幻獣の國物語

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幻獣の國物語」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2013/03/07(日) 21:23:30
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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『幻獣の國物語』とは、90年代に漫画家の猫十字社氏が連載していた壮大なファンタジー作品である。
なお、この作品は他にも多くの人々の力を借りて作ったという意味合いで、“TEAM 猫十字社”の名義で出版されている。





&bold(){【概要】}
12年に1度開く地球と幻獣界を結ぶ扉を通り、両親の故郷・幻獣界に
旅行にやってきた夏芽は、突如観光先で勃発した戦争に巻き込まれてしまい、
その間に扉が閉ざされたために、幻獣界に取り残されてしまう。
なんとか両親の故郷であるフィローンに戻ろうとする夏芽だが、
幻獣界の国々をも巻き込む大戦争に翻弄されるなかで、
自らの過酷な運命を知ることになる。


「幻獣」というタイトルから、一見すると幻獣や魔法を中心としたファンタジー作品に見える。
だが実際はそれ以外もサイボーグもどきの人間兵器やら戦艦・オーバーテクノロジー兵器やらよく分からん謎技術が出るSFチックな要素に加えて、
主要登場人物の人間関係や心理描写が緻密に描かれており、現在の漫画と比較しても遜色ない完成度の高さを誇る。
物語も、シリアスな場面の緊迫感あふれるアクションシーンから、コメディ場面の愉快なやり取りなど飽きさせない展開ばかりであり、
いろんな要素がてんこ盛りに詰め込まれた作品である。


当時の少女漫画としてはほとんど異例の壮大なスケールで描かれていたファンタジー作品であり
元々、3部構成の作品として作られていたのだが掲載誌廃刊により第1部完の時点で打ち切りとなった。
その後も、出版社との問題やら何やらの事情で再開の目処は立っていない不遇の名作である。
そのため、ファンからは再開を強く望まれている。




&bold(){【登場人物】}
★主要登場人物
・夏芽
主人公の少女。地球での名前は背黒夏芽。フィローンとスクレロスの王家の血を継いでいるが、生まれも育ちも地球の日本。
性格はポジティブで心優しい。
全ての動物や幻獣を従わせる能力を有しているが、詳細は不明。


・ラーオ
夏芽と共に旅する雌猫。人語を話せる。最強クラスの実力を持つ「契約の猫」という幻獣であり、「赫きの矢(ライトニング・ミサイル)」
などの強力な攻撃を行使できる。弱点は水。


・高麗
通称コマちゃん。「秋津犬」と呼ばれる幻獣の最後に生まれた個体。まだ幼態だが、多少は力を使える。夏芽をマスターとして、主従契約を結んでいる。
とある特殊な使命をもって生まれた。


・タイト・アルバ
フィローンの竜騎士。フィローン大公の命令で夏芽の護衛任務につく。学校での成績は散々だったが非常に悪知恵が働き、
「裏技小僧」の2つ名を持つ。


・ストリクス・ネブローサ
代々竜騎士を出しているフィローンの名家ネブローサ家の三男。タイトとともに夏芽の護衛任務につく。
学校では成績優秀の優等生だったとのことで、生身の実力も非常に高い。


・斎槻(ゆつき)
秋津の双子皇子の次兄。内装兵器という魔力で動く兵器を体に埋め込んでいるサイボーグ。
初期は粗暴で残酷な面があったが、夏芽と和解してからはタイト&ストリクスと組んで3馬鹿トリオと化した。
ちなみにイケメン。それに女好き。劇中でたびたび女を抱いている。
&font(#ff0000){もげろ}


・蘿(ひかげ)
秋津の双子皇子の末弟。斎槻と同じく内装兵器という魔力で動く兵器を体に埋め込んでいるサイボーグ。
性格は冷静。だが、実は怒らせると一番怖い。
初期は排他的だったが、夏芽との出会いで感化され、彼女に惹かれていき、ついには結ばれる。
&font(#ff0000){爆発しろ}


・柃(ひさき)
秋津皇子の長兄。本来は三つ子として誕生したのだが、脳髄が欠けていたために体を双子に移植される。自身は魂と力を双子の魔眼に宿して活動し、
秋津の裏の支配者として行動していた。世界を制覇すべく夏芽を言葉巧みに篭絡しようとするが、双子皇子によって邪魔された上に、夏芽は末弟に
NTRてしまった。それ以降は使い魔を夏芽そっくりに変えて思い通りにして自分を慰めている。
&font(#ff0000){ザマァwww}




★八大王家
【フィローン】
夏芽の父・トージュの故郷。トージュが死を偽装して地球に逃れたため現在国王の座は空席で、夏芽の祖父であるセージュテスが代理で統治している。
最強の守護聖獣である竜とそれらを操る竜騎士を従えている国家だが、竜はフィローン国内の『竜の谷』にのみ存在する「竜瑙」を1日2回は摂取しないと死んでしまうため、
遠出することができず、他国に攻め入ることは無い。

・セージュテス・テオン・セグロ
夏芽の祖父。王族の能力である風の精霊を操る力を持っていないため、王を名乗る事はなく大公として執政を行っている。
能力を持たない代わりに格闘術を取得しており、老齢ながら武装した兵士を素手で倒す戦闘力を持つ。




【ボマレア連合王国】
幻獣界最強の軍事国家にして、最大の国土を有している。


・アトレイデス・ディフィルラ・ヴァン・ローランディエ
第23代ボマレア王。異母兄である先王を殺し、たった三日でボマレアを手中に収めた猛者。
非常に高い身体能力を持ち、魔法使いとも生身で渡りあう実力者。
政策は強引だが、これはかつて愛しい女性を失ったことが起因で、根っからの野心家というわけではない。




【ラベンデュラ】
国王母はいるが、実質は貴族と商人ギルドが運営している国家。正統王家は200年前にギルドの策略によって滅び、
血族は各国に逃れている。


・ラスティカ
ラベンデュラ王族に仕える亜人種・カンのリーダー。カンは生まれた時から魔術的にラベンデュラ王族に逆らえない呪を持っているため、
ボマレアによるラベンデュラ強襲に乗じて行方を晦まし、一族が解放される方法を模索している。
元より人間より能力が高いカンだけあって、身体能力・回復力は超人的。





【秋津】
海に囲まれた小国であるが、三千年前に世界征服を成し遂げた国家。科学技術は他国以上の水準。
反王室派が可陀と組んでクーデターを起こすが、体よく利用され実質的に可陀の支配下に置かれた。


・香耶
双子皇子の異父兄妹。新生秋津を名乗るクーデター派により、統利帝と政略結婚をさせられる。
戦闘の腕や政治的な手腕とは全く無縁な箱入り娘であることは、本人が自覚している。
気性が荒い部分が双子皇子とよく似ている。




【シグリット】
若干治安の悪い国。地理的な関係で、可陀が秋津を支配するまで戦争とは無縁だった。


・クイントス・ユーレリオ・シンマック
シグリットの王。温厚で気が弱いな老人だが、植物に干渉する精霊魔法で兵士を翻弄するなど、肝が据わっている。




【スクレロス】
国王を持たず、代表儀官が誠治を行う国家。現在の代表儀官はアシュヴァーシャ。
その証拠に、他の国家が必ず持っているor持っていた守護聖獣や守護精霊が存在しない。代わりに、上空に浮かぶ「門番の月」の加護を受けている。


・アシュヴァーシャ
スクレロスの代表儀官。夏芽の母・マリカの伯母。




【ピクタ】
砂漠に囲まれた感じの国家。


・ミトリダテス138世
ピクタの国王。『火焔首座(ファンネルマスター)』の称号を持ち、強力な火の精霊魔法を使用するが、
過度の戦いで披露し不覚をとったり、相性最悪の敵になすすべなくやられたりと、かませ臭もすごい。
激情家だが、不義な行動を激しく嫌うなど、良識的な人物である。




【可陀】
海戦を得意とし、その艦隊は他国から『無敵潜水艦隊』とまで呼ばれている。ボマレアとは犬猿の仲。


・統利
可陀国の皇帝。劇中では基本的に統利帝と呼ばれる。
世界制覇を目指し、秋津の反皇女派を利用し秋津を手中に収めると同時に、会議に出席した他の国の王家を粛清しようとした。
野心家だが、敵であっても自分が認めた者には利他的な行動を取ることもある。
雷の精霊魔法の使い手。生身の戦闘力も非常に高いが、これは幼少時に長生きは望めないと言われた虚弱体質だったため、
克服すべく鍛えた結果らしい。&bold(){鍛え過ぎだろ。}





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