たまごっち

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たまごっち」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/05(水) 03:05:05
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){
ど~っちこっち~


あっちもこっちも生麦生米




&font(#ff0000){たまごっち!}
}



&bold(){たまごっち}(Tamagotchi)とは、1996年にバンダイ(現バンダイナムコ)から発売された携帯型育成ゲーム、及びこれに登場するキャラクターたちの総称。

平たくなった&bold(){卵}のような形をしており、中心に小さなモノクロの液晶画面、その下に三つのボタンがついているキーホルダーというべきシンプルな形状をしている。
そして画面のなかに居る&bold(){たまごっち}に、食べ物を与えたり糞を掃除したりして機嫌を取りながら育成していくゲームである。
時間が経つとたまごっちが変化して、おやじっちやみみっちになる。
(この変化はその時の機嫌や体重と関係しているらしい)

と、説明だけ読んでもなんてことは無いゲーム機に感じる事と思うが……。


#center(){めちゃくちゃ流行った!}
 
当時大人気だったドラマ([[織田裕二主演の刑事作品>踊る大捜査線(ドラマ)]])で登場したり、
馬鹿売れしていた歌手の安室奈美恵がテレビでプッシュしたりした事から大ヒット。
異常な程の大ブームが発生する事となった。


以下熱狂振りを表す例

・97年度流行語大賞受賞
・定価二千円のたまごっち一個が数万円
・希少で価値の高い白は&font(#ff0000){一時二十万円}に
・ある夜ガセ情報から渋谷のハンズに長蛇の列ができる→開店十分前になって店側から販売しない旨が発表されると暴徒化→新聞沙汰に
・たまごっち欲しさの売春、暴行事件
等々……


因みに筆者の家では親父が一個だけ買って来てくれた。




#center(){&font(#0000ff){ぎゃおっぴだけどなッ!}}


ブームに乗って便乗商品のバッタもんも大量に出ていた。
育成方法を載せた非公式攻略本とか、親父の買って来たぎゃおっぴとか。
まあ当時はヒット作品の便乗商品が出るのは結構あるあるだったが(ミニ四駆とか)。

また公式による姉妹商品として「戦うたまごっち」こと『[[デジタルモンスター]]』や、音楽ユニットを育てる『[[ポケットビスケッた>ポケットビスケッツ]]』・[[ドラえもん>ドラえもん(キャラクター)]]を育てる『ドラえもんっち』と[[ドラミちゃん]]版の『ドラミっち』、
北京原人を育てる『原人っちのたまごっち』にモスラを育てる『モスラのたまごっち』、PHS内蔵ソフトの『たまぴっち』、「たま」繋がりで新人女優を&bold(){中村玉緒になるまで育てる}&s(){[[誰得]]な}『玉緒っち』がブーム期に発売された。
他社でも歩数計の要素を加えた『ドラゴンクエストあるくんです』や『ポケットピカチュウ』が登場した。

たまごっちのデザインは良くも悪くも多種多様で、黒豆や大福餅の様な円形のデザインに可愛らしい目と口を着けた様な非常にシンプルなベビっちからポチっち様な既存の動物をベースした分かりやすいデザインのたまごっちも存在するが、そこはキワモノを得意としている我らのバンダイだけあって『&bold(){虫}』、『&bold(){魚}』、『&bold(){顎のでかい外人}』、『&bold(){イチゴ}』、『&bold(){カレーパン}』、『&bold(){相撲取り}』、『&bold(){パパラッチ}』等の既存の物体に少々たまごっちのパーツを足しただけの様な奇怪なデザインも多くの存在する。姉妹作のデジタルモンスターとは別ベクトルの不気味さであり、&s(){たまごっち関係無いとか突っ込まない様に}。

21世紀になってからは『はねるのトびら』キャラを育てる『はねるっち』・『~2』やつがい前提で2台必要な『恋するたまごっちゅ』(『あいのり』版もあり)、おでんくんを育てる『おでんくんのたまごっち』が登場。
さすがに近年では何でも「たまごっちキャラ」化するのもどうかってことか、EXILEがたまごっちに会いに来る『エグモっち』(限定たまごっちの名前でもある)や某司会者がたまごっちにクイズを出しに来る『[[ヘキサゴン>ヘキサゴン(クイズ番組)]]っち』が制作され、
交配によってキャラを生み出す『Tamagotchi m!x』版でも、[[サンリオ]]キャラクターと交配できる『サンリオキャラクターズ m!x ver.』が発売された。2020年には、『[[鬼滅の刃]]』とコラボしたものも発売されている。

後、自慢しに学校に持って来る⇒体育が終わると無い(&font(#afdfe4){涙})
↑コンボはかなりのあるあるネタだろう。

一週間位後、無くなったやつと同じ色のたまごっちをクラスメイトが持って来て自慢してたりする。
酷い話である。
 
まぁ、そんな降って湧いた様なブームが長く持つ訳が無く、97年の終わり頃にぱったりと流行が過ぎ去ってしまう。



バンダイ「[[なん…だと……?]]」

&bold(){タイミングの悪いことに、たまごっちのお陰でセガとの合併の危機を脱したバンダイが生産ラインを増やして大増産をした頃にブームが過ぎてしまったのだ。}
大ヒットだったにも関わらずバンダイは数百万個もの過剰在庫を抱える事となり、最終的には&font(#ff0000){六十億の赤字}になってしまい、結局ナムコと合併する遠因になったとか……。

時計機能と連動しているため、定期的にエサやシモの世話を要する。
こちらの都合などお構いなしにピーピー呼び出すため、授業中にうっかり鳴らしてしまって先生に没収された人も多かろう。
現実の時間を拘束するゲームというのは、夢中になっているうちはいいが、ひとたび冷めるとあっという間に煩わしくなるのだ。


やがて人々の脳裏から忘れ去られていたが、近年になり再復活して、2007年と2009~2015年にアニメの放送が行われた(主役は[[釘宮理恵]]声の「まめっち」)。


最新版は2018年11月発売の『たまごっちみーつ』。


ちなみに最近は液晶が&font(#ff0000){カ}&font(#008000){ラ}&font(#0000ff){ー}である。時代は進化した……。
以降、現在では女児向けの展開が中心となりキャラクターや世界観などはほぼ一新されている。
登場するたまごっちもほぼ一新。おなじみ「まめっち」「くちぱっち」以外は殆ど存在が消滅してしまった。

しかし後に「みみっち」「おやじっち」は復活。「ポチっち」も「アカハナっち」というコンパチなキャラが登場。
また派生作品も見えていたたらこっちのようなたら口のキャラや、たこっちに似た体型のキャラなどでも名残を見せている。

またサブキャラの「ごっち大王」「おトキっち」が地味に登場している。

近年では15周年、20周年にばんぞー博士やミカチューが登場したり、アプリ版や当時の復刻版が発売されたりする。

2018年9月からは、LINE QUICK GAMEにて、「[[LINE]]で発見!!たまごっち」が配信開始。HTML5を用いており、LINEのアプリさえあれば、専用のアプリをダウンロードしなくてもプレイすることができる。さらに、育成中のたまごっちが例の呼び出し音(ピッピーピロリ)ではなく、LINEのトーク機能を用いてプレイヤーを呼び出してくる。このお手軽さから、JC・JK流行語大賞2018のアプリ部門では2位を獲得。
さらに初代たまごっちでずっと放置されていたぎんじろっちやたらこっち、にょろっち、ますくっちが続々と復活。

&bold(){見よ!これが1996年に一世を風靡したJK文化の復権だ!}

……ん、2位?
1位はTikTokです。新時代のSNSには勝てなかったね。
2位じゃだめなんですか!?(死語)

しかし!2018年11月3日から12月3日まで、本作は(冗談のようだが冗談じゃない)長期メンテに入ってしまった。この長期メンテで何人のJC・JKがたまごっちに飽きたのだろう。悲しいねえ。
2020年10月30日でサービス終了。残念だが、今は遊べなくなっている。ついでに新種発見!のはしぞーっちやズキっちたちも復活が間に合わず日の目を見ることが出来なかった……


*しくじり先生
2022年5月&s(){連休最終日}にて、バンダイ協力の元で当時の話が色々公開された。箇条書きにすると以下のような感じ。
・最初は腕時計型で提案しており、たまごっちとはたまご+[[ウォッチ>時計]]から
・安室奈美恵がHEY!HEY!HEY!で紹介したことで人気が爆発した
・&bold(){想像の数十倍売れた}のでバンダイの各部署もパニック
・急いで増産を試みるも、生産ライン的には小型のゲームハードに相当するのでチップなどの量産が間に合わず半年かかるという事態に
・とかやってたら&bold(){別部署が勝手にケースなどを発売}
・&bold(){キャバクラでモテるために空箱をちらつかせてさも在庫を持っているかのように振る舞う社員}
・そんなことをやっていたためか、出し渋っていると疑われて[[車>自動車]]上荒らしなどの被害を受ける
・1年経たずにブームが終了し、終わった後に&bold(){上記の増産分が続々届く}という悪夢に見舞われる
・後に原点回帰である腕時計型たまごっちが流行った際、本件の反省を生かしてたまごっち関連の部署を統括するリーダーを決めて対処するようにした

追記・修正はたまごっちをにょろっちにしてからお願いします。

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- てんしっちとかってもう黒歴史なんだろうな。  -- 名無しさん  (2013-09-11 18:41:41)
- アニメ見てると癒される  -- 名無しさん  (2013-09-11 19:18:09)
- ティガでもレナが育成してた  -- 名無しさん  (2013-09-11 19:19:44)
- 当時たまごっちのパチモン扱いだったデジモンが結果としてはるかに長生きしてるあたり分かんねーもんだ  -- 名無しさん  (2013-09-11 19:55:54)
- 学校から帰ってきたら死んでたって誰もが通る道じゃない?  -- 名無しさん  (2013-09-11 22:59:01)
- ↑もしくは糞まみれ+病気の瀕死状態  -- 名無しさん  (2013-10-06 13:19:33)
- ボンボンでやってた漫画が妙に面白かった。  -- 名無しさん  (2014-03-16 23:12:32)
- こち亀でも部長が死なせてしまって大騒ぎになっていたな。ちなみにまめっちは当時うさぎっち、くちぱっちはとりっちといわれていた。  -- 名無しさん  (2014-03-21 09:15:54)
- なつかしい(粉蜜柑)  -- 名無しさん  (2014-04-04 19:31:34)
- 今気に入ってるのはラブソラっち  -- 名無しさん  (2014-11-12 02:04:54)
- アイカツコラボのたまごっちの設定がなかなかサイコじみていて吹いた  -- 名無しさん  (2014-11-12 02:21:57)
- 何でたまともだいしゅーGOの動画が2話以降見れないの!?  -- 名無しさん  (2015-05-01 16:47:16)
- 豪華声優使ってるのにあんまり話題にならない。声優抜きにしてもいい作品だと思うけど、不遇の名作だと思う  -- 名無しさん  (2015-05-01 17:24:06)
- これ何種類アニメあったっけか?  -- 名無しさん  (2015-05-01 23:06:21)
- で、結局はしぞーっちの名前の由来は何?  -- 名無しさん  (2015-08-27 13:15:20)
- まだ細々と新作が出ている辺り凄いなとは思う…  -- 名無しさん  (2015-12-11 13:41:23)
- たまごっち欲しいとサンタさんに願ったらヨーカイザーだった件。違う、そうじゃない  -- 名無しさん  (2015-12-11 13:57:39)
- おやじっちの件マジかよ・・・初代のネタキャラ枠兼最終進化系なのに せきとりっちの方は健在なの?  -- 名無しさん  (2015-12-11 17:44:55)
- オワコンなんて言葉は軽々しく使っちゃあイカンよ  -- 名無しさん  (2015-12-11 17:47:26)
- モスラとか北京原人とかタイアップによる派生型もあったな  -- 名無しさん  (2016-08-16 15:49:18)
- ↑×6 好物がカブキ上げなので、たぶん歌舞伎役者の大川橋蔵が由来だと思われ  -- 名無しさん  (2019-03-18 20:31:54)
- 『64で発見!!たまごっち みんなでたまごっちワールド』というすごろくゲームもあった。……が、マップは1種類で1プレイに数時間かかるのにセーブ機能がなかったりと結構改善の余地ありなゲームだった  -- 名無しさん  (2019-03-18 20:57:38)
- おやじっちがナニモンの正体なのは有名だけどボタモンがたまごっちに紛れ込んでてばんぞーはかせに拾われてる方はあんまり有名じゃない  -- 名無しさん  (2019-03-18 21:32:15)
- アニメは結構明るい作風なだけに、タマゴ化やいかりっち関連のシリアス要素がキツかった  -- 名無しさん  (2021-03-27 11:56:43)
- アニメのタマゴ化事件はなかなか強烈だった(映画でもとんでもない事件が起こってたけど)  -- 名無しさん  (2021-05-05 07:47:35)
- たまごっちもしくじり先生で紹介されててバンダイも浮かれてた故の悲劇だったんだな…。  -- 名無しさん  (2022-05-09 02:50:54)
- 今のは知らないけど時計を設定する(点滅させる)画面で放置するとたまごっち自体の時が止まるため学校に持っていかなくてもよかったりする  -- 名無しさん  (2022-05-09 03:21:10)
- ぎんじろっち人気投票1位でたまスマの1枠に追加実装決定、ポチっち2022年11月23日のたまスマ新型で初期実装決定おめでとう!  -- 名無しさん  (2022-07-20 10:43:15)
- 森海は原作先行派生ゲームとしてゲームで発見2を出して、その評価を転用して4か月後に実機の森海を出した。実機とGB2はキャラやシステムの乖離が大きいけど、どちらも名作。でもその弊害か、オスメスは実機は2バージョン商法が叩かれ、GB3は外注のがっかりゲーで失敗してしまった…。完全に森海に人気を取られてしまったんだと思う。恋愛色が強いたまごっちだから、少年誌のコロコロ版、ボンボン版ではスルーされてしまったし、ゲームもGB3以外はたまごっちタウンには出てない。  -- 名無しさん  (2022-07-20 11:35:43)
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