果のみを得ることが可能。
ステータス目当てのモンスターは、ネプチューン用に通常召喚権を温存するためにも、高いステータスに加えて自力で特殊召喚できるモンスターが条件。
例えば[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]や[[フォトン・スラッシャー>フォトン(遊戯王OCG)]]など。
他にもアドバンス召喚したモンスターに効果破壊耐性を与えてくれる[[ハムド>ハードアームドラゴン(遊戯王OCG)]]や
ネプチューンのレベルの高さから「[[神縛りの塚>神縛りの塚(遊戯王OCG)]]」に守ってもらうこともできる。
相手からすると「耐性と妨害効果を持ったモンスター」は非常にウザい存在になるだろう。
-1ターンに1度の効果を使いまわす
#blockquote(){[[EMウィップ・バイパー]]
効果モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1700/守 900
(1):''1ターンに1度''、フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。
この効果はお互いのメインフェイズにのみ発動できる。
}
#blockquote(){[[レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン]]
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):''1ターンに1度''、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
}
これら「1ターンに1度」の回数制限を持った効果は、フィールドにいる限り一度だけ発動できる効果である。
効果を使った後にフィールドを離れて、そのターン中にまた新たにこれらのモンスターが召喚された場合は
(そのカードが効果を使ったほうのカードか新たに用意した二枚目かに関係なく)再度その効果を使うことができる。
このルールを利用するのがこのケース。
これらの効果を使った後にネプチューンの生贄にすれば、効果を使ったモンスターはいなくなり、
一度使ったはずの効果をそのターン中にもう一度使うことができる。
ただし「〇〇(カード名)の効果は~」「このカード名の効果は~」と「名前で」縛りを受けている効果には適用されないので注意。
-自身の効果でステータスが下がるモンスターをリセットさせる
#blockquote(){[[光と闇の竜>光と闇の竜(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
}
#blockquote(){ダークエンド・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
}
#blockquote(){[[剛鬼ザ・ジャイアント・オーガ>剛鬼(遊戯王OCG)]]
#right(){◤ ▲ ◥}
#right(){&font(#ff0000){◀} &font(#ff0000){▶}}
#right(){&font(#ff0000){◣} ▼ &font(#ff0000){◢}}
リンク・効果モンスター リンク4/地属性/戦士族/攻2800
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】「剛鬼」モンスター3体以上
(1):フィールドのこのカードは、戦闘では破壊されず、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手モンスターの発動した効果を受けない。
(2):フィールドのこのカードまたはこのカードのリンク先のモンスターを対象とする相手の効果が発動した時に発動できる。
このカードの攻撃力を500ダウンし、その発動を無効にする。
(3):1ターンに1度、このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
}
これらのモンスターは効果を使うたびに自身のステータスが下がる、つまり戦闘のリスクが大きくなる欠点を抱えている。
そんなモンスターをパクることで、「下がる前の元々のステータス」をネプチューンが得ることにより
再びフルパワーの状態で戦闘も効果も使うこともできる。
特にザ・ジャイアント・オーガの場合は、守備力は得られず対象耐性も自分専用になってしまうが
あくまでネプチューンの「元々の攻撃力は0」で、そこから「ジャイアント・オーガの元々の攻撃力分アップする」。
つまり&bold(){ジャイアント・オーガの「元々の攻撃力と異なる」という条件をいきなり満たせる}ことから4000+aの攻撃力を得ることができる。
「剛鬼」の名前も得られるため、アドバンス召喚以降もツイストコブラで攻撃力を上げられる。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかしこのコンボが実現することはなかった 理由は後記}}
-相性のいい魔法カード
実は[[簡易融合>簡易融合(遊戯王OCG)]]との相性は良好。
召喚権を消費せずにモンスターを展開できるので、効果目当てでもステータス目当てでもモンスターを調達できる。
モンスター効果目当てなら[[ライディーン>召喚獣(遊戯王OCG)]]や[[ミドラーシュ>シャドール]]、ステータスなら[[アダマンテ>メタルフォーゼ(遊戯王OCG)]]になるか。
簡易融合のエンドフェイズ時のデメリットも、「この効果で特殊召喚したモンスター」のみに作用するので
ネプチューンにはなんら関係なく、エンドフェイズになっても自壊しない。
他にも帝王の烈旋で相手のフィールドからステータス用、なんならコピー用のモンスターを頂くのも良い。
変わったところでは、特殊召喚した[[オシリス>オシリスの天空竜]]や[[オベリスク>オベリスクの巨神兵]]を生贄にして召喚し、
オシリスやオベリスクのデメリット効果を無かったことにする(あくまでネプチューンはアドバンス召喚したので、その前に神を特殊召喚したかは関係ない)という無茶苦茶なこともできる。
神を生贄にした竜はいたが、まさか神を生贄にする爬虫類が現れようとは…
と、色々な可能性とコンボを持っているけど、「コンボによって真価を発揮する」ということは「単独では何もできない」ということでもある。
属性や種族までのシナジーに気を配ると使用するモンスターの選択肢は減るし、かと言ってそれを無視したごちゃ混ぜデッキの[[構築>デッキ構築(TCG)]]が上手くいくことは稀。
ぶっちゃけて言うとネプチューン用のデッキはどうしても[[事故>事故(TCG)]]率が高くなってしまう致命的な欠点がある。
そのため決して「超強い」と言われることはないけど、絶妙な線引きと上手くいったときの快感からか、かえってコアな愛好家も多い。
追記修正は新たなネプチューンのコンボを思いついた人がお願いします。
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#include(テンプレ3)
色々な新規カードが出るたびに、ネプチューンとのコンボに利用できるかをを考えられてきた。
しかし一度しか収録されなかったこともあり、このカードの存在を知る人は多くはいなかった。
…ところが、突然事件が起きる。
*アンハッピーニューイヤーの到来
#blockquote(){[[LL-インディペンデント・ナイチンゲール>LL(遊戯王OCG)]]
融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
}
2016年の年末に判明した、アニメ遊戯王アークファイブにも登場した新規カード。
これが、悲劇の引き金だった。
&font(#ff9900){&bold(){みんなもやってみよう! Let's クッキング!!}}
材料(一人前) 簡易融合、The tyrant NEPTUNE それぞれ1枚(メインデッキ)LL-インディペンデント・ナイチンゲール 1枚(エクストラデッキ)
その1 : ライフポイントを1000払って、簡易融合でエクストラデッキからLL-インディペンデント・ナイチンゲールを融合召喚します。
その2 : そのインディペンデント・ナイチンゲールをリリースして、The tyrant NEPTUNEをアドバンス召喚します。
はい、出来上がりました!
&font(#ff0000,b,19){攻撃力6000、毎ターン5000バーン、完全効果耐性を持つ、神のカを軽く上回るモンスターの完成です!召し上がれ!}
インディペンデントの情報が公開されたとほぼ同時に判明したこの極悪レシピによって、全デュエリストに衝撃が走る。
最低限必要なカードは三枚、しかもメインデッキのパーツの簡易融合は、フュージョンカテゴリーに属するため、[[コブラ>捕食植物(遊戯王OCG)]]で(一応)サーチができる。
これまでのネプチューンコンボと比較しても成功率が格段に高く、それであまりにも凶悪なモンスターが誕生する。
必要なパーツもそれほど多くないので、スロットに余裕があるデッキでは二ノ太刀として採用することもできる。
この衝撃の真実が明るみになったことで、それまで常連だったにもかかわらず各ショップの在庫からネプチューンが姿を消した。
よもやこれほどネプチューンを光り輝かせるカードが登場するとは、だれが予想しただろうか。
%%これまでネプチューンを愛用してきた人たちは、自分たちが拵えたコンボを理不尽に鼻で笑われたような感覚に陥り意気消沈したとか。%%
こんな凶悪コンボがあったとなっては、勝ちを求めるデュエリストが一斉に使いだし
大会は「簡易インディペンデントネプチューン」一色に染まった…
&bold(){………わけではなかった。}
実際はこのコンボはそれ程使われてはいなかったのだ。
確かに一見すると完全無欠のスーパーマンだが、深刻な弱点があった。
#openclose(show=LLコンボの主な弱点){
&font(#000000,b,16){1.「カードの効果」にしか耐性を持っていない}
効果ではなくコストで除去を行う[[ラヴァゴ>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]や[[壊獣>壊獣(遊戯王OCG)]]、[[超融合>超融合(遊戯王)]]にはなす術もない。
これを回避できるのは極一部のモンスターだけだし、もしインディペンデント・ナイチンゲールが「コスト」の除去をいなせるなら
そもそもネプチューンをアドバンス召喚できないので、仕方ないと言えば仕方ない。
もう一つこの弱点が意味するところとして、プレイヤーによって直接フィールドから消されることも止められない事。
#blockquote(){&color(green){痛み分け}
通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
&bold(){相手はモンスター1体をリリースしなければならない。}
}
例えばこのカードが該当するのだが、遊戯王には「カードをフィールドから離すことを、相手プレイヤーに強いらせる」カードがある。
この効果の強いところは、あくまでプレイヤーに働きかける効果であって、カード自体が相手のカードに働きかけてるわけではない点である。
そのため「カードの効果を受けない」耐性をすり抜けて除去することが可能。
&font(#000000,b,16){2.戦闘破壊耐性が無い}
6000も攻撃力があるのに、何言ってんだ?と言われるだろうか。
しかし遊戯王には相手モンスターとバトルするとき、そのモンスターの攻撃力分だけこちらのモンスターの攻撃力を上げる効果がある。
代表的なのは[[オネスト]]だが、高すぎる攻撃力が仇となって[[マシュマック>No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック]]が即死攻撃を放ち、
他にも同時期に流行っていた[[クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン]]でもネプチューンをやっつけることができる。
また素で[[攻撃力6000を>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]][[突破しかねない>アンティーク・ギア(遊戯王OCG)]][[脳筋モンスター>ギャラクシー(遊戯王OCG)]]もいるので、侮れない。
そもそも戦闘破壊に着眼するのなら、どんなモンスターにも装備でき、([[極一部の例外>三邪神(遊戯王OCG)]]を除き)確実に戦闘破壊が可能な月鏡の盾がある。
これらの要素から「ステータスが高い=場持ちが良い」というのは、例え完全耐性があっても成立しない。
尤も、これらの方法で対処するということはインディペンデントネプチューンの召喚を許した状況、
ほぼ確実に5000効果ダメージをくらった後の話、しかも先攻1ターン目でないならバトルも行われている。
現実的な対抗策は次の二点になるだろう。
&font(#000000,b,16){3.コピーするときにコピー元モンスターが墓地にいないとダメ}
つまり先出し[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]や、ネプチューンの効果にチェーンした[[DDクロウ>D.D.クロウ(遊戯王OCG)]]で瓦解する。
ちなみに同じ理由で、ペンデュラムモンスターを生贄にしても効果も攻撃力も得られない。
&font(#000000,b,16){4.コピー効果はチェーンブロックを作る誘発効果}
最大の弱点である。ちょっと分かりにくいが、素材の効果をコピーする効果は「召喚に成功した時に発動する誘発効果」なのだ。
コピー先のモンスターの効果が何であろうと、&bold(){「コピーが完了するまで」は何の効果も持たない丸腰状態。}
この僅かなスキに妨害を受けると、コンボが成立しなくなり、全てが水の泡になる。
召喚そのものを無効にする罠もだが、それ以上に[[エフェクト・ヴェーラー]]や[[幽鬼うさぎ>幽鬼うさぎ(遊戯王OCG)]]で効果を止められる。
こうした「僅かなスキをつけ込める」妨害カードの採用率は今日の環境レベルでは非常に高く、つまりこうしたコンボの成功率はあまり高くない。
ちなみに「攻守ステータスを得る効果」は召喚した瞬間から適用される永続効果である。ややこしいね
こうした弱点に加え、当時環境を支配していたのが、安定して制圧力の高いモンスターを用意できる[[十二獣>十二獣(遊戯王OCG)]]+aだったこと、
またその十二獣ドランシアを先に召喚されるとコンボを止められてしまうことから
危惧された割にあまり出番はなかった。%%まごうことなき魔境である%%
しかし十二獣ギミックのお陰で召喚権を温存してキングレムリンをエクシーズ召喚しやすかったため追い風でもあった。
}
そもそもこの解説を呼んで「やっぱ大したことないじゃん」という人もいるかもしれないが、
それは%%環境に毒された結果%%[[箇条書きマジック]]によるものであり、「致死量の攻撃力とバーン効果、
更に効果に対する耐性をモンスターを比較的手軽に召喚できる」テクニックはカードゲームとしての駆け引きを真っ向から否定する要素であり、
「リターンの方向性が、ゲームとしてあってはならない」このコンボの存在を、普及率云々に関係なく看過するわけにはいかないのだ。
だがLLは発売されたばかりだし、簡易融合は釈放されたばかり。
…ということでネプチューンが2017年4月をもって[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]に指定されたのだった。%%完全にとばっちり%%
*余談
実はインディペンデント・ナイチンゲールを作った際に、コナミがネプチューンの存在を見落としていた節がある。
元々アニメで出た時は影も形もなかったインディペンデントの効果耐性だが、これは
「簡易融合で出した後、レベルを上げる効果のカードと組み合わせるとお手軽脳筋が誕生するから」という理由が考えられる。
しかし、それならそれでインディペンデントナイチンゲールのテキストに&bold(){「融合召喚したこのカードは」}
&bold(){「このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない」}と書けば済む話だった
(上記のオシリス/オベリスクと同じ理屈)。
これならインディペンデントを呼ぶまでにかなり手間がかかるので、「ロマンコンボ」と好意的に受け取られただろう。
他にもインディペンデントの発売に合わせてネプチューンを再録しなかったこと、
またネプチューンを事前規制をしなかったこともコンマイうっかり説を後押ししている。
このカードの規制は、同時期の十二獣の件もあって「見落としていたコンマイが悪い」「まともなテストプレイをしろ」と批判の声も大きい。
また「いくらなんでも可哀そうすぎるから」という理由で自分の持つカードを差し置いてこのカードの釈放を求める声もある。
%%しかし今後のカードデザインに影響を与えすぎるという理由で、釈放を絶望視する声もある%%
海外でもこの理由でネプチューンが禁止になったばかりか、LLコンボを完全に抑制するためか
[[&bold(){覇王眷竜スターヴヴェノム}>覇王眷竜]]&bold(){が投獄された。} %%完全に疫病神になってる%%
「インディペンデント」は「自由な・独立した」という意味の単語なのだが、
その「インディペンデント」によって投獄されたネプチューンとスターヴの心中は一体…
追記修正は、ネプチューンが戻ってくることを切に願う人がお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- キャノンソルジャー「彼とは同類です」 -- 名無しさん (2018-06-22 12:16:02)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2018/06/22 (金曜日) 11:40:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます
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&tags()
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The tyrant NEPTUNE(ザ・タイラント・ネプチューン)はとは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するモンスターである。
*概要
#blockquote(){効果モンスター
星10/水属性/爬虫類族/攻0/守0
このカードは特殊召喚できない。
このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値分アップする。
このカードがアドバンス召喚に成功した時、墓地に存在するリリースした効果モンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
}
[[巨大な鎌>大鎌/サイズ]]と鎧が特徴の[[ワニ]]モンスター。
漫画版遊戯王GXのキーカード「[[プラネットシリーズ>プラネットシリーズ(遊戯王)]]」の一枚で、これは海王星(ネプチューン)を司る。
tyrant(タイラント)は「暴君」という意味である。
ステータスのおかげでサポートが多く、手札コストにしてもサルベージで墓地から回収できる。
[[爬虫類族>爬虫類族(遊戯王OCG)]]なので[[キングレムリン>キングレムリン(遊戯王OCG)]]でサーチ可能で、召喚権があればそのままキングレムリンを生贄にできる。
しかし特殊召喚もできないうえに、効果の都合上ダブルコストモンスターを使用しても木偶の坊になってしまう。
モンスター効果をコピーする効果があるのだが、コピーできるのはアドバンス召喚の素材になったモンスター、
つまり一度場に出ているモンスターである。
何も考えずに強力なモンスターを生贄にしてネプチューンを召喚しても
「&bold(){それなら最初からそのモンスターを出すだけでいいじゃん}」となってしまう。
しかし、モンスター効果と攻守を一度に得る特異な効果から、数多くのニッチな使用方法があるのも事実。
以下にその例を示す。
-「ステータスが低いけど効果が強いモンスター」の場持ちを良くする
#blockquote(){[[ライオウ>ライオウ(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。
}
#blockquote(){フェンリル
効果モンスター
星4/水属性/獣族/攻1400/守1200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
}
#blockquote(){[[首領・ザルーグ>黒蠍(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手の手札をランダムに1枚捨てる。
●相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
}
おそらく一番広がっている使われ方である。
これらのカードは強力なコントロール要素を持っているのだが、自身のステータスが低いために
戦闘破壊であっさり突破されてしまうケースが多い。
そんなモンスターとステータスの高いモンスターでアドバンス召喚することで、その弱点を補うことができ、より強力な存在になる。
フェンリルとザルークは、攻撃力アップがトリガーを満たしやすくなるため尚更相性が良い。
#blockquote(){[[コアキメイル・ドラゴ>コアキメイル(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
&bold(){このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に、手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、}
&bold(){手札のドラゴン族モンスター1体を相手に見せる。または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。}
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いのプレイヤーは光属性及び闇属性モンスターを特殊召喚できない。
}
ちなみにモンスター効果をコピーすると言っても、維持コストや効果外テキスト
(上記のテキストの&bold(){太文字部分}のこと、9期以降のカードでは番号が振られていない効果と覚えるとよい)はコピーしない。
その為面倒な維持コストが本来要求されているこのコアキメイル・ドラゴも、特殊召喚制限効果のみを得ることが可能。
ステータス目当てのモンスターは、ネプチューン用に通常召喚権を温存するためにも、高いステータスに加えて自力で特殊召喚できるモンスターが条件。
例えば[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]や[[フォトン・スラッシャー>フォトン(遊戯王OCG)]]など。
他にもアドバンス召喚したモンスターに効果破壊耐性を与えてくれる[[ハムド>ハードアームドラゴン(遊戯王OCG)]]や
ネプチューンのレベルの高さから「[[神縛りの塚>神縛りの塚(遊戯王OCG)]]」に守ってもらうこともできる。
相手からすると「耐性と妨害効果を持ったモンスター」は非常にウザい存在になるだろう。
-1ターンに1度の効果を使いまわす
#blockquote(){[[EMウィップ・バイパー]]
効果モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1700/守 900
(1):''1ターンに1度''、フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。
この効果はお互いのメインフェイズにのみ発動できる。
}
#blockquote(){[[レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン]]
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):''1ターンに1度''、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
}
これら「1ターンに1度」の回数制限を持った効果は、フィールドにいる限り一度だけ発動できる効果である。
効果を使った後にフィールドを離れて、そのターン中にまた新たにこれらのモンスターが召喚された場合は
(そのカードが効果を使ったほうのカードか新たに用意した二枚目かに関係なく)再度その効果を使うことができる。
このルールを利用するのがこのケース。
これらの効果を使った後にネプチューンの生贄にすれば、効果を使ったモンスターはいなくなり、
一度使ったはずの効果をそのターン中にもう一度使うことができる。
ただし「〇〇(カード名)の効果は~」「このカード名の効果は~」と「名前で」縛りを受けている効果には適用されないので注意。
-自身の効果でステータスが下がるモンスターをリセットさせる
#blockquote(){[[光と闇の竜>光と闇の竜(遊戯王OCG)]]
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
}
#blockquote(){ダークエンド・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
}
#blockquote(){[[剛鬼ザ・ジャイアント・オーガ>剛鬼(遊戯王OCG)]]
#right(){◤ ▲ ◥}
#right(){&font(#ff0000){◀} &font(#ff0000){▶}}
#right(){&font(#ff0000){◣} ▼ &font(#ff0000){◢}}
リンク・効果モンスター リンク4/地属性/戦士族/攻2800
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】「剛鬼」モンスター3体以上
(1):フィールドのこのカードは、戦闘では破壊されず、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手モンスターの発動した効果を受けない。
(2):フィールドのこのカードまたはこのカードのリンク先のモンスターを対象とする相手の効果が発動した時に発動できる。
このカードの攻撃力を500ダウンし、その発動を無効にする。
(3):1ターンに1度、このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
}
これらのモンスターは効果を使うたびに自身のステータスが下がる、つまり戦闘のリスクが大きくなる欠点を抱えている。
そんなモンスターをパクることで、「下がる前の元々のステータス」をネプチューンが得ることにより
再びフルパワーの状態で戦闘も効果も使うこともできる。
特にザ・ジャイアント・オーガの場合は、守備力は得られず対象耐性も自分専用になってしまうが
あくまでネプチューンの「元々の攻撃力は0」で、そこから「ジャイアント・オーガの元々の攻撃力分アップする」。
つまり&bold(){ジャイアント・オーガの「元々の攻撃力と異なる」という条件をいきなり満たせる}ことから4000+aの攻撃力を得ることができる。
「剛鬼」の名前も得られるため、アドバンス召喚以降もツイストコブラで攻撃力を上げられる。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかしこのコンボが実現することはなかった 理由は後記}}
-相性のいい魔法カード
実は[[簡易融合>簡易融合(遊戯王OCG)]]との相性は良好。
召喚権を消費せずにモンスターを展開できるので、効果目当てでもステータス目当てでもモンスターを調達できる。
モンスター効果目当てなら[[ライディーン>召喚獣(遊戯王OCG)]]や[[ミドラーシュ>シャドール]]、ステータスなら[[アダマンテ>メタルフォーゼ(遊戯王OCG)]]になるか。
簡易融合のエンドフェイズ時のデメリットも、「この効果で特殊召喚したモンスター」のみに作用するので
ネプチューンにはなんら関係なく、エンドフェイズになっても自壊しない。
他にも帝王の烈旋で相手のフィールドからステータス用、なんならコピー用のモンスターを頂くのも良い。
変わったところでは、特殊召喚した[[オシリス>オシリスの天空竜]]や[[オベリスク>オベリスクの巨神兵]]を生贄にして召喚し、
オシリスやオベリスクのデメリット効果を無かったことにする(あくまでネプチューンはアドバンス召喚したので、その前に神を特殊召喚したかは関係ない)という無茶苦茶なこともできる。
神を生贄にした竜はいたが、まさか神を生贄にする爬虫類が現れようとは…
と、色々な可能性とコンボを持っているけど、「コンボによって真価を発揮する」ということは「単独では何もできない」ということでもある。
属性や種族までのシナジーに気を配ると使用するモンスターの選択肢は減るし、かと言ってそれを無視したごちゃ混ぜデッキの[[構築>デッキ構築(TCG)]]が上手くいくことは稀。
ぶっちゃけて言うとネプチューン用のデッキはどうしても[[事故>事故(TCG)]]率が高くなってしまう致命的な欠点がある。
そのため決して「超強い」と言われることはないけど、絶妙な線引きと上手くいったときの快感からか、かえってコアな愛好家も多い。
追記修正は新たなネプチューンのコンボを思いついた人がお願いします。
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#include(テンプレ3)
色々な新規カードが出るたびに、ネプチューンとのコンボに利用できるかをを考えられてきた。
しかし一度しか収録されなかったこともあり、このカードの存在を知る人は多くはいなかった。
…ところが、突然事件が起きる。
*アンハッピーニューイヤーの到来
#blockquote(){[[LL-インディペンデント・ナイチンゲール>LL(遊戯王OCG)]]
融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
}
2016年の年末に判明した、アニメ遊戯王アークファイブにも登場した新規カード。
これが、悲劇の引き金だった。
&font(#ff9900){&bold(){みんなもやってみよう! Let's クッキング!!}}
材料(一人前) 簡易融合、The tyrant NEPTUNE それぞれ1枚(メインデッキ)LL-インディペンデント・ナイチンゲール 1枚(エクストラデッキ)
その1 : ライフポイントを1000払って、簡易融合でエクストラデッキからLL-インディペンデント・ナイチンゲールを融合召喚します。
その2 : そのインディペンデント・ナイチンゲールをリリースして、The tyrant NEPTUNEをアドバンス召喚します。
はい、出来上がりました!
&font(#ff0000,b,19){攻撃力6000、毎ターン5000バーン、完全効果耐性を持つ、神のカを軽く上回るモンスターの完成です!召し上がれ!}
インディペンデントの情報が公開されたとほぼ同時に判明したこの極悪レシピによって、全デュエリストに衝撃が走る。
最低限必要なカードは三枚、しかもメインデッキのパーツの簡易融合は、フュージョンカテゴリーに属するため、[[コブラ>捕食植物(遊戯王OCG)]]で(一応)サーチができる。
これまでのネプチューンコンボと比較しても成功率が格段に高く、それであまりにも凶悪なモンスターが誕生する。
必要なパーツもそれほど多くないので、スロットに余裕があるデッキでは二ノ太刀として採用することもできる。
この衝撃の真実が明るみになったことで、それまで常連だったにもかかわらず各ショップの在庫からネプチューンが姿を消した。
よもやこれほどネプチューンを光り輝かせるカードが登場するとは、だれが予想しただろうか。
%%これまでネプチューンを愛用してきた人たちは、自分たちが拵えたコンボを理不尽に鼻で笑われたような感覚に陥り意気消沈したとか。%%
こんな凶悪コンボがあったとなっては、勝ちを求めるデュエリストが一斉に使いだし
大会は「簡易インディペンデントネプチューン」一色に染まった…
&bold(){………わけではなかった。}
実際はこのコンボはそれ程使われてはいなかったのだ。
確かに一見すると完全無欠のスーパーマンだが、深刻な弱点があった。
#openclose(show=LLコンボの主な弱点){
&font(#000000,b,16){1.「カードの効果」にしか耐性を持っていない}
効果ではなくコストで除去を行う[[ラヴァゴ>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]や[[壊獣>壊獣(遊戯王OCG)]]、[[超融合>超融合(遊戯王)]]にはなす術もない。
これを回避できるのは極一部のモンスターだけだし、もしインディペンデント・ナイチンゲールが「コスト」の除去をいなせるなら
そもそもネプチューンをアドバンス召喚できないので、仕方ないと言えば仕方ない。
もう一つこの弱点が意味するところとして、プレイヤーによって直接フィールドから消されることも止められない事。
#blockquote(){&color(green){痛み分け}
通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
&bold(){相手はモンスター1体をリリースしなければならない。}
}
例えばこのカードが該当するのだが、遊戯王には「カードをフィールドから離すことを、相手プレイヤーに強いらせる」カードがある。
この効果の強いところは、あくまでプレイヤーに働きかける効果であって、カード自体が相手のカードに働きかけてるわけではない点である。
そのため「カードの効果を受けない」耐性をすり抜けて除去することが可能。
&font(#000000,b,16){2.戦闘破壊耐性が無い}
6000も攻撃力があるのに、何言ってんだ?と言われるだろうか。
しかし遊戯王には相手モンスターとバトルするとき、そのモンスターの攻撃力分だけこちらのモンスターの攻撃力を上げる効果がある。
代表的なのは[[オネスト]]だが、高すぎる攻撃力が仇となって[[マシュマック>No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック]]が即死攻撃を放ち、
他にも同時期に流行っていた[[クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン]]でもネプチューンをやっつけることができる。
また素で[[攻撃力6000を>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]][[突破しかねない>アンティーク・ギア(遊戯王OCG)]][[脳筋モンスター>ギャラクシー(遊戯王OCG)]]もいるので、侮れない。
そもそも戦闘破壊に着眼するのなら、どんなモンスターにも装備でき、([[極一部の例外>三邪神(遊戯王OCG)]]を除き)確実に戦闘破壊が可能な月鏡の盾がある。
これらの要素から「ステータスが高い=場持ちが良い」というのは、例え完全耐性があっても成立しない。
尤も、これらの方法で対処するということはインディペンデントネプチューンの召喚を許した状況、
ほぼ確実に5000効果ダメージをくらった後の話、しかも先攻1ターン目でないならバトルも行われている。
現実的な対抗策は次の二点になるだろう。
&font(#000000,b,16){3.コピーするときにコピー元モンスターが墓地にいないとダメ}
つまり先出し[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]や、ネプチューンの効果にチェーンした[[DDクロウ>D.D.クロウ(遊戯王OCG)]]で瓦解する。
ちなみに同じ理由で、ペンデュラムモンスターを生贄にしても効果も攻撃力も得られない。
&font(#000000,b,16){4.コピー効果はチェーンブロックを作る誘発効果}
最大の弱点である。ちょっと分かりにくいが、素材の効果をコピーする効果は「召喚に成功した時に発動する誘発効果」なのだ。
コピー先のモンスターの効果が何であろうと、&bold(){「コピーが完了するまで」は何の効果も持たない丸腰状態。}
この僅かなスキに妨害を受けると、コンボが成立しなくなり、全てが水の泡になる。
召喚そのものを無効にする罠もだが、それ以上に[[エフェクト・ヴェーラー]]や[[幽鬼うさぎ>幽鬼うさぎ(遊戯王OCG)]]で効果を止められる。
こうした「僅かなスキをつけ込める」妨害カードの採用率は今日の環境レベルでは非常に高く、つまりこうしたコンボの成功率はあまり高くない。
ちなみに「攻守ステータスを得る効果」は召喚した瞬間から適用される永続効果である。ややこしいね
こうした弱点に加え、当時環境を支配していたのが、安定して制圧力の高いモンスターを用意できる[[十二獣>十二獣(遊戯王OCG)]]+aだったこと、
またその十二獣ドランシアを先に召喚されるとコンボを止められてしまうことから
危惧された割にあまり出番はなかった。%%まごうことなき魔境である%%
しかし十二獣ギミックのお陰で召喚権を温存してキングレムリンをエクシーズ召喚しやすかったため追い風でもあった。
}
そもそもこの解説を呼んで「やっぱ大したことないじゃん」という人もいるかもしれないが、
それは%%環境に毒された結果%%[[箇条書きマジック]]によるものであり、「致死量の攻撃力とバーン効果、
更に効果に対する耐性をモンスターを比較的手軽に召喚できる」テクニックはカードゲームとしての駆け引きを真っ向から否定する要素であり、
「リターンの方向性が、ゲームとしてあってはならない」このコンボの存在を、普及率云々に関係なく看過するわけにはいかないのだ。
だがLLは発売されたばかりだし、簡易融合は釈放されたばかり。
…ということでネプチューンが2017年4月をもって[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]に指定されたのだった。%%完全にとばっちり%%
*余談
実はインディペンデント・ナイチンゲールを作った際に、コナミがネプチューンの存在を見落としていた節がある。
元々アニメで出た時は影も形もなかったインディペンデントの効果耐性だが、これは
「簡易融合で出した後、レベルを上げる効果のカードと組み合わせるとお手軽脳筋が誕生するから」という理由が考えられる。
しかし、それならそれでインディペンデントナイチンゲールのテキストに&bold(){「融合召喚したこのカードは」}
&bold(){「このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない」}と書けば済む話だった
(上記のオシリス/オベリスクと同じ理屈)。
これならインディペンデントを呼ぶまでにかなり手間がかかるので、「ロマンコンボ」と好意的に受け取られただろう。
他にもインディペンデントの発売に合わせてネプチューンを再録しなかったこと、
またネプチューンを事前規制をしなかったこともコンマイうっかり説を後押ししている。
このカードの規制は、同時期の十二獣の件もあって「見落としていたコンマイが悪い」「まともなテストプレイをしろ」と批判の声も大きい。
また「いくらなんでも可哀そうすぎるから」という理由で自分の持つカードを差し置いてこのカードの釈放を求める声もある。
%%しかし今後のカードデザインに影響を与えすぎるという理由で、釈放を絶望視する声もある%%
海外でもこの理由でネプチューンが禁止になったばかりか、LLコンボを完全に抑制するためか
[[&bold(){覇王眷竜スターヴヴェノム}>覇王眷竜]]&bold(){が投獄された。} %%完全に疫病神になってる%%
「インディペンデント」は「自由な・独立した」という意味の単語なのだが、
その「インディペンデント」によって投獄されたネプチューンとスターヴの心中は一体…
追記修正は、ネプチューンが戻ってくることを切に願う人がお願いします。
#include(テンプレ2)
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- キャノンソルジャー「彼とは同類です」 -- 名無しさん (2018-06-22 12:16:02)
- ↑おまえは元々ヤバイだろ -- 名無しさん (2018-06-22 12:39:24)
#comment
#areaedit(end)
}