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アスモデウス(悪魔) - (2013/10/12 (土) 21:13:45) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2012/01/09(月) 23:26:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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◆アスモデウス◆
「アスモデウス(Asmodeus)」アシュモデウス…etc.はユダヤ/キリスト教に於ける悪魔。
「アスモダイ(Asmodai)」アシュマダイ…etc.と云う呼び名でも知られている。
旧約聖書外典「トビト記」に名前の登場する、由緒正しい魔神の一人で、その原型はユダヤ/キリスト教の成立にも影響を与えた、古代ペルシャの拝火教(ゾロアスター教)の悪魔(ダエーワ)の一人であるアエーシュマであるとされており、そのアエーシュマの伝承が民間説話である「トビト記」にも取り込まれたのがアスモデウスであると考えられている様だ。
……中世の悪魔学ではアスモデウスはソロモン72柱の序列三十二位に置かれる72の軍団を率いる地獄の君主の一人であるとされており、当時の典型的な悪魔の姿を与えられている。
伝統的な悪魔として、かなりの地位を与えられているにも関わらず、サタン候補からは外れる等、全体的には中位の魔王と紹介される場合も多い。
【姿】
現代の悪魔学では、性欲が特に強いとされる生き物である人間と牡牛と牡羊の三つの頭と、蝙蝠の翼、蛇の尾、雄鶏の足を持つドラゴンに跨がった王の姿で現れるとされている。
かの七つの大罪では「色欲」を司る悪魔とされるが、上記の姿はそれらの特徴を一つに顕したものである。
……一方、アスモデウスは非常に深い知識を持つ悪魔ともされており、召喚者に秘宝の在処を明かす他にも、幾何学、算術、天文学、力学の知識をを授けるとされる。
強力な護符である「星まわりの指輪」を授けてくれるとも云うが、この「恩恵」を受けるには、正式な手順を踏まねばならず、約束を違えた場合には最も残酷な復讐者になるとの事。
堕天した熾天使(智天使とも)の君主の一人として、洗礼者ヨハネと対立するとされる一方で、未だに最高位の天使の一人として天界に籍を残すとする説や、リリスが紅海にやって来た際に彼女と交わった悪魔とされたかと思えば、いやいやアダムとリリスの子供であるとされる等、中世の混乱した悪魔学の中でも、特に出自のハッキリしない大物悪魔でもある。
知識に優れた悪魔であるとの設定から、黒ミサやサバトに於いては反キリストを掲げる説教師の役割を果たすともされている(いい加減に設定増やさないで下さい)。
【トビト記】
初めて名前が言及される「トビト記」では、サラと云う娘に取り憑き、新婚初夜に彼女自身の手で夫を七人も絞め殺させた「悪霊」めいた存在として登場する。
このアスモデウスを退散させる為に「神」が使わしたのが大天使ラファエルで、ラファエルがアザリアと云う人間に化けて旅に同行して来たトビアこそがサラの夫となる運命を背負っていたのである。
ここでのアスモデウスはラファエルがトビアに授けた知識に従い、大魚の胆汁(心臓と肝臓とも)を燻した煙で追い払われた後に、正体を顕したラファエルに捕らえられ、エジプトの辺境に幽閉されたとされている(封印したのはミカエルとされる場合もある)。
……上記の様に、ここでの役割は「悪魔」と云うより「悪霊」の範疇なのだが、中世に「色欲の悪魔」としての伝承が出来上がると、色欲の悪魔の癖に、想いを寄せるサラ自身に手を出せなかったのは、アスモデウスが実は小心(純情)だから、とする新たな風評を受ける羽目になった。
……つくづくカワイソウなヤツ(´・ω・)……。
【アエーシュマ】
ゾロアスター教の六大悪魔の一人で「憤怒と残忍」を司るとされる。
毛むくじゃらで他者を障害する棍棒や刃物を手にした姿で描かれる。
「従順と献身」を司る六大天使(神霊)の一人であるスラオシャと対立し、このアエーシュマの影響化に置かれた人間は破壊衝動に取り憑かれるとされており、上記の「トビト記」がこの伝承に従い描かれているのが良くお分かりの事だと思う。
【主な登場作品】
◆ゲーム『女神転生』シリーズ
いくつかの作品に登場しているが、影が薄い。魔王として扱われるがランクは低い方。
◆うみねこのなく頃に
煉獄の七姉妹の末っ子、『色欲のアスモデウス』として登場。
素敵な彼氏募集中。
◆スターオーシャンシリーズ
惑星ロークに存在する魔王として登場。
初代や4で語られた「石化病」の根源。
4の時代では復活前にエッジ達に阻止されるものの、その流れの中で、とあるキャラクターの運命に多大な影響を与える事に…
そして初代で復活。ロニキス達と激闘を繰り広げる事になる。
でも4の聖女イレーネの予言(オラクル)で滅ぼされるのを予言される不遇ぶり。
◆『神羅万象』
神獄の章から登場したベリアールとアスタロットの娘。
母親譲りのナイスバディにけしからん服装の皇魔族の令嬢。
八柱2弾にはアスモ・デウスという似たキャラが登場。が、つぶやきから本人ではないかといわれている。
◆バトルスピリッツ
紫のXレア、「魔界七将アスモディウス」として登場。
◆Final Dragon Chronicle ~Guilty Requiem~・[[ToHeart2 ダンジョントラベラーズ ]]・[[ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印]]
大人のお姉さんチックな[[サキュバス]]タイプの悪魔系最上位モンスターとして登場。
FDCではダンジョン20層に、1では三十重の塔30階に、2ではボゴミールの塔26階以降に生息している。
いずれも終盤の敵として出てくるが、[[とある神>八大神(ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印)]]を守る四天王の一人だったり、後任にその仕事を任せて旅に出たり…
かと思えば強雑魚敵として通常戦闘に出没したりとコロコロと立場が変わる。(なお、イラストも一度変わった)
ドロップアイテムはどれも特定の職業の最強防具なので場合によってはお世話になる事がある。
追記修正は「[[悪魔]]」に希望を叶えられてからお願いします。
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◆アスモデウス◆
「アスモデウス(Asmodeus)」アシュモデウス…etc.はユダヤ/キリスト教に於ける悪魔。
「アスモダイ(Asmodai)」アシュマダイ…etc.と云う呼び名でも知られている。
旧約聖書外典「トビト記」に名前の登場する、由緒正しい魔神の一人で、その原型はユダヤ/キリスト教の成立にも影響を与えた、古代ペルシャの拝火教(ゾロアスター教)の悪魔(ダエーワ)の一人であるアエーシュマであるとされており、そのアエーシュマの伝承が民間説話である「トビト記」にも取り込まれたのがアスモデウスであると考えられている様だ。
……中世の悪魔学ではアスモデウスはソロモン72柱の序列三十二位に置かれる72の軍団を率いる地獄の君主の一人であるとされており、当時の典型的な悪魔の姿を与えられている。
伝統的な悪魔として、かなりの地位を与えられているにも関わらず、サタン候補からは外れる等、全体的には中位の魔王と紹介される場合も多い。
【姿】
現代の悪魔学では、性欲が特に強いとされる生き物である人間と牡牛と牡羊の三つの頭と、蝙蝠の翼、蛇の尾、雄鶏の足を持つドラゴンに跨がった王の姿で現れるとされている。
かの七つの大罪では「色欲」を司る悪魔とされるが、上記の姿はそれらの特徴を一つに顕したものである。
……一方、アスモデウスは非常に深い知識を持つ悪魔ともされており、召喚者に秘宝の在処を明かす他にも、幾何学、算術、天文学、力学の知識をを授けるとされる。
強力な護符である「星まわりの指輪」を授けてくれるとも云うが、この「恩恵」を受けるには、正式な手順を踏まねばならず、約束を違えた場合には最も残酷な復讐者になるとの事。
堕天した熾天使(智天使とも)の君主の一人として、洗礼者ヨハネと対立するとされる一方で、未だに最高位の天使の一人として天界に籍を残すとする説や、リリスが紅海にやって来た際に彼女と交わった悪魔とされたかと思えば、いやいやアダムとリリスの子供であるとされる等、中世の混乱した悪魔学の中でも、特に出自のハッキリしない大物悪魔でもある。
知識に優れた悪魔であるとの設定から、黒ミサやサバトに於いては反キリストを掲げる説教師の役割を果たすともされている(いい加減に設定増やさないで下さい)。
【トビト記】
初めて名前が言及される「トビト記」では、サラと云う娘に取り憑き、新婚初夜に彼女自身の手で夫を七人も絞め殺させた「悪霊」めいた存在として登場する。
このアスモデウスを退散させる為に「神」が使わしたのが大天使ラファエルで、ラファエルがアザリアと云う人間に化けて旅に同行して来たトビアこそがサラの夫となる運命を背負っていたのである。
ここでのアスモデウスはラファエルがトビアに授けた知識に従い、大魚の胆汁(心臓と肝臓とも)を燻した煙で追い払われた後に、正体を顕したラファエルに捕らえられ、エジプトの辺境に幽閉されたとされている(封印したのはミカエルとされる場合もある)。
……上記の様に、ここでの役割は「悪魔」と云うより「悪霊」の範疇なのだが、中世に「色欲の悪魔」としての伝承が出来上がると、色欲の悪魔の癖に、想いを寄せるサラ自身に手を出せなかったのは、アスモデウスが実は小心(純情)だから、とする新たな風評を受ける羽目になった。
……つくづくカワイソウなヤツ(´・ω・)……。
【アエーシュマ】
ゾロアスター教の六大悪魔の一人で「憤怒と残忍」を司るとされる。
毛むくじゃらで他者を障害する棍棒や刃物を手にした姿で描かれる。
「従順と献身」を司る六大天使(神霊)の一人であるスラオシャと対立し、このアエーシュマの影響化に置かれた人間は破壊衝動に取り憑かれるとされており、上記の「トビト記」がこの伝承に従い描かれているのが良くお分かりの事だと思う。
【主な登場作品】
◆ゲーム『女神転生』シリーズ
いくつかの作品に登場しているが、影が薄い。魔王として扱われるがランクは低い方。
◆うみねこのなく頃に
煉獄の七姉妹の末っ子、『色欲のアスモデウス』として登場。
素敵な彼氏募集中。
◆スターオーシャンシリーズ
惑星ロークに存在する魔王として登場。
初代や4で語られた「石化病」の根源。
4の時代では復活前にエッジ達に阻止されるものの、その流れの中で、とあるキャラクターの運命に多大な影響を与える事に…
そして初代で復活。ロニキス達と激闘を繰り広げる事になる。
でも4の聖女イレーネの予言(オラクル)で滅ぼされるのを予言される不遇ぶり。
◆『神羅万象』
神獄の章から登場したベリアールとアスタロットの娘。
母親譲りのナイスバディにけしからん服装の皇魔族の令嬢。
八柱2弾にはアスモ・デウスという似たキャラが登場。が、つぶやきから本人ではないかといわれている。
◆バトルスピリッツ
紫のXレア、「魔界七将アスモディウス」として登場。
◆Final Dragon Chronicle ~Guilty Requiem~・[[ToHeart2 ダンジョントラベラーズ ]]・[[ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印]]
大人のお姉さんチックな[[サキュバス]]タイプの悪魔系最上位モンスターとして登場。
FDCではダンジョン20層に、1では三十重の塔30階に、2ではボゴミールの塔26階以降に生息している。
いずれも終盤の敵として出てくるが、[[とある神>八大神(ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印)]]を守る四天王の一人だったり、後任にその仕事を任せて旅に出たり…
かと思えば強雑魚敵として通常戦闘に出没したりとコロコロと立場が変わる。(なお、イラストも一度変わった)
ドロップアイテムはどれも特定の職業の最強防具なので場合によってはお世話になる事がある。
◆[[デモンブライド]]
闇咲紅花(やみさかくれは)の契約ブライド。姿は蛇。
彼女には嫌がられているが、言葉巧みに説き伏せて契約にこじつけた。
追記修正は「[[悪魔]]」に希望を叶えられてからお願いします。
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