危険なひみつ道具

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危険なひみつ道具」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/04/04 Mon 21:38:32
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 88 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){「本当に恐ろしいもの」
それは決して、おばけや怪獣の類ではありません。
私達の、そしてあなたの心にもある「欲望」…

それが爆発した時が、最も恐ろしいものなのですから。}



#right(){小学館『ドラえもん テーマ別傑作選 恐ろし怖~い編』まえがきより}





『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』のいた世界(22世紀)では様々なひみつ道具が開発され、[[未来デパート]]などで市販されている。
それらの中には[[タケコプター]]のような便利な道具もあれば、なんとも汎用性の低い[[微妙なひみつ道具]]も多数存在する。
そしてもちろん&font(#ff0000){危険な}ひみつ道具も…。

ここではそんな道具を一部簡単に紹介したい。
※なお、一言に危険といってもベクトルやレベル、使い方などによって様々なので、ここになくてもコメントで挙げるなどしていただければ幸いである。

余談だが、ドラえもんの持っている道具は基本的に「セワシの家で貰える子供の小遣いでも買うorレンタルできる程度の値段」らしい。
つまり、

&font(#ff0000){これらの道具は全て、子供が小遣いを貯めれば簡単に手に入る値段で一般市場に流通している。}

という事実が一番恐ろしい。
ただしレンタル品はピンキリで、ドラえもん及びのび太の小遣い程度ではポンコツ品しかレンタル出来ない。&bold(){そのポンコツ品が危険なのだが。}



**文明破壊系
使い方しだいでは惑星や文明を滅ぼしてしまう危険道具。
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・[[バイバイン]]
「バイバイン」に登場。 
何でも無限に増やせる道具。
5分毎に二倍、四倍、八倍、十六倍(ryと際限なく増えるため、使い方によっては地球がヤバイ。
詳細は項目参照。

・実物カメラ
後述する[[フエルミラー]]の完全上位互換。写したものが後で実物として出て来る。
悪用すれば何でも自分のものになるとんでもない道具。
あらゆる物体を写真に封印する「チッポケット二次元カメラ」の対極に坐する道具である。
ちなみに登場したのはアニメ版1996年放送のXマスSP「[[サンタメール>サンタメール(ドラえもん)]]」で、切手のことを知らずメールを友達や子供達に配ってしまったのび太が責任を取るためプレゼントを配ることを決意したため、協力を申し出たドラえもんが「デパートの人には悪いけど」と言いつつ使用した。(原作では「タイムふろしき」による廃品リサイクルとフエルミラーの併用)
ちなみに原作漫画にも実物カメラと同様の道具として「タイムコピー」や「まほうのかがみ」があり、前者は時間軸と場所を指定すれば、後者はフエルミラーと同じ方法で本物と全く同じコピーを無制限に増やせる。
……未来の世界で経済活動はどうやって行っているのだろう?それとも22世紀ともなれば我々の考えもつかないような経済活動が行われているのか。

なお、『[[クレヨンしんちゃん]]』にもこれをモデルにした[[「飛び出しライトガン」>北与野博士(クレヨンしんちゃん)]]という道具が登場する。

・イキアタリバッタリサイキンメーカー
「へやいっぱいの大ドラやき」に登場。 
バイバインによる無限くりまんじゅうはあまりにも有名だが、こちらも十分に危険。
様々な働きをする細菌をお手軽かつ自由に作ることが可能というバイオテクノロジーな機械だが、名前の通り完全に&font(#ff0000){行き当たりばったり}な為狙った働きの菌が作れるとは限らず、凄まじく危険な細菌を作り出してしまう可能性もある。
作中でのび太は空気からドラ焼きを作る(つまり空気がある限り無限に巨大化し続ける)「ドラや菌」を作ってしまった。
『[[ザ☆ドラえもんズ スペシャル]] ロボット養成学校編』では&font(#ff0000){あらゆる金属を腐食する細菌がばらまかれ文明が崩壊し、石器時代に逆戻りしたことも。}
何その[[月光蝶>∀ガンダム(MS)]]。

・地球はかいばくだん/ジャンボガン/熱線銃
&bold(){なぜ作ってしまったのか、なぜ市販したのか、そしてなぜ個人が買えるのか。}
それぞれ「[[ネズミとばくだん>ネズミとばくだん(ドラえもん)]]」の回で登場。
ジャンボ・ガンは&font(#ff0000){戦車を一発で破壊}し、熱線銃は&font(#ff0000){鉄筋コンクリートのビルを煙にする威力}を持つ。
地球はかいばくだんはいわずもがな。そもそも初出時はそのまんま「原子爆弾」であった(原子核っぽいマークが書かれているのは変化なし)。
もはやひみつ道具というよりただの大量破壊兵器であり、ドラえもんはこれらを&font(#ff0000){ネズミ退治の為だけに}所有している。
ちなみに地球はかいばくだんは、後に恋のライバル(猫)が出現した時にも出していた。

[[空想科学読本]]では「牧歌的なドラえもんの世界で仰々しすぎる名前の道具」と説明され、「過去を変えるために送り込んだロボットに&font(#ff0000){先祖が殺されて自分も消滅したらセワシはたまったもんではなかろう}」と突っ込まれた。
瀬名秀明氏作の小説版『[[のび太と鉄人兵団>ドラえもん のび太と鉄人兵団]]』では、「その後、どんな危機に陥っても取り出した事は無かったので一種のこけおどし爆弾だったのだろう」と語られている。
&font(#f00){ただしこれはあくまでも氏の小説内の設定である。}物語の都合上、上手く使えればあっさり解決するし。

原作では実際に使用されたことがないために「しょせんジョークグッズでは?」と思う人もいるが、取り出した時の状況から少なくともドラえもんはマジモンの爆弾だと思っているはずである。
ジョークグッズだとしてもドラえもんがそれを知らなかったとするなら一応は矛盾しないのだが、この項目の各種道具の存在からしてもジョークグッズの類だとは断定できない。&s(){むしろ本物の可能性のが高い。}

そして水田アニメ版「未来世界の怪人」には「超高性能爆弾」なる代物が登場。効果は地球はかいばくだん同様、惑星1つを木端微塵にしてしまう。
用途としては「地球に隕石が迫って来た際、それを破壊するため」と作中で明確に述べられている。いや、&font(#ff0000){述べられてしまった}。
外観は手で持てる程の丸い球体でスイッチが1つついている。運びやすさ、手軽さを考慮すると地球はかいばくだんの上位互換と言っても差し支えない。
少なくともアニメでは、上記の超高性能爆弾の存在を考えると、むしろ言葉通りの効果でもおかしくない状況になってしまっている。

そして更にわさドラ「ネズミ年だよ!ドラえもん」では、地球はかいばくだんや超高性能爆弾を鼻で笑うレベルの代物&bold(){「銀河はかいばくだん」}が登場。読んで字の如く&bold(){銀河を木端微塵にしてしまう爆弾}である。
アニメではネズミを見てパニックになったドラえもんが「天の川銀河もろとも吹き飛ばしてやる!」と物騒な台詞を言いながらこの道具を取り出した。
しかもこの銀河はかいばくだんは、アニメ内でチラッと触れられた超高性能爆弾とは違い&b(){&color(#ff0000){公式サイトで「銀河を破壊することが可能」と明言されてしまっている。}}
つまりドラえもんはアニメ内でマジで銀河を破壊することができるトンでもない物を取り出していたことになる。某作品のラスボスですら太陽系を吹っ飛ばすのが精一杯だった事を考えると&bold(){ドラえもんはRPGのラスボスとしても充分な実力を誇るロボット}ということになる。
こんなえげつない代物でも一般的な子守ロボットのドラえもんが小遣い程度の価格で気軽に買える(はず)。いろんな条約とかどうなってんだろね。

ちなみに『ザ☆ドラえもんズスペシャル』では「プラズマ兵器はあまりに強力なため研究することすら禁止された」というセリフがあるが、地球破壊爆弾は作中で普通に言及されていた。どんだけ恐ろしい発明なんだプラズマ兵器…。

田中道明版の漫画『[[ザ☆ドラえもんズ]]』では、ドラえもんが手のひらサイズの&bold(){「ミニ地球破壊爆弾」}を取り出し、周囲の山を崩して洪水を止めるために使用した。

なお、ジャンボガンは先の『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』で改造型が登場しており、こちらは実弾兵器ではなく巨大なビームガンになっている。

・[[原子核破壊砲]]
「ぼく、桃太郎のなんなのさ」で、 ドラえもんが鬼退治のために取り出した道具。作中では未使用に終わったものの、こんな代物が一般流通している未来の世界は一体……
//『冥王計画ゼオライマー』に登場する雷のオムザックのプロトン・サンダーみたいなものだろう。

・次元爆弾
誤記ではない。『ザ・ドラえもんズスペシャル』の「クレオパトラの眠り」でドラえもんがあれでもないこれでもない方式で&bold(){偶然}出した道具。
&bold(){何の伏線も無しに}いきなり登場し、一度でも起爆すれば&bold(){[[周囲の時空間が歪み、無理矢理別の空間にワープさせる>亜空の使者]]}というとんでもない効果を持つ。
のび太はこれを投げてショックガンで撃つことで、地球を吹き飛ばそうとした守護神獣スフィンクスをまるごと宇宙空間に転移させた。
スフィンクスはどう小さく見積もっても十数mはあるので、&bold(){嫌いな奴を家ごと宇宙にワープ、なんてことも可能}である。
バリヤーポイントや[[ひらりマント]]、安全カバー等で守られていようが、座標空間ごとワープしてしまうのでもうどうしようもない。
地球破壊爆弾といいこれといい、こんなろくでもない道具をなぜドラえもんは購入したのだろうか…。もしかして地球の危機に慣れ過ぎてしまったとか…?

・年月圧縮ガン
「ハワイがやってくる」に登場。
長い年月を一瞬で経過させる光線を放つピストル。簡単にいえば銃型の[[タイムふろしき]]。
種を植えたばかりの畑に照射すればたちまち育って実が成り、鍾乳石に当てればタケノコのごとくニョキニョキ伸びていく。
つまり、人間に向かって照射すれば&font(#ff0000){猛烈な勢いで年を取って瞬時に白骨死体と化す}はずである。
喩えるならば『[[BLEACH]]』の第2十刃[[バラガン・ルイゼンバーン]]の「&ruby(レスピラ){死の息吹}」。
相手に寿命が存在しさえすれば、&font(#ff0000){当たった瞬間にその運命が決まる}というある意味最強のひみつ道具とも取れる。
&bold(){みなさん、こんな代物でも市販品ですぞ!!}
それだけでも恐ろしいのだが、更に恐ろしいのが太陽にあてて50億年ほど時間を進ませれば&font(#ff0000){''太陽系もろとも地球を消滅させることもできる。''}
改めて、なぜこんなものが市販されているのだろうか。
作中では&bold(){ハワイを30分以内で日本沿岸まで引き寄せる}という無茶苦茶なことをやったが、よく地震が発生しなかったものである。
…というかこれ効果範囲地球全体に作用しているのでは……?
ちなみにマイナスモードで使うと&bold(){ターゲットの時間が戻る}。
のび太は地球から少しずつ離れる月を戻そうと使ってドラえもんに止められていた他、阿寒湖のマリモを大きくしすぎた際に戻していた。

・進化退化放射線源
「進化退化放射線源」、「のび太の創世日記」に登場。
こちらは当てた対象を時間の経過ではなく進化した姿、あるいは退化させた姿にするビームを放つ。
ラジオを進化させればラジカセや腕ラジオに、犬や猫を進化させて人間並みの知能を持たせることが可能である。
しかし、生物を進化させ続けると恐竜などになってしまうこともあるため極めて危険。
また、知能を持った動物が反逆を起こし、世界を乗っ取られる可能性がある。
だがそれ以上に恐ろしいのは、対象を&font(#ff0000){退化させられる}こと。
人間相手に放てば猿人に戻り、さらに戻って[[単弓類>単弓類/哺乳類型爬虫類(古代生物)]]などに戻り、挙句の果てには原核生物にまで戻るんじゃなかろーか?
退化放射線をばらまけば、それこそ世界滅亡待ったなし。&bold(){こんなのも市販なのだ……!!}
実際、この強制退化戦法は『[[ドラえもん のび太と翼の勇者たち]]』で途轍もなく強い恐竜フェニキアに刃が立たなかったドラえもんがやろうとして、敵キャラの妨害で逆に進化させてしまい、&bold(){翼が生え口から火を吐く}などもっと強くなるという最悪の結果を招いてしまっている。
「放射線」という言葉が引っかかったのか、現在では「進化退化光線銃」「進化退化ビーム」と名を変えて登場している。

・[[クルパーでんぱ/おかしなでんぱ>クルパーでんぱ]]、クルクルパー光線銃
「おかしなでんぱ」で[[ガチャ子]]が使用した道具。
該当項目参照。効果は最早戦略兵器である。

・[[未知とのそうぐう機]]
「未知とのそうぐう機」に登場。
簡単なボタン操作で異星人を無作為に呼び出す。
特に用が無くても呼び出せてしまうので、相手の機嫌を損ねた場合、&font(#ff0000){それこそ「宇宙戦争」にもつながりかねない。というか実際戦争になりかけたことがあるらしい}。

・あげさげクリ
「上げ下げくりであとまわし」で登場。やるべきことや起こることを後回しにしたり早めることができる。つまり「太陽が膨張して太陽系が消滅するの50億年繰り上げ」といえばその場で地球は終わりを迎える。
一応、明日に提出する宿題をやっていなかったのび太が「明日が来るのを一日繰り下げ」と言ったように、使い方次第では便利な道具とも言えるが、それでも危険な道具に変わりはない。

・ミニブラックホール
「[[のび太のブラックホール>のび太のブラックホール(ドラえもん)]]」に登場。
ほんの小さなかけらを食べると、大食いができるようになる道具。
ただし、容器に入ったブラックホール丸ごと全部を食べると、&bold(){星一つを飲み込むほどの威力}になるらしい。そんなの市販して大丈夫なのか……。
文庫版では吸い込めるのが「家一つ」になっている。それでも十分凶悪。
一応「ブラックホール分解液」という、効果を取り消す薬は存在する。&bold(){食べたもの全部戻す}副作用付きで。

・地球エンピツ/地球消しゴム
「ポラマップスコープとポラマップ地図」に登場。
セットとなっている「ポラマップ地図」にこれらで地形を書き足したり、逆に消したりすると、実際の地球上の地形にもそれが反映される。
……人間がいる地点を追記・削除するとどうなることやら。

・のぞみ実現機
「やりすぎ! のぞみ実現機」に登場。
[[どんな願いでもみんなみんなみ~んな、か~なえってく~れるっ♪>どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]…道具。
ただしその叶え方の程度の調節が難しく、非常に極端な形で叶ってしまう場合も。
「明日のテストが無くなってほしい」というのび太の望みに対する結果が「&bold(){マグニチュード9の大地震が関東地方に発生し、数百万人の犠牲者}」とかいうテストがどうってレベルじゃねえ事態になったりする。
流石にまずかったので一番軽い設定にしたら、「寝坊して受けられなかった」という結果になった。
まともに使用する場合、作中でのび太が行ったようにタイムテレビ等を使って未来の様子を確認をしながら使用していくことになる模様。

・世界変換マシン
わさドラ版「その日 すべてがネズミに!」に登場。24時間かけて世界を自由に作り変える道具。
一見もしもボックスに近いが、パラレルワールドに移動するあちらとは違い、''現実世界を完全に自分の思うがままに作り変えることができるというとんでもない代物である''。
作中では「ネズミのいない世界」を作ろうと使用したが、打ってる途中でママに呼ばれて席を外したおかげで&bold(){タイトル通り全ての生命体がネズミと化す}事態に。おまけに本人達は世界が書き換えられた事実に全く気付いていない始末。

・立体パズルハンマー
わさドラオリジナルエピソード「立体パズルハンマー」に登場。一見するとピコピコハンマーに見えるが、これに叩かれた物体は、立体パズルになる。ダイヤルを回すことでパズルのピースの数を調節し、完成されると元に戻る。しかし、逆に言えば元に戻すためには&color(#F54738){&bold(){組み立てなくてはいけない。}}当然だが途中でわからなくなったりピースを紛失したら詰みであり、先述の場合はパズルが得意な人に組み立ててもらうしかない。また、生物にすら使用可能であり、その場合はほとんどのパーツを組み終わってから喋り出す。もしこれを地面に落としたら簡単に地球滅亡である…と思われたが地面に落としても反応しなかったため多分リミッターはあるんだろう。「というかタイムふろしき使えば良くね?」とツッコミが入るのはお決まり。
#areaedit(end)
}



**倫理崩壊系
目的が非人道的かつ陰湿な道具。そこまでいかなくても犯罪を助長するような道具も含む。
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・のろいのカメラ
「のろいのカメラ」に登場。
ドラえもん曰く「&bold(){一生使わないと思っていた}」「悪魔の発明」。
写真を撮った相手の人形が出現し、その人形に加えた事が&font(#ff0000){本人にも影響する}[[カメラ型のひみつ道具]]である。
いわば、痛覚が対象に直接効く藁人形。
……想像してほしい。この道具でできた人形が壊れたらどうなるのか。
幸い子供がノコギリを使っても切れない程度には頑丈のようだが、それでも遠回しに生殺与奪の権を他人に握られている状態に……
[[サーフィス>間田敏和]]とか[[ザエルアポロ>ザエルアポロ・グランツ]]とか言うな。

後にF先生は「ヨドバ氏シリーズ」という青年漫画の一篇『丑の刻&ruby(カメラ){禍冥羅}』にて本作をリメイクし、その作品内でついに&bold(){死者を出してしまった。}
別の作品とはいえどシャレにならないようだ。ドラえもんは子供向け漫画だから破壊は出来なかった様子。

・自動ぶん殴りガス
「自動ぶんなぐりガス」に登場。
ガスを硬い物に吹き付け、その硬い物にぶつけさせたいものを言うと、&font(#ff0000){どんなに離れていてもそれが全力ダッシュしてきて自ら頭をぶつける}という道具。
そのあまりに暴力的な名称故に、バラエティ番組『Kis My Fake』で取り上げられた際には、アイドルグループの[[Kis-My-Ft2]]が「子供に夢を与える漫画で&bold(){ぶんなぐり}www」と&bold(){大爆笑}していた。そりゃそうだ。
ぶつけさせたいものはひとつにつき1種類しか指定できないが、専用のマイクを使えば他のものも指定可能。
作中ではマイクを間違ってしずかちゃんが拾ってしまい、のび太がひたすら電柱に突進し続けることとなる。

・[[悪魔のパスポート]]
「悪魔のパスポート」に登場。
&font(#ff0000){提示さえすれば何をしても許してもらえる}究極の免罪符。少なくとも親告罪の類はやり放題になる。
22世紀の治安が非常に不安になる道具である。

・あなただけの物ガス
「あなただけの物ガス」に登場。
そのまんま。このガスを吹き付けられたものは吹き付けた人のモノになってしまい、他者の干渉が(ほぼ)不可能になる。
人に吹き付けた場合NTRどころか、人権完全無視の強制労働だって可能。

・イイナリキャップ
「[[イイナリキャップ>イイナリキャップ(ドラえもん)]]」に登場。
矢印マークの帽子(送信側)と、レーダーマークの帽子(受信側)の2つからなる道具で、受信側は送信側の言いなりとなり、逆らうことは絶対にできなくなる…つまり、&bold(){相手を自分の奴隷にすることができる}というとんでもないものである。
ただし、もみ合うなどして自然に取れる、誰かに取ってもらうなどの要因で脱ぐことは可能。
それができなかったらやばいだろうが、最後のセーフティは組み込まれているようだ。
また動物が帽子をかぶった場合、人間の言葉で話せるようになる。

・魂ふきこみ銃
「魂ふきこみ銃」に登場。
後ろの口当てに息を吹き込みながら引き金を引くことで、自分の魂の片割れを対象に打ち込み、相手の体を&bold(){乗っ取る}非常に悪質な道具。これが[[六道骸]]か……。
撃たれた相手は虹彩が真っ白になり、思い通りに動くことは勿論、好き放題にセリフを言わせることも可能。
相手の体に魂の片割れを憑依している間は視聴覚を共有しているため、操っている相手を動かす事で遠方の相手を探す事も可能。
それこそどんな命令も思うがままの鉄人28号状態になるわけで、&bold(){極めて陰険な道具}と言えるが憑依者が知らないことに関しては操れない。なので「お前の口座の暗証番号を教えろ」などと言っても応えてくれるわけではない。

・アンケーター
「しずちゃんの心の秘密」に登場。
相手の髪の毛や爪などの身体の一部を機械にセットすることで、遺伝情報を解析し、画面に映った本人が知っていることを喋ってくれる。
ドラえもん曰く「&bold(){嘘をついたり隠し事をしたりしない}」そうなので、どんなプライベートな情報でも引き出せてしまう。やろうと思えば口座の番号も聞ける。
本人が隠したいことについては軽く聞いただけでは口を濁すことはあるが、強く尋ねれば結局答えてくれる…。

・十円なんでもストア
「十円なんでもストア」に登場。看板にお店の名前を書けばなんでも十円で買える。ただし一枚の看板でかえるのは一枚だけ。
看板が高いのかもしれないが看板に未来デパートと書いて「かんばん用紙」と書けばいいだけなので…
なんなら未来デパートもこれ一つあればいらないレベル。何故一般市場で販売した。

・デビルカード
「デビルカード」に登場。
身長(1mm)と引き換えに300円を手に入れる道具。1mm以下になる場合は&bold(){この世界から消えてなくなる}らしい。
普通に使えばそう高くない限度があるが、[[ビッグライト]]や[[アットグングンS]]と併用すれば簡単に金持ちになれそうだ。というか実際ビッグライトと併用してのび太の消失を防ぐ羽目に。
流石に制約くらいはあるのだろうが、資本主義社会を根本から否定しかねない正に悪魔のカードである。
なお、このカード自体は厳密にはひみつ道具(ドラえもんの道具)ではなく、「悪魔ット(魔法陣の描かれたマット)」によって呼び出された悪魔がくれたものである。

・未来小切手帳
300円じゃ足りんという人に。
「[[お金がわいて出た話>お金がわいて出た話(ドラえもん)]]」に登場。
この道具で紙に数字を書くとその数字が額面のお金となって使用できる夢のような道具。
だが、実はその金は&bold(){未来に借金をして使った}ことになっている…。
要するにクレジットカードの発展系みたいなものである。
生涯賃金を超える額を使おうとした場合にどうなるかは不明だが、無条件の給付ではない以上「ご利用は計画的に」というのは今も昔も未来でも変わらない真理なのだろう。

・円ピツ
「[[円ピツで大金持ち>円ピツで大金持ち(ドラえもん)]]」に登場。
紙に数字を書くとお金として使える。
だが、正式名称は「&bold(){アルバイト料先払い円ピツ}」。
つまり、使った額を労働で返さなければならない。
もしも車や宝石、家などの高額なものをこれで買った場合、一体何時間働かなければいけなくなるのだろうか…?
ただし本編ではドラえもんが宿題のあるのび太の代わりに働いており、必ずしも使用者本人の労働でなければならないというわけではないようだ。

・ムリヤリキャッシュカード
借金なんかしたくねえって人に。
「ムリヤリキャッシュカード」に登場。
見た目は中央に穴の開いたキャッシュカード。
暗証番号を予め設定しておき、穴から誰かを覗きながら金額と暗証番号を言えば現金がカードから出てくる。
現金は&b(){覗かれた対象の所持金から}引かれている。現時点で持っていない場合は、その人が未来で手に入れる金から引いてしまう。これを使えば&font(#ff0000){嫌いな奴から無限大に金を引き出して破産させる}こともできるぞ!

・[[イシャ料しはらい機]]
言葉を紡ぐのが面倒な人に。
「ポカリ=百円」に登場。
あらゆる危難に対し慰謝料を無理やり分捕ることのできる機械。
設定を「1回目が合うごとに1万円」とかにすれば相手をたちまちド貧乏に…
そうです、リミッターなんてありません。
だが未来の金から奪うことはないようで、相手が一文無し(所持金だけでなく、衣服を含む相手の所有物が全て消滅した状態)になったらおしまい。リミッターかける場所が違うだろうに…

・[[フエール銀行]]
他人に迷惑をかけたくないという優しい人に。
「フエール銀行」に登場。
この銀行の通常預金の利子は&bold(){&color(red){1時間ごと}に1割と非常に高く}、預けた金額が10円でも一週間待てば&bold(){8994万3774円}と一気に大金持ちになる。
さらに利子が高い定期預金(1ヶ月定期で&b(){1時間2割}、1年定期で&b(){&color(red){1時間5割}})。
途中解約が不可能であり下ろせるまでに長期間かかるが、当然預金額は普通預金の比ではない額まで膨れ上がる。
真面目に計算すると、1ヶ月定期ならば10円が1ヶ月後に100&b(){阿僧祇}円(0が58個)になる。億は8ケタなので、単位ですら億の12個上。
 
大国の国家予算とか世界屈指の大富豪の総資産とかそういうレベルすらはした金、世界中の貨幣をかき集めても到底及ばない。
また1年定期だと期間が終わる頃にはおよそ1500桁以上の金額まで到達する。普通に計算すると確実にエラー吐かれるレベルです。もはや何も言うまい。

なお、くれぐれもこの銀行で借金はしないように。&font(#ff0000){利息はなんと1時間2割}。カイジに比べたら遥かにマシだが後で酷い目にあいます。
早く返さないと前述の「イシャ料支払い機」同様持ち物が強制的に差し押さえられ、どんどん消えてしまう。
こんな道具が出回った日には世界経済はインフレを通り越してジンバブエドル状態になって崩壊待ったなしだろう。
……というかこれといいデビルカードといい無理矢理キャッシュカードといい&b(){金を産みだすばかりの道具がありふれている22世紀で経済事情はどうなっているのだろうか。}

そもそも、融資より(定期)預金の利息の方が高い事から考えて普通の銀行と同じシステムで金を増やしているとも考えづらい。22世紀の経済は一体(ry
もしかし電子決済が発達しすぎて紙幣は子供のオモチャ同然になってしまったというオチなのかもしれない。

・[[ポータブル国会>ポータブル国会(ドラえもん)]]
「ポータブル国会」に登場。
国会議事堂の形をしたポストのような道具で、法案を投函すると&font(#ff0000){採決すらすっとばして全国でそれが施行される。}
三権分立も多数決も何もあったもんじゃない、民主主義の崩壊である。
ただし、あまりにも個人に有利になる法案を入れ過ぎると「カイサン」という音声とともに自壊する。リミッターはあったようだ。

・真実の旗印
「『真実の旗印』はつねに正しい」に登場。
これを持って言ったセリフは、&font(#ff0000){全てその世界の常識となる。}
すなわち、相手の前で「君は僕に過去にひどいことをしたから、一生タダ働きして罪を償うと言ったじゃないか」と言えば、テイのいい奴隷が手に入るわけだ。
旗を体から離すと効果は消え、騙された人々も正気に戻る。
似た道具に、どんなデタラメを言っても相手が信じてしまうクチバシ型の道具「[[うそつ機>うそつ機(ドラえもん)]]」がある。
ただし、こっちは使い方を間違えると元に戻せなくなるリスクあり。

・自信ぐらつ機
「自信ぐらつ機」に登場。
真実の旗印とは逆に、相手の自信を失わせることでこちらの言いたいことを信じ込ませる道具。宗教っぽさとか独裁者っぽさはこちらの方が上である。
商売の場で使用すれば無限大の利益が手に入るだろうし、真実の旗印同様相手の人権を剥奪することもたやすい。
いわば&bold(){人間社会そのものを破壊しうる可能性のある道具}である。
ただし、こちらは相手にアンテナを付けなければならないため、アンテナの本数という人数制限がある。
また、自信を失った相手が想定外の行動を取る事もある。
作中ではアンテナを付けられたドラえもんが、のび太がひみつ道具を使って調子に乗る姿に失望し、未来に帰ると言い出してしまった。
尤も、ドラえもん自身も序盤でこの道具を使って相手を強引に言い負かしているので、この話ののび太のことを悪く言える立場ではないのだが。

・アリガターヤ
「アリガターヤ」に登場。
天使の輪のような道具で、これを頭の上に浮かべ何か発言すると、紫の霞が発生し、発言をありがたい言葉に変え、周囲の人間が使用者を崇め奉るようになる。
要は使用者を「&bold(){教祖様}」、周囲の人を「&bold(){狂信者}」に変えるというとんでもない道具。
「なあみんな、カラスは白いよな」
「真っ白でございますとも!」
&bold(){狂ってやがる}。
ただしこれも風が吹けば飛んでいく。しかも、&bold(){乗っかりさえすれば犬などの動物でも使用可能}な仕様。
似たような道具に通した音を全て感動的にする「ジーンマイク」があるが、これはせいぜいアイドルになれる程度。

・ペットホイッスル
ペットにしたいものに対してボタンほどの専用チップを取り付けてこの笛を吹くと、それをペットにすることができる。
動物はもちろん、無機物をも意志を持って動くペットにすることができるが例によって&bold(){人間相手にも使用可能。}
作中ではジャイアンがのび太のペットにされ、ご主人様の言うことを何でも聞く&bold(){奴隷と化した。}
語尾に「わん」をつけ、小屋を作って欲しいとお願いするなどペットらしい思考回路になる他、満足したのび太がチップを外そうとしても「ご主人様とずっと一緒にいたいわん!」と言って抵抗する様子も見られた。
ドラえもんは「ちゃんと責任もって飼うんだぞ!」と言っていたが、明らかにそういう問題じゃない。
[[コロコロの後輩>魔石商ラピス・ラズリ]](といっても別冊コロコロだが)にも似たようなアイテムが。こちらは立場どころか知能までペット=動物レベルまで落ちる。


・[[メモリーディスク>メモリー・ディスク(ドラえもん)]]
「メモリーディスク」に登場。
CDのようなディスク型の道具で、人の頭上を目掛けて投げると、その人の頭上でディスクが回転し、その人の1日分の記憶を脳から抜き出す。その記憶は、専用のプレーヤーで映像として見ることが可能。
更に、ディスクをマジックで塗り潰してから戻すと、その部分の記憶を忘れてしまう。
その他、&bold(){ありもしない偽の記憶を植え付けることさえできてしまう}。
ただ忘れさせるだけなら「ワスレンボー」「ワスレバット」「忘れろ草」など他の道具もあるが、記憶の内容を改竄してしまうという点は、悪用された場合かなりヤバイ。

・シナリオライター
「ライター芝居」に登場。
誤記ではない。
大きめのライターであり、中に入れた文書を焼くことでその通りの内容を現実に起こすことが出来る。
例えば「のび太は3時に貯金箱を取り出しドラヤキを買ってくる」と書いて燃やした場合、3時になると何をしていてものび太は貯金箱を掴み、泣こうが喚こうが&bold(){脚が勝手にお菓子屋に向かっていく}…という実にひどい道具。
字さえ間違えなければ完全犯罪だって……?

・オーケーマイク
手持ちの小型ペンマイク型の道具。
「オーケーマイク」に登場。
シナリオライター以上に手っ取り早い「命令系ひみつ道具」であり、語った台詞を聞いた相手は常にその通りにしてくれる。
勿論本人の意思などすっ飛ばし、「逆立ちしろ」「踊り続けろ」などの無茶振りでも、本人の意思を&bold(){無視して}肉体を勝手に動かす。
[[ドフラミンゴ>ドンキホーテ・ドフラミンゴ]]が能力を使って同じようなことをやってましたね。
同じような道具に「命令銃」があり、こちらは「シナリオライター」のように文章を書いて弾に込めることで撃った相手を操る。なんか能力バトルものにありそうだ。

・こころふきこみマイク
「こころふきこみマイク」、わさドラ「ウラシマキャンディー」に登場。
上記のオーケーマイクの完全上位互換とも言える道具で、相手にさせたいことをマイクに告げるだけで、相手が&bold(){自主的に}命令通りの行動をするようになる。
これだけ聞けばオーケーマイクと同じ道具と思うかもしれないが、この道具の恐ろしいところは「心吹き込み」とあるように、相手の意志や精神に干渉すること。
すなわち無理矢理何かをやらせたり洗脳するのではなく、&bold(){マイクに吹き込んだことを相手が自分の意志で「心から実行したい」と考えて行う}のだ。
更に、相手は「道具を使われて命令された」あるいは「自分が知らない間にこんなことをしてしまっていた」等という感覚は無く、「自分がやりたいと思ったからやった」と考えているので、命令系や洗脳系ひみつ道具より遥かにヤバい代物と言えるだろう。
ただし相手の精神力が強い場合(例えば原作のジャイアンのように「のび太に絶対謝りたくない」と考えている等)は、何度もマイクで命令しないと命令通りの行動をしてくれないこともある。
要は強制力こそ及ばないが、うちはシスイの「別天神」と同じ効果がある。

洗脳系と命令系、どっちがよりイヤな道具だと思いますかみなさん。

・機械化機
「機械化機」に登場。
オーケーマイクより更に強引度が高いマシン。
生身の動物をAIBOやゾイドに変える道具…というわけではなく、比喩としての機械にすることが出来、相手にその機械の持つ機能を付けることができる。
すなわち、これを使えば人間をラジコンにでもストーブにでも掃除機にもできる。&bold(){勿論本人に拒否権はない}。
未来の世界に人権って概念は無いのか……!?

・ソノウソホント/[[ウソ800(エイトオーオー)]]/アトカラホントスピーカー
それぞれ「ソノウソホント」、「帰ってきたドラえもん」、「アトカラホントスピーカー」に登場。
この道具を使って言ったことは全て本当(あるいは嘘)になる。
ファンの間でも度々最強のひみつ道具として候補に挙げられる。何せ自分の願望が無制限に、リスク無しに叶えられるのだから。
うまく使えば非常に有効な道具であろうが、もしも危険な発言、例えば「世界が滅びる」的なことを言った場合は想像するだに恐ろしい…。
一応日テレ版ではソノウソホントに関しては「外してしまうと効果が消える」ようにはなっていて、アトカラホントスピーカーについても一応取り消しボタンがある。
しかし悪用されたらえらいことになりそうである。
ただし、ウソ8OOがドラえもん屈指の感動のラストを生み出したのはファンなら言うまでもない事であろう。

なお「ソノウソホント」に似たクチバシ型の道具に先述した「うそつ機」があるが、あれは前述の通り嘘を「信じさせる」道具であって「本当にする」道具ではない。
ただし、どんな突拍子もない嘘でも無条件で信じ込ませることができる道具である。

・[[すて犬ダンゴ]]
「家がだんだん遠くなる」に登場。
&bold(){ペットを捨てるためのひみつ道具}。これを食べた者が家から出ると、二度と家に帰れなくなるという恐ろしい道具。しかも能力に抵抗して無事に帰ってこれた事例は無いという。
この時点で「未来には動物愛護法はないのか?」とか「外来種問題はいいのか」と言いたくなる代物だが、なんとこれ&bold(){人間が食べても効果あり}というヒドイ効能がある。
犬に追いかけられたり、家を知る者に会おうとしたら邪魔が入ったり、頭をぶつけたショックで住所を忘れたりと、周囲の状況がそうさせるのだ。
なお、別に存在する解毒剤を服用するか、吐いてしまえば効果は無くなる。時間がたって完全に消化吸収してしまったときに解毒剤を服用しても効果があるかは不明。

・[[かぐやロボット>かぐやロボット(ドラえもん)]]
「かぐやロボット」に登場。
竹から人体(女の子)錬成を行える道具。
誕生の経緯はともかく、できるのはきちんとした人間の女の子であり、一度作ったら責任が一生ついて回る。%%えらく生々しい%%
ちなみにこの道具は「二十二世紀デパート」の&bold(){誤配}により登場。よりにもよってなんて道具を誤配するんだ。
元々は子供のいない夫婦のためのものらしいが、キャベツ畑人形のようにバリエーションがなければ同じ名前&姿の子供が大量に……。

・クローン培養基
「ジャイアンよい子だねんねしな」に登場。
本人のDNA(髪の毛など)を元にクローンを生成できる道具。
クローンの外見はDNAの当人そっくりだが知能は赤ちゃんの状態であり、教育が必要となる。
ただし、知能の発達の速度は極めて早く、誕生から数日で当人に追いつく。
「かぐやロボット」とは違い、取り消しボタンが存在し、それを押すと元のDNAの状態に戻る。
ちなみにこの道具も「二十二世紀デパート」の&bold(){誤配}により登場。
同様の話が同作者のSF短編集「恋人製造法」というエピソードでも使われており、こちらでは「片思いの女の子のクローン」を創ったためかハッピーエンド(?)で終わっている。

・創世セット
「[[のび太の創世日記>ドラえもん のび太の創世日記]]」に登場したひみつ道具。
&bold(){太陽系を創造することができる}という、上記のかぐやロボットやクローン培養基以上に作ったら責任が問われそうな道具。
作り方次第では太陽や惑星はもちろん、&bold(){生物や人間さえも錬成可能}。
一応リセットすることは可能だが、仮に生物を生み出していた場合それらをすべて抹殺する訳で…。
こんなものが夏休みの自由研究として発売されている未来世界の倫理観はどうなっているのだろうか。

・万能オープナーひらけゴマ
「人間貯金箱製造機」という話で一コマだけ登場したひみつ道具ではあるが、一考するとかなり危険かつ犯罪的道具。
&bold(){どんなセキュリティや金庫であってもひとふりすれば解除、開放}してしまう、よって盗みや不法侵入が自由自在に行える。
また気密性が要求される場所(宇宙船内や細菌研究所等)でうっかりこの道具をぶちまけたりしたら…

・ゴマロック
大きめの鍵の様な道具で、開閉する扉にこれで触れると、どんな扉でも触れた人間の「開けゴマ」の掛け声以外では絶対に開かなくなるという未来のセキュリティアイテム。
……原作では上記の使い方をしているのだが、一部ゲーム作品では''開かない扉をゴマロックで触れて、開閉権を乗っ取って扉を開ける''という使い方もしている。
未来の警察も頭を悩ませそうな道具である。

・人間貯金箱製造機
上記と同様「人間貯金箱製造機」に登場。
この話ではセキュリティ性が高め(それでものび太は無理矢理開けたが)の未来の貯金箱が多数登場する。
故に&bold(){わざわざ人間を貯金箱にするだけのこの道具の有効性がまったくもって不明。}
というか&bold(){人間をモノ扱いして口に金を入れ込むなんて正気の沙汰か…}。
更にこの道具は暗証番号を本人の目の前で言わなければならないので、容易に自分がこの道具の対象にされていると判断できてしまう。
…未来人の倫理感はどうなっているのだろうか。
ちなみに人間以外にも使用可能な他、本人が暗証番号を何らかの形で口走っても効果が発生する。

・[[物体瞬間移動機]]
「物体瞬間移動機」に登場。
離れた場所にある物体の座標を設定してこの機械を作動させると、その物体が手元に瞬間移動してくる。
…すなわち、&font(#ff0000){完全犯罪の「窃盗」「誘拐」が可能。}
それゆえ、作中でも「&bold(){ドロボー機}」との通称がある旨が語られている。
そもそもドラえもんは何故こんなものを持って(ry
似たような道具に「とりよせバッグ」「とりよせ壺」などが存在するが、どっちも自分以外の所有物を平気で盗めるひどい道具である。

・キンシひょうしき
「キンシひょうしき」(わさドラでは「ダメダメ! キンシひょうしき」)に登場。
やめさせたいことを書いてさせばその場所でそのことが一切できなくなる。
要は「動く」と書けばその場所にいる人間は移動もできず、更に&bold(){「息」と書けば窒息死必至}。
ちなみに「ドジ」「まぬけ」とかけばその場所にいる限りドジをしなくなる模様。専用のペンチでぬけるほか、文字が消えれば解除される。

・辞ニンジン
わさドラ「ドラえもんやめます」に登場。今やっていることを辞めさせる。
これを使えば相手を簡単に無職にできるし、「あなたはいつまで生きつづけるのですか」といえば相手を自殺させることも可能かもしれない。
ただ道具の力は絶対ではないようで、母親をやめさせられた[[のび太のママ>野比玉子]]が出て行こうとするのび太を引き止めている。
同じくドラえもんものび太に食べさせられており半ば強制的に未来へ帰ったが、方法は不明なもののドラミによって元に戻っている。
なお、元々この道具は自然解除するものではないらしく、自力で元に戻った玉子に対してドラえもんは驚いている。

・北風と太陽コンビ
わさドラ「スネ夫、美容院へ行く」に登場。強風で吹き飛ばしたり周囲の温度を高めて相手の着ている服を脱がす。
要は相手を簡単に露出狂にする道具。
ただし脱ぐ順番については相手の意思に依るので、お目当ての箇所を脱がせるために結局最大出力まで上げないといけなかったりする場合もある。
なお作中では%%残念ながら%%女の子ではなくスネ夫に使われている。

・きせかえカメラ
「きせかえカメラ」に登場したひみつ道具で、大長編でもしょっちゅう登場するのでおなじみの[[カメラ型のひみつ道具]]。
中にデザイン画や写真を入れればその通りの姿に変装することができるという、世界中のアパレルブランドを倒産させること間違いなしの道具であるが、
これさえあれば[[どんな破廉恥な衣装であろうが>超大作特撮映画「宇宙大魔神」(ドラえもん)]]、&bold(){全裸}(何も絵や写真を入れない)にだろうができる。
カオス展開でお馴染みの『[[続ドラえもん全百科]]』では校長先生の長い話を遮らせるためにのび太がミニスカートとカボチャパンツだけにした所、&bold(){そのまま発狂してしまった}。

・ムユウボウ/ゆめふうりん/横笛(正式名称不明)
ムユウボウは「夜の世界の王様だ」や大山版「ネッシーがくる」に、ゆめふうりんは「なにがなんでもお花見を」「ひろびろ日本」「ゆめふうりん」「ドラえもん のび太の竜の騎士」に、横笛は日テレ版「狂った腹時計の巻き」に登場。
眠っている人間を自由に操ることができる。つまり【下品すぎるので省略】や【過激なので削除】も出来ると思われる。
一見便利そうだが、どちらも寝ぼけている相手なのであまり言うことを聞いてくれないのが難点。

・[[宇宙完全大百科]]
&bold(){宇宙完全大百科端末機}を通じてサーバー本体の「宇宙完全大百科」に接続することで、
過去・現在・未来を問わずありとあらゆる情報を検索することができる道具。星一個の中に膨大な情報を詰め込んでおり、Wikipediaも真っ青。[[地球の本棚>フィリップ(仮面ライダーW)]]かよ。
当然ながら人物の情報も引き出すことができ、&bold(){その人物が生まれてから死ぬまでの全ての事象}が掲載されている。しかも、どんな決定的瞬間でも画像で出力することも可能。
未来の世界ではプライバシーという概念が無いのだろうか。
暗証番号や営業秘密など厳重に隠さなければならないことも簡単に漏洩されてしまうのだから、実にひどい道具である。
また、それ以上に問題なのが未来の情報も検索できるということ。悪用も存分に可能だし知っただけで未来改変に繋がりかねないしと上記とは次元の異なる問題にも繋がる。

・標本採集箱
「標本採集箱」(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』6巻に収録)に登場。大山版でアニメ化もされている。
付属のスキャナ(アニメではペン型)で生き物の絵や写真をスキャンすることにより、もっとも近場にいるその生き物をキャプチャリングして標本にすることができる。
キャプチャされた生物は仮死状態となって一切身動きが取れなくなり、そのまま既存の標本と同じように観察できるようになる。箱のボタンを押したり、箱から取り出すと生き物は蘇生する。
これだけ見れば生物学者垂涎の便利な道具なのだが、やはりと言うかなんと言うか、この道具なんと&bold(){人間もキャプチャリングすることが可能}。
作中ではドラえもんとのび太がジャイアンを言いくるめて自分の写真をスキャンさせ、&bold(){「ジャイアンの標本」}として空き地で晒し者にしていた。
ジャイアンに関しては自業自得な面が多々あるものの、未来世界の人権意識が心配になる一品である&font(l){いつもの事とか言わない}。

・レプリコッコ
ニワトリに物を見せると玉子から小さくて精巧な複製を作ることができる。
どこが危険な道具?と思うだろう。問題はその使用方法である。
レプリコッコを使ってスネ夫から貸してもらえなかった漫画を複製して調子にのったドラえもんとのび太は今度は&bold(){本屋の漫画を複製しようとする}。要するに&bold(){デジタル万引き}が容易にできる道具なのである。
そのためか、ジャイアンとスネ夫がのび太に借りて使用した際には、目的に気づいた本屋の店主に追い出された。

・オールマイティパス
定期の様な形状のパスポートで、どんな場所であろうが入退場を管理している係員やガードマンに見せると''何の疑問も持たれずパス出来る''という、これまたセキュリティで悪事を働けそうな道具。
見せる必要があるので機械には通用しにくいのが幸いか。

◆番外
・[[どくさいスイッチ]]
「どくさいスイッチ」に登場。
「○○ 消えろ!」といいながら、ボタンを押すと、対象者をこの世から消すことができる。
しかし、この道具の真の用途は使用者に罪悪感を持たせ懲らしめることであり、上記の道具のように兵器として使用するものではない。

・[[よいこバンド]]
「悪の道を進め!」に登場。
&font(#ff0000){何をしても結果的に善行になる}道具。
この説明だけ見ればどんな悪事も「善行」になってしまうと思うかもしれないが、実際には『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』にて、「道具に搭載された悪意修正回路の働きにより、他者を助ける結果に繋がる行動しか取れなくなる」道具と説明されている。
むしろそれが当然だろうに、なんだか恐ろしくマトモに思えてくるから不思議だよね。
#areaedit(end)
}

**欠陥系
使い方を誤ると死に至る、人格に悪影響を及ぼす、世界に危険をもたらす物。
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・[[タケコプター]]
&color(coral){そ~らを じゆうに と~び~た~いな 「ハイ、タケコプター(但し安全は保障しない)」}

「解説の時に便利な道具って書いてあったじゃん!!!」と言う意見も出てきそうだが、この道具も危険だったりする。
まず電池切れを起こすと墜落確定なのだが、''事前アナウンス(警告音や非常灯点灯等)が皆無でいきなりプロペラが失速して落下''。
徐々に高度が下がって行きヒュルヒュルと落ちるような形であり、さすがに「電池が無くなった途端ストーンと落とされる」ような危険極まる作りではない。
が、それにしたって海上など落ちたら死ぬような場所にうっかり電池の切れかけた状態で行ってしまったらどうなるかは目に見えている。

衣服等に付けた場合だと衣服が脱げて墜落したり、頭部につけた場合髪が巻きつく危険が有るとの事。
実際、のび太は最初に使った際に「どこにつけてもだいじょうぶ」とズボンに付けられて空を飛んだが''ズボンが脱げて落下して怪我をし、パンツ姿で家に帰る羽目になった''。
また、接続力もあまり強くないらしく、石をぶつけられただけで落ちる可能性があるようである。
一応、この道具が普及する22世紀の都市では墜落防止措置が取られているとの事(実際、のび太が高い塔の上から落下したときに速度が緩やかになって無傷で着地できるという描写のされた回があった)だが、そんな措置がとられていない現代そのほかの環境では気楽に使用できる道具ではない。
…というか、この道具に関しては22世紀どころかのび太の息子であるノビスケも使用してるんだから、もっと安全面が進化しててもいい気もするのだが。

・[[どこでもドア]]
&color(coral){みんな、みんな、み~んな 逝かせ~てくれる~ みらいのきか~いで か~なえてく~れ~る~}
え?これも危険なの?と思う人もいるかもしれないが…&font(#f00,b){とんでもなく危険だし、危険な描写も実際に描かれている。}
文字通り「どこでも」行けるのだが行こうとした先で大変な事が起こっていると使用している所まで被害が及ぶ。
例を挙げると…
-移動先に台風や洪水等が起こっていた為に水が流れ込んでくる
-移動先で火災が発生しており火(熱風)が入ってくる
-移動先が宇宙空間だった為に宇宙に吸い出される(話によって描写にブレがあり、理由は凄く不明だが平気な話もある)
と言う具合である。
更に大量の水が流れてきた場合、ドアは人の手ではまず閉められなくなる。
宇宙と繋ぐと更に深刻で、ドアが開けっ放し&壊れないと気圧差から風圧が許す限り様々な物が宇宙に放り出され続けていく。最終的には大気がほぼなくなるが、その前段階で地球全体の気圧が大きく変動していくため大規模な天変地異が地球全域で発生し、オゾン層破壊により紫外線も直接降りかかることになり、空圧が減っていくので水(雪や氷も)などの圧力が減ると常温でも沸騰する物体も悉く吸われることになる。空気がなくなっていくことにより直射日光の影響と放熱も激しくなり一日の寒暖の差が激しいってレベルじゃねーぞ!にもなる(例えば月面の赤道付近は昼110℃夜-170℃)。

なお、これらは宇宙空間にも繋げられることも空気が吸い込まれることも実際に描写されている。気圧差によって地球側から開けることは難しいはずだが、どこでもドアは最初開けきるまでは何らかの作用によってか基本楽に可能である。逆に宇宙から開くと…。
ご都合主義的に流れるが映画とかでよくある別惑星と繋げた場合、大気圧が同じである可能性は極めて少ないので気圧が同じになるまで物凄い勢いでどちらかに風が吹き、ほぼ同じ気圧になるまでの過程である程度大規模な被害に及ぶ可能性が本来なら高い。
ちなみにドアの耐久性は話によって物凄いばらつきがあり、簡単に壊れることもある一方で深海でも耐えたり太陽の至近距離ですら使用可能である。…ん?太陽……?


実際、コロタン文庫の「ドラえもんコミッククイズ3 ドラえもん未来へ過去へ」でも、
「『どこでもドア』はあらゆる空間を零距離でつないでしまうため、うっかり宇宙空間などに繋いでしまえば死の危険もある。
 本当に恐ろしい道具だと理解した上で使わないといけない」
とドラえもんが言及している。

・[[もしもボックス]]
使用者を指定したパラレルワールドに送る道具。どんなパラレルワールドにもいけるが、行った先のパラレルワールドによっては命の危機に陥ることもある。
たとえば音のない世界では車の音が聞こえないため急に車にぶつかり、鏡のない世界ではバックミラーがないため交通事故が増え、魔法の世界に行ったら魔界星の大魔王が地球を侵略したりするなど。
項目にもあるとおり、思い通りの世界に行くことは意外と難しいため、このような事故に巻き込まれる可能性は割と高いといえる。

ここまででも十分怖いが真に恐ろしいのは''タイムマシンで使用前の時間にいくことでパラレルワールドの産物を現実世界に持ってくることができるということ''。
事実、魔界大冒険で魔法の世界の生物である[[メジューサ>メジューサ(ドラえもん)]]が超空間を泳ぎ、現実世界へ来てしまった。
幸い特に悪事を働くことなく速やかに魔法の世界へ帰っていったが、これは大問題だろう…

・ダジャレーダー
わさドラ版「ダジャレでやっつけろ!」に登場。この道具をつけてダジャレを言うと15分間そのダジャレの通りになる。
一見[[微妙なひみつ道具]]のようだがいったダジャレによってはとんでもない事も。
作中ではのび太が「あの星がほしーい」といったことで&bold(){小惑星が地球に近づき地球滅亡の危機となった}。(幸いのび太のパパが「星が逃げていった。スターこらさっさ」と言って星を逃がしたことで回避できたが。)

・ホームメイロ
「ホームメイロ」、「お化けツヅラ」に登場。
福引のガラガラに似た形状のひみつ道具で家の中において回転させるとその家を迷路にする遊び道具。迷路の複雑さは回転させる数に比例し、回しすぎるとトンデモ大迷宮となる。
『危険なひみつ道具ランキング』で第一位を獲得した。
理由は、ドラえもん達が実際に&bold(){自宅の中で遭難}したから。
ホームメイロがある部屋が玄関と繋がってるとか無理ゲー…。
ただし「お化けツヅラ」ではのび太が通り抜けフープで壁を無視して進んでいるので、迷路の中で他のひみつ道具を使うことは可能。

・手にとり望遠鏡
「手にとり望遠鏡」に登場。
先述した取り寄せバッグ系道具の一つで、対象をレンズで覗きながら手でサッと視界を払うとそれを手元に瞬間移動させられる。
他の道具に輪をかけて酷いのは、「手を払う」という動作に純粋に対応しているため、視界に割り込んだものが何であっても本人の意思に関係なく手元にワープしてくるという点である。
仮にこれで悪戯して、うっかり視界に入ってきたバイクや車を掴んでしまった場合、&bold(){室内で交通事故死}するというわけのわからない結果を招く。
ラストのオチも&bold(){ギャグマンガじゃなきゃ地球滅亡してます}。

・地平線テープ
「地平線テープ」に登場。
壁に両端を貼り付けることで、その名の通り地平線が目前に広がる程の無限に広がる空間を形成するテープ。
自分だけの無限の広さの敷地を手に入れることができるわけだが、一度でもテープが剥がれたが最後、&font(#ff0000){たとえどこでもドアを使っても絶対に外に出られない}。
使用の際には別の出入り口を作っておくことが望まれる。というか必須。
映画「[[ドラえもん のび太の月面探査記]]」では、機能の説明も無くこれを使用し、&bold(){敵のロボットを地平線世界に閉じ込める}一幕が描かれた。

・[[ドンブラ粉]]
地面を泳ぐことが出来る道具。
しかし、触れているものは全て貫通してしまうため、「上がる陸がない」。
…つまり&b(){地中で溺れ死ぬ}可能性を多く含んだ道具でもある。
と言うか大長編「のび太の夢幻三剣士」(漫画版)では巨大化したモンスター、ジャンボス将軍をこの道具で大地に沈めて倒した。
似た道具に「どんぶらガス」「ドンブラクリーム」「潜地服」があるが、これらはオンオフの切り替えが可能なようだ。

・ネンドロン
「ネンドロン」(日テレ版では「ネンドロン大騒動の巻」わさドラでは「町中ぐにゃぐにゃネンドロン」)に登場。
振りかけた物体を粘土状にして自在に変形させることができるようになる粉。
一見便利そうだが、もし誤って地面にこぼしたが最後大地は&font(#ff0000){底なしの泥沼}と化し、自分の体にかかったらヘタクソな粘土細工の如き醜悪な姿になってしまう。
材質や強度をすべて無視してあらゆるものを粘土にできるので、どれほど強固なものだろうが変形(壊す)ことが可能(宇宙漂流記より)。
材質変換機の下位互換だろうか。

・[[トモダチロボット]]
「ロボ子が愛してる」に登場。
別名[[ヤンデレ]]ロボット。友達になってくれるアンドロイドで、個人を好きになるように設定可能。
安物は非常に嫉妬深く(犬を可愛がっただけで怒る)、&bold(){100万馬力}のパワーで敵を殲滅する。アトムより強い。
[[彼>伊藤誠(School Days)]]の気分を体験したい人は是非。

・いたわりロボット
「いたわりロボット」に登場。
落ち込んだ時にいたわり、励ましてくれるロボット。
…と、これだけ書けば問題なさそうに見えるが、その程度が問題。
相手の意見や行動を一切否定せず、美辞麗句と(やや意味不明な理屈を含んだ)賛辞でもって正当化しようとするため、相手が間違った方向に進んでいても止めようとせず、相手の非を指摘することもしない。
そのため、あまりこの道具に頼り過ぎるとダメ人間(と言うかニート)、あるいは危険な人間を作り上げてしまう。
「[[私がいるじゃない!>第六駆逐隊(艦これ)]]」とは言いません。
作中では、「この道具を使い続けた場合の大人ののび太」が「ホームレス&乞食」になってしまった様子がタイムテレビで映された。
ちなみに全く逆の性質を持った「しごきロボット」も存在するがこっちもこっちで極端に厳しい。ひみつ道具に&bold(){中間はない}らしい。

・[[あらかじめ日記]]
「あらかじめ日記はおそろしい」に登場。
該当項目参照。書き換えた運命は二度と変更できないという鬼仕様。数秒程度なら抗えるが。

・かならず実現する予定メモ帳
「○○が××と△△する」で登場。
上記のあらかじめ日記の簡易版のようなもので、こちらは主語・修飾語・述語の部分の3箇所にそれぞれ追記していく形式となっている。
ただし、取り扱いが簡単な分抽象的な表現では思い通りの結果にならないらしい。のび太が静香にキスしてもらおうと述語を「チューをする」と書いた際には、静香の使っている万年筆のインクがチューとのび太に飛び出していく描写が描かれた。

・未来ノート
1994年に新エネルギー・産業技術総合開発機構で製作されたオリジナルアニメ「ドラえもん のび太と未来ノート」に登場した道具。
ぼくドラ16号にオマケDVDとして収録されている。
外見は普通の大学ノートで、あらかじめ日記と同じく、書いたことが全て現実になる。
複数の記述を行った場合、なるべく矛盾が出ないように全ての記述のメリット面を実現するが、&bold(){デメリットに関しては一切の対策を行わない}無責任な道具。
のび太たちいつもの4人が無計画に「夢の未来」について書いてしまったせいで、未来の世界は徹底的に環境が破壊され尽くした地獄のような惑星に成り果て、その世界になったせいでドラえもんが半壊した。
タイムふろしきでの白紙化が可能な分「あらかじめ日記」よりはまだマシだが、それでも平気で世界を滅亡させうる非常にハイリスク・ハイリターンな道具である。
大いなる力には、大いなる責任が伴うのだ。
ちなみに桂正和の『[[ウイングマン>夢戦士ウイングマン]]』という漫画に同様の道具がある。

・ソーナルペン
わさドラ「ジャイアンのいい所はどこ?」と、ゲーム「[[ドラえもん のび太の牧場物語]]((ちなみに当ゲームでは、唯一登場しているアニメオリジナルひみつ道具となっている。))」に登場。
上記のあらかじめ日記のペンバージョンのようなもので、使われた人は書かれた内容のことを終わらせると、なぜそうしたのか疑問に残る描写が出ている。書くものが何でもいいあたりあらかじめ日記はおろかデスノートすら上回るチートアイテム。
ペンを壊すと効力が消え、のび太に操られていたジャイアンはとたんに襲いかかった。

・影切りばさみ
「かげがり」に登場。
影を切り取って使役させることが可能な道具。
しかし、この影は30分以内に&bold(){影のり}で本体とくっつけれなければならない。
さもなければ、影は30分後に知能を持ち始めて、本体と入れ替わろうと考えるようになってしまう。
しかも時間が経過するごとに影が実体化を始め、逆に本体の方が影になっていくため、2時間以内に&bold(){影とりもち}で捕まえて影のりでくっつけなければ、&font(#ff0000){影と本体が入れ替わってしまう。}
あまりにもハイリスク・ローリターンな道具である。
似た道具に「影法師フラッシュ」があるが、こちらは球体から光を出し、それによってできた影が影法師として実体化して使役できるというもので、30分経つと自動的に消えるので影法師が暴走する心配がなく、しかも光を出す角度次第では巨大な影法師も作れるという優れものである。ただし使い捨てだが。
影切りバサミの失敗を踏まえて開発されたのだろうか。

・かならずあたる手相セット
「[[かならず当たる手相セット>かならず当たる手相セット(ドラえもん)]]」に登場。
クリーム、筆、目録の三点セット。
クリームで手相を消し、目録をめくって変えたい手相を捜し、それを筆で掌に書くとその通りの運命になる。
「&bold(){書いてはならぬ悪運の手相}」というものもわざわざ目録に掲載されている。
的中率は100%であり、目録にちゃんと従えばひみつ道具の中でも有数の効果を得られるが、万が一目録を見ずに適当に書いた場合、
あるいは意図的に悪意の第三者にそれらを書かれた場合、どういう運命になるかは&font(#ff0000){お察しください。}

・魔法事典
「魔法事典」に登場。
発動条件と内容を書き込むとその魔法が実際に使えるようになる。逆さまから読めば効果取り消し。
ただし、条件が揃っていると文章の中にたまたま呪文が紛れ込んでしまったような場合でも勝手に発動する。
おまけに&bold(){書き込んだ本人以外が条件を満たした場合も問答無用で発動する}。「箒を持って『スーイスイ』と言うと空を飛べる」という効果をうっかりしずかちゃんが発動させた反省を踏まえて、のび太は「唱えると相手を転ばせる」という効果で&bold(){寿限無並みに長い呪文の魔法}を作ったが、長すぎて詠唱中にギタギタにされるというオチを迎えた。
攻撃魔法なんか書き込んだ日には……。

・チクタクボンワッペン
「チクタクボンワッペン」に登場。 
針のない時計文字盤を模したワッペン。ペンで時計の部分に針を書くと分針が動きだし、ペンで描いた「予定の時間に爆発する」。
ドラえもんがのび太のパパのしゃっくりを止めるために付けた…のだが、このワッペンは時間差で&b(){強力な爆発}を起こす事ができ、&font(#ff0000){爆発に巻き込まれたパパが黒焦げになるほどの威力を持つ}。しかも途中で爆発を止めることはできない。
アニメ版公式サイトの解説によると「&b(){大きな音がして真っ黒になるが、ケガはしないので安心}」らしいが、爆発で衣服が黒焦げになるので安心かどうかは保証できない。ドリフ的な感じで見た目だけ黒くなるのだろうか。
これほど危険なひみつ道具であるにも関わらず、のび太曰く「こっちの爆発([[野比玉子]]の説教)のほうが更に恐ろしい」とのこと。
……のび太からすれば「ワッペンの爆発」よりも「ママの説教」の方が恐ろしいのだ。

・エスキモーエキス
「エスキモーエキス」に登場。
哺乳瓶のような形状をした飲料。
これを飲んで「あつい」と一回いうたびに体感温度が3度下がるのだが、&bold(){自分が言わなくてもまわりがいうだけで勝手に温度が下がる}うえ、温度を上げる方法がない。
つまり外が30度あれば、自他問わず「暑い」と10回聞けば氷点下になり、それ以上聞いてしまうと凍死の危険性がある。
単純に計算すれば30度の状態で92回「暑い」と言われれば絶対零度になるぞ。

・[[あべこべクリーム]]
「雪でアッチッチ」に登場。
塗ることで触覚が逆に感じるようになり、冷たいものは暑く感じ、痛みはくすぐったさに感じる。
…サブタイトルの時点で薄々読めたと思うが、極端すぎる熱や低温は逆に感じるばかりであり、雪が降りだしたせいでドラえもんとのび太は火の粉を浴びるも同然の大やけどを負い、熱い風呂に飛び込んで冷まそうとしたら&bold(){氷漬け}になった。一体何のための道具なんだか…。

・タイムベルト
大長編「のび太の恐竜」等に登場。
腰に巻いて使用する個人用の小型タイムマシンの一種。
普段ドラえもんが使用しているタイムマシンと異なる点として、タイムマシンは時間移動機能と空間移動機能を搭載しているのに対し、タイムベルトは空間移動機能がオミットされている点である。
これがどういう事かというと、
例えばのび太の部屋からタイムトラベルを試みるとして、タイムマシンは現代ののび太の部屋からタイムホールを通って西部開拓時代のアメリカへ行くといった事ができる。
それに対しタイムベルトは100年前等に行く事は当然出来るが、100年前ののび太の部屋、時間移動を試みたポイントから&bold(){一切移動する事が出来ない}。

……まだ危険性がわからない?
つまり&bold(){時間移動先の安全が一切保証されていない}のである(幸い…というべきか、地球という座標には固定されているらしいので、宇宙空間に出たりはしないようだが)。
現代と大陸が大きく変動している1万年単位の時間移動は特に危険で、考え無しに使うと&bold(){大海原の真上に放り出されたり、地形に埋められてしまう可能性もある}。
この事はドラえもんも口を酸っぱくして注意しており、ドラえもん自身もあくまでタイムベルトは時間移動先でタイムマシンが使用不可能になった際の帰還用の道具として使用している。それでもかなりの危険性を伴う、融通の効かない道具。

・[[タイムワープリール>タイムワープリール(ドラえもん)]]
「タイムワープリール」に登場。
リールを回すと、回した分だけ時間を飛ばすことができる。
ただし飛ばした時間は消えてしまったわけではなく、歩いていれば体力を使い、殴られていればケガを負っているのだが、使用した本人にその間の記憶は継承されないらしい……と思われたが、わさドラ版ではその間のことをのび太が覚えているような台詞がある。
また、飛ばす単位が「分」から「年」まで設定できるが、のび太のように一気に数十年後に飛ぶ、という行為は自身を「浦島太郎」状態にしてしまうのと同様であり…?
それに、自分の死期、今輪の際まで飛んでしまう恐れもある。

・いやなことヒューズ
「いやになったらヒューズをとばせ」に登場。
身体につけ、肉体的・精神的にストレスを感じる事態が発生した際、使用者が15分間仮死状態になる。
一見かまってちゃん状態になれるので便利そうだが、この道具は&bold(){いかなるストレスに対しても無条件で起動する}。
しかも「仮死状態」である間は当然、意識が無く、身動きもできない。
危険な状況で仮死状態になった場合には、その間に発生する事態に対応できないことになる。
作中ののび太の場合、庭で蜘蛛が出てきたショックでヒューズが飛び、目覚めた時には全身を蚊に刺された怪物状態になっていた。
社畜が使ったらあっという間にクビだ!

・ロボット福の神
「ロボット福の神」に登場。
見るからに縁起のよさそうな名前に縁起のよさそうな外見のロボット。ボタンを押して「ワッハッハ」と笑わせると、聞いた相手が気前が良くなる。
しかしこの道具、ドラえもんが買ったのは粗悪品だったようで、「ゲヒヒ」と下品な声をあげ、聞いた相手をカンカンに怒らせる始末。
顔も作者の相方が生んだ[[ココロのスキマをお埋めするセールスマン>喪黒福造]]にどこか似ている。
通常通り使ってもこの福の神は後述する「ゴルゴンの首」同様に勝手に歩き回り、際限なく&bold(){気前テロ}を巻き起こしていく。
その結果のび太は野良犬から骨を押し付けられ、ジャイアンが子分としてストーキング、泥棒からは盗品を擦り付けられ、警察は捕まえた泥棒を「つまらないものですが」と送り付け、挙句の果てには&bold(){のび太を国家元首にするよう国会で決定}されてしまった。明らかに贈ってはいけないものが混ざっていたが気にするべきだ。

・けんかマシンセット
「けんかマシン」に登場。
話す言葉が全て罵倒になり相手を脅す「入れ舌」、目にも止まらぬ俊足を手に入れる「イナズマソックス」、[[ブルース・リー]]より強くなれるパワー手袋の三点セット。
これさえあればどんな喧嘩も負けなしである。&bold(){まともな製品であれば。}
ドラえもんがのび太に貸したものは案の定欠陥品であり、なんと&bold(){[[ゴリラ>ゴリラ(動物)]]でもイチコロ}というとんでもない代物であった。
その結果、のび太はチンピラのオープンカーを軽い蹴りで&bold(){粉々}にぶっ飛ばしてしまい恐怖するが、一度つけてしまったが最後、自力ですら脱げない始末。
まだノリがドタバタギャグ全盛だった連載最初期とはいえバイオレンスすぎる道具である…。
余談だが本エピソードは連載第3話でありながら長らく未収録で、『さようなら、ドラえもん』の冒頭でのび太が「ほら、アレ出してよ。けんかが強くなる奴」と言っているのはこのけんかマシンセットの事である。
ブラックベルト(2巻収録の締めるだけで柔道の達人になる帯)だと勘違いしたTC版読者も多かろう。まぁどちらにせよ強くなる事には変わりないが。

・雲コントローラー
「[[雲ざいくで遊ぼう>雲ざいくで遊ぼう(ドラえもん)]]」に登場。
オーブントースター型の道具で、空の雲と同じ雲を作り出し、雲べらというヘラとピンセットを使って自由自在に雲細工を作る事ができる。
だが、スイッチを入れっぱなしにしておくと機械が焼けてしまい、その煙がそのまま空の雲に再現されてしまう上、大山版アニメでは、更に機械がショートを起こしたことで落雷が発生し、ドラえもんに雷が命中してしまっていた。
ドラえもんがロボットだったからよかったものの、もしこれが人間だったらただでは済まないだろう……

・ロケットそうじゅうくんれん装置
「ロケットそうじゅうくんれん機」という話で「何の訓練もなしに宇宙に出たら危ないから」とドラえもんが出した道具。
コクピット型のシミュレーターと小型の宇宙船の模型からできており、シミュレーターで宇宙船を実際に飛ばして操縦することができる。さりげないが22世紀の宇宙関連技術が窺い知れる描写。
''ただし、宇宙船が壊れるとシミュレーター本体も大爆発する''。
…安全に訓練するための装置なのになんで連動しているのかが謎だが、ドラえもんの口ぶりからするとこういう「仕様」のようである。

・[[絵本入り込みぐつ]]
これを履いて絵本に飛び込むと、その絵本の世界に行ける何ともファンタジーな道具。
アニヲタwiki読者は別の薄い絵本に飛び込みたいかもしれない。
だが案の定セーフティにかなり問題があり、両足揃って靴を履いてないと自力で絵本の世界から出られないという大きな欠点がある。
また、絵本に入っている最中に絵本を焼却廃棄されると最後、&bold(){二度と出られない}。
アニヲタwiki読者の皆さん、別の薄い絵本に飛び込みたい時は一人の時使うもしくは理解ある親の下で薄い絵本を買いましょう。
なお、細かい設定や作中での扱いは該当項目参照。

・[[テレビとりもち]]
該当項目参照。
テレビの中のものを取り出せるという、&bold(){百人中百人がエロいことを考える}であろう夢の道具。だが使い方を誤るとテレビの中に引きずりこまれてしまう。
動物番組とかカーレース中継とかはもちろん、特撮番組とかでも引きずり込まれる可能性が……。
ちなみにわさドラ「火星ピクニック」ではテレビとりもちの紙媒体バージョンとして「絵本とりもち」が登場している。

・超巨大スクリーン立体テレビ
「巨大立体スクリーンの中へ」に登場。100インチの巨大テレビだが画面のなかに入れる機能がある。[[水木しげる]]先生が喜びそうな設定。絵本入り込み靴のテレビ版といったところ。
これだけならアニオタの夢の道具(なんなら絵本より需要ありそうだ)だが''使用中にテレビの電源を切られると出入り口が消えてしまうというとんでもない欠点がある。''
また、&bold(){テレビの中の人物・物体のサイズは、その時の画面の表示を元にされているらしく、テレビの中に入ったのび太は巨大化したアイドル歌手・伊藤翼に踏みつぶされそうになった}(その後、カメラが引いた際に通常サイズに戻り、その隙に出ることができた)。
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』では映画の世界に入ったのび太が&bold(){ラスボスに石にされて&color(red){殺害された}}(幸いママがビデオに撮っていたので巻き戻して強制的に脱出させたが)。

・本物3Dメガネ
わさドラ「本物3Dテレビ」に登場。これをかけてテレビを見ると画面のなかの物が立体映像として出てくる。
それだけならいいのだが立体映像にふれるとそれが実物としてでてきてしまう。上述のテレビとりもちに近いが番組によっては意図せずとも中の物を出してしまう恐れも。

・桃源壺
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』に登場する、異界である「桃源郷」と現世を繋ぐ壺。
この中に入れば美しい天女を侍らせ、この世の何よりもうまい桃と蜂蜜(下ネタに非ず)を食べる至高のニート暮らしができるが、逆を言うと&bold(){それしかできない}。
しかもこの道具、2回しか使用できず、3回目に入ると二度と出られなくなる。
桃源郷の長である仙人から聖なる槌を借りて空の結界を破れば現世に戻れるが、実は&bold(){桃源郷の1カ月は現世の1000年}に当たり…。

・架空水面シミュレーターポンプ&架空海水まきぞえガス
「深夜の町は海の底」、「ドラえもん のび太の人魚大海戦」に登場。
「世界の水面が上昇した時をシミュレートするための道具」であるポンプは、専用のメガネを着けている人以外には見えも触れもしないため基本的に無害。
だが、セットになっているガスと組み合わさると非常に危険。
このガスに触れた海のもの(生物、非生物問わず)は名前の通り架空水面に巻き込まれてしまうのだ。
つまり、''魚が夜の町を優雅に泳ぐ''というシュールな光景が繰り広げられることに…。
熱帯魚ぐらいならまだいいが、サメやクジラなども平気で巻き込まれるため、それらに襲われる可能性も含んでいる。
オマケに、架空水面を消しても魚はそのまま。魚の方は自力で戻してやる必要がある。
しかも、船などもやってくる可能性がある。本編では小舟だったので大した被害ではなかったが、タンカーが来たりしていたら…。

・[[ありがたみわかり機]]
「ありがたみわかり機」に登場。
普段から何気なく使っているもののありがたみをわからせる機械…なのだが、作中では「空気」や「食べ物」など明らかに生きる上で必要な要素も「もの」の範疇に入っていた。
ドラえもんは何気なく言っていたが、悪用すれば相手を窒息させたり、餓死させたりすることも思いのままである(というか、実際に道具図鑑でやってる)。
しかしなにより恐ろしいのは&bold(){自分の邪魔な人間の排除}さえ可能なことである。
作中では、のび太が「ママのありがたみを教えて」と機械を作動させ、玉子を家から追い出している。
下手すると「警察」とかそういったものまでありがたみをわからせる「もの」扱いされている可能性がある。もし悪人が「警察のありがたみを教えて」なんて言った日には…。
一応他人でも電源を切れるのがありがたい。

・メモリーローン
わさドラ「メモリーローン」に登場。
自分の記憶を買い取ってお金に変えてくれる道具なのだが、親友・家族・死別した親族との記憶まで買取対象で、しかもそういった思い出ほど高額での買取となる。もしもそれらの思い出を売り払おうものなら…………。

逆に自分がお金を払う事で嫌な記憶を引き取ってもくれる。

・3分間カップ旅行セット
大山版のアニメオリジナルエピソード「3分間カップ旅行」にてドラえもんが購入した22世紀で大人気のひみつ道具。
蓋を開けて、冒険の世界の素となるかやくを入れた後特殊なバイオ液を入れた後定員が揃うと3分間だけカップの中の世界で遊べる。
・作中ではシンドバッドとその仲間たちとなって嵐の海でクラーケンと戦う『アドベンチャーカップ』
・童話(作中ではシンデレラ)を体験できるメルヘンカップ
・重力の小さい惑星で自由気ままに遊びまわれるスペースカップ
・戦闘機に乗ったり巨大ヒーローに変身して怪獣と戦うSFカップ
・&bold(){リアルなゾンビ}が迫りくるホラーカップ
が作中に登場。絶対安全な冒険ができるとの事だが、注意書きを無視すると大変な事になる。
その危険なカップがスペースカップ。カップの中は本物の宇宙と一緒なのでテキオー灯が必須となり、更に&bold(){星から遠く離れると3分立っても戻れない場合がある。}
ジャイアンとスネ夫が調子に乗って宇宙に飛び出した結果戻れなくなり、更にテキオー灯の効果が切れて生死を彷徨う羽目となった((この話でのみ、テキオー灯の持続時間が24時間ではなく、数分間程度となっているため。))。
更にどこでもドアやとりよせバッグも使えなかったため((別の宇宙のためどこでもドアが使えず、とりよせバッグはドラえもんたちが逆にカップに吸い込まれてしまう。))、応急措置としてホラーカップと繋げたが、何も知らないジャイアン達からはホラーカップ内で死んだと思い込んでしまった上に、ゾンビ軍団に包囲されたまま3分間を過ごす羽目に……。スペースカップで心身共にボロボロになった彼らにとっては、ゾンビ軍団のど真ん中で過ごす3分はとても長いものだった……。
ちなみによく見ると、ホラーカップにも&b(){「このホラーカップを破損すると、中からゾンビが出てしまう恐れがあります。」}という恐ろしい注意書きが…何故そんな無駄な機能が付いているのか。

◆番外
・未来の自転車
「未来からの買い物」という話でのび太が「つう心販売カタログ」で購入し、劇中で&bold(){実際に事故を起こした}ひみつ道具。
一漕ぎ100メートル、最高時速200キロ、衝突防止道順記憶装置付きという代物。
…だが、この商品「最高時速で走っていると分解する」という、リアルの航空機などでも起きた事があるガチの事故を起こす欠陥商品なのである。

そして、エピソード最後の方で販売元に追われ、いつしか家の屋根の上を走り回り、自転車は空中でバラバラになりドラえもんとのび太は落下し……

幸い事故ったドラえもんたちに大したダメージはなかったが、訴訟などの対策のため販売元は他に買った品を全て無料にしている。……&bold(){隠蔽じゃねーか!}((ちなみに現実世界では今回はダメージがなかったので犯罪にならなかったが、もしもこれでケガをさせてしまった場合傷害罪が成立する))
もっとも、のび太達は料金度外視で品物を買ったため販売元の来訪を最初「取り立て」だと勘違いしており、懐的には「無料化」にほっとし、ドラえもんは「どうしてぼくの分もうんと買っといてくれなかったんだ」とぼやいていたが。

・入れかえロープ
自分と相手の中身を入れ替える道具で、普通に使用していれば問題ないが、「STAND BY ME ドラえもん2」ではとんでもない欠陥が追加された。
その内容は使用者同士が入れ替わった状態で1時間以上経過すると互いの記憶が無くなってしまうというもの。
作中でもこれを使った者同士が先述の事態に陥りかけた。ただし本作で登場したのはあくまで試供品だが。
#areaedit(end)
}

**杓子定規系
使用目的に沿った効果を発揮するが融通が利かない上に効果が強すぎる為に、結局周囲に迷惑を及ばす道具。
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・&ruby(マッドウォッチ){狂時機}または驚時機
時間操作系ひみつ道具の一つ。これで時間の加速・遅延・停止が可能。
[[某劇画>ジョジョの奇妙な冒険]]の各部のラスボスのスタンドと同じような能力となる。
壊れたら一生そのままであり、タイムマシンで戻らない限り[[加速及び減速した世界で一生暮らすこととなる。>ソウジ(仮面ライダーディケイド)]]
似た道具に「タンマウォッチ」「ウルトラストップウォッチ」がある(これらは時間停止のみ)。

・[[石ころぼうし]]
[[透明人間になる道具>隠蔽能力]]は数多くあれど、この道具はトップレベルでヤバい。
被れば[[道端>赤座あかり]][[の>黒子テツヤ]][[石ころの>相坂さよ]][[ように>古明地 こいし]]、目には見えているにもかかわらず誰にも気にされなくなる。
つまり&b(){存在を認識されなくなるため、どんなにハデに暴れ回っても誰にも気づかれない。}
声は勿論体臭や足跡すら気づかれないため&bold(){完全犯罪のし放題}である。
が、帽子が外れなくなった場合は本当に誰からも気づかれなくなり、万が一一呼吸の猶予もなく事故死した場合には死体が腐敗して帽子がずり落ちるまで野晒しにされ、踏み躙られ…哀しくなってきませんかみなさん。
他の道具(かたづけラッカー、かくれん棒など)には大概時間制限があるので、ここまでの惨事に至ることはまずないのだが…。
もっとも、『魔界大冒険』においては帽子が破れ、効果が無くなっている描写があることから、帽子自体の耐久性はそれほど高くない様子。

・人間うつし
「人間うつしはおそろしい」に登場。
試験官に保存された液体で、イキアタリバッタリサイキンメーカーと並んで&font(#ff0000){細菌兵器}と言っても過言ではない代物。
飲んだ人間の体内で増殖し、汗とともに体外へ。
気化することで空気中に拡がるのだが、この菌を吸うと最初に飲んだ人間と同じ性格、知力、能力になる。
使った人物&bold(){未満}になる[[クルパーでんぱ]]に比べれば若干マシか。
似た道具に「ビョードー爆弾」「ハンディキャップ」がある。

・ウラオモテックス
「ウラオモテックス」、「グンニャリジャイアン」に登場。
ステッカーのような道具で、これを張られた対象は普段隠れてしていたことを堂々とやるようになる。
現実世界でこれを張られたら聖人君子だろうがなんだろうが社会的に抹殺されることだろう。
他にも「白状ガス」「ジャストホンネ」などもあるが、これらは制限時間がある分まだましな部類。

・[[無敵砲台]]
「スネ夫の無敵砲台」に登場。
兵器系ひみつ道具で1、2を争うであろう強さを誇る要塞。
対象を指差し&font(#ff0000){「発射」}というだけでセットされた砲台から砲撃できる。砲撃は逃げることも防ぐこともできない。
ドラえもん世界の住人は(ギャグ補正のおかげで)異常に頑丈なのでまだいいのだが、最大威力で放てば20mほどもありそうな爆炎が上がっていた。
&font(#ff0000){どう考えたって過剰防衛だこんなもん!}
自己防衛機能も持っており、これを破壊しようと近付いた者を&bold(){自動的に}砲撃する。
[[彼>クリア・ノート(金色のガッシュ!!)]]の術に似たようなのがある。

・誘導ミサイル
・[[ホームミサイル製造法]]
・設計紙と地下工事マシン(で完成した基地内蔵のミサイル)
・手投げミサイル
・紙の工作「きりぬく本」武器編
・[[ペンシルミサイルと自動仕返しレーダー>ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー(ドラえもん)]]
&font(#ff0000){だから何故市販してしまうのか}。 効能?&bold(){全部同じだンなもん!}
特に一番最後のは&bold(){平和になったのに…}という所で閉幕する恐ろしい話。

・ヤメラレン
「[[ジャイアンリサイタルを楽しむ方法>ジャイアンリサイタルを楽しむ方法(ドラえもん)]]」に登場。
一言でいうと&font(#ff0000){驚異的な中毒性を発症させる薬物。}
何かをしているときにこれを飲むと、そのときやっていることが&font(#ffb74c){やめられないとまらない}状態になる。
作中ではドラえもんとのび太が「ジャイアンの歌中毒」になることでリサイタルを克服した…のだが、アンコールを求め、ノドが枯れて帰ろうとするジャイアンを鼓舞しまくるなど、余計体に悪そうな事態を引き起こしている。
本来は苦手克服に使われるものらしいが、中毒中に求めるものがなくなるとぼーっとしたりイライラするあたりどう考えても…。
道具解説本によれば、何もしていない時にこれを飲むと、「&b(){この薬を飲むことがやめられなくなる}」。
&bold(){やっぱり麻薬じゃん!}
ちなみにわさドラでは「ダイスキンドリンク」というにたような道具がでてくるが、苦い割にすぐ効果が切れる上、ジャイアンの歌には最高レベルでないと効果がなかった。

・[[十戒石版>十戒石板(ドラえもん)]]
「十戒石板」に登場。ノート大の石板型をしている。
モーセの十戒が元ネタであり、これに自分が考えた戒めを書くと破った者に雷が落ちる(書いた本人も同様)。
書けるのは当然10項。
本項目ラストのネタもこれが元ネタ。

・レポーターロボット
「レポーターロボット」に登場。
いわゆる&font(#ff0000){[[マスゴミ]]}という奴である。
知りたいものを告げればその対象の所まで行って直接インタビューし、何があってもユーザーの知りたい事実を報道するという実に忠義深いロボットだが、
その忠義深さは最早狂気の域に達しており、「報道の自由を妨げる者は許しませんよ」と言い放ち、邪魔するものを&font(#ff0000){電撃光線で焼き尽くす}という強引な方法で排除してしまう……人の自由も妨げないでくれ。
この道具は40巻で登場したが、初期のドラえもんの道具はこんな感じのもんばっかりである。
また、これを見て平然と「続きはどうなるんだ!」と手に汗握るのび太その他の視聴者もあんまりと言えばあんまりである((余談だがマスコミの悪辣さを風刺した作品には、星野スミレ(作者の別作品からのゲストのアイドルキャラ)の恋愛疑惑解明の為に執拗に付き纏うマスコミのレポーターが登場する作品もある。))。今のネット社会の縮図のようだ。

・[[おもちゃの兵隊]]
「おもちゃの兵隊」に登場。
「ドラえもんのうた」の2番にも登場する、ある意味有名な道具。
ドラえもんの出すロボット系道具にはロボット三原則の二(人間の命令に従うこと)を順守しすぎて一(危害を加えないこと)をおろそかにするような融通の利かないものが多いが、これはその代表と言える。
剣(軍刀?)を持った指揮官と、銃剣付き自動小銃を持った4人の兵隊から構成された小型ロボット。
防護対象者の敵だと判断した途端、黒焦げになるまで相手を砲撃する。&bold(){軽く肩を叩いただけでも敵とみなされる}。
また、野球ボールでさえも撃ち落として灰にする。
最初の命令しか聞かないらしく、&font(#ff0000){後から「この人は敵じゃない」と説得しても、全く聞いてくれない。}
また、最初に命令した者が敵だと判断されればやはり攻撃する。
なお、有名かつ強力なためかわさドラの「強ーいイシ」「のび太が育てたかぐや姫」、更にドラベースではかませ犬になってしまった。

・チューケンパー
「チューケンパー」に登場。
犬型の可愛いロボット。
忠誠心の高い可愛い奴だが、こいつも二を順守しすぎて一をおろそかにするタイプであり、純粋度は先述の[[トモダチロボット]]と同等かそれ以上。
主人の言うことを聞きあれこれ気配りをしてくれるのだが、主人のためとなると融通が利かない上に限度も知らずになんでもする恐ろしい奴であり、主人が攻撃を加えられれば過剰なまでの反撃を行い、強い好意のこもった目で誰かを見ていれば&font(#ff0000){フルボッコにしてでも連れてくる}。
たとえ本人が本気でなくても、ちょっと思っただけでそれを察し、&font(#ff0000){勝手に}判断して行動するため迷惑この上ない。
「[[犬はいいぞ! 給料も払わんでいいし文句は言わないし何でも言うことを聞く!>ロイ・マスタング]]」などという人には決して与えないことをお勧めする。

・ロボット背後霊
「ロボット背後霊(わさドラでは「ボディーガードは背後霊」)」に登場。
使用者の背後にまとわりつき、24時間ほど使用者を守る。
これだけならいいのだがこいつも前述の「チューケンパー」同様、使用者のためなら暴行、強奪を行い、のび太が「おもしろそうだな」と思った漫画を[[はる夫>安雄とはる夫(ドラえもん)]]から強奪、仕舞いにはのび太を怒ろうとしたママを殴った。
チューケンバーに比べ、透明な分さらに厄介だが、幸い24時間で消える。

・アラビンのランプ
「ランプのけむりオバケ」に登場。
「アラジンと魔法のランプ」に登場するようなランプ型の道具で、手でこすると煙が吹き出てランプの精霊のような煙のロボットが現れ、願いを聞いてくれる。 
ただしその願いの叶え方に非常に問題があり、姿形はランプの精霊のようではあるが魔法などの特殊な能力があるわけではなく、主として煙状のくせに[[やたらと強い腕力にものを言わせるという方法である>イマジン(仮面ライダー電王)]]。
要するに上記3道具と同じくロボット三原則の一を無視するタイプの忠臣だが、コイツの場合はその中でも特に融通が利かない。
基本的に力仕事以外は役に立たず、やり方がわからない用事を頼まれれば他人にやらせる(たとえば、宿題をやれと言えば&bold(){先生に強引にやらせる})、欲しい物を頼まれれば誰かから&bold(){強奪してくる}など、総じて他力本願な上に周囲の迷惑を顧みない。
使用人なんだから孫請けするなと。
作中ではのび太の願いを叶えるためにドラえもんにストーブをつけさせ、先生に宿題をやらせ、ジャイアンからお菓子を、スネ夫からはトランプを奪い取った。
最後には調子に乗って100万円を要求したのび太の願いを叶えるためにパパから脅し取ろうとし、彼がそれだけの金をもっていないとわかると今度は外に飛び出して&bold(){通行人を手当たり次第に襲い始めた。}
一度受けた命令は必ず守るよう作られており、命令を阻む者には容赦なく暴力を振るい、命令した&bold(){本人がやめさせようとしても}決して聞かない。 
一応、ランプの蓋部分に命令取り消しのボタンが付いてはいるが。


・ダイエットン
わさドラ「ドラえもんがダイエット」に登場。最初に指定した体重を減らすまで強制的に運動させられ続けてしまう。これだけならよいのだが、&bold(){この最初に指定する体重の数字に制限がないらしく}、瘦せた結果が健康体の限界である極限体重を下回る値であっても受理してしまう。

・魔人のいない魔法のランプ
「まじんのいないまほうのランプ」に登場。上記のアラビンのランプに近いが名前の通り中に魔人はおらず、&bold(){近くにいる人の名前を呼ぶと、その人を勝手に魔人に仕立ててしまう}。勿論本人に拒否権はない。またできることの範囲及び願いの解釈は魔人にした人物に準ずるため、あいまいな願いだとその人の勝手な解釈で予想外の結果が出ることもある。

・強いイシ
「強~いイシ」に登場。
名前は「強い意思」のダジャレだがその実態は…
その名の通り「石」の形をしており、何かやり遂げたい事をこの道具に吹き込み、時間を設定すると、当人の周りに浮かんで、目的を強制的に果たさせる。
もしもサボった場合は頭部を何度も殴打する。やる事と時間を一度設定すると、その時間が経過するまで途中取り消しは不可能。
何故か「年」単位のダイヤルもあり、のび太は「一時間」と間違えて&bold(){「一年間」のランニング}を設定してしまった。
物理的に不可能なのに、何で気がつかんのかね。まあ、本来は貯金とか禁煙とかに使うダイヤルなんだろうが。
戦闘力は「まもり紙」よりも強く、ジャイアンでさえもやられてしまった。
わさドラ版1回目ではここで散々書いた「おもちゃの兵隊」や「空気砲」も&bold(){無効}、果ては&bold(){ブルドーザーに潰されても無傷}という、これまた無駄に頑丈になっていた。
ただし、変装すると一時的に目を誤魔化すことができたりする。

同様のぐうたら撲滅系道具としては「スケジュール時計」「タイマー」などがあり、これらもいかなる方法を用いてもリセット不可能。
まあ、飽きっぽい人間がいくらでも後出しジャンケンできるスケジュールを付けたらどうなるか、というのはあるが、明らかにやりすぎである。
一応タイムふろしき等で時間を戻すか進めるかすれば回避可能。作中でもドラえもんがタイムふろしきで時間を1年分進めて事なきを得た。
ちなみに『[[クレヨンしんちゃん]]』にも[[「スケジュール何が何でも達成ギブス」>北与野博士(クレヨンしんちゃん)]]という似たような道具がある。

・[[ドロボウホイホイ(人食いハウス)>ドロボウホイホイ(ドラえもん)]]
「人食いハウス」に登場。
「ゴキブリホイホイ」のごとく泥棒を誘い寄せ、粘着材で捕らえる家型の道具。
家に入った人物のみならず、どうやら家の周囲で「取る」という単語を発すると吸い込まれてしまう模様。
元ネタは大林宣彦監督のホラー映画「ハウス」。

・[[フエルミラー]]
「かがみの中ののび太」に登場。
写したものを倍にして増やし、鏡の世界から取り出せる鏡。
食糧問題の解決には有効だが、グローブや本、お金などの左右非対称なものに対し使用するとそのまんま鏡像異性体が出てくるため使い物にならないことがある。
また、スイッチを切るのを忘れると、[[鏡に映った自分が勝手に出てきて>ディメンションミラー(星のカービィ)]][[本物を鏡の中に放り込んでしまう。>仮面ライダーリュウガ]]
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』でも王ドラが同様の目に遭ったり、ミニドラが町を埋め尽くすほど大量に現れたりしてパニックになっていた。
漫画『[[クレヨンしんちゃん]]』では本作のパロディとして、[[鏡に映った人間の「反対の性格の」者が出てくる鏡>北与野博士(クレヨンしんちゃん)]]が登場し、こちらでも鏡の中から出てきたみさえとしんのすけが本物の野原母子を鏡の中に閉じ込めようとした。

・味のもとのもと
「ジャイアンシチュー」に登場。
どんなものにかけても猛烈においしく感じられる最強の調味料。
一見便利そうだが、&font(#ff0000){食べるのが不可能なモノに対しても有効}であり、一歩間違えれば石や金属をウマイウマイと口にして総入れ歯になったり、毒を摂取したりしかねない。人間に振りかけてしまえば「人間っておいしそう……」ととんでもないことを感じてしまうようになる。
それ以上に恐ろしいのが「&font(#ff0000){&bold(){過剰に使用すると対象物を口にしなければ気がすまなくなってしまう}}」という危険性の存在。
のび太がうっかり中身全部をジャイアンにぶちまけてしまった結果、&font(#ff0000){実に恐ろしき地獄絵図が繰り広げられてしまった。}
この際ののび太たちの表情が明らかにラリッており、薬物並みにやばい代物だということを如実に感じさせる。
味覚が脳の働きによる知覚であることを考えると、なんらかの作用を脳に及ぼしているのは想像に難くないが、口にするのではなく対象にかけただけで作用するとは恐ろしいブツである。

名前が商標に引っかかったためか、大山版では「モトノアジ」、水田版では「いっぱい食べる粉元気な子」「何でも食べる子元気な粉」「スーパーグルメスパイス」等とムリヤリ名前を変えて登場していた。

・ヒーローマシン
映画『[[ドラえもん のび太のパラレル西遊記]]』に登場した道具。
絵本や物語の中に入って遊ぶことが可能であり、主人公の能力や衣装のまま、現実世界に戻ることも可能。
この時点で悪人が使用したら恐ろしいことになりそうだが真価はそこではない。
なんと、この道具で物語を展開した場合、その作品世界のキャラが自我を持って具現化してしまうのだ。
更に、ゲーム世界のキャラクターを現実世界に流入させてしまう危険性についても全く考慮されていないらしく、ドラえもんが西遊記のカセットを差したまま電源を入れっぱなしにしたせいで
妖怪軍団がゾロゾロ現実世界に現れ、&bold(){人類を滅亡させてしまった}。

・気ままに夢見る機とアクセサリーセット
映画『[[ドラえもん のび太と夢幻三剣士]]』に登場した道具。
夢カセットを夢見る機に入れるだけで好きな夢を見ることができる道具。しかも、登場人物は自分の思いのままに設定することができる。
これだけなら問題はないのだが、この道具はそれに加えて夢世界と現実世界を入れ替えることができるとんでもない機能がついている。
作中では、夢世界と現実世界を入れ替えた結果、夢世界のラスボスの攻撃を受けたのび太としずかちゃんが&color(#ff0000){現実世界で死んでしまった。}

#center()&color(#ff0000){本当に死んでしまったのである。}

幸い二人とも生き返るのだが…。
また、この道具の注意書きには「長時間夢を見続けると&bold(){現実世界に影響することがあります。}」「&bold(){第二の現実を創造する}画期的新製品です。」といったとんでもないことが書かれている。
ヒーローマシンといい、後述する世界創造ゲームといい未来世界のゲームはあまりにも危険なものが多すぎる。

・リフトストック
「リフトストック」に登場。
杖のような形をした道具で、対象者が上のボタンを押すことで重力の働く向きを調整し、上り坂を下ったりすることのできる非常に便利な道具。
しかし問題はこの道具、遠隔操作が不可能という点にあり、一度でも手を離したら直接上のボタンに触れるまで永久に重力変換ベクトルはそのままである。
作中ではのび太がうっかり下り坂にした状態でマンホールのくぼみに先端を引っ掛けてしまい、後方に置き去りにする結果となり、戻る最中に静香ちゃんがストックを抜こうといじったせいでのび太にかかる重力がどんどん急勾配になった挙句、ついにはストックが倒れて&font(#ff0000){真横}になってしまい、電柱に捕まって泣き叫ぶハメになった。
幸いドラえもんが駆け付けて事なきを得たが、もし手を離していれば、&font(#ff0000){家の壁や塀をぶち破って突き進み続け、変わり果てた姿になったのび太は宇宙まで飛んで行ったことだろう}。恐ろしすぎません?

ちなみに『坂道レバー』という似たような道具もあり、これは付けた板や乗り物のベクトルを変えるためこのような事態に陥ることはない。

・ミサイルつき原子力潜水艦
「ラジコン大海戦」に登場。
もう&bold(){名前からして酷い}が、実はこれラジコン用のオモチャ。
しかしその火力は1mかそこらしかないにもかかわらず、ミサイル一発で木製ボートを吹っ飛ばせるほど高い。
おまけに上から爆竹(魚雷)をドカドカ投げ込まれても平気の平左という頑健さを持ち合わせている。
強度はドラえもん曰く「本物並み」らしい。
たとえオモチャとはいえ、[[ビッグライト]]やら魔法の虫眼鏡やら、物を大きくする道具はいくらでも売られているわけで…。
さらにこいつ、ラジコンにも関わらず[[スモールライト]]で小さくなることで&bold(){乗り込んで操縦可能であり、そのための装置がしっかり付いている。}
もはや兵器である。

・集中力増強シャボンヘルメット
「集中力増強シャボンヘルメット」に登場。
瓶に入った薬剤をシャボン玉のように吹き出し、それをヘルメットのごとく人の頭にかぶせると、その時その人がやっていた事を集中してやり続ける。
…ただし、その集中してやっている行動を止めさせるには、他の人がヘルメットを針などで割る必要があり、&bold(){自分の意思では止める事ができない}。
そのままずっと放置されればきっと&font(#ff0000){餓死か過労で倒れるだう}。
ちなみにしずかちゃんは必要以上の長さになってもセーターを編み続け、ジャイアンとスネ夫は道端にしゃがみ込んでのアリの観察を&bold(){アリがいなくなっても}続け、のび太のパパは&font(#ff0000){庭の穴を深さ数メートル(推定)になっても延々掘り続けた}。

・しあわせトランプ
「[[しあわせトランプの恐怖>しあわせトランプの恐怖(ドラえもん)]]」に登場。
見かけは普通のトランプだが、持ち主が願い事を1つかなえてもらうたびにカードが1枚ずつ消えていく。[[スゲーナスゴイデス!>クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険]]等と唱える必要はない。
すなわち&bold(){最強}の道具である「任意全能系ひみつ道具」の中でも&bold(){最速}のひみつ道具であり、最強議論スレではほぼ間違いなくこの「しあわせトランプ」が武装としてテンプレに組みこまれるが、その[[「最速」「最強」>ウルトラマンマックス]]には当然ウラがある。
実はこのトランプ、特に願い事を直接言わなくても、思考を読み取って要求を満たすふしがある。
そして52枚を消費し、トランプがジョーカーだけになった時、今までの幸運を埋め合わせるかのような不幸・災難が訪れる。
トランプを捨てたり燃やしたりしようと放り投げても、強制的に本人の所へ戻ってきてしまう。
難を逃れるには、他人にそれを譲渡するしかない。
作中では、のび太からそれを盗んだ引ったくり常習犯が&bold(){犬にかまれ、ドブに落ち、車に跳ね飛ばされて大ケガをした末に警察に捕まった}。&color(#cccccc){その程度で済むんだ……}

ちなみに水田アニメ版1回目では『のび太が願ってもいないのに勝手に望みを叶えて』いる為、任意全能ではなく&bold(){自動全能}とも取れる能力を発揮していた。
望みすらしなくとも勝手に叶えるとなると、もはや手の付けようがないぞ!
……このトランプを手放したい!と願った場合どうなるんだろうね?

・つづきをヨロシク
「つづきをヨロシク」に登場。
ガスを噴霧する道具で、何かをしている時に手を突っ込んで抜くと、その手の形になって続きをやってくれる。
それはいいのだが、&bold(){取り消しガスをかけない限り永遠に続ける}。
宿題をやってもらおうとすると一つのページを繰り返し続け、荷物を持たせると絶対離さない。
作中ではのび太が乱用した結果取り消しが追いつかなくなり、&bold(){この道具で取り消しの続きをやってもらうことになった}。
さすがひみつ道具の応用や有効活用に定評のあるのび太というべきか。

・マルネットベルト
チャンピオンベルトのような外見の道具で、丸いものを引き寄せたり、反発したりできる。
レベルは青→黄→赤の3段階あり、より大きな丸いものに作用するのだが…作中では&bold(){レベルの調整が一切効かず、一方的にレベルが上がっていった}。
そしてこれをつけたのび太はレベルが赤になったベルトとともに丸いものに逆に引き寄せられたり、挙句丸い地球に反発されて&bold(){大気圏外に吹っ飛ばされそうになった}。
ベルトを外したことで窮地を脱することはできたが、宇宙をさまようベルトは丸い惑星達に対して……

・しつけキャンディー
「しつけキャンディー」に登場。
飴玉のような道具で、これを舐めた人間が「嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれる」といった迷信的な警告をすると、それが現実になる。
スネ夫が迷信を言う自分の曾祖母をバカにするのを見かねたドラえもんが彼女に舐めさせたところ、スネ夫が「親の悪口を言うと口が曲がる」「物を粗末にすると物が泣く」「食後すぐ寝ると牛になる」という警告を無視した結果それが全て現実のものになった。
果てにはスネ夫のママが牛になったスネ夫を見せたくないばかりに「スネちゃまは留守」とごまかしたところペンチを持った[[閻魔大王>閻魔]]が「嘘つくと舌を抜くぞ!」(原作では無言で笑みを浮かべながら)と言いながらやってきた。

それだけでも十分危険だが、本当に恐ろしいのは悪用も可能なのである。
例えば「テレビを見るのを邪魔すると、ネズミが出るよ」と&bold(){デタラメな警告も現実になってしまう}のだ。
水田わさび版では警告の中に「スイカの種を飲み込むとお腹の中で芽が出る」が追加されたため、うっかり種を飲み込んでしまったドラえもん、のび太、スネ夫の口からスイカのツルが出るという地獄絵図と化してしまった。
更に冒頭の警告が「嘘をつくと&bold(){地獄に落ちて}閻魔大王に舌を抜かれる」になったため、嘘をついたスネ夫とスネ夫のママが地獄に落ちてしまった。
つまり、水田わさび版仕様のは手を汚すことなく気に食わない相手を地獄に落とすことも可能なのである。
一応「茶柱が立つと縁起がいい、きっといいことがある」という良いことも現実になることがある追加要素があるものの、危険なことには変わりない。

・オートアクションプロンプターときゃくほんカセット
「[[なぜか劇がメチャクチャに>なぜか劇がメチャクチャに(ドラえもん)]]」に登場。
芝居用の道具で、やりたい芝居の「カセット」を道具にセットするだけで、どんな素人でも完璧な芝居が出来る道具。
また出演者の趣味嗜好をインプットすることで、出演者の理想通りの話をオートで選んでもくれる親切設計。
…「人が全自動で動く」という時点で何か嫌な予感がするが、作中では「のび太にも分かる」という条件で脚本を選定した結果&font(#ff69b4){しずかが裸ないし半裸になる役に充てられる名作童話芝居}が次々選ばれることに。
しかも最後に度重なる(しずかの羞恥心による)劇の中断にキレたドラえもんが「強制的かつ全自動で芝居が進行する」モードに切り替えたら、「持ち物と服全てを人に施したために神から金を授かった少女の善行譚『星の銀貨(ターラー)』」が「嫌がりながら服を脱いで人に渡していくしずか」という、「&bold(){完全なる原作再現}」ながらエロ舞台と化してしまった。
つまりこの道具で芝居を行えば、[[「猿蟹合戦」の猿はリンチに遭い、「カチカチ山」の狸役は水に突き落とされて櫂でブッ叩かれ、「西遊記」の悟空は炉で焼かれて岩の下敷きにされた上に焼けた鉄を飲まされ、グリム版「白雪姫」で后役は最後に「死の舞い」を踊る羽目になる>ボヘミアン・ラプソディー(ジョジョの奇妙な冒険)]]。
万が一「封神演義」のナタ太子なんかやらされたら切腹させられるのでは…。
さすがに「芝居用」の道具で「死にオチ」なんてことにはならない([[人魚姫]]だってそうだし)だろうが、「裸」を「それっぽい衣装」等ではなくガチで脱がせた事から推測すると、かなり命がけの芝居になりかねない可能性を秘めている。

・ことばきんしマーカー
わさドラ「ことばきんしマーカー」に登場。指定した言葉を喋った人に&bold(){雷が落ちる}ようになる。…[[幽白の海藤>魔界の扉編に登場した能力(幽☆遊☆白書)]]?

・宇宙救命ボート
「行け!ノビタマン」、「のび太も天才になれる?」、「めいわくガリバー」、「[[気まぐれカレンダー>気まぐれカレンダー(ドラえもん)]]」、「流れ星ゆうどうがさ」などに登場するひみつ道具。
地球が崩壊するなど惑星レベルでの超大規模災害発生時に使用する全自動型宇宙船。誰でも使用できるよう操作部分は発射ボタン一つのみで、ボタンを押すだけで勝手に人が住める惑星へと飛んでいく。
が、ボタンを誤って押してしまった場合に&bold(){キャンセルする術がない}。また着陸先は「人間が住める惑星」だが、初回使用時はどんな星か選ぶこともできなかった。
さすがに「完全ランダム移動」では鬼仕様だったせいか、映画『宇宙漂流記』『アニマル惑星』では目的地に存在するものを装置に入れることで着陸先を指定できるようになっている。前者ではジャイアンとスネ夫が入ったままの未来のゲームがUFOに持っていかれたため、乗組員が落とした木の実を使って追跡するのにつかわれた。

・ねがい七夕ロケット
・裏七夕ロケット
「ねがい七夕ロケット」に登場。短冊に願いを書き、ロケットを打ち上げるとその願い事を叶えてくれる。裏はその逆で、願い事と&bold(){反対の}事象が叶う[[微妙なひみつ道具]]でもある。
問題は、書いた本人の願い事を叶えるだけではなく、&bold(){勝手に他人の願い事を叶えられる}という点である。
つまりは、&bold(){本人の与り知らない所で他者を不幸に陥らせることも可能}ということである。
作中でスネ夫は、裏七夕の機能を使って「しあわせになりたい」と書くことでのび太を不幸にしようと試みた。
…が、裏だと思っていたが既に「ねがい」の方に交換されていたため、文字通りの願いが叶ったものとみられる。なお、ジャイアンは「世界一歌がへたになりたい」、スネ夫は「大勢の女の子に嫌われたい」と書いていた&font(l){(…既に叶ってないか?)}。わさドラによれば、効果は一年間続く模様。

・ミチビキエンゼル
「ミチビキエンゼル」に登場。
手にはめると使用者にとってもっとも有用な方法を提示してくれるが、その方法のほとんどは&bold(){使用者第一で周囲の迷惑を一切顧みない}。
しかも自分で外すと&bold(){噛みついてくる}ので、他人に外してもらわなければならない。
そのせいでのび太はドラえもんの大事なネジを捜す際にも手間取ってしまったが、自分を狙っていたジャイアンがエンゼルを奪っていったため、ドラえもんを助けることができた。
本編では迷惑極まりない道具だが、かつてゲームボーイで発売されたゲームソフト「ドラえもん 対決ひみつ道具!!」ではそんなはた迷惑な効果は全くなく、ドラえもんにヒントを与える有能な道具として登場した。
使い手と目的の問題だろう。

・ハリ千本バッジ
「ハリ千本ノマス」に登場。
いわゆるソノウソホント系なのだがこれは少し違うこのバッチを付けて、使用者に対し誰かが嘘をつくと、バッジが「ノマスー」とうなり、その嘘を言った相手は体が勝手に動き、嘘を本当にするための行動をとってしまう。例えば「全財産あげるよ」と相手がウソを言えばその気にしてしまうのだ。少しは抗えるが、結局はそのウソを実行してしまう。幸いバッチを外せば、すぐに効果は消えるが、消えるのは&bold(){前に相手がついた嘘だけ。}しかもこのバッチアニメでは、親切のつもりで「のび太の家に泥棒が入った(原作では家が火事になった)」と嘘をついたしずかが何と&color(#F54738){&bold(){本当にするため窃盗(原作では放火)をしようとしてしまう}}しかもこの時はバッチが胸に引っかかっていたためなかなか取れなかった。もしもエイプリルフールでこれを使ったら....

◆番外編
・植物自動化液
名作と名高い「さらばキー坊」並びにそれを題材とした『のび太と緑の巨人伝』で登場した、浴びせた植物を擬人化する薬。
正常に使用すれば何ら問題は無いのだが、『ザ☆ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』では思わぬ欠陥が追加された。
ドラえもんは裏山の開発を止めるため、一本杉に自動化液を浴びせて意見を聞こうとするも、蓋を閉め忘れていたため腐ってしまったことが判明。
ここでドラえもんは愚かにも&bold(){腐った自動化液をその辺の松の木の下に捨ててしまい}、キッドが新品を持ってきたため一本杉はマトモな心を持った姿で開発業者に抗議をした。
しかし、腐った自動化液は効果が無くなるわけではなく、&bold(){心まで腐った姿で擬人化してしまう}ことが判明。
開発に不満を抱いていた松は林の木と言う木に腐った自動化液を浴びせ、大軍で暴走を開始し麓の町に押し寄せる。
マタドーラを捕まえて人質にすると、&bold(){「もっと自動化液を腐らせてよこせ、世界中の植物を我々の味方にして人類をぶちのめしてやる」}と言い始めた。
ドラえもんたちは中和液のタンクを持ち寄り、自動化液を洗い流そうとするが、一度でも中和液を使用した植物は二度と自動化されることは無い。
松軍団をたった一人で食い止めようとした一本杉まで中和液が掛かってしまうと、ドラえもんたちは躊躇するも…。
#areaedit(end)
}

**誰得系
使い道が限定的でありながら危険を伴うある意味、作られてはいけなかった道具。
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・悪運ダイヤ
「悪運ダイヤ」に登場。
握りこぶしくらいの大きさのダイヤで、自分に擦り付けたそれを他人が持つことで効果を発揮する。
なんと自身に降りかかった災難がダイヤを持っている者に移るのである。
何?ダイヤを持たなきゃいい?
キミは道端に宝石が落ちていても拾わないでいられるのか?
しかも拾いたくなるように誘惑する機能までついている。
ちなみに、そのダイヤを拾った人を探すために&font(#ff0000){ハンマーで叩きまくり}、アニメ第二期ではビンタをしたり頬を引っ張ったりしていたが、あまりやり過ぎるとジャイアン以外の人にも酷い目に合わされるのではないのだろうか……。

・まさつブラシ
わさドラ「ツルリン 先生がとまらない」に登場。これでふいた場所は[[摩擦が0になり>東方定助(ジョジョリオン)]]壁にぶつかるまでずっと止まれずにすべることになる。

・悪魔のイジワール
「悪魔のイジワール」に登場。
これを飲むと、&bold(){周囲の人間から(無意識のうちに)イジワルを受ける}こととなる。インケンすぎる。
解毒剤はあるが、飲むまでの間もイジワールの効果は続くわけで…
作中では、トイレに行きたくなったのび太が、周囲の人間の(悪意の無い)イジワルの結果、どうしてもトイレに行けずに漏らしてしまう羽目になった。

・絶交テレカ
「ザ☆ドラえもんズスペシャル」に登場。
[[親友テレカ]]とは対極的な道具で、文字通り友情ブレイカーな効果を持つ呪われた代物。
しかも、あっちは伝説のひみつ道具扱いされているのに対し、このテレカはそのようなエピソードが一切ないため、市販されているものと考えられる。

・[[百苦タイマー]]
「百苦タイマー」に登場。
一度スイッチを入れると、1分に1回、計100回の苦が訪れる。
誤ってスイッチを入れてしまったのび太は散々な目にあった。
ちなみに回を重ねるに連れ過酷になり、&font(#ff0000){弱い人なら10分で死に至る。}
原作では「行」つまり修行者が己を鍛えるための秘密道具とちゃんと道具自体の存在意義は説明されているのだが、
なぜ苦行僧が必要とするような道具を一般家庭の未来人であるセワシと子守ロボットのドラえもんが持っていたのかは謎である。

・びんぼう紙
「ぼくのまもり紙」に登場。
拝めば主人をありとあらゆる災厄から守ってくれる紙型ロボット「まもり紙」の逆バージョン。[[微妙なひみつ道具]]でもある。
&bold(){拝めばありとあらゆる方法で主人に災厄を招く}紙型ロボット。もう説明するのも面倒だ。
しかも「まもり紙」単体の戦闘力はジャイアンがズタボロになってやっと勝ったというくらいあるので、こいつも同様と思われる。
一体誰が何のために使うというのだろうか…。
わさドラ版では「やくびょう紙」という名前になっている。

・[[ゴルゴン>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]の首
「ゴルゴンの首」に登場。
&bold(){常時石化光線を垂れ流している}危険すぎるロボット。
防ぐ手段はなく、上に生えた蛇の首を引っ張らなければ永遠に解除されないという意味不明な仕様の上に、収納している箱の外に出すと&font(#ff0000){自分の意志を持って勝手に歩き回る。}
ドラえもんの説明では生物にしか効かないように言ってるが、ロボットであるドラえもんも効果があった。
まあ、ドラえもんは風邪も引けば蚊にも刺される高級ロボットだし……。
何でこんなもんを未来の世界では作ったのだろうか?
そもそもこの道具、立たされても疲れないようにするためだけに出したのである。

・[[ヘソリンスタンド]]
「ヘソリンガスでしあわせに」に登場。
30分間精神・肉体含むあらゆる苦痛を取り除く「ヘソリンガス」を供給するスタンド。
[[ONE PIECE]]や[[鋼の錬金術師]]でも描かれたように、「痛み」とは身体への危険信号であり、それを無視し続けることは死に直結する。
作中では使用者が&font(#ff0000){「東京タワーから落っこちても大丈夫だな」「ひかり号にはねられても平気だよね」}などと言いだす始末。&font(#ff0000){(※死にます)}
おまけに心の痛みも無くなるため、倫理観や罪悪感も麻痺し、苦手もなくなり怖いものなしという極悪仕様。
しかもヘソリンガスは恐ろしい程中毒性が強く、一度使い始めたら麻薬のようにヘソリンジャンキーになってしまう。
更に恐ろしいのは、ヘソリンスタンドには&bold(){別のガスを装填できるというシステム}であり…(以下、該当項目参照)

・地球下車マシン
「地球下車マシン」に登場。
ポケットに入るサイズの、ダイヤルがついた機械。
このダイヤルを回すと、使用者に対する地球の自転の影響を小さくすることができる。
即ち、普通の人からは使用者が西方向へ移動しているように見える。
…さっぱり使用目的・開発意図の分からない道具である。のび太は(身動きせず)スキーをするために使用した。
(かつてのテレビのチャンネル変更ダイヤルと同様)多用し過ぎるとダイヤルが安定しなくなり、最終的にはダイヤルが取れて壊れてしまう。
こうなると、機能をOFFにすることが出来なくなるため、とてつもないスピード(自転速度と同等?)で延々西へ強制移動させられる。
作中でのび太は、マシンの入ったズボンを脱いで、ズボンのみ移動させることで一応事なきを得たが…
アニメ版では、&bold(){万里の長城上空をズボンが飛ぶ}というシュールなオチが流れた。

・[[分かいドライバー]]
「分解ドライバー」に登場。
該当項目参照。
地面に落としたら地球は滅亡するのではないだろうか?
#areaedit(end)
}

**発売禁止道具
ここまでに登場した危険極まりない道具を普通に市販する&b(){未来デパートすら&color(#ff0000){発売を禁止する程}の危険な道具。}
#openclose(show=道具一覧){
#areaedit()
・[[人間製造機]]
「人間製造機」に登場。
&b(){名前通り。}倫理的にもうなんか色々ダメ。
しかも&font(#ff0000){超能力者(ミュータント)の赤ちゃんが生まれる欠陥付き。}
未来では国連軍が出動する事態になった。
新ドラではネタが危険すぎるために「架空動物製造機」になったが、ちょっと感動的な話になってる。

・[[空飛ぶうす手じゅうたん]]
「空飛ぶうす手じゅうたん」に登場。
薄手の布地。
「とぶ」「あがる」「うかぶ」といった、浮遊を思わせる単語を布地の周囲で言うと、これが浮かび上がり、空中を飛行する。
…問題なのは、&bold(){飛行のコントロールが効かない}点である。それゆえ、未来世界でも流石に&bold(){発売中止}となった。
単に飛びたきゃタケコプターでいいしね。

・どこでもガス
大長編『のび太とアニマル惑星』に登場。
「どこでもドア」の気体版だが、目的地と別の場所につながってしまう事例が多発し、&bold(){早々に発売中止}になったという。
どこでもドアがはらんでいる危険性は前項でも解説した通りだが、&b(){そのどこでもドアよりはるかに事故が起こりやすい欠陥品が売られた場合どうなるかは想像に難くない。}
作中ではニムゲの星の科学者が開発したものとしてほぼ同じものが登場しているが、それを見る限り、
「目的地設定にボタンやダイヤルでの操作が必要で、(心に思った場所を読み取ることで作動する)どこでもドアより遙かに面倒」
「ガスが風で吹き散らされたり、無くなると帰れなくなる」という問題点を抱えている。
ただし、そちらの場合は動物たちを月に逃がす目的で使われたものであり、二ムゲの星で実際に道具として流通されていたのかは不明。

・ころばし屋Z
アニメオリジナル『[[最強!ころばし屋Z>最強!ころばし屋Z(ドラえもん)]]』に登場。
通常の「[[ころばし屋]]」は「10円入れると対象を3回転ばせてくれる」というだけの道具で、いたずらぐらいにしか使えそうにない良くも悪くも子供の玩具のような道具。
で、そのころばし屋の上位版であるこのZの能力はというと……
-''銃撃一発で電柱がへし折れる''
-''のび太の銃撃((『ルパン三世』の次元はおろかゴルゴ以上の早撃ち能力を持つ))にすら対処する運動能力''
-''タイムワープ機能付きで時間を越えて追って来る''
-''ターゲットの身近な人物を視認するだけでターゲットの情報を得られる''
-''無関係な人間を巻き込もうがお構いなしの非情さ''
-''拘束できても脱皮して脱出する''
……と、もはや''超時空戦略兵器''のレベルに達している。というか、通常版との差が大きすぎる。
また、通常版にあった「100円入れるとキャンセルできる」機能も''搭載されていない''。なんで危険なものに限ってリミッターを着けないのか。
流石にこれは製造中止になっても致し方ないだろう。

・世界創造ゲーム
田中道明による漫画版『[[ザ☆ドラえもんズ]]』に登場するゲーム。
未来の世界版[[RPGツクール>RPGツクール2000]]とも言えるもので、ゲームの中にあまりにもリアルな世界が作れる他、&b(){[[ゲーム内で作った存在>ジェリー(ザ☆ドラえもんズ)]]を実際に現実世界に呼び出すことが可能。}
それ故に自身の作った箱庭と現実の区別がつかなくなり、危険と見なされて&bold(){発売中止}になった。
詳しくは[[ウラドーラ軍団(ザ☆ドラえもんズ)]]を参照。
おそらく元ネタは3DOのゲーム『友情伝説 ザ☆ドラえもんズ』に登場するイージーホールかと思われる。

・コピーたまご
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』に登場した欠陥品。
動物をコピーしてペットを作り出す道具なのだが、絵や写真、像などであっても関係なく最初に見たモノをコピーする。
そのため&bold(){猛獣や架空の生物を片っ端からコピー}して大騒ぎになり、&bold(){発売中止}になった。
[[怪獣映画やゲームの広告なんかをコピー対象にしたらどんな大惨事に発展するか分かったものじゃない>SCP-2006]]だろう。
更にコピー機能は誕生後も続くため、武力を持って投入しようとすると技を片っ端からコピーして強化される。まさに[[黒神めだか]]。
作中ではのび太が『西遊記』の三蔵法師一行の石像をコピーしてしまったせいで、天上界一の暴れん坊「[[斉天大聖 孫悟空>西遊記(中国古典)]]」が現代に蘇ってしまう。
まぁ、作中世界でのび太の活躍を元に創作されたのが孫悟空なんだけどね([[パラレル西遊記>ドラえもん のび太のパラレル西遊記]]参照)。

・なりきりチェス
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』に登場。
&font(#ffb74c){ドラ・ザ・キッド}の持つ道具。
チェスの箱のような形で、スイッチを入れると周りの人間がゲームの世界へと飛ばされ、駒となり戦うことになる。
戦いで受けた痛みは脳に直接作用するため、未来では&bold(){死者まで出てしまい}発売禁止となったらしい。
王様の命令が絶対のため下位兵に拒む権利はなく、相手が恋人や家族だろうが敵軍であれば強制的に死ぬまで戦わされ、勝敗が決しない限り永遠にゲームは終わらない。
更に信じがたいことにキングはNPCなようで、仮にプレイヤーがキングを殺したり降参させたりした場合、敗北した側の駒は&font(#ff0000){全員敵キングに捕らえられ断頭台送りになる}。&bold(){クソゲーにも程がある!!}
早い話が超劣化版「[[ソードアート・オンライン]]」。ハリーポッターにもこんなシーンがあったような…

・触るとできる工作セット
『ザ☆ドラえもんズスペシャル』ロボット養成学校編に登場。新発売のひみつ道具として鳴り物入りで登場した。
手で触れた物を使用者の願い通りの姿に変えるという[[手塚治虫]]先生が見たら大喜びしそうな道具。
しかし、抽象的な概念でも具現化することが可能であり、作中ではマタドーラが「強くなりたい」と思いながらうっかり手で触ってしまったせいで巨大なマタドーラの姿に変身、ロボット養成学校の校舎を破壊してしまった。
この騒ぎを始めとして各地で同様の事故が起こり、あえなく&bold(){販売中止に}。

・スリルグラス
危険すぎて&bold(){市販すらされなかった道具}。『ザ☆ドラえもんズスペシャル』ロボット養成学校編に登場。
ゴーグルのような形をしていて映るものが安全であればあるほど過剰なまでに危険なものとして認識され、それによってスリルを味わう
原作にも「オーバーオーバー」と言う同じ性質の道具があるが、この道具はそれに加え、&bold(){危険であればあるほど安全に見える}という余計な効果が付加されている。
つまり「自ら危険に突っ込んでいく可能性を極限まで高める」という、この上もなく危険すぎる代物なのだ。

これを付けてしまったドラえもんはただの蜘蛛にビビってバズーカをぶっ放しまくり、溶鉱炉の上の鉄パイプをお気楽に歩き回るという&bold(){第三者視点の方が遥かにドキドキハラハラする大暴走}をしでかし、これが原因で市販される前に封印された。ひみつ道具開発センターのスタッフ曰く「作り直しだ」との事。
#areaedit(end)
}





《Wiki十戒》
●項目を見たら追記・修正をしなければならない
●情報はより正確なものでなければならない
●二次元の自分の嫁は愛し抜かなければならない
●
●
●
●
●
●
●勝手な決まりを作ってはならない

ピシャーーン!!

「わるく思うな。
こうでもしなくちゃ、とりかえせなかったからね。」

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