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エフェクト・ヴェーラー - (2021/03/02 (火) 21:49:52) の最新版との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2011/03/10(木) 07:30:50
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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「エフェクト・ヴェーラー」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するカードの1つ。
#blockquote(){エフェクト・ヴェーラー
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。}
**【概要】
初登場は第7期最初のパック「DUELIST REVOLUTION」のスーパーレア。
攻守0なので戦闘面では壁にしかならないものの、手札から捨てる事で相手モンスターの効果を無効にする誘発即時効果を持つ。
[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]では代表的な手札誘発カードとして有名
「[[天罰>天罰(遊戯王OCG)]]」や「神の通告」とは違い破壊はできないため、
役割としては「[[ブレイクスルー・スキル>ブレイクスルー・スキル(遊戯王OCG)]]」や「[[禁じられた聖杯>禁じられた(遊戯王OCG)]]」に近い。
[[カード・アドバンテージ>アドバンテージ(TCG)]]の面では損となるが、効果を止めてしまえば、そのモンスターは[[バニラ>通常モンスター(遊戯王OCG)]]同然なので、威力としては十分。
手札から発動できるため予測できず、対処されにくいという利点がある。
「[[ゴブリンドバーグ]]」や「[[ドラグニティ-ドゥクス>ドラグニティ(遊戯王OCG)]]」などの展開の起点を潰せれば、[[テンポ・アドバンテージ>アドバンテージ(TCG)]]を奪える。
特に[[帝モンスター>帝モンスター(遊戯王OCG)]]や「[[ブリューナク>氷結界の龍 ブリューナク]]」や「[[トリシューラ>氷結界の龍 トリシューラ]]」などの[[氷結界の龍>氷結界(遊戯王OCG)]]、
「[[裁きの龍]]」や「[[ダムド>ダーク・アームド・ドラゴン]]」はもちろん、「[[カステル>鳥銃士カステル]]」や「[[ライトニング>SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]]」
「[[ブラロ>ブラック・ローズ・ドラゴン]]」[[「月華竜」「琰魔竜」>決闘竜(漫画版遊戯王5D's)]]「[[スカーライト>レッド・デーモン(遊戯王)]]」等のメタカードとなる。
カウンター効果を持つ「[[インフィニティ>サイバー・ドラゴン・ノヴァ/サイバー・ドラゴン・インフィニティ(遊戯王OCG)]]」や「[[クリスタルウィング>クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン]]」に対してタイミングを見ながら使おう。
[[ZーONE>Z-ONE(遊戯王5D's)]]「手札からモンスター効果だと!?」
[[クロウ>クロウ・ホーガン]]「手札からだと!?やる事が汚いぜ!」
[[十六夜>十六夜アキ]]「……貴方達、人の事言えるの?」
**【環境での活躍】
このカードは、環境によって評価の変動が著しい一枚であった。
販売当初は
・相手のメインフェイズにしか発動できない
・アドバンテージを得られない
・無効化して止めるより除去した方が早いし、他の用途にも使える「[[禁じられた聖杯>禁じられた(遊戯王OCG)]]」やデモンズ・チェーンの方がいい
・優先権の旧ルールだと肝心のレスキューキャットやインフェルニティ・ミラージュを止められない
//・優先権の旧ルールだと肝心のラビ!やらダムドやらを止められない
とチューナーの性質を活用できるデッキ以外では微妙な評価だった。
しかし、手札誘発カードの長所は&bold(){先攻1ターン目の相手にも対処できる}という点である。
さらに優先権のルールが改められて起動効果にもきちんと対応できるようになった頃には...
「[[ミラージュnsデーモンネクロ蘇生ガンサーチビートル蘇生トリシューラガンハツドウ(ry>インフェルニティ]]」
「[[ダンセルnsホーネットコウカセンチSSセンチコウカホーネットコウカ>甲虫装機(遊戯王OCG)]]」
このように、効果一つを起点として大量展開を可能とするデッキが大量に出始めたため、相手ターンに効果を無効化する必要性が急上昇。
それができないデッキでは下手すりゃ相手に先行を取らせた瞬間に勝負が決まりかねない。
もちろん仮に3積みしようとも初手の5枚に来るかは運次第。
当時は手札誘発における心強い味方の「増殖するG」もいなかったため。
少しでも初手に来る確率を増やすには相手が手札交換カードを使うの祈るぐらいしかできなかった。
そうして生まれた言葉がこれ。
#center(){&bold(){&font(#ff0000){「ヴェーラー握ってない方が悪い」}}}
……何という世紀末。
さらに初出のスーパーレア版は高騰。
再収録パックの[[DP遊星編3>デュエリストパック(遊戯王OCG)]]ではレアでの収録だったが、ヴェーラーくじと言われ買いこまれこちらもやっぱり高騰。
このように環境の変化により無効化されにくい強力なメタカードとして必須級の地位を手に入れた。
[[ZEXAL>遊戯王ZEXAL]]移行時のタイミングで行われたモンスターの起動効果が召喚時に発動できなくなったり、
[[ARC-V>遊戯王ARC-V]]に移行してすぐのエンドフェイズまで持続する効果がターン終了時までに変更され対応範囲が広がった。
全体的にルール変更の恩恵を受けている。
……のだが。
[[アーティファクト・モラルタ>アーティファクト(遊戯王)]]「刻むよー」
[[エルシャドール・ミドラーシュ>シャドール]]「特殊召喚封じるよー」
[[ダーク・ロウ>M・HERO ダーク・ロウ]]「墓地には送らせないぜ」
第9期前半では、自分のターンにでも使え、墓地から除外してもう一度効果を発動できる
「[[ブレイクスルー・スキル>ブレイクスルー・スキル(遊戯王OCG)]]」に立場を奪われ気味であった。
「ダーク・ロウ」が[[シャドール]]などに出張されたこともあり、
「[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]」のような無差別除外に弱いこのカードは肩身が狭くなってしまった。
墓地に送るのは「[[オネスト]]」と同じコスト扱いなので、代わりに除外されてしまう状況では発動すらできないのだ。
また、第9期には「[[幽鬼うさぎ>幽鬼うさぎ(遊戯王OCG)]]」「浮幽さくら」「[[灰流うらら>灰流うらら(遊戯王OCG)]]」といった、強力な手札誘発カードが登場。
特にフィールドのカードを簡単に破壊する「幽鬼うさぎ」と、デッキからのサーチやリクルートなどを幅広く対処できる「灰流うらら」は採用率を伸ばしている。
同じ効果無効化カードとしては10期に後攻の1ターン目のトップドローで引いても機能し、罠なので手札誘発メタとして流行している「墓穴の指名者」に無効化されない「無限抱影」も登場した。
しかし、相手に先攻を譲っても止められると言う手札誘発の強みは健在。
手札からなので対処しにくく最終防衛ラインとしての強さもある。
モンスターの効果を起点にするデッキが活躍したりLV1チューナーであることも重視する環境ならば、このカードの採用率も上がっていくだろう。
また「幽鬼うさぎ」と「灰流うらら」などは手札誘発は効果が発動した直後にチェーンを組まないといけない。
なので効果が同時発動した場合チェーンの組み方によっては回避されてしまうが、ヴェーラーは発動タイミングを選ばないのでチェーンの組まれ方を気にする必要はない。
「無限抱影」と比較した場合はやはりモンスターならではの強みがあるためデッキからリクルートしたり、いざという時は召喚して素材として活用することが可能。
墓地へ落ちた後も罠の「無限抱影」と比べると蘇生対象やコストとしての活躍の幅は広い。
また「無限抱影」を手札から発動する場合には「自分フィールドになにもカードがない」ことを条件とするため「幻創龍ファンタズメイ」「拮抗勝負」など一部のカードとは相性が悪い。
結局のところどれを選ぶかは採用するデッキと仮想敵とするデッキ次第と言った所か。
また、チューナーであるため必要とあらば[[シンクロ素材>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]として使用することもできる。
[[【ジャンクドッペル】>ジャンクドッペル(遊戯王OCG)]]では墓地に送りやすいレベル1チューナーとして優秀。
例として
①[[ジャンク・シンクロン>ジャンク・シンクロン(遊戯王OCG)]]を召喚→効果で墓地のエフェクト・ヴェーラーを蘇生
②エフェクト・ヴェーラーの蘇生をトリガーに手札からドッペル・ウォリアーを特殊召喚
③ジャンク・シンクロンとドッペル・ウォリアーをシンクロ素材にして[[TG ハイパー・ライブラリアン]]をシンクロ召喚
④ドッペル・ウォリアーがシンクロ素材となったことで場にドッペルトークンを2体特殊召喚
⑤ヴェーラーとドッペルトークンを素材にして[[フォーミュラ・シンクロン]]をシンクロ召喚→[[ライブラリアン>TG ハイパー・ライブラリアン]]とフォーミュラの効果で2枚ドロー
⑥手札を一枚も減らさずに2枚の手札交換、場にはTG ハイパー・ライブラリアン、フォーミュラ・シンクロン、ドッペルトークンと3枚のアドバンテージを獲得。
後は星8シンクロか「[[アーカナイト>アーカナイト・マジシャン(遊戯王OCG)]]」の素材にする、場合によっては「[[クェーサー>シューティング・クェーサー・ドラゴン(遊戯王5D's)]]」になったりと割と洒落にならない活躍を見せる。
「ワン・フォー・ワン」でリクルートしたり、「青き眼の賢士」でサーチできるという利点もある。
また「[[ライオウ>ライオウ(遊戯王OCG)]]」「[[アナザー・ネオス>E・HERO ネオス]]」などを基軸にするメタビートにメイン投入されている事もある。
発売時はコナミお得意のスーパーレアでイラストアドもあり価格が高めだったが、
評価がそれ程でも無かったため、そこまでは高くなくDPのレア再録によって値段がかなり落ち着いていた。
…と思いきや[[甲虫装機>甲虫装機(遊戯王OCG)]]の登場やルール変更によって評価が見直され価格が高騰。
DPの絶版もあいまって再び入手困難な状態に……
その後、[[GOLD SERIES 2013>GOLD SERIES(遊戯王OCG)]]で再録されて、価格がようやく落ち着いた。やったね!
「ライトロード・ジャッジメント」や「トライブ・フォース」での再録を経て、
現在では[[シンクロン・エクストリーム]]や[[スターターデッキ2017>スターターデッキ(遊戯王OCG)]]にも再録されたため、入手はかなり容易になった。
**【アニメでの活躍】
[[5D's>遊戯王5D's]]で[[不動遊星]]が使用した。
腹筋崩壊エピソードと名高い[[クラッシュタウン>クラッシュタウン(遊戯王5D's)]]編にて、リアリストことロットン戦にて初登場。
先攻[[1ターンキル>1ショットキル]]を狙って来るリアリストさんの壊れカード「ガトリング・オーガ」の効果を無効化し、遊星のLPを守った。
続く第二戦、リアリストVS[[満足>鬼柳京介]]&[[蟹>不動遊星]]。
今度もエフェクトヴェーラーたんは遊星の手札に居てくれたが、
「手札にいるのは分かっているぜ!エフェクトヴェーラーだ!」
マイクラに似た効果の罠「ピンポイント・シュート」で撃ち抜かれてしまう。
風穴を開けられ、手札から撃ち落とされるヴェーラーたん……
※ソリッドビジョンです
蟹「貴様ぁ!覚悟しろよ!このリアリスト野郎!」
その後は「[[シューティング・スター・ドラゴン>シューティング・スター・ドラゴン(遊戯王)]]」のバーサー蟹ソウル時にデックトップから何度か登場しているが、
フィールドには出てない。
**【余談】
ちなみにこのカードは、イラストでの姿が中性的なため、その性別がよく議論されていた。
「ヴェーラーたんは女の子だ!」
「いや、男だろ男の娘だろJK」
[[タッグフォース]]5ではいつもの女性パックに入ってたので「ナイトエンド・ソーサラー」たんと同じく、女の子であると思われる。
このカードの全盛期には「ヴェーラーって実はパンツ見えてるんですよね」と言った後、
相手が手札を凝視するかどうかで手札に握っているかわかるというジョークが生まれた。
実際はパンツなど見えていない。
[[追記・修正]]はワンキルを止めてからお願いします
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 男の娘はコンマイ的には女性にとりあえず入れてるかもしれないやろ -- 名無しさん (2014-05-09 20:43:18)
- グレファーと同じ理由かも知れないしね -- 名無しさん (2014-05-22 23:43:57)
- ↑あんな変態とヴェーラーを一緒にするなよ… -- 名無しさん (2014-05-22 23:46:26)
- スーパーで再録したコンマイ許さん。こういう汎用はノーマルで再録されてこそ意味があるのに… -- 名無しさん (2014-10-11 00:51:43)
- ↑ぶっちゃけ余ってるので、今回だとハズレアだなあ、ヴェーラー。というか今回のパックのほうがカスタ(ry -- 名無しさん (2014-10-11 00:56:18)
- 余談だが遊星はこのカードをアキさんが絶対見てない状況でしか使ってなかったりする。 -- 名無しさん (2015-04-30 09:08:54)
- ↑今明かされる衝撃の真実ゥ! -- 名無しさん (2015-06-01 23:56:22)
- 最近だと青眼にも サーチ出来るもんなこやつ -- 名無しさん (2016-05-06 08:09:33)
- 征竜や神判や青眼でトップクラスの採用率だった時みたいに、弱者が強者に抗うためでは無く強者が弱者を黙らせるために使用されると凄くモヤっとしてしまう・・・ -- 名無しさん (2016-05-29 01:07:40)
- ↑4クリア・エフェクターなるモンスターがいてだな -- 名無しさん (2016-06-15 10:09:33)
- 強欲な壺と同じようにエフェクト・ヴェーラーが入っていないデッキはデッキではないという迷言が生まれそう・・・ -- 名無しさん (2016-08-20 23:43:24)
- 幽鬼うさぎ「オヌシは今までよう頑張った、後は我々後輩に任せい」 -- 名無しさん (2018-03-03 01:12:32)
- インゼクあたりから、と言うか優先権による起動効果発動がなくなってからずっと「ヴェーラー握ってないほうが悪い」って迷言が幅を効かせてんな。ヴェーラーというカードが悪いのではなく、ヴェーラーないと勝負にならないようなデッキばかりにしたのが間違いだったというか -- 名無しさん (2018-12-29 00:22:05)
- 「増G握ってない方が悪い」「灰流うらら握ってない方が(ry」「ニビル握ってな(ry」「禁じられた一滴握(ry」…今はこんなのばっかり。リアルOCGは仕方無い面もあるけど二次創作や架空デュエルにまで概念持ち込まれるのは嫌すぎる -- 名無しさん (2020-07-01 11:06:41)
- 「優先権の旧ルールだと肝心のラビ!やらダムドやらを止められない」ってとこ、コストで逃げられるラビットはともかくダムドには旧ルールでも普通に効くと思うんだけど -- 名無しさん (2020-08-08 16:29:26)
- ↑あ違うキャットとラビットがごっちゃになった。ラビ!って何だ……? -- 名無しさん (2020-08-08 16:30:44)
- 最近のヴェーラーは専らデッキから出てきてセレーネになったりセレーネで釣られてアクセスになる仕事もあって大忙し -- 名無しさん (2020-08-10 13:52:17)
- ↑4 正にそれ。OCGじゃ見られないルールやカードを使ってエンタメ(本来の意味で)するのが醍醐味なのに、OCG概念持ち込んで原作デッキを蹂躙するとか娯楽を勘違いしてるとしか。いっそ一回その辺りの手札誘発と制圧カードを全部制限か準制限にぶち込んだ方がいいんじゃないかとさえ思えてくる -- 名無しさん (2020-09-15 19:54:19)
- ↑5自分で筋書き作れるドラマで、手札誘発差し込めず一方的な虐殺劇になるのはそれはそれで問題なのでは? -- 名無しさん (2020-09-15 22:15:52)
- 手札誘発自体はどんどん増えたほうがゲームの幅を広げて良いと思うんだけど汎用性が高くて入ってるのが前提になってくると逆に駆け引きが無くなってる感 -- 名無しさん (2020-11-08 21:50:21)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/10(木) 07:30:50
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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《エフェクト・ヴェーラー》とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するカードの1つ。
#blockquote(){エフェクト・ヴェーラー
チューナー・効果モンスター
星1/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[魔法使い族>魔法使い族(遊戯王OCG)]]/攻0/守0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。}
●目次
#contents
**【概要】
初登場は[[第7期>第7期パック(遊戯王)]]最初のパック「DUELIST REVOLUTION」のスーパーレア。
攻守0なので戦闘面では壁にしかならないものの、手札から墓地に送る事で相手モンスター1体の効果を無効にする誘発即時効果を持つ。
遊戯王OCGの中では代表的な[[手札誘発カード>手札誘発(遊戯王OCG)]]として有名。
手札から発動できるため予測できず、対処されにくいという利点がある。
《[[天罰>天罰(遊戯王OCG)]]》や《神の通告》とは違い破壊はできず、対象にしたモンスターはフィールドに残る。役割としては《[[ブレイクスルー・スキル>ブレイクスルー・スキル(遊戯王OCG)]]》や《[[禁じられた聖杯>禁じられた(遊戯王OCG)]]》に近い。
[[カード・アドバンテージ>アドバンテージ(TCG)]]の面では損となるが、効果を止めてしまえば、そのモンスターは[[バニラ>通常モンスター(遊戯王OCG)]]同然なので、威力としては十分。
《[[ゴブリンドバーグ]]》や《[[ドラグニティ-ドゥクス>ドラグニティ(遊戯王OCG)]]》などの展開の起点を潰せれば、[[テンポ・アドバンテージ>アドバンテージ(TCG)]]を奪える。
[[帝モンスター>帝モンスター(遊戯王OCG)]]や《[[ブラック・ローズ・ドラゴン]]》、《[[氷結界の龍 トリシューラ]]》など召喚・特殊召喚時に効果発動するカードには特に有効。
《[[氷結界の龍 ブリューナク]]》、《[[裁きの龍]]》、《[[ダーク・アームド・ドラゴン]]》、《[[鳥銃士カステル]]》、《[[SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]]》等トラウマ持ちの多いカードにも刺さる。
[[カウンター>カウンター(カードゲーム用語)]]効果を持つ《[[サイバー・ドラゴン・インフィニティ>サイバー・ドラゴン・ノヴァ/サイバー・ドラゴン・インフィニティ(遊戯王OCG)]]》や《[[クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン]]》に対してはタイミングを見ながら使おう。
[[ZーONE>Z-ONE(遊戯王5D's)]]「手札からモンスター効果だと!?」
[[クロウ>クロウ・ホーガン]]「手札からだと!?やる事が汚いぜ!」
[[十六夜>十六夜アキ]]「……貴方達、人の事言えるの?」
弱点としては、&bold(){墓地に送るまでがコスト}であるため、《[[M・HERO ダーク・ロウ]]》や《[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]》に弱いこと、対象にとられないモンスターには発動できないことだろうか。
**【環境での活躍】
このカードは、環境によって評価の変動が著しい1枚であった。
・相手のメインフェイズにしか発動できない。
・[[カード・アドバンテージ>アドバンテージ(TCG)]]を得られない。
・無効化して止めるより除去した方が早いし、他の用途にも使える《[[禁じられた聖杯>禁じられた(遊戯王OCG)]]》や《デモンズ・チェーン》の方がいい。
・優先権の旧ルールだと、《[[レスキューキャット]]》や《インフェルニティ・ミラージュ》など効果解決時にフィールドからいなくなる起動効果に対処できない。
登場当初はこれらの点から、チューナーの性質を活用できるデッキ以外では微妙な評価だった。
しかし、手札誘発カードの長所は&bold(){先攻1ターン目の相手にも対処できる}という点である。
さらに優先権のルールが改められて起動効果にもきちんと対応できるようになった頃には……。
「[[ミラージュnsデーモンネクロ蘇生ガンサーチビートル蘇生トリシューラガンハツドウ(ry>インフェルニティ]]」
「[[ダンセルnsホーネットコウカセンチSSセンチコウカホーネットコウカ>甲虫装機(遊戯王OCG)]]」
……このように、効果一つを起点として大量展開を可能とするデッキが大量に出始めたため、相手ターンに効果を無効化する必要性が急上昇。
それができないデッキでは下手すりゃ相手に先攻を取らせた瞬間に勝負が決まりかねない。
当時は手札誘発における心強い味方の《[[増殖するG]]》もいなかったため、初手の5枚に来るかは運次第。
そうして生まれた言葉がこれ。
#center(){&bold(){&font(#ff0000){「ヴェーラー握ってない方が悪い」}}}
……何という世紀末。
このように環境の変化により無効化されにくい強力なメタカードとして必須級の地位を手に入れた。
[[ZEXAL>遊戯王ZEXAL]]期にはモンスターの起動効果が召喚時に発動できなくなったり、[[ARC-V>遊戯王ARC-V]]期にエンドフェイズまで持続する効果がターン終了時までに変更され対応範囲が広がった。
全体的にルール変更の恩恵を受けている。
……のだが。
《[[アーティファクト・モラルタ>アーティファクト(遊戯王)]]》「こっちのメインフェイズ以外のタイミングで出てくればいいんだろ?」
《[[エルシャドール・ミドラーシュ>シャドール]]》「たとえ無効にされてもあなたのターンを迎える前に効果も元に戻るわね。」
《[[M・HERO ダーク・ロウ]]》「墓地には送らせないぜ!」
[[第9期>第9期パック(遊戯王)]]前半では【[[アーティファクト>アーティファクト(遊戯王)]]】と【[[シャドール]]】が流行。自分のターンにでも使え、墓地から除外してもう一度効果を発動できる《[[ブレイクスルー・スキル>ブレイクスルー・スキル(遊戯王OCG)]]》に立場を奪われ気味であった。
《[[M・HERO ダーク・ロウ]]》が【[[シャドール]]】などに出張されたこともあり、《[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]》のような無差別除外に弱いこのカードは肩身が狭くなってしまった。
墓地に送るのは《[[オネスト]]》と同じコスト扱いなので、&bold(){代わりに除外されてしまう状況では発動すらできない}のだ。
また、第9期には《[[幽鬼うさぎ>幽鬼うさぎ(遊戯王OCG)]]》《浮幽さくら》《[[灰流うらら>灰流うらら(遊戯王OCG)]]》といった、強力な手札誘発カードが登場。
特にフィールドのカードを簡単に破壊する《幽鬼うさぎ》と、デッキからのサーチやリクルートなどを幅広く対処できる《灰流うらら》は採用率を伸ばしている。
同じモンスター効果を無効にするカードとしては10期に《[[無限泡影>無限泡影(遊戯王OCG)]]》が登場。後攻の1ターン目のトップドローで引いても機能し、罠なので手札誘発メタとして流行している《[[墓穴の指名者>墓穴の指名者(遊戯王OCG)]]》に無効化されない強みを持つ。
しかし相手に先攻を譲っても止められると言う手札誘発の強みは健在。手札からなので対処しにくく最終防衛ラインとしての強さもある。
モンスターの効果を起点にするデッキが活躍したりレベル1チューナーであることも重視する環境ならば、このカードの採用率も上がっていくだろう。
また《幽鬼うさぎ》と《灰流うらら》などは手札誘発は効果が発動した直後にチェーンを組まないといけない。
なので効果が同時発動した場合チェーンの組み方によっては回避されてしまうが、このカードは発動タイミングを選ばないのでチェーンの組まれ方を気にする必要はない。
《[[無限泡影>無限泡影(遊戯王OCG)]]》と比較した場合はやはりモンスターならではの強みがあるためデッキからリクルートしたり、いざという時は召喚して素材として活用することが可能。
墓地へ送られた後も罠の《無限泡影》と比べると蘇生対象やコストとしての活躍の幅は広い。
また《無限泡影》を手札から発動する場合には「自分フィールドになにもカードがない」ことを条件とするため《幻創龍ファンタズメイ》《[[拮抗勝負>拮抗勝負(遊戯王OCG)]]》など一部のカードとは相性が悪い。
結局のところどれを選ぶかは採用するデッキと仮想敵とするデッキ次第と言った所か。
また、チューナーであるため必要とあらば[[シンクロ素材>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]として使用することもできる。
[[【ジャンクドッペル】>ジャンクドッペル(遊戯王OCG)]]では妨害手段兼墓地に送りやすいレベル1チューナーとして採用できる。
レベル1ゆえに《ワン・フォー・ワン》でリクルートしたり、《ワンチャン?!》《青き眼の賢士》でサーチできるという利点もある。
光属性であるメリットは「[[カオス>カオス(遊戯王OCG)]]」や《暗黒竜 コラプサーペント》の除外コストになること、《[[混沌魔龍 カオス・ルーラー>混沌魔龍 カオス・ルーラー(遊戯王OCG)]]》で墓地から拾えることか。
また《[[ライオウ>ライオウ(遊戯王OCG)]]》《[[E・HERO アナザー・ネオス]]》などの光属性を基軸にするメタビートにメイン投入されている事もある。
魔法使い族であるため《神聖魔皇后セレーネ》で蘇生すると、簡単に《アクセスコード・トーカー》を[[リンク召喚>リンク召喚(遊戯王OCG)]]可能。
5300打点でぶん殴ることができる。このカードが入るデッキならお手軽にこの動きができるのである。
このように環境での評価が様々であるのに合わせて、値段の上下も激しいカードであった。
第7期で初登場した頃はKONAMIお得意のスーパーレアであり、イラストアドが高いこともありお値段も高めだった。
だが、カードとしての評価がそれ程でもなかったため、そこまでは高くなくDPのレア再録によって値段がかなり落ち着いていた。
……と思いきや【[[インフェルニティ]]】【[[ジャンクドッペル>ジャンクドッペル(遊戯王OCG)]]】【[[甲虫装機>甲虫装機(遊戯王OCG)]]】の登場やルール変更によって評価が見直され価格が高騰。
DPの絶版もあいまって再び入手困難な状態に。
その後、[[GS>GOLD SERIES(遊戯王OCG)]]や[[ブースターSP>ブースターSP(遊戯王OCG)]]での再録で価格がようやく落ち着き、[[シンクロン・エクストリーム]]や[[スターターデッキ2017>スターターデッキ(遊戯王OCG)]]での再録で入手は容易になった。
**【アニメでの活躍】
[[5D's>遊戯王5D's]]で[[不動遊星]]が使用した。
腹筋崩壊エピソードと名高い[[クラッシュタウン>クラッシュタウン(遊戯王5D's)]]編にて、リアリストことロットン戦にて初登場。
先攻[[1ターンキル>1ショットキル]]を狙って来るリアリストさんの壊れカード《[[ガトリング・オーガ>ガトリング・オーガ(遊戯王5D's)]]》の効果を無効化し、遊星のLPを守った。
続く第2戦、リアリストVS[[満足>鬼柳京介]]&[[蟹>不動遊星]]。
今度もエフェクトヴェーラーたんは遊星の手札に居てくれたが……。
「エフェクト・ヴェーラー!キサマの手にあるのは知ってるぜ!」
《[[マインドクラッシュ>マインドクラッシュ(遊戯王OCG)]]》に似た効果の罠《ピンポイント・シュート》で撃ち抜かれてしまう。
ソリッドビジョンで風穴を開けられ、手札から撃ち落とされるヴェーラーたん……。
とはいえ手札にあるヴェーラーをちらちら見ていた遊星も悪いっちゃ悪い。
その後は《[[シューティング・スター・ドラゴン>シューティング・スター・ドラゴン(遊戯王)]]》の効果発動時に何度か登場したがフィールドには出てない。
**【余談】
ちなみにこのカードは、イラストでの姿が中性的なため、その性別がよく議論されていた。
「ヴェーラーたんは女の子だ!」
「いや、男だろ[[男の娘]]だろJK」
[[TAG FORCE 5>遊☆戯☆王タッグフォース]]ではいつもの[[アイドルカード>アイドルカード(遊戯王)]]パックに入ってたので《ナイトエンド・ソーサラー》たんと同じく、女の子であると思われる。
このカードの全盛期には&bold(){「ヴェーラーって実はパンツ見えてるんですよね」と言った後、相手が手札を凝視するかどうかで手札に握っているか分かる}というジョークが生まれた。
実際はパンツなど見えていない。
追記・修正はワンキルを止めてからお願いします
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,11)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 男の娘はコンマイ的には女性にとりあえず入れてるかもしれないやろ -- 名無しさん (2014-05-09 20:43:18)
- グレファーと同じ理由かも知れないしね -- 名無しさん (2014-05-22 23:43:57)
- ↑あんな変態とヴェーラーを一緒にするなよ… -- 名無しさん (2014-05-22 23:46:26)
- スーパーで再録したコンマイ許さん。こういう汎用はノーマルで再録されてこそ意味があるのに… -- 名無しさん (2014-10-11 00:51:43)
- ↑ぶっちゃけ余ってるので、今回だとハズレアだなあ、ヴェーラー。というか今回のパックのほうがカスタ(ry -- 名無しさん (2014-10-11 00:56:18)
- 余談だが遊星はこのカードをアキさんが絶対見てない状況でしか使ってなかったりする。 -- 名無しさん (2015-04-30 09:08:54)
- ↑今明かされる衝撃の真実ゥ! -- 名無しさん (2015-06-01 23:56:22)
- 最近だと青眼にも サーチ出来るもんなこやつ -- 名無しさん (2016-05-06 08:09:33)
- 征竜や神判や青眼でトップクラスの採用率だった時みたいに、弱者が強者に抗うためでは無く強者が弱者を黙らせるために使用されると凄くモヤっとしてしまう・・・ -- 名無しさん (2016-05-29 01:07:40)
- ↑4クリア・エフェクターなるモンスターがいてだな -- 名無しさん (2016-06-15 10:09:33)
- 強欲な壺と同じようにエフェクト・ヴェーラーが入っていないデッキはデッキではないという迷言が生まれそう・・・ -- 名無しさん (2016-08-20 23:43:24)
- 幽鬼うさぎ「オヌシは今までよう頑張った、後は我々後輩に任せい」 -- 名無しさん (2018-03-03 01:12:32)
- インゼクあたりから、と言うか優先権による起動効果発動がなくなってからずっと「ヴェーラー握ってないほうが悪い」って迷言が幅を効かせてんな。ヴェーラーというカードが悪いのではなく、ヴェーラーないと勝負にならないようなデッキばかりにしたのが間違いだったというか -- 名無しさん (2018-12-29 00:22:05)
- 「増G握ってない方が悪い」「灰流うらら握ってない方が(ry」「ニビル握ってな(ry」「禁じられた一滴握(ry」…今はこんなのばっかり。リアルOCGは仕方無い面もあるけど二次創作や架空デュエルにまで概念持ち込まれるのは嫌すぎる -- 名無しさん (2020-07-01 11:06:41)
- 「優先権の旧ルールだと肝心のラビ!やらダムドやらを止められない」ってとこ、コストで逃げられるラビットはともかくダムドには旧ルールでも普通に効くと思うんだけど -- 名無しさん (2020-08-08 16:29:26)
- ↑あ違うキャットとラビットがごっちゃになった。ラビ!って何だ……? -- 名無しさん (2020-08-08 16:30:44)
- 最近のヴェーラーは専らデッキから出てきてセレーネになったりセレーネで釣られてアクセスになる仕事もあって大忙し -- 名無しさん (2020-08-10 13:52:17)
- ↑4 正にそれ。OCGじゃ見られないルールやカードを使ってエンタメ(本来の意味で)するのが醍醐味なのに、OCG概念持ち込んで原作デッキを蹂躙するとか娯楽を勘違いしてるとしか。いっそ一回その辺りの手札誘発と制圧カードを全部制限か準制限にぶち込んだ方がいいんじゃないかとさえ思えてくる -- 名無しさん (2020-09-15 19:54:19)
- ↑5自分で筋書き作れるドラマで、手札誘発差し込めず一方的な虐殺劇になるのはそれはそれで問題なのでは? -- 名無しさん (2020-09-15 22:15:52)
- 手札誘発自体はどんどん増えたほうがゲームの幅を広げて良いと思うんだけど汎用性が高くて入ってるのが前提になってくると逆に駆け引きが無くなってる感 -- 名無しさん (2020-11-08 21:50:21)
- 「実はヴェーラーって生えてるんですよ」と言ってマイクラを成功させやすくするという心理戦 -- 名無しさん (2021-12-11 10:06:54)
- ↑8 あくまでエンタメ・ロマン重視であるなら野暮だよなそういうのは。 -- 名無しさん (2022-03-06 02:31:59)
- ハリの禁止化でセレーネアクセスには使いにくくなったけどビーステッドの登場で妨害しつつ後攻0ターン目でも動ける起点になれる様になったりとなんだかんだで一定の評価は保ててるな -- 名無しさん (2022-08-21 18:43:40)
- 相手の先行ワンキルを防ぐには必須だけどそれ以外では強すぎるせいかアニメでは使われないんだよな。シューティングスターで捲られはするけど -- 名無しさん (2023-03-11 17:37:29)
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