たまごっち

登録日:2011/01/05 Wed 03:05:05
更新日:2024/12/01 Sun 19:40:32
所要時間:約 5 分で読めます


タグ一覧
07年秋アニメ 09年秋アニメ 12年秋アニメ 13年秋アニメ 14年春アニメ 1996年 1期 2期 3期 90年代テレビアニメ TVで発見!! Tamagotchi おもちゃ くちぱっち さかなっち たまごっち たまごっちタウン たまごっちパーク たまごっち星 てんしっち まめっち まめっちは、釘宮病の媒体 まんがで発見!! みみっち みんなでたまごっちワールド むしっち めめっち←最近ではみみっちに交代 アニメ オスメスと星たま以外は性別と恋愛の概念が無い←初代では オスメスと星たま(と死後の住人のてんしっちとデビルっち)以外は単為生殖←初代では ゲーム ゲームで発見!! テレビ東京 バブル バンダイ バーチャルペット ブーム プリキュア声優の再就職先 一世風靡 人語を喋らない種族←初代では 価格高騰 ⇔ 価格暴落 元祖 再発掘 初代は男児向け 大ヒット 新種 星で発見!! 暴動 服を着られない自由な体型が多い←初代では 服を着る文化が無い←初代では 玩具 産卵 社会現象 育成ゲーム 豪華声優陣 釘宮病 鶏卵サイズの種族←初代では



ど~っちこっち~


あっちもこっちも生麦生米




たまごっち!



たまごっち(Tamagotchi)とは、1996年にバンダイ(現バンダイナムコ)から発売された携帯型育成ゲーム、及びこれに登場するキャラクターたちの総称。

平たくなったのような形をしており、中心に小さなモノクロの液晶画面、その下に三つのボタンがついているキーホルダーというべきシンプルな形状をしている。
そして画面のなかに居るたまごっちに、食べ物を与えたり糞を掃除したりして機嫌を取りながら育成していくゲームである。
時間が経つとたまごっちが変化して、おやじっちやみみっちになる。
(この変化はその時の機嫌や体重と関係しているらしい)

と、説明だけ読んでもなんてことは無いゲーム機に感じる事と思うが……。


めちゃくちゃ流行った!

当時大人気だったドラマ(織田裕二主演の刑事作品)で登場したり、
馬鹿売れしていた歌手の安室奈美恵がテレビでプッシュしたりした事から大ヒット。
異常な程の大ブームが発生する事となった。


以下熱狂振りを表す例

  • 97年度流行語大賞受賞
  • 定価二千円のたまごっち一個が数万円
  • 希少で価値の高い白は一時二十万円
  • ある夜ガセ情報から渋谷のハンズに長蛇の列ができる→開店十分前になって店側から販売しない旨が発表されると暴徒化→新聞沙汰に
  • たまごっち欲しさの売春、暴行事件
等々……


因みに筆者の家では親父が一個だけ買って来てくれた。




ぎゃおっぴだけどなッ!


ブームに乗って便乗商品のバッタもんも大量に出ていた。
育成方法を載せた非公式攻略本とか、親父の買って来たぎゃおっぴとか。
まあ当時はヒット作品の便乗商品が出るのは結構あるあるだったが(ミニ四駆とか)。

また公式による姉妹商品として「戦うたまごっち」こと『デジタルモンスター*1や、音楽ユニットを育てる『ポケットビスケッた』・ドラえもんを育てる『ドラえもんっち』とドラミちゃん版の『ドラミっち』、
北京原人を育てる『原人っちのたまごっち』にモスラを育てる『モスラのたまごっち』、PHS内蔵ソフトの『たまぴっち』、「たま」繋がりで新人女優を中村玉緒になるまで育てる誰得『玉緒っち』がブーム期に発売された。
他社でも歩数計の要素を加えた『ドラゴンクエストあるくんです』や『ポケットピカチュウ』が登場した。

たまごっちのデザインは良くも悪くも多種多様で、黒豆や大福餅の様な円形のデザインに可愛らしい目と口を着けた様な非常にシンプルなベビっちからポチっち様な既存の動物をベースした分かりやすいデザインのたまごっちも存在するが、そこはキワモノを得意としている我らのバンダイだけあって『』、『』、『顎のでかい外人』、『イチゴ』、『カレーパン』、『相撲取り』、『パパラッチ』等の既存の物体に少々たまごっちのパーツを足しただけの様な奇怪なデザインも多く存在する。姉妹作のデジタルモンスターとは別ベクトルの不気味さであり、たまごっち関係無いとか突っ込まない様に

21世紀になってからは『はねるのトびら』キャラを育てる『はねるっち』・『~2』やつがい前提で2台必要な『恋するたまごっちゅ』(『あいのり』版もあり)、おでんくんを育てる『おでんくんのたまごっち』が登場。
さすがに近年では何でも「たまごっちキャラ」化するのもどうかってことか、EXILEがたまごっちに会いに来る『エグモっち』(限定たまごっちの名前でもある)や某司会者がたまごっちにクイズを出しに来る『ヘキサゴンっち』が制作され、
交配によってキャラを生み出す『Tamagotchi m!x』版でも、サンリオキャラクターと交配できる『サンリオキャラクターズ m!x ver.』が発売された。2020年には、『鬼滅の刃』とコラボしたものも発売されている。

後、自慢しに学校に持って来る⇒体育が終わると無い()
↑コンボはかなりのあるあるネタだろう。

一週間位後、無くなったやつと同じ色のたまごっちをクラスメイトが持って来て自慢してたりする。
酷い話である。

まぁ、そんな降って湧いた様なブームが長く持つ訳が無く、97年の終わり頃にぱったりと流行が過ぎ去ってしまう。



バンダイ「なん…だと……?

タイミングの悪いことに、たまごっちのお陰でセガとの合併の危機を脱したバンダイが生産ラインを増やして大増産をした頃にブームが過ぎてしまったのだ。
大ヒットだったにも関わらずバンダイは数百万個もの過剰在庫を抱える事となり、最終的には六十億の赤字になってしまい、結局ナムコと合併する遠因になったとか……。

時計機能と連動しているため、定期的にエサやシモの世話を要する。
こちらの都合などお構いなしにピーピー呼び出すため、授業中にうっかり鳴らしてしまって先生に没収された人も多かろう。
現実の時間を拘束するゲームというのは、夢中になっているうちはいいが、ひとたび冷めるとあっという間に煩わしくなるのだ。


やがて人々の脳裏から忘れ去られていたが、近年になり再復活して、2007年と2009~2015年にアニメの放送が行われた(主役は釘宮理恵声の「まめっち」)。


最新版は2023年7月発売の『たまごっちユニ』。


ちなみに最近は液晶がである。時代は進化した……。
以降、現在では女児向けの展開が中心となりキャラクターや世界観などはほぼ一新されている。
登場するたまごっちもほぼ一新。おなじみ「まめっち」「くちぱっち」以外は殆ど存在が消滅してしまった。

しかし後に「みみっち」「おやじっち」は復活。「ポチっち」も「アカハナっち」というコンパチなキャラが登場。
また派生作品も見えていたたらこっちのようなたら口のキャラや、たこっちに似た体型のキャラなどでも名残を見せている。

またサブキャラの「ごっち大王」「おトキっち」が地味に登場している。

近年では15周年、20周年にばんぞー博士やミカチューが登場したり、アプリ版や当時の復刻版が発売されたりする。

2018年9月からは、LINE QUICK GAMEにて、「LINEで発見!!たまごっち」が配信開始。HTML5を用いており、LINEのアプリさえあれば、専用のアプリをダウンロードしなくてもプレイすることができる。さらに、育成中のたまごっちが例の呼び出し音(ピッピーピロリ)ではなく、LINEのトーク機能を用いてプレイヤーを呼び出してくる。このお手軽さから、JC・JK流行語大賞2018のアプリ部門では2位を獲得。
さらに初代たまごっちでずっと放置されていたぎんじろっちやたらこっち、にょろっち、ますくっちが続々と復活。

見よ!これが1996年に一世を風靡したJK文化の復権だ!

……ん、2位?
1位はTikTokです。新時代のSNSには勝てなかったね。
2位じゃだめなんですか!?(死語)

しかし!2018年11月3日から12月3日まで、本作は(冗談のようだが冗談じゃない)長期メンテに入ってしまった。この長期メンテで何人のJC・JKがたまごっちに飽きたのだろう。悲しいねえ。
2020年10月30日でサービス終了。残念だが、今は遊べなくなっている。ついでに新種発見!のはしぞーっちやズキっちたちも復活が間に合わず日の目を見ることが出来なかった……。

しかし、「たまごっちスマート」の「アニバーサリーパーティフレンズ」でポチっちが復活し、はしぞーっちはおどうぐの演出のNPCとして登場した。

しくじり先生

2022年5月連休最終日にて、バンダイ協力の元で当時の話が色々公開された。箇条書きにすると以下のような感じ。
  • 最初は腕時計型で提案しており、たまごっちとはたまご+ウォッチから
  • 安室奈美恵がHEY!HEY!HEY!で紹介したことで人気が爆発した
  • 想像の数十倍売れたのでバンダイの各部署もパニック
  • 急いで増産を試みるも、生産ライン的には小型のゲームハードに相当するのでチップなどの量産が間に合わず半年かかるという事態に
  • とかやってたら別部署が勝手にケースなどを発売
  • キャバクラでモテるために空箱をちらつかせてさも在庫を持っているかのように振る舞う社員
  • そんなことをやっていたためか、出し渋っていると疑われて上荒らしなどの被害を受ける
  • 1年経たずにブームが終了し、終わった後に上記の増産分が続々届くという悪夢に見舞われる
  • 後に原点回帰である腕時計型たまごっちが流行った際、本件の反省を生かしてたまごっち関連の部署を統括するリーダーを決めて対処するようにした


主な初代たまごっちキャラクター


元祖たまごっち


たまっち

『元祖』出身。こどもっちで、育ちの良い子。『たまごっちボン』では大きさは100、頭の良さはレベル1。やんちゃで快活、好奇心旺盛な子供らしい性格のこどもっち。おしゃべりが大好きで、特技はダンス。一人称は「ぼく」。GB1ではご飯が好物で、野菜が嫌い。最低体重は20グラム。よく、カービィに似ているとネタにされている。
実機ではまめっち、ぎんじろっち、ますくっちはたまっちにしないと変身出来ない。GB1ではまめっち&みみっち、ますくっち&ズキっちはたまっちの限定変身。

①こどもっちは基本的に2匹ずついる
②育ちのいい子は元気で活発な性格、育ちの悪い子はのんびり屋で大人しい
③育ちの良い子はたらこ唇ではなく、育ちの悪い子はたらこ唇

というこどもっちの法則は初代のたまっちとくちたまっちから生まれていて、元祖以外にこの法則に当てはまるのは新種、てんしっちのみである。

①以外にこの法則に当てはまらないのは、ゲーム版のむしっち(実機ではこどもっち不在、③はちょびタマっちもみのっちもたらこ唇では無い為、当てはまらない)、
さかなっち(②と③に当てはまらない。オトトっちはたらこ唇でのんびり屋、きんぎょっちもたらこ唇で騒がしい)登場まで崩れなかった。
尚、『星で発見』のゲームオリたまのこどもっちの人数も初代の設定に準拠している。


まめっち

「元祖」出身。たまごっちの主役ともいえるアダルトっちで、優等生の良い子ポジション。まめ属で、『たまごっちボン』によると頭の良さはレベル10特上で、大きさは150。

IQ250の超天才で、生真面目で礼儀正しい。その生真面目さがゆえに融通がたまに利かないこともある。1期では排泄を恥ずかしがったり、ご飯を食べる時に正座して上品に食べるなど、まめっちの上品さや知能の高さが強調されている。規則正しい生活も送っており、時間通りに布団で寝て起きる。
1期では無性別で一人称は「わたし」、2期以降は♂固定で一人称は「僕」となっている。また、性別の設定がない『たまごっちボン』等の資料では女性物の水着を着ていたり、♀として描かれている個体も存在する。コロコロ版『みんなでたまごっち』では一人称が「僕」で、♂になっている。

常に敬語で話しており、1期では相手のたまごっちにはさん付けで呼ぶが、2期以降は呼び捨てで呼んでいる。心優しく、物事を中立的に捉えて理性を保つ平和主義な性格のため、めったに怒ることはなく他のたまごっちに気を遣っている場面がある。『みんなでたまごっち』ではデビルっち一味などの敵に対しても優しく接したり、読者に詳しくたまごっちを教えるなど清濁を併せ呑む心が広い性格がうかがえる。テレビアニメ版では涙もろい場面が見られ、感情移入がしやすい繊細な性格と思われる。

コロコロ版『まんがで発見」では、1巻のたまごっちキャラ図鑑①で犬が苦手で、ケーキはミルフィーユが好き、好きなゆで卵は半熟といった独自の設定が存在する。

『TVで発見!! たまごっち』4話の「キビキビ まめっち」では交通整理を行っていたが、昼になると交通整理そっちのけで昼ご飯を食べる、夜になると布団に入ってそのまま寝てしまい、交通妨害を引き起こしてしまうといった、全く融通が利かないキャラクターとなっている。

まめっちは人気ダントツであるが、その人気の秘密は老若男女が受け入れられるような軽々しくもない、重々しくもない中和的なキャラクターデザインなのであろう。

  • 1期のまめっちは、昭和感から平成感へ移り変わる時期のようなキャラデザインで、質素過ぎず、派手過ぎない中和的なデザインがうかがえる。
  • 2期以降の、目にハイライト、チークがついた、両耳と目が青っぽいまめっちは、目のデザインが60年代~70年代の昭和時代の少女漫画に登場するような、昭和でも通じるもので、いうならば昭和チックと平成チックの両方を持ち合わせているようなデザインのように感じるであろう。
    • それにより、正面を向いた時の顔は昭和時代の特有のデザインのキャラクターに馴染んだ人にとっては受け入れられるが、そうでない人にとっては、特に真顔のまめっちは怖く感じてしまうかもしれない。
    • このデザインのまめっちの目はぬいぐるみなどのグッズを含め、正面ではなく、常に横を向いている。正面顔だと怖く感じてしまう人に配慮したものとされる。ただし、ごっちカードなど一部のグッズは正面を向いているものもある。
  • 映画やテレビアニメからのまめっちは、両耳が完全に黒、目が黒と青い瞳孔でハイライトがついたもので上記のまめっちのデザインが人によって正面顔が怖く感じてしまうので、目を大きくして可愛いように変更しており、キャラクターデザインが他のたまごっちとは違った重々しくなく軽々しくない、派手過ぎず質素過ぎない、クール過ぎずキュート過ぎない、ファミリー層に受け入れられるような中和的なデザインといえよう。これ以降のゲーム作品はこのデザインにほぼ移行しており、ファミリー向けの商品はこのデザインのものが多い。2017年公開の短編映画など作品によっては、まめっちの目が青っぽいものもある。
    • ただし、LINEで発見!たまごっちでのまめっちは、両耳と目が黒で2期初期っぽいものだったり、マイたまごっちでのまめっちは両耳と目が青っぽく、映画やテレビアニメ版より可愛らしいものだったりとまちまちである。
  • 『たまごっちユニ』では原点回帰という意味合いなのか、目のハイライトとチークが消えた1期に準じたデザインとなっている。
  • スマホゲーム『たまごっち アドベンチャーキングダム』では映画、テレビアニメ版に準じたデザインで、目が黒でハイライトがついているのだが青い瞳孔がないものになっている。

ぎんじろっち

「元祖」出身。アダルトっちでまめっちの次に良い子ポジション。アニマ属で、『たまごっちボン』によると頭の良さはレベル8で、大きさは150(アダルトっちと隠しキャラは150固定だが)。実機ではたまっち限定変身だが、GB1ではとんがりっちの方が変身しやすい。GB1での好物はごはんで、お肉が嫌い。最低体重は30グラム。

元は明るく陽気な江戸っ子気質で、無性別で(オスっちメスっちと、『星で発見』以外はそうだが)、「男はつらいよ」の寅さんが大好きな和風で男気溢れる性格だった。
しかし、3期の2016年に復活後は「一人称が『ぼく』で、♂固定設定で、弱気で真面目な敬語キャラ」という1期とは逆の性格にされてしまい、がっかりしたファンは数知れず。
尚、1期のコミカライズでは男気溢れる性格の為か、一人称はほぼ「オレ」である。
『たまごっちボン』ではぎんじろっちに似た祖先がいる。

当初はファンから「ペンギンっち」という愛称で呼ばれていたが、『ゲームで発見2』で本物のペンギンっちが登場してからは、沈静化した(尚、初代の公式ガイドブックの『たまごっちボン』で、まめっちが彼をペンギンに例えるシーンがある)。
『たまごっちスマート』の『アニバーサリーパーティーフレンズ』では人気投票で一位になり、最後の一枠を勝ち取る快挙を果たした。
対応アイテムは「べんべんベーグル(ご飯)」。

『TVで発見!! たまごっち』9話の『ぶっタマゲてんしっち』では、アニメでは希少なぎんじろっちの死亡シーンが描かれ、くりてん、ぷくてん、たこてんに導かれておばけっちはてんしっちの都に案内され、そのまま門を潜り、おばけっち2号からぎんじろてんしにワープ変身した(原作では不可能)。尚、『たまごっちボン』ではおばけっちの状態(通常、むしっち、さかなっち)のままてんしっちの都にいたので、メディアによって設定に差異がある。
ぎんじろてんしは、彼がてんしっち化した姿。

くちぱっち

まめっち同様、メインキャラとしてお馴染みのたまごっち。『元祖』出身。アダルトっちでは4番目に良い子(つまり普通の子)。くち属。頭の良さはレベル4で、大きさは150。GB1での好物はご飯で、野菜が嫌い。
たまっち限定変身であるまめっち、ぎんじろっち、ますくっちとは異なりくちたまっちからも変身し、むしろくちたまっちからの方が変身しやすい(くちたまっちになってから、まめに育てるとなりやすい)。くちぱっち、はしぞーっちの体形が「たまごっちらしさのシンボル」らしい。

一人称は「ぼく」で、語尾は「~だっち」。大幅に設定改変された『元祖』の同期と異なり、現在も設定はあまり変わっていない。
1期は無性別設定だったが、現在は♂固定設定。尚、『だいすき』では当初性別の設定が無かった為、たこっちが海で水着ギャル(くちぱっち、みみっち、くりてん)を覗こうとしているエピソードがある。
てんしっち化した姿がある(公式絵、『だいすき』など)。

コロコロ版『まんがで発見』では主人公であり、原作では良い子側なのによく人間側の主人公の男の子を困らせている、食いしん坊なトラブルメーカーだが、憎めないたまごっちである。男の子のもう1匹のペットのまるっちは後輩的存在。渦巻きほっぺが特徴。
2巻から登場したむしっちとさかなっちとも、種族を超えた友情を築いている。

新種発見!! たまごっち


とんまるっち

「新種」の幼児。しろベビっちから変身。頭の良さはレベル1、大きさは60。とんがった頭が特徴な、わがまま盛り。趣味は紙をクシャクシャにする事。好物は柿の種やうぐいす餅とちっちゃいくせに渋い。また狭い所が好きで、公式絵や64版ではダンボールの中に入っているイラストがある。
PC版のご飯は小さいおにぎり、おやつはうぐいす餅。
名前の由来は「とんがりっち」&「まるっち」と思われる。GB1ではご飯が好物で、お肉が嫌い。最低体重は8グラム。
頭のとんがりは『まるごとまんがでたまごっち』1巻ではスライムに似ているとネタにされた。

本来は育ちによって分岐進化する段階で無いのに、GB版では元祖と新種が一つの種族として統合された為、幼児期はまるっちととんまるっちの2匹になり、まるっちが育ちの良い子になったので、育ちの悪い子にされてしまった気の毒な子(実機では成虫っちなのに、GB2でこどむしっちの育ちの悪い子設定にされたみのっちにも言える事だが)。

とんがりっち

「新種」のこどもっち。成長して足が生えて、元気に走り回っている。ガーデニングが趣味で、今はブラジル産のひまわりの種が欲しい模様。好物はとうもろこしだが手が無い為、うまく食べられない。
PC版のご飯はとうもろこしで、おやつはみかん。大きさは100で、頭の良さはレベル1。
GB1では「ガーデニングが趣味」という設定が反映され、好物は野菜で、本作では数少ないベジタリアンである。ちなみにお肉が嫌いで、最低体重は18グラム。
アニメ版『TVで発見!! たまごっち』の『ハナハナとんがりっち』回では、たくさんのたまごっち達に花壇を荒らされ、主役なのに酷い目に遭っている。

みみっち

「新種」出身のアダルトっち。元祖以外では珍しい、2期時点での生き残り組。まめ属で、頭の良さはレベル10上。新種の優等生で、一人称は「みみっち(現在の設定)」で、語尾は「ぴょん」。実機ではとんがりっち限定変身だが、GB1ではたまっち限定変身。最低体重は30グラム。計算が好きで、電卓を使いこなし、簿記の資格を取ろうと思っているらしい。
『たまごっちスマート』では『パステルフレンズ』で追加。対応アイテムは「キャロットケーキ(おやつ)」。
『たまごっちユニ』では看板キャラになった。

まめっちより運動性能が少し良い分、IQは200で少し劣る。好物はにんじんスパゲッティで、GB1での好物は野菜。嫌いな食べ物はなし。尚、GB1はほとんどのたまごっちの好物がごはんとお肉であり、野菜好きはみみっちととんがりっちの2匹のみで非常に少ない(次回作のGB2では、野菜に相当する葉っぱとミミズ好きが少し増えている)。PC版のご飯はにんじんスパゲッティで、おやつは苺ショートケーキ

現在は性別は♀固定設定だが、1期の頃は無性別設定でアダルトっちは単体生殖をしていた為、ポケモンのラッキー同様、みみっちの一人称が「僕」だったり、「彼」と呼ばれていたり、♂扱いされているコミカライズが非常に多かった。
てんしっち化した姿がある。

近年(2024年位)では、初代リバイバルブームの為「まめっち、めめっち、くちぱっち」のトリオで売っていたのを、「まめっち、みみっち、くちぱっち」とめめっちのポジションをみみっちに変えて、商品展開するようになった。
尚、まめっちとくちぱっちとみみっちは初代キャラだが、めめっちは2期で追加されたキャラで初代キャラでは無く、初代ファンはこのトリオに違和感を持つ人も少なからずいた為、めめっちの枠をみみっちに変更する形で、違和感を解消したものと思われる。
めめっちは2期からの後付けキャラで、初代縛りだとどうしても出番が無くなってしまう為、めめっちの出番が減ったのは初代リバイバルブームが原因で、みみっちの責任では無い事を念頭に置いておくべきだろう。

ポチっち

「新種」出身のアダルトっち。ぎんじろっち同様、新種ではみみっちに次ぐ良い子キャラ。新色機では、猫モチーフの「にゃっち」という差し替えキャラが登場する。たまごっちスマートの『アニバーサリーパーティーフレンズ』で復活。対応アイテムは「ポチカー(お道具)。
ぎんじろっち同様アニマ属で、モチーフは犬。

『たまごっちボン』によると頭の良さはレベル4。実機ではとんがりっち限定変身であり、GB1の好物はお肉で、野菜が嫌い。最低体重は30グラム。
現在の一人称は「ポチっち」で(コミカライズでは「ぼく」の事も)、語尾は「~わん」。性別は当初は無性別だったが、現在は♂設定に変更された。好物はカルシウム入りのビスケット。趣味は自転車には乗れないが、ドライブ。PC版のご飯はお茶碗に盛られた白ご飯、おやつは骨型ビスケット。

復活の際に色々改変されて、初期とは全くの別の性格にされてしまったぎんじろっちなどとは異なり、現在のキャラ付けは割と初期のキャラ付けに準じている。

尚、彼は「地球で一緒に育てられた為、犬っぽくなってしまった」という設定だが、たまごっちは地球の空気が有毒で、地球ではたまごっちHOUSE(実機)に入らないと暮らせない(入らないと電子のような物体になってしまう)という初期設定があったが、どうやって地球で犬と一緒に育ったのかは謎である……。尚、「新種」のたまごっちは「ばんぞー博士がたまごっち発見後、様々な研究所に送ったら地球に適応して進化した地球出身のたまごっち」という設定があり、オスメスも「地球で生まれて地球にしか生息していない、新種のたまごっち」という設定だったし(でもその割に、新種もオスメスもたまごっち星で暮らしている)、この辺の設定は話が進むに連れて忘れられている模様。
てんしっち化した姿がある。

森で発見!! たまごっち(むしっち)


イモっち

『森で発見』の幼虫っち。年齢は幼児。最低体重は5グラム。名前の由来は「いもち」と「芋虫」と思われる。めめっちの妹ではない。好物はりんごで、どんぐりが嫌い。
まるっち、とんまるっちと同じ世代であり、GB2では自我が芽生えてきたのか一丁前にわがままを言い出すようになる。尚、GB2のイモっちのドットはまるっちを参考にしたのか、わがままを叱ると彼同様白目を剥き怒った時の顔が怖い。尚、実機では「むしっちは地球の虫みたいなものなので、躾けようが無いから」という理由で、躾機能が無いが、GB2では前作を流用している為、躾機能がある。

実機では「ベビモっち→イモっち(幼虫っち)→まゆ→成虫っち(隠しキャラ含む)」という成長パターンなので、むしっちにこどもっちはおらず、幼年体はベビモっちとイモっちの2匹だけである。
幼年体で一番年上なのは幼児のイモっちであるが、まだ幼い為、二次創作やコミカライズでは他のたまごっちと異なり、成虫っちの後輩扱いはされない事が多い。尚、ゲーム版ではちょびタマっちとみのっちはこどもっち設定なので、ゲーム準拠の世界観だと彼らが成虫っちの後輩の立ち位置になっている。

尚、GB2ではイモっちから、葉っぱを布団代わりにして寝るようになる。
『漫画で発見』では原作絵と異なり、糸目になっている事が多い。原作絵ではアヒル口だが、GB2ではまるっちのような普通の口である。
15周年記念(2011年)に出た、『たまごっちIDL』にカブトっちの背景として登場した。

カブトっち

『森で発見』の成虫っち。一人称は「オラ(現在のゲーム版では『ぼく』の事も)」。むしっちの主役ポジションで体色は赤で、背中側が黒い。実機の専用メニューはキャンディー、スイカ、プリン、DXケーキで、ゲーム版の好物はりんごで、葉っぱが嫌い。GB2ではちょびタマっち限定変身。サイズは地球のカブトムシと同じ位。ゲームでの最低体重は30グラム。

ゲームでは優等生ポジションだが、「主人公枠&優等生枠&アイドル枠」を三冠しているまめっち(元祖)、みみっち(新種)、くりてん(てんしっち)とは異なり、アイドル枠はふたごアリっちに譲っている。モチーフは♂のカブトムシで、戦隊物のレッドヒーロー的な性格であり、『ゲームで発見2』のビューティーコンクールor殿堂入りの最高得点ポーズはそれをモチーフにしている。また、同作の死亡シーンで付け角疑惑が出た。
コロコロ版『まんがで発見』では、原作以上に太眉で、糸目で描かれている(初登場時の扉絵は、原作絵と同じ顔だった)。
てんしっち化した姿がある(たまごっちボン)。
『たまごっちIDL』にゲスト登場した。

コガネっち

『森で発見』の成虫っち。モチーフはコガネムシ(設定的にプラチナコガネと思われる)とお金で、触角はお金の¥マークであり、ゲームではギザ10を手に入れていないと、変身出来ない。体色は黄金色で、いつもキラキラ輝いている。実機での専用メニューはナツメで、ゲーム版の好物はどんぐりで、葉っぱが嫌い。GB2ではカブトっち同様、ちょびタマっち限定変身。サイズは500円玉位。ゲームでの最低体重は30グラム。
ゲーム版では二番目に良い子で、むしっちの二番手ポジションだが、他の二番目に良い子キャラと異なり、主役枠のカブトっちとセットで描かれる事が多い(実機のガイドブックの表紙など)。

性格は「お金好きなお坊ちゃま気質」であり、実機では昆虫的な常識しか持っておらず、本能に忠実なむしっちにしては珍しく、金のおまるで用を足したり、食事の際にエプロンを巻いて食器を持つなど、テーブルマナーがあり、他のむしっちより高級感のあるキャラ付けになっている。

初代たまごっちはオスメスと、『星で発見』のゲームオリたま以外は無性別である為、なるべく性別を特定する描写は避けていたが、コガネっちはゲーム版ではおやじっち系のてんぐっちに変身するという設定である為、「コガネっち=♂」のイメージが強化されてしまった。尚、二次創作ではメス設定で描かれているコガネっちもいる。

コロコロ版『まんがで発見』では、なぜか目にハイライトが入っている(しろベビっちもそうだが、まるっちと差別化するのが理由である為、理由は不明。自分絵のアレンジと思われる)。
尚、絵本の「どこどこたまごっち」は、原作設定が改変されている為、彼は原作では500円玉サイズだが、通常のたまごっちと同じサイズになっていて、せきとりっちや天敵であるケロぴょんっちと仲良く列車ごっこをするレアな光景を見る事が出来る。この本は現在は入手が非常に困難なので、持っている人は大切にしよう。
てんしっち化した姿がある(たまごっちボン)。

ちょびタマっち

『森で発見』の成虫っち(ゲーム版ではこどむしっち)。コミカライズや、ゲームや二次創作では「ちびタマっち」と誤植される事もある(他は、プランクトっち→プランクトンっち)。モチーフはタマムシと思われる。
名前通り体が小さく、サイズは1・78センチ。尚、ちょびタマっちとみのっちは成虫っち(アダルトっち)だが、先行ゲーム版といった別メディアではこどむしっち(こどもっち)なので、他の成虫っちより体が小さく、幼いイメージで描かれている。実機とゲームで、かなり違うたまごっち生を過ごしている。ゲームでの最低体重は20グラムで、体が小さい割に意外と重い(尚、みのっちは10グラム)。
ゲーム版はこどもっち設定なので、成虫っちであり、これ以上成長しない実機よりは将来有望株。

実機での専用メニューはドングリAで、ゲーム版の好物はりんごで、葉っぱが嫌い(尚、実機では公式絵でむしっちは葉っぱを食べているが、前作の野菜に相当する為か、GB2のむしっちは葉っぱ嫌いが多い)。GB2では、カブトっちとコガネっちはちょびタマっち限定変身であり、みのっちから変身させる事は出来ない。

性格は美容に気を使うコスメマニアで、美白効果のある花の蜜を吸ったり、おしろい花のおしろいでお化粧をしたりする。美容に良い物が好きで、天敵は高カロリーで美容に悪い物。肌が白いのは、美容に気を使っているからかもしれない。メスっぽい設定だが、コミカライズ版や二次創作では大体オスである。
二次創作ではゲーム版での限定変身の関係と、体型が似ている事から、カブトっちの弟分や後輩として、描かれる事が多い。

ふたごアリっち

『森で発見』の隠しキャラ(ゲーム版では通常キャラに格下げ)。モチーフはアリ。モチーフ通り体長は非常に小さく、2匹合わせて地球のアリ程度で、地中に巣を作って生活する。ふたごてんしから派生した双子キャラであり、いつも2匹一緒にいる。ふたごてんしと異なり、2匹に個別の名前は無い。
ふたごてんしの双子要素と、まめっちの目という人気要素を凝縮したキャラ。
にんぎょっち、ふたごてんしなどと同様、隠しキャラでは珍しい若いキャラ達である。

アリなので甘い物が好物で、好物はこんぺいとう。その為、虫歯に悩まされている。専用メニューは角砂糖で、ゲーム版での好物はりんごで、葉っぱが嫌い。怪我をしてミイラっちになると、専用のグラフィックが表示される。最低体重は10グラム(1匹の体重か、2匹合わせた体重かは不明)。
ゲーム版では成虫っちでは良い子の方だが、実機では優等生のコガネっちが二番手になっている影響か、ちょびタマっち限定変身ではなく、みのっちからも変身できる(育ちの良い子にならないと、育ちの良いアダルトっちに変身しないのが基本だった)。

ワッカネズミの如く、餌もフンもご機嫌も2匹で1匹扱いなので、「二つの身体を共有した同一人物」ではないかと噂されている。しかし、ゲーム版のお墓は二つ立っているので、独立した別人の模様。
むしっちのアイドル枠で、ゲーム版のビューティーコンテストではむしっちではNo.1の可愛さ(最高得点は98点)を誇るが、さかなっちのあざらっち(最高得点は100点なので、これを出したら優勝確定)には劣る。
二次創作では、働きアリモチーフなのでメスとして描かれる事がある。

海で発見!! たまごっち(さかなっち)


オトトっち

『海で発見』のこどもッシュ。名前の由来は、「オトト(魚)。育ちが良い子で、たらこ唇でのんびり屋でおっとりした性格。彼が登場した事で、「育ちの良い子はたらこ唇ではない」「育ちの良い子は元気で活発な性格」という、こどもっちの法則が崩れた(実機なら、さかなっちが初)。『ゲームで発見2』ではペンギンっち、あざらっち、ケロぴょんっちはオトトっちの限定変身。育ちの良い子だが、かいっちにはなれない。好物はミミズで、魚が嫌い。共食いだから? 最低体重は15グラム。
外見は体色も性格も顔もくちぱっちに似ていて、「くちぱっちのさかなっちバージョン」と言っても過言ではない。沈没船を散歩して、お宝を探すのがマイブーム。好きなおでんの具はごぼう巻き。

余談だが、きんぎょっちは進化前のポケモンの如く、ケロぴょんっち(進化後のポケモン)を親分と慕っているが、ゲームでは彼はオトトっちからしかなれない為、きんぎょっちはどんなに憧れてもケロぴょんっちにはなれないという悲しい運命が待っている。
そこを踏まえてオトトっち(ケロぴょんっちになれる)ときんぎょっち(ケロぴょんっちにはなれない)の関係を考えると、子供向けとは思えないシビアなゲームである。

くじらっち

『海で発見』のアダルトッシュ。さかなっちの主役格で、モチーフはクジラ。オスメスのブンブっち&ブンコっちと同様、「優等生ではない主役格」であり、優等生ポジションはケロぴょんっち(ゲームではペンギンっち)、アイドルポジションはにんぎょっち(ゲームではあざらっち)に譲っている。性格は見た目通り、大らかでのんびり屋。

クジラモチーフなので大きいと思われがちだが、実際は子供用プールに入る程度であり、本人もそれを気にしている為、イメージダウン恐れ傍に寄ろうとすると一気に逃げ出す。それでもクジラモチーフなので、体重はさかなっちの中で一番重く、GB2では体重を30グラム以上にして太らせると、変身する可能性が出てくる。

音楽家兼作曲家であり、彼の歌声は7オクターブである(尚、にんぎょっちに歌声を録音されて、王子様の逆ナンパに利用されている)。最近大切にしていた音叉を失くして、探している。好きなおでんの具は大根。ゲーム版の好物は魚で、ミミズが嫌い。たらこ唇以外はぎんじろっちに似ている。

『まんがで発見』ではさかなっちはむしっちと共に2巻から追加レギュラーになるが、「陸上生活が出来ない」という理由で、出番は少ない。

ペンギンっち

『ゲームで発見2』『たまごっちタウン』に登場し、実機には登場しないゲームオリジナルさかなっち。年齢はアダルトッシュ。モチーフはペンギン。「さかなっちなのに、なんで鳥なの?」と突っ込んではいけない。好物は魚で、ミミズが嫌い。最低体重は20グラムで、意外と軽い(ちょびタマっち並)。気ままな性格で、手品とタップダンスが趣味。語尾は「~ペンペン」。GB2ではオトトっち限定変身で、さかなっちのゲームの優等生枠。魚じゃないけど。

当初「ペンギンっち」と呼ばれていて、ペンギンモチーフのぎんじろっちの立場を奪った罪なたまごっち。恐らく、BANDAIがペンギン好きでぎんじろっち以外にもペンギンモチーフのたまごっちを出したくて、GB2でよりペンギンらしいペンギンっちをゲームオリたまとして描き下ろしたからだと思われる。
尚、『たまごっちスマート』の『マリンチェンジ』では名前だけだが、「ペンギンっち」が台詞に登場し、実機への逆輸入を果たした。みのっちやくろまめっちやますくっちみたいな、同名の別人かもしれないけど。

1期では版権の都合か、ゲームオリたまなので『たまごっちボン』には登場しないが(星たまのバタフライっちはいるけど)、コミカライズの『だいすき』『みんなで』は大らかな世界なので、ゲームオリたまも登場する。

あざらっち

『ゲームで発見2』『たまごっちタウン』に登場し、実機には登場しないゲームオリジナルさかなっち。年齢はアダルトッシュ。モチーフはアザラシ。好物は魚で、おでんが嫌い。尚、さかなっちは種族全体がおでん好きで好きな具の設定があるが、GB2ではおでん嫌いもいるので、原作と設定が矛盾している。おでん嫌いその1(他はプランクトっち、きんぎょっち、かいっち)。
ゲームオリジナルさかなっちなので、好きなおでんの具は設定されていない(おでん嫌いだし、ある方がおかしいが)。最低体重は50グラムで意外と重く、GB1のせきとりっちと同じ重さ。

性格はとにかくわがままで、精神年齢はこどもッシュ並。ばんぞー博士曰く、「機嫌が悪い時の体当たり攻撃で、みんな迷惑している」らしい。貝を集めるのが趣味で、密かにかいっちを狙っている。
オトトっち限定変身で、オトトっちにストレスを与えず、わがままを全く叱らず甘やかせば変身する。公式絵には口を空けた際にセイウチのような牙がある。
困った性格の持ち主のあざらっちだが、非常に可愛いのが魅力であり、その可愛さはGB2組ではNo.1であり、ビューティコンクールは大得意で最高ポーズは100点という優勝確定ポーズを出す事が出来る(他の100点ポーズ持ちは、GB1隠しキャラのサムのみ)。

妖怪ウォッチ』のキュン太郎や、『ミルモでポン!』のムルモのような「可愛さを売りにしている、ぶりっ子の♂マスコット」のようなさかなっちのゲームのアイドル枠のポジションだが、見た目が可愛い為、二次創作では♀設定になっている事もある。また、可愛いアイドル枠繋がりで、にんぎょっちと共演している事もある(実際は実機とゲーム限定キャラ同士なので、共存不可能)。

にんぎょっち

実機限定の隠しキャラで、かいっちから変身する。『海で発見』の隠れアダルトッシュであり、王子様に憧れ、人間になりたがっているミーハー娘。お金持ちのクルーザーを見つけると仲間と連絡を取り合い、素晴らしい歌(くじらっちの歌声を録音したもの)で人の心を惑わす。好きなおでんの具は昆布。
さかなっちのヒロインであり、マドンナ的存在。まめっちの目を持つ。
てんしっち化した姿がある(たまごっちボン)。

メスっち以外では希少な「実機に登場する、公的な女性たまごっち」であり、彼女以外はデビルっちのデビルコっちとクリデビっちの2匹のみである(初代たまごっちはオスメスと星たま以外は性別が無い為、中性的、男性的な容姿の種類が多かった)。
それから、アダルトっちより上の世代の隠しキャラでは珍しい若いキャラ。
人気は高く、『だいすき』『みんなで』ではゲスト回があり、『みんなで』ではかいぞくっち(ゲーム版の隠れアダルトッシュ)にお嫁さんにする為に監禁され、ポチっち達に助けられるエピソードがある。

しかしゲーム版の発売日が97年10月、実機の発売日が98年3月と5か月も遅いのが響いたのか、彼女とヘルメっち(実機のむしっちの隠しキャラ)、たいやきっちといった実機限定キャラはメディアミックスでは少々不遇であり、ゲーム版の『ゲームで発見2』と、むしっちとさかなっちはGB2の設定とキャラに準じている『たまごっちタウン』では未登場である。

前者は原作先行ゲームなので仕方ないとして、後者は99年5月発売で『海で発見』から1年以上も経っていたし、新種では『ゲームで発見』にいなかったにゃっち、チャリっちも登場していたので、完全にゲーム準拠の世界観では無い模様。
むしっちとさかなっちは完全にGB2準拠で、新種のように実機のキャラを入れなかった理由は不明であり、「実機とゲームで乖離している&原作では共演NG」なむしっちとさかなっちのキャラ(特にさかなっち)を『たまごっちタウン』だけでも、共演させて欲しかったというファンの声も多い。

『まんがで発見』でも実機準拠なので登場するが、男児向け作品なのと、女児向けの女子キャラである為、敬遠されたのか出番は少ない。

てんしっちのたまごっち


おばけっち2号

『てんしっちのたまごっち』のベビーてん(完全な天使では無いが、一応ベビーてんカウント)。死んでおばけっちになったたまごっちが、天使になる為修行を始めると決めて変身したてんしっちの卵。アニメ版ではてんしっちの都の門を潜る事で変身する。
この段階では、半分幽霊、半分天使で完全な天使では無いらしい(ポケモンで例えるなら、おばけっちがゴースト単タイプ、おばけっち2号はゴースト・フェアリータイプ)。修行がまだまだの為、天使らしさは頭の天使の輪っかしか無く、地上への未練がまだ残っている。趣味は素敵な人の肩に乗る事で、線香花火や散り際の桜のように儚いものが好き。その白い体は被り物という噂もある。
海外版のファンサイトでは、「ゴーストジュニア」と呼ばれている。

おばけっち2号が地上への未練を断ち切ると、まるてんに変身する為、完全な天使としてのベビーてんはまるてんだったりする。『だいすき』によると、おばけっち2号はおばけになる前(生前)の事は覚えていないらしい。無表情なおばけっちとは異なり、表情豊か。

こどてん

『てんしっちのたまごっち』のチルドてん。名前の由来は「子供」と「天使」。
てんしっちの育ちの良い方のこどもっちであり、まるてんのお世話ミスが少ないと、こどてんになる。尚、くりてん、ぎんじろてんしはこどてん限定変身であり、たこてんから成長させる事は出来ない。

こどてんになるとくりてん(お世話ミス少なめ)か、ぎんじろてんし(お世話ミス多め)のどちらかになり、元祖のたまっちや新種のとんがりっち、ゲームの森のちょびタマっちは優等生に限定変身し、全てのアダルトっちになれる万能株だが、海のオトトっち(かいっちはきんぎょっちの限定変身)と同様、全てのアダルてんにはなれない珍しいタイプの育ちの良い子である。
その為ぷくてん、たらてん、おやじてんしはたこてんからしかなれない。
当初はほっそりとした姿になる予定だったが、丸くてふっくらとした現在の姿に変更された。

クリーム色の体色で前世はたまっちと思われ、海外版のファンサイトでは「たまっちエンジェル」と呼ばれている。性格は育ちの良いこどもっちの法則通り、明るく元気でやんちゃで、子供らしい性格。
まだチルドてんなので、おいのりは出来ないが、「スパイラルジュテームエンジェルロッド」というおもちゃのステッキを振り回してお祈りごっこをして遊ぶ、微笑ましい描写がある。
コミカライズ、二次創作では男役が多く、一人称も「ぼく」である事が多い(ボンボン版)。

くりてん

『てんしっちのたまごっち』のアダルてん。こどてん限定変身。てんしっちの主役格で、優等生兼アイドル枠。性格は天使らしく、「明るく素直で元気、純粋無垢で善良(ほとんどのてんしっちに共通する性格ではあるが)」。
一人称は「ぼく」で、語尾は「~くりん」。アヒルグッズ集めとお風呂が趣味。おいのりはステキなステッキ「スーパーエターナルッチョマロンタクト(本物)」で行い、元気をくれる効果がある。モチーフはキューピー人形で、「天使といえばこれだろう」という事で、最初に考案されたキャラクターらしい。このまま育てれば、ふたごてんしに変身する可能性がある。

てんしっちは実機以外のゲーム版では、『たまごっちパーク(セガサターン)」「たまごっちタウン(SFCのニンテンドウパワー)」で育成出来、GB版では独自ルールが原因で外されるなど、ちょっぴり不遇。尚、育成は出来ないが「星で発見(PS)」では姿を見る事が出来、撮影も出来る。

コロコロ版『まんがで発見』では、本作の独自要素の不都合により、元祖と新種、むしっちとさかなっち以外のたまごっちは登場しない為、残念ながらてんしっちは未登場である。尚、てんしっちは生きているたまごっちには見えない(『だいすき』参照)。
現在はたまごっちが死ぬ時のお迎えの演出として、登場する。

余談だが、チルドてんのこどてんはアダルてんで無いのでまだおいのりは出来ないが、「スパイラルジュテームエンジェルロッド」というおもちゃのステッキでおいのりごっこをするのが趣味であり、こどてんはこのまま良い子に育てればくりてんになりやすい為、おいのりにステッキを使う事とネーミングセンスから、くりてんはこどてんの正当進化系である事がうかがえる。
尚、てんしっちは前世の姿を残した個体もいれば、残さず新しい姿に生まれ変わった個体もいる。生きているたまごっちにオリジナルがいないくりてんとぷくてんは、後者である模様。
海外版のファンサイトでは「チェストナットエンジェル」や「栗の天使」と呼ばれている。

てんしっちは長らく、死亡したたまごっちのお迎えや、『IDL』のゲスト(ぷくてん)位しか出番が無かったが、『たまごっちユニ』の新シリーズで、2024年7月13日にデビルっちと共に、{『エンジェルフェスティバル(てんしっち)』と『モンスターカーニバル(デビルっち)』として、3期に復活し、初代ファンを歓喜させた。
尚、専用デザインの実機も発売され、てんしっち(とデビルっち)は全員新規絵で描き下ろされ、育成は出来ないNPC扱いではあるが、大きな進展を果たした。
そして、2025年1月25日に欧米版のてんしっちがリバイバル版として、めでたく発売決定した。

この調子で元祖と新種とてんしっち以外の初代の実機復刻や、むしっちとさかなっちの3期復活を願いたい。


ぷくてん

『てんしっちのたまごっち』の頭が大きい、ちょっと太めのアダルてん。たこてん限定変身。てんしっちのアダルてんは彼とくりてん以外は、ぎんじろてんし(前世はぎんじろっち)、たらてん(前世はたらこっちと思われる)、おやじてんし(前世はおやじっち)と元祖たまごっちの派生キャラなので、隠しキャラを除くとてんしっちで新規のアダルてんはくりてんとぷくてんの2匹のみである。
その為か、ボンボン版などはぷくてんをくりてんと一緒に描く事も多いが、「てんしっちの主役格・優等生枠・アイドル枠」の三冠王であるくりてんに比べると、公式絵で歯を出して笑ったり、可愛さは彼に比べるとどうしても劣ってしまう。語尾に「プー」と付ける。

帽子を集めるのが趣味だが、サイズが合う帽子が無いのが悩み。最近タートルネックも着られなくなり、飛ぶのも辛くなって来たので、本気でダイエットを考えている。おいのりの時は浅草で買ったピロピロ笛を使う(どうやって買ったのかは不明)。効果はダイエット。
「顔が目立つキャラも可愛いじゃないか」という事で、顔が大きくデザインされたらしい。
くりてん同様、ふたごてんしに変身する可能性がある。
ふたごてんしはスリムなので、変身して分裂した事でダイエットには成功した模様。
『たまごっちIDL』でゲスト登場する。

ふたごてんし

『てんしっちのたまごっち』の隠れアダルてんの1匹(いや、2匹?)。珍しい双子のてんしっちであり、双子キャラの元祖で、後にふたごアリっち、ふたごデビルといった派生キャラが登場している。
くりてんとぷくてんになってから、お世話ミスの無い状態で育てると、彼らに変身する可能性がある。
向かって左側がAM(アム)、右側がPM(ポム)という名前だが、たまに入れ替わってたりするらしい。名前の由来は午前(AM)と午後(PM)。前世はふたごアリっち?
服はクリーム色(てんしっちは黄色がクリーム色になっていて、パステルカラーになっている)。
尚、ふたごデビルはブルーノ(青)とピンキー(ピンク)という名前である。
双子でも上下関係があり、食事でパイを半分こする時はAMの方が明らかに多い。

2匹で唱える息の合ったおいのりのフランス語の呪文は「ジュテ~ム(AM担当)、マドモアゼ~ル(PM担当)、ボンジュ~ル(PM担当)、クロワッサン!!(2匹同時)」であり、恋愛事に効果抜群の為、オスっちとメスっちの恋のキューピッドの仕事に就いており、オスメスの実機のガイドブックの書き下ろしイラストでは、キューピッドをしているふたごてんしの姿を見る事が出来る。

隠しキャラはアダルトっちより上の世代なので、外見もおやじっち系が多く(元祖のおやじっち、新種のせきとりっち、むしっちのヘルメっち、ゲームの隠しキャラのてんぐっち、さかなっちのゲームの隠しキャラのかいぞくっちなど)、てんしっちのおとのてんもおやじっち系だが、ふたごてんしは見た目も若く、公式絵から見るに精神年齢も幼い為(チルドてん並?)、実機では初の「年齢が若く、子供の精神年齢を持つ隠しキャラ」である。
海外版のファンサイトでは、「ツインエンジェル」と呼ばれている。

尚、当時の学年誌(だいすき連載)で人気投票1位になった。
単行本未収録なのが残念だが、なかよし版の女の子ふたごてんしは本当に可愛いので、持っている人は大切にして欲しい。

初代たまごっちのゲーム作品と登場たまごっち

主な題材は元祖と新種、むしっち、さかなっち、てんしっちがメイン。他はオスっちとメスっち。
  • 「ゲームで発見シリーズ(ゲームボーイ、無印は元祖と新種、2は森海、3はオスメス)」
  • 「みんなでたまごっちワールド(64、元祖と新種)」
  • 「たまごっちパーク(セガサターン、元祖、新種、てんしっち)」
  • 「星で発見(プレイステーション、ゲームオリたまと元祖と新種、てんしっち。てんしっちは育成出来ないが)」
  • 「たまごっちタウン(集大成作品、SFCのニンテンドウパワー、元祖と新種、森海、てんしっち)」
尚、元祖と新種は主役格の為、出番が非常に多く、「ゲームで発見」の『2』と『オスっちメスっち』以外のゲームで育成出来る。

初代たまごっちの漫画作品

どれも現在は絶版で入手困難なので、見つけたら大切にする事。

  • 「まんがで発見!! たまごっち 爆笑4コマ劇場」
後藤英貴作、コロコロで連載、全2巻。主人公はくちぱっち。人間がリアルにたまごっちを飼う世界で、地球にたまごっちと人間が共存している。尚、たまごっちは人語を喋れず、「ピー」という鳴き声とジェスチャーで意思を表現する。世界観は実機軸で元祖、新種、むしっち、さかなっちが登場し、ゲームオリたまは登場しない。尚、男児向けなので恋愛色濃厚なオスメスはスルーされている。てんしっちも未登場。

  • 「まるごとまんがでたまごっち」
きむらひろき作、ボンボンで連載、全2巻。オムニバスなので、主人公は毎回異なる。基本的に本作のたまごっちは♂扱いされており、一人称は「僕」で、三人称は「彼」であり、本作に女性たまごっちは登場しない。登場たまごっちは元祖、新種、むしっち、さかなっち、てんしっちの5種類。コロコロ版同様男児向けなので、オスメスはスルーされ、次のむしっちとさかなっちを採用している。
ちなみに余談だが1巻はきむら以外にも大丸ロケット、平野豊、小川京美、うり坊、水戸いずみの参加したアンソロジー形式である。
きむらは巻頭からの掲載かつ1番ページ数も多かったのでメイン扱いだったことは間違いないが、この形式の変化について謎。

  • 「だいすき たまごっち・だいすき LOVE LOVEたまごっち」
りっち作、ちゃおなどで連載、全3巻(だいすきは2巻、その後のLOVE LOVEは1巻)。オムニバスなので、主人公は毎回異なる。手掛けたのが「とっとこハム太郎」の作者である河井リツ子氏(りっちは別名義)なので、絵柄が非常に可愛らしく、特に動物型やメスっち、にんぎょっち、デビルコっちなどの女の子たまごっちが非常に愛くるしいのが特徴。オスメスの恋愛描写も非常に愛らしい。キャラクターは豪華で、実機キャラ以外にも「みんなでたまごっちワールド」の熟たまごっちや、「星で発見」のオリたま、「ゲームで発見2」のゲームオリたまといったゲームオリジナルたまごっちも普通に登場している。男児向けでは恋愛色の強さから敬遠されている、オスメスをレギュラーにしている珍しい作品その1。

  • 「みんなでたまごっち」
あべさより作、学年誌で連載、全1巻。主人公はまめっち。「だいすき」同様大らかな世界観で、実機キャラと「ゲームで発見2」のゲームオリたまが共存している世界観である。元祖と新種のたまごっち達が、むしっち、さかなっち、てんしっち、デビルっちなど他の種類のたまごっちと邂逅するのを主題にしている。オスメスも登場するが、児童向けなので恋愛色の強さを敬遠したのか、背景扱いである。
尚、単行本未収録ネタが多くあり、オリジナルキャラ・まめっちの妹(ちゃまめっちではない)が先駆けて(?)登場していた。

  • 「なかよしで発見!! てんしっちのたまごっち」
かなしろにゃんこ作、なかよしで連載、未単行本化。主人公はタイトル通り、てんしっち。他は元祖と新種、オスメスが登場する。本作ではふたごてんしを女の子として描いている(一人称がわたしたち、女性口調で話す、排泄を恥ずかしがるなど)。「だいすき」同様少女漫画なので、男児向け・児童向けでは敬遠されているオスメスをゲストにし、彼らの恋愛を描いている珍しい作品その2。良作だが、単行本化されていないので知名度は低いのが難点。

初代たまごっち一覧

  • たまごっち(元祖)
  • 新種発見!! たまごっち
  • 森で発見!! たまごっち(むしっち)
  • 海で発見!! たまごっち(さかなっち)
  • てんしっちのたまごっち
  • オスっちとメスっち
  • デビルっちのたまごっち
  • やさしいたまごっち
  • サンタクロっちのたまごっち

1期と2期以降のたまごっちについての考察

1期のたまごっちと2期以降のたまごっちは設定がだいぶ異なっており、別作品ではないかといわれるが、開発者曰く「あくまでなかったことにしていない」ということで、1期と2期以降はつながりがあり、パラレルワールドと思われる。

  • たまごっちについて、1期では「地球外生命体」という設定で、人語を話さないなど人間ではない地球外生命体らしい感性や雰囲気を醸し出しているが、2期以降は、「地球外生命体」といった設定は表向きでは外されており、身体自体は地球外生命体に変わりはないが、人間と同様な感性になっており、人語を話している。ただし、地球であるジ・アースの人間からはまったく世界観が違うので、地球外生命体という設定は表向きでは見受けられないものの、裏向きではしっかりと受け継いでいるとされる。つまり、1期のたまごっちは宇宙的要素が含まれた完全な地球外生命体で、2期以降のたまごっちは宇宙的要素と地球的要素の両方が含まれており、地球的要素寄りの地球外生命体である。
  • 「たまとも」とは、宇宙的要素と地球的要素の2つが混在する2期以降で生まれた概念で、たまごっちのもっとも親しい友達を意味するが、「たま」は「魂」とも読み取れるため、「たまとも」のもう一つの意味は「目に見えない心、思いや念、五感で感じない気など第6感を感じる周波数が通じ合い、初対面であっても昔どこかで出会ったように感じたり、初対面でも抵抗なく接することができたり、潜在的に自然と心が共鳴する、宇宙的感性で通じる魂・心の友達」といったこと、つまり直接コミュニケーションなどをして関係を形成して関係を築いて友達になるといった人間的・地球的なものではなく、類は友を呼ぶといったような、同じ波長同士が集まる第6感の宇宙的な感性を持つ宇宙的な友達といったことを意味すると思われる。この「たまとも」はあくまで個々のたまごっちの意識、心から生み出されるものであり、テレビアニメでの作中に登場する「たまハート」とは正に魂・心を意味するものである。つまり、「たまとも」とは宇宙的要素がある友達で、非物質世界でのみ存在する友達である。
  • 上記で触れたまめっちの涙もろさはそうした第6感に敏感であるからともいえる。
  • 1期のたまごっちは地球外生命体ということで直接言葉で会話しなくても気で通じ合う生き物であることに対し、2期以降のたまごっちでは人間らしさがあることから、「たまとも」でないたまごっちに対しては初対面では心が通じ合えず、人間同様にコミュニケーションなどで形成しなければ関係を築けないものである。
  • 1期では「たまごっちは地球上では目に見えない」とあり、2期以降ではジ・アースの人間である、たんぽぽや、テレビアニメ版で登場する、ジ・アースに住むともみなどの人間には見えているが、目に見えないものを信じている人や、特別な人にしか見えていないという意味合いを持っているとされている。つまり、たんぽぽやともみなど、限られた人にしか見えない存在ということであろう。
  • 1期では「たまごっちは電子の集まり」とされており、2期ではそのような設定は見受けられないものの、たまごっちはジ・アースの世界での年齢や性別、時間などといった概念とは大きく異なり、電子か粒子の集まりである、気でできている生命体であることを遠回しに暗示しており、1期の設定を暗に受け継いでいるとされる。
  • 1期でのたまごっちの名前は種族の意味合い、2期以降は個人名の意味合いを持つが、2期以降はその種族の中で「個人」として細分化した、気質を意味するものでの「人種」や、「パパ○○っち」「ママ○○っち」「ADっち」「たまPっち」などある一定の役割を担うもの、「りんごっち」「いちごっち」など食べ物に魂が宿ったものといった意味合いを持っているとされる。
    • ある一定の役割を担うものに関しては個々のたまごっちのたまハート(魂・心)の意識の中、非物質世界でしか存在しない幻影の可能性が考えれる。


追記・修正はたまごっちをにょろっちにしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • たまごっち
  • プリキュア声優の再就職先
  • 玩具
  • バンダイ
  • おもちゃ
  • 大ヒット
  • ブーム
  • 一世風靡
  • 価格高騰 ⇔ 価格暴落
  • アニメ
  • バブル
  • ブーム
  • 暴動
  • 育成ゲーム
  • バーチャルペット
  • テレビ東京
  • 再発掘
  • まめっちは、釘宮病の媒体
  • 釘宮病
  • 豪華声優陣
  • Tamagotchi
  • 07年秋アニメ
  • 09年秋アニメ
  • 12年秋アニメ
  • 13年秋アニメ
  • 14年春アニメ
  • 社会現象
  • 90年代テレビアニメ
  • 1996年
  • ゲーム
  • 元祖
  • 新種
  • むしっち
  • さかなっち
  • てんしっち
  • ゲームで発見!!
  • 星で発見!!
  • みんなでたまごっちワールド
  • たまごっちパーク
  • たまごっちタウン
  • 人語を喋らない種族←初代では
  • TVで発見!!
  • まんがで発見!!
  • まめっち
  • めめっち←最近ではみみっちに交代
  • くちぱっち
  • 1期
  • 2期
  • 3期
  • 初代は男児向け
  • 服を着られない自由な体型が多い←初代では
  • 服を着る文化が無い←初代では
  • たまごっち星
  • 鶏卵サイズの種族←初代では
  • みみっち
  • オスメスと星たま以外は性別と恋愛の概念が無い←初代では
  • オスメスと星たま(と死後の住人のてんしっちとデビルっち)以外は単為生殖←初代では
  • 産卵

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年12月01日 19:40

*1 ちなみに裏設定に近いがデジモンとは公式設定として繋がりがある