ハーメルンのバイオリン弾き

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ハーメルンのバイオリン弾き」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/03/11(木) 06:15:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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月刊少年ガンガンにて1991年~2001年まで連載された渡辺道明の漫画。
単行本は全37巻。
本作の二十数年後を描いた続編「ハーメルンのバイオリン弾き~シェルクンチク~」がヤングガンガンにて連載していたが、人気不振により盛り上がりかかったところで打ち切りの憂き目に合う。
現在は、作者の渡辺道明のが運営するサイトの電子書籍形式で「続・ハーメルンのバイオリン弾き」が自費出版されている。



魔王を倒すため魔族の支配する「北の都」を目指し旅を続ける仲間達
#center(){
「旅の勇者ハーメル」
「心優しい少女フルート」
「愛の勇者ライエル」
「亡国の王子トロン・ボーン」
}
彼らの姿を熱く描いた、ファンタジー作品。


#center(){【~ストーリー~ 】}
北の都を目指し、旅を続ける勇者ハーメルは、立ち寄ったスタカット村で身よりの無い少女フルートと出会う。

それはハーメルと仲間達の過酷な冒険の旅の始まりだった。

旅の中で愛の勇者ライエル、亡国の王子トロン・ボーン等の心強い仲間を加えていくハーメル一行。

そして明かされるハーメル、フルートの出生の秘密。

様々な困難を乗り越え仲間達は旅を続けていく……
 


#center(){【~用語~】}

○魔曲○
曲を演奏することで作曲家達の想いを力に変える能力。
他人を操ったり、強力な魔獣を呼び出したりと様々な効果がある。
作中で多くのクラシックの名曲が登場し、その蘊蓄が披露された。

○パンドラの箱○
邪悪な魔族が封じられた箱。
ハーメルの母パンドラが開けてしまう。

○スフォルツェンド公国○
魔法兵団を率いて、魔族に対抗する女王の治める国家。
その王族は強力な魔力を持ち、人類の希望となっている。
ハーメル一行も序盤に訪れており、彼等の旅を様々な点で支援した。

○北の都○
ハーメル一行の最終目的地、大魔王ケストラーが治める魔族の都。

○魔界軍王○
魔族の四つの軍団「冥法軍」「幻竜軍」「妖鳳軍」「超獣軍」の指揮官。
「冥法王ベース」「幻竜王ドラム」
「妖鳳王サイザー」「超獣王ギータ」
で結成されている。
それぞれ絶大な力を持ち、ハーメル一行の前に立ちはだかる。












この様に設定だけ書き出すと真面目なファンタジーマンガに見えますが。
実際は&font(#ff0000){ぶっ飛んだ思考のキャラクターが暴れ回るギャグ重視}のファンタジーです。


この先の登場人物紹介は&font(#ff0000){ネタバレ}が含まれています。
御注意下さい。








#center(){【~登場人物~】}

◎ハーメル CV:矢尾一樹(ドラマCD・劇場版)
本作の主人公。
巨大なバイオリンを担いだ美青年。
大魔王ケストラーと人間と天使の血をひく女性パンドラの息子。
大魔王の血の暴走による魔族化を恐れていたが、本人の成長や仲間達の協力により克服していき、その力を逆に利用して戦う場面も増えていった。
卑怯で金に汚い外道勇者。バイオリンの音色で呼び寄せた鳩を撲殺して丸焼きにしたり、村人に法外な報酬を要求するほか、
ヒロインに着ぐるみを着せて金儲けに利用したり、仲間に肉体・精神両方の面で大ダメージを与えるイジメをしたりと暴れまわる。
しかし、ファーストキスからセカンドキス、サードキスまで男に奪われるなど、それまでの悪行のしっぺ返しのごとき被害も喰らいトラウマになっている。
鍋とコタツを愛し、ポセイドン(海の守り神)や仲間を鍋の具にしようとしたり、北風が吹き荒ぶ中でコタツの素晴らしさを語って仲間達を行動不能にしたりした。
最終的にフルートと結婚する。

◎フルート CV:横山智佐(ドラマCD・劇場版)
本作のヒロイン。
スタカット村に住む身寄りのない少女、なのだが実はスフォルツェンド公国女王ホルンの娘。
かなり頑丈な体をしており、死んでもおかしくないような状況下でも生き残る。
そんな彼女を一言で表すと「不憫」。問題児だらけのパーティを一身に支える苦労人。まな板の為ヒロイン失格と言われる。
一応ヒロインなのだが、キグルミを着て大道芸をさせられたり、操られた者の寿命を削る魔曲をガンガン使われて魔族と戦わされたりとかなり不幸。
体の限界を超えて操られ続けたせいか、素で石柱ぶん回して戦ったりするようになってしまった。
彼女の家系が能力の関係で極めて長寿なことが救いである。
最終的にハーメルと結婚し、沢山の子宝に恵まれる。
スーパーファミコン版のゲームでも、ハーメルに魔曲で操られたりぶん投げられて武器にされたり、乗り物にされたりなどととかなりひどい扱いであった。

◎オーボウ CV:佐藤正治(ドラマCD・劇場版)
ハーメルと旅をする喋るカラス。
ハーメルの最大級の被害者。
かしこいカラス君として芸をさせたり、バニーガールのコスプレさせたりとか父親と思っている相手にやる事ではないぞハーメル…
その正体は元妖鳳王オーボウ。魔族の中で殺戮を嫌う変わり者だった。

◎[[ライエル]] CV:[[関俊彦]](ドラマCD・劇場版)
ハーメルの幼なじみで親友にして最大級の被害者。
愛の勇者を自称し博愛主義。フルートよりライエルの方がかわいいと読者からお便りが来た事も…
黄金のピアノを担ぎ、精霊の火の鳥くんを呼び出す姿はなかなかイケメンだが、五百キロ近くあるピアノに潰されたりしてよく行動不能に陥っている。
女性に免疫がなく鼻血を出して倒れることが多い。その出血量は作中で一二を争い、何度も失血多量で死にかける。
サイザーが仲間になってからは気絶しながら鼻血を出し、妄想の世界に旅立つことが何度かあった。
最終的にサイザーとバカップル化を経て結婚する。そんな体質のせいで一人娘が生まれるまでサイザーは相当苦労したらしい…

◎トロン・ボーン 声:坂本千夏(ドラマCD)
魔族に亡ぼされた騎士の国ダル・ セーニョの王子。
なかなかませた子供で、その行動はハーメルに近いものがある。
そんな彼だが剣士としての才能はあり、旅の中でスクスクと成長していく。
最終的にはまさかのコルネットと結婚。それまでフラグらしいものは一切([[厳密にはある事はあったのだが>ハーメルンのバイオリン弾き(TVアニメ)]])
無かったため、ファンを驚かせた。一年に一回の発作はあるものの、まあなんだかんだで幸せらしい。

◎[[サイザー>サイザー(ハーメルンのバイオリン弾き)]] 声:[[佐久間レイ]]
(ドラマCD・劇場版)
魔界軍王No.3、妖鳳王サイザー。
九人のワルキューレを呼び出し華麗に戦う。
ハーメルの双子の妹だが、赤ん坊の頃に魔族に連れ去られ、魔族に都合の良い嘘を教えられて育った。
魔界軍に身を置いているが、彼女の本当の目的は魔族を封印することだった。
しかし計画は失敗に終わり、なんやかんやでハーメルの仲間になる。
仲間になってからは、素直で世間知らずな性格をダメな兄に利用され、コスプレ衣装を着せられてライエルを死の淵に追い込んだ。
また、ワルキューレ達もキャピキャピした女子高生軍団のように変貌してしまった。
最終的にライエルと結婚した。

◎オカリナ
サイザーが連れている白いカラスで、サイザーの副官。
正体はオーボウの娘でムチムチセクシーなお姉さん。
サイザーの育て親と言うべき存在で、幼いサイザーのたった一人の友達だった。
サイザーが母親に愛されていたのを知っていたが脅迫されて言えず、サイザーに積年の孤独を抱えさせてしまった事に罪悪感を抱えていた。

◎ホルン CV:[[島本須美]](ドラマCD)
スフォルツェンド公国の女王。
フルートの母親で、ハーメル一行の旅を支援する。
癒しの魔力を持つが、その力を酷使し続けてきたせいでその寿命は幾ばくかもない。
なんだかんだ親バカ。暴れフルート牛祭りやフルートなまはげなどの祭りを考案する。

◎[[リュート>リュート(ハーメルンのバイオリン弾き)]]
フルートの兄でスフォルツェンドの王子。故人。
人間からは「スフォルツェンドの守護神」と讃えられ、
魔族から「スフォルツェンドの魔人」と畏怖されるほどのチート級の戦闘能力を持っていた。

◎クラーリィ・ネッド CV:[[子安武人]](ドラマCD)
スフォルツェンドの魔法兵団を束ねる兵団隊長。
金髪垂れ目の外見を初対面のハーメルにホモ呼ばわりされて以来、顔を合わせばけなし合う犬猿の仲に。
初登場はシリアスキャラだったが、妹のコルネット登場後はシスコンぶりを遺憾なく発揮。

◎コル・ネッド
クラーリィ・ネッドの妹にして作中トップレベルのネタキャラ。あだ名は「コルネット」。
フルートに魔法を指導するために一時的に仲間になる。
素晴らしい性格の持ち主。ハーメルに一目惚れし、邪魔な(自分の国の王女である)フルートの抹殺を企む(モチロン失敗に終わる)。
その後、フルートの教育が終わりクラーリィに祖国へと連れ戻される。
しかし彼女の活躍は終わらない、ハーメルを諦めきれず、黒魔術に手を出し邪悪な儀式を失敗してしまう。
結果、作中最高レベルの戦闘能力を持った邪神として爆誕してしまう。
その力は魔族の幹部すら一蹴する。
必殺技は「聖母殺人伝説(ジェノサイド・エクストリーム)」
まさかのトロンと結婚。一国の王女になった。

◎パンドラ
ハーメルとサイザーの母親。北の都で水晶の中に閉じ込められている。
ハーメルの音楽家の腕は彼女の手ほどきによるもの。
彼女も作中最高レベルのネタキャラ。
被害妄想→情緒不安定に暴れまわるその姿はいっそ清々しくもある。
自分をだましたケストラーを心の中ではまだ愛している…らしい。

◎ヴァイ・オリン
パンドラの箱を作り出した世紀の発明家にしてマッドサイエンティスト。
ある意味全ての元凶。
ハーメルのバイオリンにミサイルやレーザー、ジェット飛行等の余計な機能を追加した。
実はハーメルとサイザーのお爺ちゃん(=パンドラの父)。
ついでに天使。

◎[[大魔王ケストラー]]
本作のラスボス。
ハーメルとサイザーの父親。
少年漫画史上トップクラスの下衆。

◎ベース CV:緒方賢一(ドラマCD・劇場版)
魔界軍王No.1、冥法王ベース。
オッサンの首を手に持ったイケメン。
本体はオッサンの首、首を持ったイケメンはフルートの兄リュートの抜け殻みたいなモノ。

◎ドラム CV:郷里大輔(ドラマCD)
魔界軍王No.2、幻竜王ドラム。
頭は悪いがパワーは凄まじい双頭の竜。
スフォルツェンド公国で大暴れする。
魔界軍王最初の犠牲者。

◎ギータ CV:二又一成(ドラマCD)
魔界軍王No.4、超獣王ギータ。
みんなにチ○ポと呼ばれる犬。
魔王軍一の剣客であり、普段は卓越した剣技とコレクションとして集めた魔剣の特殊効果を使って戦う。
他人の血を舐めるとその者の能力を得ることができ、ドラムの竜やサイザーの翼をコピったこともある。
最終決戦ではギリギリで生き残り、魔王の血を舐め最強に…といういい所で「聖母殺人伝説」の犠牲となった。

◎オル・ゴール
ベースの副官、道化師のような格好をし、上官のベースにもふざけた態度で対応する。
オーボゥいわく「魔族の中でも最低最悪の糞野郎」で、深い未練や怨念を持つ死者の魂を操り、相手を動揺させトラウマを抉るなど、まさに最低最悪のいやらしい戦い方をする。
実はピエロの仮面が本体、身体は過去にサイザーが滅ぼした国の王子の死体、一時期だけ暴走したハーメルが壊滅した町の住人の男になったりとターゲットをとことん精神的にいたぶるチョイスをする。
ちなみに(口癖の)モデルは[[職業・殺し屋]]。でおなじみ西川秀明。

◎ヴォーカル
大魔王ケストラーに反抗し幽閉された魔族の罪人。魔族の中でも破格の強さを誇る。
ハーメルへの当て馬として解放され暴れまわり、ハーメル一行を追い詰めた。

◎[[チャイコフスキー>ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー]]
花売りの少女を守る最強の作曲家。
並の魔族相手なら無双出来るほどの力を持ち、北の都での最終決戦にも参戦。
正体はハーメルに魔曲で呼び出された謎の存在。
最後は彼なりのハッピーエンドを迎える。



また、アニメ化もされたが、基本的に原作通りの劇場版([[グルグル>魔法陣グルグル]]・[[ロト紋>ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章]]と同時上映)はともかく[[TV版>ハーメルンのバイオリン弾き(TVアニメ)]]はキャラといいストーリーといい全く違う上、持ち味だったギャグが皆無なため、視聴には覚悟が必要。


追記、修正お願いします。

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- チャイコフスキーがネタキャラで出たと思ったら最終決戦でも助けに来てくれたときは凄いと思った。  -- 名無しさん  (2014-05-09 21:38:54)
- ハーメルがイケメン。シュールなギャグも含めて。  -- 名無しさん  (2014-11-02 11:20:37)
- いわゆるツンデレのツン部分でヒロインの寿命削りまくる主人公とかハーメルが最初で最後なんじゃw  -- 名無しさん  (2014-12-07 17:52:43)
- ↑なんだかんだでケストラーの息子だからね仕方ないね  -- 名無しさん  (2014-12-17 11:06:38)
- オリン爺さんがムラムラしなければパンドラが生まれずハーメルもサイザーも生まれない・・・・。すげぇ。  -- 名無しさん  (2014-12-17 11:13:18)
- ↑天使なのに最後はボケ老人wwwww  -- 名無しさん  (2014-12-17 11:14:13)
- ↑ 正体が判明した時、一番ガッカリな天使じゃね?とか作中で言われてたw  -- 名無しさん  (2014-12-17 11:41:46)
- しかしシェルクンチクが打ち切りになったと思ったら、今度は本編から1,2年後の続編とはね。色々懐かしいノリだが、アダルティック表現()が増えたのは色々な制約の解放故かw  -- 名無しさん  (2014-12-17 11:44:02)
- そういえば、ロトの紋章のアリアハンの連中もアンセムの町の住民(ライエル一家以外)と似た事をしたっけ  -- 名無しさん  (2015-04-19 16:53:03)
- 大魔王ギータとかいう残念な存在  -- 名無しさん  (2015-04-30 16:59:24)
- キン肉マンと似たような道辿ってるよな。主人公の子どもたちが主役の続編に、一作目の直後のストーリーとか  -- 名無しさん  (2015-05-06 08:59:38)
- ハーメルが冗談で言ったタケノッコーンが最終決戦で味方として駆けつけたのはビックリしたわw  -- 名無しさん  (2015-05-06 09:19:17)
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