OZ‐オズ‐(ゲーム)

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OZ‐オズ‐(ゲーム)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}: 2009/12/27(日) 09:34:22
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 28 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&sizex(7){&bold(){「なぜOZは3人なのか?」}}
}



**【概要】

&bold(){『OZ ‐オズ‐』} はコナミ開発のPS2専用アクションゲーム。
発売は2005年6月30日だが、2006年1月26日に廉価版も出ている。

キャラクターデザインに石川史、コンポーザーに山根ミチル、
その他にも同社の&bold(){「キャッスルヴァニア」(悪魔城ドラキュラ)シリーズ}や
&bold(){[[「幻想水滸伝」シリーズ>幻想水滸伝シリーズ]]}のスタッフが多く起用されているのが特徴。
また、漫画「[[メイドインアビス]]」やアニメ「[[おとぎ銃士赤ずきん]]」のキャラクターデザインなどで知られるイラストレーター・漫画家のつくしあきひともモンスターデザイン、キャラクターモーション担当として参加していた
(当時は本名である「鈴木茂也」名義)。

完全新作のゲームとしてはかなりの意欲を感じる豪華開発陣だったが、宣伝が不十分であったため売り上げはあまり伸びず、
プレイデータの募集をしたところ、&bold(){&color(GRAY){集まったのは大してやり込んでもいないセーブデータが一件のみ}}というあまり有難くない逸話もある。

しかしその&bold(){&color(RED){独特なゲームシステムと非常に高い完成度}}・&bold(){&color(NAVY){豊富なやりこみ要素}}や&bold(){&color(GOLD){過剰なネタ要素}}などバラエティに富んだ内容から
実際に遊んだユーザーからは概ね絶賛、&bold(){「知る人ぞ知る良作」}として評価されており、
2009年にファミ通誌上で行われた&bold(){「続編期待ランキング」}では29位にランクインしている。

タイトルからもわかるように、モチーフは児童文学作品&bold(){『[[オズの魔法使い]]』。}
また、個々のキャラクターに宛がわれたビビッドなキャラ付けや原色のパーソナルカラー、大一番での&bold(){『変身』、}
集団での連携を骨子としたバトルという点で特撮作品[[『スーパー戦隊』シリーズ>スーパー戦隊シリーズ]]を意識していると思われる点が多々見受けられる
(特に断章&bold(){&color(RED){『出動!オズレンジャー』}}ではそれが顕著)。

また、OZには&bold(){&color(CYAN){『Over Zenith』}}(頂点を超える者)という意味が含まれており、
冒頭に記したキャッチコピーともども劇中で深く関わってくる要素である。



**【ゲームシステム】


&color(RED,BLACK){△三位一体システム▽}

3次元空間で構築されたフィールドを敵を倒しながらスタートからゴールまで進み、ステージの最後に待ち受けるボスを倒す。
……とここまではオーソドックスな3Dアクションゲームだが、
自分で操作するプレイヤーキャラクターとオートで動いてくれる仲間2人の
&bold(){&color(RED){計3名で連携して戦う}}というのが本作最大の特徴。

基本的な戦闘の流れは以下の通り



&bold(){1.}まず&color(RED){敵を独りでボコる。}一定以上のダメージを与えると敵の頭上に&bold(){&color(GOLD){☆}}が回る。こうなったらこっちのもの。
↓
&bold(){2.}この状態の敵に&bold(){特殊攻撃}を当てると宙に浮かせることができる。
特殊攻撃は敵を遥か彼方にホームランする&color(RED){吹き飛ばし}と[[車田作品の如く頭上に垂直にカチ上げる>聖闘士星矢]]&color(CYAN){打ち上げ}のいずれか。
↓
&bold(){3.}すると仲間が追撃を行い&bold(){「パス」が成立}(位置的に間に合わないときは失敗となる)。
敵をキャッチした仲間はもう1人の仲間か自分に再度&bold(){「パス」を廻す}ので、&bold(){仲間にブチのめされてヨレヨレ状態で目の前に飛んできた敵}を
こぼすことなく&bold(){思いッッッきりカウンターでカッ飛ばす。}&bold(){[[これぞ三位一体!気持ちいいィィィィィィ!!!>創聖のアクエリオン]]}
なお、パスをつなげている間に敵の体力が0になっても&bold(){ダウンするまでは最大体力分までダメージを与え続けることが出来る}ため(この時&bold(){&color(RED){「オーバーキル」状態}}となり、敵の頭上の&bold(){&color(GOLD){☆}}が&color(RED){赤くなる})、より長くパスをつなげることが可能となっている。
↓
&bold(){4.}これを繰り返していくうちに&color(RED){「テンションゲージ」}がアップ。
&bold(){[[テンション上がってきたぜーーーーーーー!!!>ドルチル]]}
↓
&bold(){5.}ゲージが溜まったら高火力な&bold(){&color(RED){「必}}&bold(){&color(NAVY){殺}}&bold(){&color(GOLD){技」}}を発動!敵を蹴散らせ!

&sizex(6){&bold(){超!!エェキサイティンッッッ!!!!!}}


…必殺技は
&color(RED){プレイヤーキャラ単独によるLV1}・&color(ORANGE){味方ひとりとタッグでツープラトンを繰り出すLV2}・&bold(){&color(SILVER){全員で繰り出すLV3}}と強化されていく。
LV1と2はキャラクターごとに個性的な性能の攻撃が用意されている(LV3はどの組み合わせでも共通)。


…要は&bold(){&color(RED){敵をバレーボールしていく}}と考えてもらっていい。
このパスをうまく繋ぐことでよりテンションが溜まり易くなり、必殺技を放つチャンスも増える。
また、単独での攻撃は決定力に欠けており殆どの敵は必殺技で倒すのが前提となっているので、
&bold(){&color(RED){いかに効率よくテンションを上げていくか}}がゲームクリアの鍵となってくる。


ステージは基本的にエリアごとに&color(GOLD){黄色い結界}で仕切られており、そのエリアの敵を全滅させる、オルド(後述)を破壊するなどといった条件を満たすことで結界が消え、先に進むことが出来るようになる。
反面、基本的にステージは後戻り出来ないようになっている。エリアに入るとその入口に絶対に消えることのない&color(BLUE){青い結界}が張られ、戻れなくなることが多い。


&color(BLUE,BLACK){△戦線復帰▽}

本作では&bold(){プレイヤーキャラクターの体力が0になっても即ゲームオーバーとはならない。}
体力が0になると&color(RED){瀕死状態}となり少しずつ移動する以外の行動がとれなくなる。

この時体力ゲージの左から青い&bold(){&color(BLUE){「瀕死ゲージ」}}(なんつー名前だ)が溜まってゆき、
最大体力分まで溜まると一定の体力を残して復活する(瀕死ゲージの溜まる速度と復活時の体力量は1回目、2回目、3回目以降と少なくなっていく)。
また、途中で回復アイテムの&color(GREEN){緑エテリア}を取ると一発で全快できる。

瀕死ゲージは&bold(){&color(ROYALBLUE){×ボタンを連打することで早く溜めることが出来る}}が移動中は出来ないので
必然的にゲージ回復に専念すると無防備状態になってしまう。
また、&bold(){&color(RED){フィールのみ瀕死状態の仲間に近づくことで強制的に復活させることが出来る。}}
チーム全員の体力が0になるとゲームオーバー。
 


&color(GOLD,BLACK){△属性▽}

攻撃の中には&bold(){「属性」}を持つものがあり、ダメージと共に様々な特殊効果をもたらす。
つまり、与えるダメージの相性以外に&bold(){ステータス異常}の側面も持っているということになる。
特定の敵が持たされているほか、特殊なアイテムを装備することで味方の攻撃にも付加させることが可能。
&color(RED){炎属性っぽいエフェクト}なのに&color(DODGERBLUE){冷気の斬撃}なんてこともできる。

[[炎>火属性/炎属性]]…&color(RED){身体に火が燃え移り、一定時間追加ダメージを受け続ける。また、通常よりひるみやすくなる。}

[[氷>氷属性/冷気属性]]…&color(DODGERBLUE){一定時間、身体が凍結し行動不能になる。しかし、攻撃を受ける事によって解除もされる。}

[[雷>雷属性/電気属性]]…&color(GOLD){感電の影響で一定時間しびれて移動・攻撃の速度が通常の半分になる。}

[[光>光属性/聖属性]]…&color(PLUM){この属性の攻撃を受けたキャラクターが他のキャラに接触/地上に落下した時爆発して周囲に連鎖ダメージを与える。}



&color(SILVER,BLACK){△装甲形態▽}

ヒーローものの華・&bold(){[[変身>変身(ヒーロー)]]}である。
ストーリー途中から、後述する&color(BLUE){『青エテリア』}を獲得する事で
画面左下にある紋章のような形をした&bold(){&color(CYAN){『OZゲージ』}}を溜める事が出来るようになる。

これがMAXになるとボス戦時に全員が専用武器である&bold(){&color(SILVER){『レクス』}}の力を全開にすることで
&bold(){&color(SILVER){全身を白銀の外殻で覆う『装甲形態』に変身する事が出来る}}

この状態になると、必殺技の威力、防御力、テンションゲージの上昇率が上がり、
敵の攻撃の属性効果を無効化可能…と大幅にパワーアップする。
&bold(){使えるタイミングはボス戦のみ、}というのがちょっと物足りないがお約束を心得ている感じもする。
一度発動すればステージクリアまでは持続するので安心して戦える。

ただしその代わり、後述するが青エテリアは出現率が低いため、装甲形態への変身はステージによってはシビア。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかし、ポーズ中に伝統のコナミコマンド(上上下下左右左右×○)を入力すると一発でゲージがMAXになる裏ワザがある。}}


&color(GREENYELLOW,BLACK){△エテリア▽}

取ることでプレイヤーに様々な効果をもたらす物質。&color(GOLD){黄}、&color(GREEN){緑}、&color(RED){赤}、&color(DODGERBLUE){青}の4種類があり、それぞれ違った効果を持っている。基本的に敵を倒すか、宝箱などを破壊することで出現する。

&color(GOLD){黄}…&color(GOLD){メインメニューでアイテムを取得するのに使用する}。いわゆる&bold(){&color(GOLD){お金}}に当たる存在。敵を倒す事で出現し、必殺技で倒すと通常より多く出現する。その他、宝箱に入っていることも多い。

&color(GREEN){緑}…取ると&color(GREEN){チーム全員の体力が回復する。}瀕死状態も回復する。&bold(){&color(GREEN){このため出現したら真っ先に取得すべき}}。宝箱に入っていることが多いが、必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する事もある。

&color(RED){赤}…取ると&color(RED){テンションゲージが上昇する。}緑と同様、宝箱に入っていることが多いが、必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する事もある。4つの中では最も出現率が低い。

&color(DODGERBLUE){青}…取ると&color(DODGERBLUE){OZゲージが溜まる。}ストーリー途中で装甲形態に変身できるようになってから出現。必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する。緑に比べると出現率が低い。


**【ストーリー】

かつて、&bold(){『人間』}と&bold(){&color(SILVER){『カテナ』}}と呼ばれる種族が共存していた世界。
ある時、&bold(){&color(GOLDENROD){『神々』}}と呼ばれる存在が異世界より降臨し、
彼らの呪力によって『カテナ』はその手下である&bold(){&color(GRAY){『御使い』}}へと変えられてしまう。
やがて人々は神々が災いをもたらすものだと気づき、抵抗を試みたこともあったが、
かつての隣人であった御使いによって阻止されてしまった。そして幾百年の時が流れ、
人間たちがカテナという種族の存在すらも忘れてしまった頃…世界は神々によって万物の源である力・&bold(){&color(GREENYELLOW){「エテリア」}}を奪われ続け、
静かな終焉へと向かっていた。妹のドロシーと猫のトトと平穏に暮らしていた少年・フィール。
彼の住む村に神々の命を受けた御使いが降り立つ。


**【登場人物】

各キャラのデザインはモノトーンの切り絵にアクセントカラーを着色したようなシャープかつスタイリッシュな雰囲気で、
『幻水』ともまた雰囲気が異なる。それぞれ特徴的な武器・戦法・装甲形態・パーソナルカラーを持つほか、
お遊び要素としてプレイ中に購入できる専用特殊コスチュームがあり([[全員が共通して装備できる特殊コスチューム>サイレントヒル3]]もあるが…)、アイテムを装備することで着せることが出来る。

各キャラクターのパラメータのうち、体力、攻撃力、アイテム装備可能数にはレベルが設定されており、旧OZは入手したエテリアを消費してレベルアップが可能だが、キャラクターごとに限度がある。なお、ここでの「攻撃力」は&color(ORANGE){「&bold(){気絶させやすさ}」を表すものであり、「敵に与えるダメージ量」という意味ではない}ため、注意が必要である。

オズの名が示す通りキャラのモチーフはオズの魔法使いを元にしており、メインキャラは性質や性格を反転させた造形になっている。
(例:フィールの元ネタである『心のないブリキ』は反転して『誰よりも心優しい少年』といった感じ。)

#openclose(show=LV3必殺技について){
LV3必殺技は3人全員で発動するため、キャラクターの組み合わせを問わず共通の技となっている。
そのため、ここで性能詳細を記載する。

まず、&color(RED){リーダー}がターゲットとなる敵に高速で突進しつつ攻撃を加え、続けて&color(BLUE){パートナー}&color(GOLD){2人}が交差するように高速で突進しつつ同時に攻撃し(この時虹色の軌跡が出現する)、
その後、敵を中心に地面に巨大なOZの紋章(旧OZのもの&DEL(){。パーティに現OZのメンバーがいても旧OZの紋章になるがそこはご愛嬌})が浮かび上がり、そして3人で力を溜めて同時に敵に高速で突進しつつ渾身の一撃を加え、その後、紋章の出現場所に大爆発が発生する技。
最高レベルだけに&bold(){威力、攻撃範囲共に最強}であり、ターゲットとなる敵には勿論のこと、最後の大爆発でも広範囲の敵に多大なダメージを与える。
さらに全員で協力してフィニッシュの一撃を決めるような燃える演出も&bold(){&color(RED){非常に格好良い。}}
装甲形態に変身した上でボスをこの技で倒すと爽快感MAXとなることは間違いないであろう…。
}

*旧OZ

&bold(){本作の主人公チーム。}『御使い』の中でも神々の直属である最強の精鋭『OZ』を務めていたが、
呪縛を解かれたことで離反者となった&bold(){&color(NAVY){アルミラ}}と&bold(){&color(GOLD){レオン}}に
旧リーダーである&bold(){&color(RED){カイン}}の息子・&bold(){&color(RED){フィール}}(と猫のトト)が加わって結成された。
&bold(){黒を基調とした戦闘服}に&color(RED,BLACK){バランス型}・&color(BLUE,BLACK){スピード型}・&color(GOLD,BLACK){パワー型}と役割分担がはっきりしたチーム構成が特徴。
レオンとアルミラは裏切る前はいわば&bold(){『悪の幹部』}的ポジションだったので、見た目も怖かっこいい[[ダークヒーロー]]的な印象である。
この世界の崩壊の元凶たる神々を討つため、フィールの妹ドロシーを救い出すために戦いの荒野へ旅立つ。
#openclose(show=そして…){
ノーマルエンディング・『最期の願い』では、至高神との決戦を制するものの
限界を超えた力を出した代償にアルミラとレオンは命を落としてしまう。

しかし、グッドエンディング・『輝く風』にて神々とそれを追ってきた滅びの招き手『神狩』を倒した後は、
ドロシーを連れ帰り、全員フィールの村で穏やかに暮らしている。『ドロシーの大冒険』のラストでもその様子が描かれている。
}





***&bold(){&color(RED){フィール}}
■プロフィール
種族:人間とカテナのハーフ
年齢:15歳
性別:男
身長:175cm
好物:好き嫌い無し
レクス:斧状の大剣(トト)
強化能力:エテリア交感能力(遺伝的なもの)
CV:[[私市淳]]

本編の主人公。
銀髪の少年。首に白いスカーフを巻いている。イメージカラーは&bold(){&color(RED){赤。}}種族的には人間だが、カテナである旧OZのリーダー・カインを父に持つ。
本来生まれ得ないはずの&bold(){人間とカテナのハーフ}であるため、万物の根源たるエネルギー・&color(GREENYELLOW){エテリア}と交感でき、
カテナの武器である&color(SILVER){レクス}を操る事が出来る。
これらの背景はカインがフィールの物心つかぬ内に亡くなったためフィール当人は知らない。

典型的な巻き込まれ型主人公で、本来は争いを好まない心優しい性格。キャッチコピーも&color(RED){『心穏やかな少年』}である。
対人面ではややおずおずとした態度が目立つが、芯は強く目標に邁進する意志と行動力を秘めている。
神々にさらわれた妹・ドロシーを救うべく永き呪縛から解き放たれたアルミラ、レオンと共に
&DEL(){[[悪魔城>悪魔城ドラキュラ(SFC)]]}&bold(){神々の居城・テオロギア}へと旅立つ。

レクスはネコのトトが変身した赤熱したブレードを持つ大剣(刀身は斧に似ている)。
装甲形態は全身を鋭角的な甲冑で覆う騎士のような姿で、胸に赤い宝石のような物が付いており、背中に翼のような巨大な突起((神々に支配を受けている時に変身した時に出る翼状の突起とは別物。))が付いている。

ゲーム内では主人公らしく平均的な性能でステータス強化の伸びも良い。ストーリーモード12話までは強制的にプレイヤーキャラクターだが、
以降はサブにも回すことができ、どちらにしても戦い易い。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値
体力:1→8
攻撃力:1→8
アイテム装備可能数:1→3

各種モーションの速さ・通常攻撃の間合いの広さ・気絶のさせやすさなど総合性能がずば抜けて優秀。優秀すぎて初めて他キャラをリーダーとして扱った時、お父さん以外はびっくりするくらい使いにくいことに驚くだろう。
とくにエアレイドはXYZ軸全てに対して判定が大きく、パスを受け取る時に便利。

必殺技はLV1は宙空で一回転しながら至近距離の相手を両断し、同時にレクスの刃から赤い衝撃波を飛ばして遠間の的も断つ&bold(){&color(RED){二段構えの斬撃。}}
サブに廻してLV2を使用するとパートナーと二人で&bold(){&color(RED){巨大な竜巻を起こす。}}多段ヒットし微妙に軌道を操作できるのでダメージコントロールに秀でる。そのうえ敵を垂直に打ち上げるので、味方への追撃もさせやすい超優秀な技。

リーダー性能において欠点らしい欠点はないが、サブに回した時の最終追撃がロック性能も無いのにモーションが長いので気絶が浅いと抜け出されやすいのが難点。
また、ダウンして地上に這った敵への専用追撃は、天井があるステージだとたまにバグってブレイクダンスを披露してくれる。
}

また、フィール特有の能力として&bold(){瀕死状態の仲間を一瞬で全回復させることができる}(他のキャラでは専用のアイテムを装備しないとできない)。
カテナと人間のハーフであることに由来する能力の一端と思われるが、劇中で詳細な説明は無い。&color(GRAY){ただの[[主人公補正]]だったりして…}

モチーフは&bold(){&color(SILVER){『ブリキの木こり』。}}オリジナルが&bold(){『失った心(心臓)を求めている』}というのに対し、
フィールは他者を思い遣る心が強調されている。
#openclose(show=しかし…){
BADENDルート最終回・『滅びの歌』では、ドロシーを自らの手で殺してしまったことから神への憎悪を暴走させ、
自身が最凶の神狩と化してしまう。その姿は真のラスボスである『アテウス』と同じものだった。
}

専用特殊コスチュームのモチーフは『幻想水滸伝3』の&bold(){&color(RED){炎の英雄。}}



***&bold(){&color(NAVY){アルミラ}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(外見年齢は20代半ば)
性別:女
身長:177cm
好物:甘いもの(思考力を維持するために必要らしい)
レクス:杖+右脚
強化能力:知性
CV:[[田中敦子]]

元OZのメンバー。ヒロイン(大)。
イメージカラーは&bold(){&color(NAVY){青。}}左目に眼帯を当てた長身の美女。&bold(){美脚・巨乳・エロい声!ヒャッハー!!!}
&color(BLUE){右脚がハイレグの思いっきり前の開いた痴女めいた戦闘服}と[[グアド族の族長>シーモア=グアド]]か[[ガラダK7>ロボットガールズZ]]みたいな拡がりかたをした長い髪が特徴。
&color(BLUE){神々によって知性を強化されており、}その影響で冷静沈着な思考形態を持つ旧OZのブレイン担当。
キャッチコピーも&color(NAVY){『明晰な才女』}である。

フィールによって神々からの呪縛を解かれ、旧くからの戦友であるレオンと共に神々に対し反旗を翻すことになる。
冷たく硬質な雰囲気で口調にも愛想は無いが、かといってトゲがあるというわけでもなく、思慮深く生真面目な頼れる姐御。
正義感も強く、神々の実験材料にされたデスペラビリスを目の当たりにした時は
その生命への冒涜ともいえる非道な所業に激しい怒りを見せていた。

戦闘では敵の弱点などを的確に見抜き、様々なアドバイスをくれる。
フィール(=プレイヤー)のことは&bold(){&color(NAVY){『少年!』}}と呼ぶ。&bold(){&color(RED){たまんねー。}}

武器は&bold(){&color(SILVER){レクスに覆われた右足による蹴りと同質の素材で構成された杖}}。また右脚の先端からは&color(BLUE){青い光弾を発射することもできる。}
装甲形態はコンパスのように細長く引き絞られた異形のシルエットを持つ女性型で、変身前と同じく隻眼((作中でムービーをよく見てみると右目の部分だけが青く光っているのが確認できる))となっている。
フィールと交戦した時はこの姿だったが、倒されたことで神々の植えつけた制御装置である翼状のパーツを破壊され[[正気に戻った。>カイン・ハイウインド]]

レクスによって脚力が強化されているためにゲーム内では移動速度とジャンプ力が全キャラ中最も高く、
他のキャラが届かないような高所にも飛び乗ることが可能。反面、火力は最も低い。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値レベル
体力:2→5
攻撃力:1→5
アイテム装備可能数:2→4

サブ性能は非常に高く、パス有効範囲が広くキャッチもミスりにくく、モーションは速くパスの軌道も素直で受け取りやすいと至れり尽くせり。
パス連鎖をし続けるだけならばおそらく全キャラ最高レベルの性能と言っても良いだろう。

反面、リーダー性能は杖や足技を使うだけあって攻撃範囲は広めだが少々隙が大きく、その割には気絶もさせにくいので男性陣のようにガンガンパスを繰り出していくスタイルではなく、味方にある程度攻撃してもらった所をパス出しした方が楽だろう。
特徴的なのはエアレイドであり、彼女のみ&bold(){エアレイドを着地せずに連発することができる}。
このため、一体の敵を確実にパス出しするならロックしてエアレイドによる飛び蹴りを何度もチクチク刺すのが手っ取り早く扱いやすい。

必殺技は攻撃範囲に優れており、LV1は&bold(){&color(BLUE){蒼い光弾}}による[[高く跳躍しての全方位掃射。>レイ・ラングレン]]
LV2は光弾の発射数と攻撃範囲が拡大し、ダメ押しに&bold(){&color(BLUE){パートナーによる急降下攻撃が追加される。}}

リーダー性能は正直な所使いにくさが目立つが、サブ性能は凄まじく安定感が高い。
反面爆発力に欠けるきらいがあり、彼女の性格を如実に表している。ただし、アイテム装備可能数は最大で4つと多いため、それでカバーすることは可能ではある。
}

モチーフは&bold(){&color(OLIVE){『かかし』。}}オリジナルは&bold(){『脳みそを求めている』}という設定に対し、
アルミラは最初から高い知性が強調されている。

専用特殊コスチュームのモチーフは&bold(){&color(BLUEVIOLET){エロい女教師風。}}
学園つながりでコナミの恋愛シミュレーション『[[ときめきメモリアル]]』シリーズと関係があるのでは?
という考察がされることもあるが、詳細は不明。ヴィティスの例もあるので、&bold(){単にスタッフが着せてみたかっただけなのかもしれない。}

なお、カテナは人間と比べて生殖能力が低い代わりに寿命が非常に長い種族であり、
旧OZは歴戦の戦士であることから鑑みるにアルミラも見た目こそ若いが&bold(){[[相当に年季の入ったBBAである。>リサリサ(ジョジョの奇妙な冒険)]]}&bold(){&color(RED){最高じゃねぇか!!}}




***&bold(){&color(GOLD){レオン}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(外見年齢は20代半ば)
性別:男
身長:191cm
好物:肉!
レクス:左腕
強化能力:闘争本能
CV:四宮豪

元OZのメンバー。
イメージカラーは&bold(){&color(GOLD){黄色。}}襟に鬣のようなファーのついたロングコートを纏うワイルドでデンジャラスな雰囲気の[[イケメン]]。
過去の戦いで負った古傷なのか、右胸には三本の大きな傷跡が走っている。
&color(GOLD){神々によって闘争本能を強化されている影響で、}異常に好戦的な突撃狂。キャッチコピーは&color(BLACK,YELLOW){『恐れを知らぬ男』。}
本作のキャラ内でもブッちぎりの脳筋。なんか[[斧持った合体変形ロボ>新ゲッターロボ]]とか[[髑髏の魔神>マジンカイザーSKL(OVA)]]に乗ってそうなタイプ。
[[中の人はマキナのファクターだけど。>矢島英明]]

アルミラの助けを得たフィールと戦い敗北したことで神々の呪縛から解放され、
&bold(){自分を利用した神々をブッ潰すために}テオロギアを目指すことに。
万事いい加減で大雑把な性格から、無茶を言ってはアルミラやトトから窘められることも多い。

一方、ぶっきらぼうながらも自分を呪縛から解放してくれたフィールのことは何かと気にかけており、
飾らない優しさや義理堅さを見せることも。

基本フィールに対する2人称は&bold(){&color(GOLD){『坊主!』}}だが、&bold(){あるエンディング}を経ると一部のゲームモードで
きちんと名前で呼んでくれる。&bold(){正しくフィール×レオン!}

左腕が[[まるごと巨大なクロー状のレクスに置き換わっており、>カズマ(スクライド)]]コートも左袖だけ無いデザイン。[[日常生活には物凄く不便そうである。>ジャンクマン(キン肉マン)]]

装甲形態は直立した獅子のような姿。[[ライオンオルフェノク>オルフェノク]]ではない。何故か右胸の辺りに変身前と同様の傷跡のような黄色い模様がある。

全体的にスキが大きくリーチもそこそこといった程度だが、&bold(){攻撃力は最高レベル}という尖った性能。
ゆえにサブに廻すと頼れるが、プレイヤーキャラとして使うにはやや癖が強い。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値レベル
体力:3→6
攻撃力:2→8
アイテム装備可能数:1→2

とにかく各種攻撃モーションが非常に重く、隙が大きいのが特徴。とくに敵をパスするための攻撃モーションは隙だらけなうえにX軸の判定が恐ろしく狭く、パス起動も受け取りも失敗しやすい。
唯一エアレイドのみXYZ軸全ての判定が強いパス起動攻撃なのだが、発生も復帰も遅いのでとっさに出しても間に合わないことが多く、使いこなすには熟練の腕が必要となる。

一方でサブ性能の総合力はトップクラス。パス軌道が受け取りやすく、攻撃力、テンション上昇量が共に高く、敵のロック性能も高い。
パスが長くつながると相手を組み敷いて[[「オラオラオラァ!!!」とメチャクチャにぶちのめす攻撃>ラッシュ(ジョジョの奇妙な冒険)]]が出るが、
&bold(){&color(RED){威力が高すぎてパスしてる途中の獲物が粉々にされてしまい、結果的に連携が中断してしまう}}事故が発生することもあるのが玉に瑕。
もっとも、このオラオラッシュはダウンした敵への地上追撃時のみ&bold(){本作最強のぶっ壊れ追撃}となる。
テンション上昇量、威力もさることながら&bold(){追撃中の敵を完全にロックしてしまう}ので、気絶が解けた相手でもお構いなしにブン殴り続けるのだ。
そう、相手がノッポでもデクリオでも、&bold(){裏ボスですらも例外ではない}。
そのため、レオンがダウン追撃中の相手にスライディングをかけてチェイン数を稼いだり、気絶が解けてもブン殴り続けている相手に連携必殺技を当てて再度気絶させてからレオンにもう一度追撃してもらう、などのコンボが可能となる。

必殺技はLV1・2共に&bold(){&color(GOLD){地を爆走する豪速チャージタックル。}}軌道上にあるもの全てをぶち抜いて大ダメージを与える。
壁に当たると角度を変えて突進が続くので、上手く進入角を調整すると凄まじい広範囲を殲滅する。
リーダー時でも、サブ時でもレオンの主力技と言える優秀な必殺技。
余談だが、レクスを床に突き立てて、火花を散らしながら突進の余勢を殺す終了モーションが非常にカッコ良い。
}

モチーフは&bold(){&color(ORANGE){『ライオン』。}}[[イエロー!ルァイオンッ!!>超獣戦隊ライブマン]]
オリジナルのライオンが&bold(){『臆病ゆえに勇気を求めている』}のに対し、レオンは蛮勇全開無鉄砲である。

専用特殊コスチュームのモチーフは&bold(){&color(GOLDENROD){『キャッスルヴァニア』}}の主人公[[レオン・ベルモンド]]。
&bold(){…鞭は持ってない。[[嫁に祟られる>ジョニー・モリス(バンパイアキラー)]]からね!!}


***&bold(){&color(RED,BLACK){カイン}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(外見年齢は20代半ば)
性別:男
身長:186cm
好物:不明
レクス:斧状の刃を持つ大剣
強化能力:エテリア交感能力
CV:野瀬育二

&bold(){『消えた御使い』。}
旧OZのリーダーを務めていたフィールの父親。フィールの髪を寝かせて背を伸ばしたような感じのルックスで、
カテナの長寿ゆえに外見は非常に若々しい。イメージカラーは&color(RED){赤}だが、
フィールと比べると戦闘服は丈の長いロングコート風でアクセントの入っている面積が狭くなっている。

#openclose(show=カイン失踪の真実){

15年前、“神々の子”を討伐する任務に赴いた際、偶発的ながら彼のみが神々の呪縛から解放され、
“神々の子”がこの世界を救う唯一の希望であると確信するに至る。

以後[[神々の追跡から必死の逃避行を続ける>ロックマンゼロ2]]が、
膨大な量のエテリアを帯びた“神々の子”が仇となり、追っ手を引き寄せてしまう結果となってしまう。

一時は絶体絶命の窮地に陥いったカインだったが、
当時細々と活動を続けていた人間のレジスタンス組織に救われ、危機を脱する。
その際、彼を手当てし献身的に看護した人間の女性と結ばれ、一人の息子(=フィール)を授かった。
しかし、母親となった女性はフィールを出産して間もなく亡くなってしまう。

生まれ得ないとされていた人間とカテナのハーフが誕生したのは、
カインが呪縛から解放された際に“神々の子”の力に触れたことで、&bold(){&color(CYAN){彼の体質に変化が生じたため}}とされている
(ちなみにこの時、&color(ORANGE){彼が装備していたレクスにも変化が起こり後にトトとなっている})。

3年後、逃亡したカインを粛清すべくやって来た&bold(){&color(DARKORCHID){ヴィティス}}と交戦、
彼を呪縛から解放することには成功するが致命傷を負い、正気に戻った親友に希望を託して息を引き取った。

なお、彼が任務に失敗したことによりアルミラとレオンは降格させられ、
フィールと交戦した時は、&bold(){&color(GRAY){『神々の手先ではあるが既にOZではない』}}という状態である。

}

フィールがカインの形見であるレクスを扱えるのは彼と血縁関係にあるという事で、
親子で良く似た形の魂を持っているという事によると思われる。装甲形態もフィールとほぼ同じ姿。

特定の条件を満たすと、フリーモードで操作キャラとして使えるようになる。
瀕死状態からの全回復能力を持たないという点を除けば操作感覚はフィールとあまり変わらないままに、
全体的に性能が底上げされている。&bold(){&color(RED){流石は先代レッド。}}
#openclose(show=……と思うじゃん?){
というのはリーダー操作時の話であり、サブに回すと&bold(){&color(RED){とんでもないノーコンパパと化す。}}

どういうことかというと、カインのパス返しは高確率でトスしてくるのである。
視界確保が重要なこのゲーム、カメラ操作がシビアなこのゲームで上空高く打ち上げるトスパスはロックオンしていると地上移動を妨害し、ロックオンを外すと完全に視界から消える地雷パスであり、とてもではないが付き合いきれるものではない。
滞空時間が長いので敵が気絶から回復しやすいというオマケ付き。

さらに、Lv2必殺技もフィールのそれとは一見似ているが実態は全く違う。
フィールと違い、小型の竜巻を二つ大型竜巻に追随させるので範囲が広がっているのだが、&bold(){これが敵を360度デタラメに吹き飛ばす}。
敵が散らかるので一掃しにくくなり、しかも十分なダメージを与えないまま吹っ飛ばすので実質大した威力になっていないことすらある。

パパはあくまでもリーダー向きなのだ!
なお、フィールと違ってステップ範囲が狭い。このため戦闘中の移動速度はカインの方が劣る。

◆能力値レベル
体力:7
攻撃力:7
アイテム装備可能数:3

}





*現OZ


本作の&bold(){&color(SILVER){[[敵方ライバルチーム>悪の戦隊]]。}}人呼んで&bold(){『新たなる頂点』。}
15年前の事件によってカイン・アルミラ・レオンの3人がOZの資格を剥奪され、
新たにOZに任命された新鋭の御使いたち。旧OZの戦闘服が&bold(){黒を基調としている}のに対し、こちらは&bold(){&color(SILVER){白を基調としており、}}
旧OZとは別の意味で[[ディストピアの尖兵めいた>人造人間ハカイダー]]&bold(){ベタな悪の幹部っぽい顔ぶれをしている(外伝だとさらに…)。}

&color(DARKORCHID,SILVER){バランス型}・&color(LIGHTCORAL,SILVER){スピード型}・&color(YELLOWGREEN,SILVER){パワー型}という構成は一緒だが、&color(SILVER){より高性能なレクスを装備している}強敵。
しかし、結成されて日が浅いゆえに&bold(){スタンドプレイやメンバー間の衝突が多く、チームワークの面では旧OZに後れを取っている。}
&bold(){…が、こんなチームワークでもフィール達が後半まで使えなかったLv3必殺技を使えたりする。}
ガタガタのチームをまとめてしまえるヴィティスは凄い!

&bold(){&color(GRAY){御使い=洗脳されたカテナ}}なので、彼らも根っからの邪悪な存在というわけではなく、神々の手駒として操られている被害者である。
ストーリー上ではそれぞれ2度に渡って戦うこととなり、そのうち1度は装甲形態に変身した状態で挑んでくる。
全体的に個性的な性能のキャラクターで構成されており、ストーリーを進めていくと
EXモードでプレイヤーキャラクターとして使用可能になる。



***&bold(){&color(DARKORCHID){ヴィティス}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(外見年齢は20代後半)
性別:男
身長:187cm
好物:不明
レクス:必要に応じて体のどの部分でも瞬時に武装化できる
強化能力:レクス制御能力
CV:[[稲田徹]]

キャッチコピーは&color(DARKORCHID){『冷徹なる断罪人』。}しかし本編では&bold(){苦労人という雰囲気の方が強い。}
現OZの&DEL(){[[ボス>デカマスター/ドギー・クルーガー]]}リーダーを務める男。長躯を白いコートのような軍装に固め、ブロンドの髪をオールバックにしている。
イメージカラーは&bold(){&color(DARKORCHID){紫。}}自制心の強い性格で、抑揚に乏しい口調で喋る。

&bold(){&color(SILVER){『レクスを極めし者』}}として&bold(){&color(DARKORCHID){レクス制御能力を強化されており、}}
外見はアルミラの脚やレオンの腕といった局部的なレクス化は見受けられず、フィールのように武器として携帯もしていないが
実は全身のあらゆる箇所を必要な状況に応じてレクス化できる能力を持ち、機械のように無駄のない動きで敵を確実に葬り去る。

装甲形態はフィールやカインに近い鎧騎士のような姿で、&bold(){&color(GRAY){若干色調が暗い。}}フィールと同様、胸に紫の宝石状の物が着いているほか、オプションとして[[マント]]が着く場合もある。

劇中では単身フィールたち旧OZの前に圧倒的な強敵として幾度も立ちはだかり、刃を交わす。

#openclose(show=ヴィティスの真意){

厳密にはゲーム内に登場している時点で&bold(){既にヴィティスは御使いではなくなっている。}

実は12年前の反逆者追討任務にて、親友であった&bold(){&color(RED){カイン}}の手によりヴィティスは&bold(){神々の呪縛から解放されており、}
その時に託されたある頼みを果たすため、&bold(){&color(DARKORCHID){神々に仕える振りをしながら内側から彼らを滅ぼす機会を窺っていた。}}
カインの息子であるフィールがアルミラ、レオンを解放したことを知り、彼らに神々を倒せるほどの力量があるかを見極めるため、あえて彼らと戦っていたのだった。((解放された際に幼年時のフィールを目にしており、その希望の灯が絶えぬように神々の捜索を上手く誘導して躱し続ける頭脳も持ち合わせている))

ゲーム中でも注意深く観察すると、御使いを撃破した際に神々に植えつけられた翼状のパーツが破壊される独特の演出が
&bold(){&color(RED){ヴィティス撃破時のみ挿入されていない。}}また、彼の装甲形態には翼があるように見えるが、
これはレクス操作能力の応用で作り出したダミーである。

最終決戦時には呪縛を解かれたジュジュ・ガルムと共に駆けつけ、神を滅ぼしてなお世界を破壊せんとする神狩と戦った。

}

ゲーム内では手足をブレード状の武器に変化させる他、地面に手刀を突き刺して離れた地点から突き出させるなど
距離を選ばぬ攻撃手段を持つ。攻撃判定が広めで通常コンボでのテンションゲージの上昇速度が速く、
&bold(){&color(DARKORCHID){やりようによってはひとりで敵をお手玉してテンションを上げられる。}}
一方で全体的に攻撃のスキが大きく、空振りするとピンチになり易いというハイリスクハイリターンの上級者向けキャラクター。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値レベル
体力:7
攻撃力:7
アイテム装備可能数:3

固有能力はリフレクトガードの成功判定時間が他キャラより長いこと。
このため、気絶させにくい強敵にはリフレクトガードによって一発で気絶させてしまい、パス開始するという後の先作戦が取りやすい。
また、エアレイド性能は全体的にクセが大きい技の中で、フィールのエアレイドの角度を浅くした程度、という感じの性能なので使いやすい。リーダーとしてパスを繰り出す時にはこれを主力にすると良いだろう。

サブ性能は現OZらしく使いにくい。
パスはきっちりと受け取ってくれやすいのだが、とにかくパス回しが速い。また、テンション上昇量も低い。
さらにはダウン追撃性能が全キャラ最低レベルであり、狭い攻撃範囲のせいでよくスカしてはやり直し、パスを途切れさせてくれる。

必殺技はLV1で&color(DARKORCHID){紫色の破壊光球を放つ。}範囲は狭いが命中率と威力が高い。このためザコは消し炭としてしまいがちなのでパス受け取りには使いにくいが、タフな敵には効果的。
LV2では2人でさらに強力な光球を放ち、こちらは壁や床に当たると&bold(){&color(DARKORCHID){弾が炸裂する}}ため広範囲を巻き込める。地上ではまっすぐ飛ぶので炸裂させにくいが、空中では床に向かって撃つので炸裂させやすい。状況に応じて使い分けよう。
}

専用特殊コスチュームはなぜか&bold(){『アフロヘアのバーテンダー』。}クールな美形キャラはいじられる宿命だから仕方ないね。
&bold(){&color(#FFFFFF){ガードすると確実にリフレクトガードが成功するので、ネタ装備に見えて実はガチ装備でもある。}}

なお、『ヴィティス』(vitis)はラテン語で「&color(DARKORCHID){ブドウの木}」を表す言葉である。


***&bold(){&color(LIGHTCORAL){ジュジュ}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(外見年齢は14~15歳)
性別:女
身長:162cm
好物:激辛
レクス:翼(6本の剣状物体に分離し、遠隔操作可能)
強化能力:防衛本能
CV:皆川典子

現OZのメンバー。ヒロイン(中)。
ピンクのショートヘアの髪型の少女でイメージカラーも&bold(){&color(LIGHTCORAL){桃色。}}
頭に羽型の髪飾り、首元にピンクの羽型のブローチといったアクセサリーを着けているほか、
裾が格子状となっているノースリーブのコートの下に&bold(){&color(LIGHTCORAL,SILVER){ハイレグレオタード+ニーソ}}という
&bold(){&color(HOTPINK){実にけしからん出で立ちをしている。}}&DEL(){でも胸は小さめ。}
カラーリングも相まってなんだか魔法少女とか戦闘ヒロインっぽい雰囲気。

カテナの中でも若い世代らしく、頭ごなしに相手を下に見る生意気で尖った言動が多い。
ガルムとは犬猿の仲で彼を&color(LIGHTCORAL){『犬ッコロ!』}と呼んでいる。

レクスは背中から生えた[[翼>羽/翼(武器)]](神々の枷とはまた別)で、これは飛翔能力を齎すものではなく、
切り離して[[オールレンジ攻撃]]を行える攻撃端末である。
計6枚あり、羽を飛ばして対象を斬り裂いたり、羽の先端から&color(LIGHTCORAL){桃色のビーム }を撃つほか、
彼女の防衛本能の具現として、羽を自身の周囲を取り囲むように配置し、本体を包み込む堅牢な[[バリア]]を張ることも可能。
キャッチコピーの&color(LIGHTCORAL){「奔放な剣翼」}というのもこのレクスの性質から取られている。

装甲形態は鳥人っぽいシルエットを持った有翼の女性型で、腰に翼のような形のスカートが付いている。
赤い目に鋭い目つきをした攻撃的な外見をしており、変身前とのギャップが大きい。
なお、公式イラストでは胸が無いように見えるが、ゲーム中ではしっかりと胸の膨らみがあるのが確認できる。&DEL(){元々胸小さいけどね!}

ストーリー上では現OZとしてフィールたちの前に立ちはだかり、戦いを挑んでくる。
かなりの強敵であり、自身のレクスによってフィールたちを苦しめる。
離れていれは飛び道具で遠距離から一方的に攻撃され(しかも多段ヒットする技が多い)、さらに必殺技は当然防御不可能であり、彼女の必殺技自体も高性能なこともあって非常に脅威。
その一方で、近づいてもバリアによる全方位防御で攻撃が通じにくく、その隙に彼女自身から反撃を受けたり、護衛となるしもべに攻撃されたりする…といったことが多い。また、後述するが全ての攻撃がリフレクトガード不可なため、それを利用した攻略法も不可能となっている。さらにステージによっては装甲形態に変身しているために防御力が上昇しておりひるみにくくなっているため、余計にその傾向が強くなっている。
この事から、彼女に苦汁を嘗めさせられたプレイヤーは多かったらしく、
公式サイト(現在は閉鎖)の「Q&A」のコーナーで&bold(){&color(LIGHTCORAL){「ジュジュに勝てません…。」}}という質問さえ出てきた。

そして、戦いの末、フィールたちに敗北し、神々の呪縛から解放されることとなった。
敵対していた時は小悪魔系の憎たらしさばかりが目立っていたが、
神の支配下にあったとはいえ自分の重ねてきた所業を知り深い自己嫌悪に陥るなど、本来は優しい心の持ち主。
他者に干渉されることを拒む険のある態度は神々に&bold(){&color(LIGHTCORAL){自己防衛本能を不自然に強化された結果}}で、
人為的に[[ツンデレ]]にされてしまっているとも言える。&bold(){&color(RED){おのれ神々!!なんといういい仕事を!!}}

前述のように敵として登場した時はかなりの強敵であったが、
プレイヤーもしくは仲間としては癖が強く、上級者向けのキャラとなる。
ゲーム内ではアルミラに次ぐ機動性を誇り、リーチに優れるが単体での火力とタフネスは低めであり、特にタフネスに至っては最弱クラス…と極端な性能。その代わり&color(LIGHTCORAL){バリアによる全方位防御が可能となっている}ため防御面ではやや優れている。また、全ての攻撃がリフレクトガード不可という性能も持っている。
サブに廻した際のパスの精度にもやや難があるが、必殺技の範囲と殲滅力が非常に高く、稼ぎステージや防衛戦では猛威を奮う。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値レベル
体力:4
攻撃力:6
アイテム装備可能数:4

攻撃範囲が広く隙が大きく気絶させにくいというのは同じ女性キャラであるアルミラと同じだが、彼女の場合レクスが飛び道具なので判定がキャラの手元よりやや離れた場所で発生する。慣れない間は攻撃を当てることすら困難。
一方で吹き飛ばし攻撃は二回攻撃判定が発生するので、これに限っては火力が高く、判定時間も長い、隙の大きさを除けば優秀な攻撃。
余談だが、通常攻撃4撃目ではバレエのような華麗なターンを見せてくれる。ダンスが得意なんだろうか…?
あと彼女のエアレイドは&bold(){&color(LIGHTCORAL){パンチラが拝みやすい。}}&color(#FFF0F5){ありがとうございます。}

リーダー性能は必殺技特化な所があるが、サブ性能は長所と短所がはっきり分かれたピーキーキャラ。
飛び道具による攻撃でつなぐためパス回しが速く、ミスも多い。
しかし、最終追撃である&color(LIGHTCORAL){敵の斜め上に羽を2つ配置し先端からビームを撃つ攻撃}は&bold(){全追撃中最高レベルとなるテンション上昇量を誇る}ので、必殺技をガンガン使って行きやすくなる。これを狙っていきたい。
なお、この技を出す時の&bold(){&color(LIGHTCORAL){「ばっきゅーん☆」}}の掛け声と共に片目を瞑って狙いを定め、敵に向かって指で拳銃を撃つ動作を取るモーション(両手の場合と片手の場合がある)が&bold(){&color(LIGHTCORAL){可愛い}}。そして終了時には銃口に見立てた指先から硝煙を吹き消す仕草を取るが&bold(){&color(LIGHTCORAL){これがまた可愛い。}}

必殺技はLV1ではレクスの羽をバトルフィールドの全方位に展開し、&color(LIGHTCORAL){縦横無尽に暴れさせるホーミング攻撃。}1発あたりの攻撃力は低いが、攻撃範囲が広く多くの敵を巻き込むことが出来る高性能な技。特に乱戦で絶大な威力を発揮する。
LV2はレクスの羽を放射状に配置し、&color(LIGHTCORAL){パートナーと協力して羽の先端からホーミングレーザーを一斉に放つ攻撃。}&color(LIGHTCORAL){LV1よりもさらに威力と範囲が拡大し、}ボス戦などで敵が1体の場合火力が一点に集中するため大ダメージが見込める。
地上・空中の別なくヒットするので、敵陣のど真ん中でブッパしてザコを掃討⇒テンションが溜まる⇒再度ブッパ…の連発は強力無比。
ただし敵が多すぎる場合処理落ちによってレーザーが発射されず、ただポーズをとるだけになってしまうという重大な欠陥を抱えている。滅多に起こることではないが。

自分で使うにしてもサブに使うにしても、体力が低く戦闘不能となりやすい。
とにかく敵をフルボッコにし続けることに特化したキャラと言える。
ただし、アルミラと同様、アイテム装備可能数が4つと多いため、上記のような短所はそれによってカバーすることは可能ではある。

なお、敵として登場したときのみ使ってくる技がある(羽を6枚全部1つにまとめて周囲を斬り払う攻撃、羽を放射状に並べて[[チャクラム]]のように縦回転させつつ飛ばす攻撃(&color(LIGHTCORAL){通称「斬り裂け!」})など)。
}

『オズの魔法使い』でモチーフとなったキャラクターは不明(特にいない可能性もある)だが、彼女自身のキャラクターとしてのモチーフは『&bold(){&color(LIGHTCORAL){鳥}}』だと思われる。
服装でコートの裾が格子状のデザインとなっていることや自身の周囲にバリアを張る能力も「&bold(){鳥籠}」をモチーフとしたものと思われる。


特殊コスチュームは女子高生の制服姿。
2種類あり、片方は『[[ときめきメモリアル3]] 〜約束のあの場所で〜』の私立もえぎの高校の制服だが、
もう1つのモチーフは不明で名称が&bold(){「私立悪頭高校」}というワルっぽいカラーリングのもの。
この格好でレクスを使ってるとなんだか&bold(){現代モノのラノベっぽい雰囲気。}

同年代の異性から優しくされた経験に乏しいのか、フィールに瀕死状態からリカバーしてもらうと
&color(LIGHTCORAL){「あ…ありがと…///」}とまんざらでもない反応を見せてくれる。


***&bold(){&color(YELLOWGREEN){ガルム}}
■プロフィール
種族:カテナ
年齢:不明(獣頭のため外見年齢も推測不能)
性別:男
身長:200cm
好物:意外とグルメらしい
レクス:頭部+肩部
強化能力:肉体機能全般
CV:江川央生

現OZのメンバー。イメージカラーは&bold(){&color(YELLOWGREEN){緑}}
カテナの男性だが、[[狼のような頭と人の身体という異形>狼男(MTG)]]の姿をしている。
&DEL(){[[むしろこっちがCV:稲田なんじゃないのか>狛村左陣]]と…}

これは装備しているカテナが変化してできた兜や仮面に近いもので、
狼の顔の下にはきちんと人間らしい顔がある。素顔は一切不明だが、今は無き公式サイトのコラムにて
顔の下半分だけ見えたイラスト(想像図?)が描かれており、それを見る限りでは武骨ではあるものの結構な男前。

装甲形態は狼を象った鎧をその身に纏う。普段と異なり頭部も兜(メカ狼的な)のような金属的な意匠となり額からは一本の角が生える。
っていうか&sizex(5){&bold(){完全に[[魔戒>牙狼-GARO-]][[騎士>魔戒騎士(牙狼)]]。}}&bold(){&color(YELLOWGREEN){天頂騎士・牙琉無の称号}}とか持ってそうである。

&bold(){&color(YELLOWGREEN){肉体機能全般が強化されており、}}大柄な体躯に凄まじいまでの膂力と耐久力を秘めたパワーファイター。
怪物的な外見とは裏腹に気質そのものは質実剛健な武人肌で、非常にプライドが高く頑固だが筋は通す漢。
同時にこういう手合いが洗脳されると力づくでブッ倒さない限り打つ手がないのもお約束である。

顔の他にも四肢に装着した篭手や具足がレクスであり、徒手空拳を用いた豪快な格闘術で戦う。
ゲーム内ではレオンをさらに近接・格闘戦に特化したような性能で、移動スピードが低くリーチは短いが
全キャラ中最強のタフネスと攻撃力を誇り、ボディプレスや[[百裂拳>ケンシロウ(北斗の拳)]]といった圧倒的な打撃で敵を粉砕していく。

#openclose(show=性能詳細){
◆能力値レベル
体力:8
攻撃力:7
アイテム装備可能数:1

本来パスを受け取るためのアクションが受け取りには使いにくいのでパスはあまり長々と廻せない。
よって、その身体能力を生かして次々と別の敵を打ち上げていくことが重要になる。
バランスとして装備できるアイテム欄が他のキャラよりも少ないが、
その分防御力が非常に高く設定されているほか、テンションゲージがLv1以上の時、
&bold(){&color(YELLOWGREEN){体力が徐々に回復する}}という特殊効果を持っている。

サブ性能は現OZの中では大人しい方。フィール、アルミラ、レオンの三人ほど素直ではないが、同僚に比べるとアクが強くないのでパス回しはしやすいだろう。
しかし攻撃力が高すぎてパス対象を木っ端微塵にしてしまいがち。オオカミさんはとにかく新しいボールを求めるのだ。

必殺技はLV1がジャンプから拳を地に叩きつけ、&bold(){&color(YELLOWGREEN){前方へ地を走る衝撃波を3本発生させる}}というもの。
攻撃範囲は少々心許ないが、&bold(){&color(YELLOWGREEN){高威力・即発動で隙がほぼ皆無}}という優秀な技。対空性能が無いのが欠点。
LV2では衝撃波の軌跡が同心円状に変化し、範囲と威力が向上、軽量級のザコは即・吹っ飛んでいってしまうゆえにヒット数は稼げないが、
逆に体躯の大きなボスに対しては&bold(){&color(YELLOWGREEN){凄まじい多段ヒットが発生し、必殺の一手となり得る。}}
なお、LV2でも対空関連の欠点は改善されないので要注意。

ちなみに、彼もジュジュと同様、敵として登場した時のみ使ってくる技が存在する(屈みこんで四つん這いの状態になり、逆立ちしてハンドスプリングの要領で跳び上がってドロップキックを放つ技。「&bold(){&color(YELLOWGREEN){チェスト―!!}}」の掛け声が印象的)。

}

キャッチコピーは&color(YELLOWGREEN){「誇り高き銀狼」}だが、ジュジュからは犬呼ばわりされている他、[[ガルムは本来犬の名前である。>ガルムレイド]]
また、『オズの魔法使い』でモチーフとなったキャラクターは不明(特にいない可能性もある)だが、彼自身のキャラクターとしてのモチーフもズバリ『&bold(){&color(SILVER){狼}}』または『&bold(){&color(#990000){犬}}』だと思われる。
特殊コスチュームも&bold(){『幻想水滸伝3』}に登場するわんこ、コロクとコゴロウの着ぐるみ。
この装備で暴れまわる姿はかなりシュールだが、打ち上げ性能がアップするので役には立つ。




***&bold(){&color(cornflowerblue){ドロシー}}
■プロフィール
種族:神々の子
年齢:12歳
性別:女
身長:131cm
好物:木の実、果物など
強化能力:完全に潜在しているが、神々に匹敵する能力を持つ
CV:大前茜

フィールの妹。ヒロイン(小)。素直で大人しい性格だが、芯の強い聡明な美幼女。
ネコのトトと兄のフィールが&bold(){&color(HOTPINK){大好き。}}フィール……&bold(){[[消し飛べ。>リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~ ]]}
御使いにフィールの村が襲撃された際、村の子供たちと共にテオロギアへ攫われてしまう。
彼女を救出することがフィールの戦う動機であり、この作品の目標でもある。モチーフは『オズの魔法使い』の主人公、ドロシー。
#openclose(show=その正体){

実は、テオロギアの神々が探している&bold(){&color(cornflowerblue){“神々の子”}}というのは彼女のこと。カインやフィールとも血のつながりは無い。
潜在的には神々と同等の力を秘めている。神の手で創られた当初は卵のような形をしていたが、
カインをはじめフィールや村の人間など、多くの人々とのふれあいを通じて&color(cornflowerblue){ヒト(あるいはカテナ)}と同様の姿に変化し、フィールの妹として過ごしてきた。

誕生当初は膨大な量のエテリアを無意識に集める性質を持っていたためにいたずらに追っ手を引き寄せてしまい
カインが窮地に陥る要員となったが、人間の姿を取るようになってからはそのようなこともなくなった。
また、カインの遺志を受けたヴィティスの巧妙な隠蔽工作によって神々は彼女の所在を長い間見失ったままだった。

兄であるフィールやドロシー本人は覚えていないが、村の人間達は彼らの出自を知っており、
神々や御使いから2人を守るためあえて秘密にしていたという。[[泣けるでぇ…>キンタロス]]

[[バッドエンド]]ルート最終回・&bold(){『滅びの歌』}では助けが間に合うことなく、神々の道具として
[[巨大な女神像のような姿>ガンエデン]]に[[作り変えられ、>イルイ・ガンエデン]]
プレイヤーも介錯として彼女を倒すしかなくなってしまう。

ラスボスとしてのドロシーは何もしてこないが、一定時間が経過し完全に神の支配下に置かれてしまうと
画面全体に効果のある回避不能の即死攻撃を放ち強制的にゲームオーバーにされる。


ドロシーの大冒険では…

このモードでのみプレイヤーキャラクターとしての操作が可能になる。
&bold(){&color(HOTPINK){『幼女は兵器だもん!』}}という&bold(){コナミの呪い}からか、&bold(){&color(cornflowerblue){単身でOZ以上の戦闘力を誇る最強の妹。}}
まあ、実際潜在的にはそのくらいの力はあるんだ、うん。

武器は&bold(){レクスですらない手に持ったカゴ。}小柄なぶんリーチは短いが、&bold(){&color(RED){ブン廻してブチ当てるだけで敵がガンガン吹き飛ぶ。}}

トトとの二人旅なので3人合体攻撃こそ使えないが、ゲージを溜めればLV2までの必殺技は使用可能(&color(CYAN){イメージカラーは水色})。
LV1は&bold(){&color(CYAN){画面全体にランダムで降り注ぐビームの雨。}}ピンポイントな狙い撃ちこそできないが、殲滅力は極めて高い。
LV2は&bold(){&color(ORANGERED){トトが変身したレクスの大剣を振り下ろして放つ破壊光弾。}}ヴィティスの必殺技の上位互換ともいえる性能で、
直撃させれば&bold(){&color(RED){ラスボスの体力を一発で七割は消し飛ばす極悪な威力を誇る。}}
装甲形態にはなれないが、&bold(){そんなものはどうでもいい。}

専用特殊コスチュームは『&bold(){&color(ORANGERED){トトの着ぐるみ}}』。他のキャラクターと違い、アイテムを装備するのではなく、メニュー画面で隠しコマンドを入力することで着せることが出来る。

}



***&bold(){&color(ORANGERED){トト}}
■プロフィール
種族:レクスの変異体(?)
年齢:15歳(自我を持ってからの経過時間)
性別:不明(精神的にはオス)
身長:48cm(尻尾ふくむ)
好物:ご主人が作ってくれるものなら何でも(実は、何も食べなくても平気)
CV:稲葉実

キャッチコピーは&color(ORANGERED){『奇妙な赤猫』。}フィールの家で飼われている奇怪な生命体。
極悪な顔つきをした継ぎ接ぎだらけの赤いネコの縫いぐるみのような姿をしており、人語を介し人間の男性の声で喋ることができる。
背中のコウモリのような翼を使って空を飛べる他、有事の際にはレクスに変身してフィールの武器となったり、
集めたエテリアを原料にアイテムを精製するなどある意味一行の生命線とも言える存在。

&bold(){明らかにネコじゃない}のだが、フィールの村にはトト以外にネコがいなかった為、フィールとドロシーは
&color(RED){ネコとはトトのような生き物だ}という認識で暮らしていた。&DEL(){んなアホな。}
一応、ドロシーの前ではネコを被って飛んだり喋ったりといったことはしていなかったようだ。

顔を除きマスコットめいた姿に反して性格は可愛げがなく尊大で、ドロシーのみを主人として認めている。

モチーフは『オズの魔法使い』のドロシーの飼い犬・トト。

#openclose(show=トトの正体){

実はトトの正体は旧OZのリーダー・カインの装備していたレクスそのものである。
つまり、厳密にはトトはレクスに変身しているのではなく、元の姿に戻っているのだといえる。
こうなった理由は15年前の任務でカインが“神々の子”の力により呪縛から解放された際に
突然変異を起こし自我が芽生えたかららしいが、何故猫のような姿になったのかは不明。

ドロシーに対して従順なのは、自我を与えてくれた存在に対する本能に由るものらしいが、
トト自身は己の出自を覚えておらず、その事に関心は無い。

『ドロシーの大冒険』でのみ、ドロシー専属のサブキャラクターとして戦闘に参加する。
何せ小さいので敵の攻撃が当たりにくく、なおかつ攻撃の隙が小さい。
&bold(){&color(ORANGERED){そんなに強いなら本編でも手を貸してくれよ…}}

}


 

**【用語】

***OZ(オズ)
カテナの伝承に残る英雄達であり、最強のメンバーを示す称号でもある。
彼らの故事に『&bold(){&color(#F54738){1つの力は独善につながり、2つの力は対立を生むが、3つの力は調和と繁栄をもたらす}}』という言葉があったが故の3人パーティだったのか
初代のOZが3人だったからこの故事が生まれたのかはもはや定かではないが
それがどれだけ強大な存在であろうとも、真の絆で結ばれることによって生み出される力は絶対の個すらも凌駕する。
&b(){なぜOZは3人なのか?}これがその答えである。

……ん?じゃあもっと仲間増やせば良いんじゃないって?
いや、下手に人数増えると性格合わない奴とかが足の引っ張り合い始めるからさ…。
何処かの小娘と犬っコロみたいに。


***エテリア
世界の万物の源。普通の人には見えないが、フィールやカテナにはこれが粒子状の発光体として見える。
それぞれが意志を持っており、エテリア自身が力を貸すことも可能。


***カテナ
人間の姿をしているが、寿命がすごく長い。しかし繁殖能力が低いので、数が少なくなってきている。
かつては人間とともに平和に暮らしていたらしいが、神々がこの世界に侵略してきてからは全員が「御使い」とされ神々の操り人形にされてしまう。
人間とそっくりではあるが生物としては完全に別種なので交配は不可能なはずだが、フィールの父であるカインはドロシーの力の影響により体質が変化、その奇跡のおかげでフィールが生まれることになった。


***御使い
神々によって洗脳されたカテナ。各人はレクスを装備し、神々によってなにかしらの能力を強化されている。
御使いの中で最も優秀な3人が「OZ」と呼ばれる。OZにはそれぞれ紋章が与えられており、メンバーの戦闘服にはそれが付いている。紋章はOZのリーダーとなる人物の装甲形態を象ったデザインとなっている。


***レクス
カテナが使用する武器。神々が御使いとなったカテナに与えたものである。周囲のエテリアを吸収することで実体化し、使い手の体の一部に装備される。使い手の魂の形によって形状や性能が決まるほか、[[レクスごとにそれぞれ違った色>戦士の色(スーパー戦隊シリーズ)]]で一定の間隔で発光している。
出力を最大にすると全身を覆う&bold(){「装甲形態」}に変化するが、この時は&bold(){神々の支配を強く受けてしまい再び洗脳状態にもどってしまう。}この時、背中から翼の形をした突起が出現する((作中のムービーでこの状態のアルミラやヴィティスが空中を飛行していたことから見て、この翼は飛行能力を持っていると思われる。))。
しかし、エテリアが自らの意思で使い手に力を貸した場合は、神々の支配を受けることなく装甲形態への変身が可能となり、翼も出てこない。
故にフィール達はストーリーの前半は力を制限して戦うことを強いられてしまっており、エテリア達が自発的に力を貸してくれる後半まで装甲形態に変化出来ない理由になっている。


***神々
遠い昔にこの世界にやってきた存在で、テオロギアと呼ばれる場所を根城としている。
この世界を支配する為世界中のエテリアを吸収しているので、吸収されつくした土地は干上がり砂漠のようになってしまっている。
&bold(){ぶっちゃけ何から何まで全部こいつらのせい}。
そもそもの話としてこいつらは別の世界でも好き放題やらかしており、その世界の住人に反撃を受けて殺されそうになったのでフィール達の世界に逃げて来たのが発端。
そして神々は&bold(){彼らへ復讐する為にドロシーを創り出した}というのが真相である。
…え?自己中すぎて何を言ってるのかわからない?&bold(){&color(#F54738){これが神々というものだ!}}


***神々の子
神々が実験的に作りだした人工生命体。エテリアの流れを制御・統合できる装置としての性質を持ち、
手に入れたものがこの世界における万物の頂点となる。
制御不能な失敗作だったので神々はさっさと&bold(){ポイ捨てした}ものの、カインとの一件で自律的な意思に目覚めたことで神々の支配から脱したことから一転して神々の標的となった。
人の影響を受けて成長しているなら&bold(){「10歳前後の人間の子供の姿をしているはず」}という推測から、各地でその年頃の子供を拉致する事件が発生することになり、本編のストーリーが始まることになる。


***神狩
ゲーム後半に現れる謎の存在。見た目は蜘蛛。フィール曰く破壊とか殺すとかそういった感情だけで出来ているらしい。
正体は本編よりも前に神々が好き放題やらかして滅ぼした別の世界の住人。
もはや神々に対する憎悪にのみ突き動かされている化身となっており、神々が相手なら生きていようが死んでいようがお構いなしに群がって喰らい尽くす悍ましい存在に成り果てている。
フィール達の活躍がなければいずれはこの世界の住人も同じ顛末を辿っていただろう。


***しもべ
所謂ザコ敵。神々を守る戦闘員。ただしザコと言ってもヴォロ系とテセラ系以外は非常に硬くHPも多いので必殺技で倒すのが普通。


***ヴォロ
最も多く出現するしもべ。愛嬌のある動作から人気も高い。なんと彼らを操作キャラにするミニゲームもある。
因みにセーブデータのアイコンも何故かトトではなくこいつ。


***テセラ
空中に浮かぶしもべ。体力は全ザコ中最低レベル。攻撃もあまり痛くない。こちらの攻撃が若干届きにくいのが面倒。


***ベラトル
中堅しもべ。通称ノッポ。剣タイプ・槍タイプ・斧タイプ、と種類も豊富で、多くの初心者を血祭りにあげてきた。
高難易度ではいかにコイツらを上手く捌いていくかが重要になってくる。


***デクリオ
大型しもべ。
攻撃自体は大振りなので防御も回避も楽だが、デカいくせに高難易度だと一度に4体現れたりするので非常に厄介。
中には地震を起こすヤツもいる。

***オルド
空間に様々な効果をもたらす装置。
作中では羽を畳んだ形をしたものと、桃色の宝珠のようなものの2種類が確認されている。
羽型のものは結界を作り出す効果を持っており、ゲーム中でステージによってはこれによって結界が張られており、破壊することで結界を消して先に進む構成になっているものがある。
必殺技でないと破壊できない。また&s(){そのためか}無限にヴォロを生み出す効果も持っている。

宝珠型のものは[[闇>闇属性/暗黒属性]]のエテリアを放出し、空間を暗闇に包み込む効果をもたらす。
ステージによってはこれによってエリアが暗くなっており、そして破壊することで明るくし、戦闘を有利に進めることが可能となる、という箇所が存在する。こちらは羽型と異なり、通常攻撃でも破壊可能となっている。
 


因みに、本作はマルチエンディングとなっており、ゲーム内でのプレイヤーの行動やステージクリア時のランクが影響される。
但し難易度は関係ないので、EASYモードだからといってグッドエンディングが見られないわけではない。
また、ストーリーモードでクリアしたステージはフリーモードでプレイできるようになるのだが、ストーリー進行中の場合各面のクリア評価は最新のもので上書きされる。
例えばストーリーモードをプレイ中、11話のクリア評価がBだったとしてもフリーモードでSを取ればクリア評価はS扱いとなる。
ベストエンドへの条件はそれなりに厳しいが、しくじってもやり直しがきくので到達は難しくはない。

難易度はEASY、NORMAL、HARDの3種類。

初めはパスを繋げるのに苦労するかもしれないが、次第に自分が上手くなっているという実感が湧き、どんどん楽しくなってくる。
トレーニングモードも用意されているので思う存分に練習するべし。
初めはパスを上手く返せなくても慣れてくると仲間の画面外からのパスも受け取れるようになるし、仲間が取り損ねた敵をスライディングキャッチすることも出来る。
つまりいい意味でプレイヤーの技術が問われ、反映されるわけである。頑張って上手くなろう!



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- 昔むか~しにすっごいやりたくて金がなくて、最近ついに買って・・・まだやってないw  -- 名無しさん  (2014-09-12 18:00:16)
- 思い入れがある。腕によりをかけよう。  -- 名無しさん  (2014-09-12 18:21:19)
- DDRストライクにPV入ってたよな、Xにもムービーつきで移植されてて結構プレイしたわ、OZそのものはしたこと無いけど  -- 名無しさん  (2014-09-12 21:21:07)
- 戦闘システム面白かったなぁ、続編は無理でも移植とかしてほしいなぁ  -- 名無しさん  (2014-09-13 17:18:19)
- 個人的にアクションでここまでハマったのはコレだけ。  -- 名無しさん  (2014-09-14 11:58:58)
- AI操作のNPCが「足手まとい」や「囮役の捨て駒」ではなく「頼れる仲間」なアクションゲームはこれしか知らん。  -- 名無しさん  (2014-09-14 16:55:30)
- きっと開発主任はオールバックの似合うエレガントな方なんだろう  -- 名無しさん  (2014-09-14 17:09:33)
- 敗者になりたい…  -- 名無しさん  (2014-09-21 15:59:56)
- これのPVで初めて「韃靼人の踊り」を知ったな  -- 名無しさん  (2014-10-03 08:52:34)
- なお、強化アイテム欄が少ないorないというキャラは、データ的には『外せないアイテムを常時付けている』という扱いになっている。別に大きく損をしているわけではない。  -- 名無しさん  (2014-10-09 11:47:33)
- 所謂ツンデレキャラクターというものにジュジュで初めてハマったな。洗脳溶けて以降のフィールに対する反応がいちいち可愛すぎんよ~  -- 名無しさん  (2016-04-27 23:42:16)
- 続編マダー?…なに?幻水や悪魔城シリーズも出てないから絶望的?全部出せばいいだろ(威圧)  -- 名無しさん  (2016-07-26 00:56:54)
- 今のコナミがだすわけないと  -- 名無しさん  (2016-07-26 03:05:37)
- きちんと完結してるからそういう未練は覚えずに済む。  -- 名無しさん  (2016-07-26 05:05:36)
- 凄まじくハマった。とくにタイムアタックに凝って2話を異常にやりこんでいた  -- 名無しさん  (2016-11-16 00:13:52)
- フィールが仲間を復活させられるのは、エテリア自身がフィールに力を分け与えているで説明付くだろ。エテリア交感能力がズバ抜けて高いって作中で何度も言われてんだし。  -- 名無しさん  (2016-11-16 04:19:52)
- リメイク版はまだですかね(白目  -- 名無しさん  (2017-01-20 14:41:53)
- 現OZの3人もオズの魔法使いのキャラをモチーフにいるんだろうか…?  -- 名無しさん  (2017-12-23 12:58:46)
- 今でもたまにPS2引っ張り出した時にプレイしたくなるゲーム。すっかり腕衰えてまともにお手玉できずにまごつくこと多いけどそれもまた楽しい  -- 名無しさん  (2018-05-29 07:07:30)
- ちなみにプレイ時間の表示は99:59が上限。それ以降は99:00に戻って以下ループ。確認できるくらいハマった。  -- 名無しさん  (2019-12-23 22:23:47)
- 「オレハニンゲンダー!」のボスキャラデザインしたのアビスのつくし卿らしいな。switchとかでやりたい  -- 名無しさん  (2020-08-31 01:58:05)
- ジュジュは御使いになっていなかったらダンサーとして活躍していそう。攻撃時のモーションから考えて。  -- 名無しさん  (2021-12-14 23:36:36)
- 世界一格好いいタイトル音楽に宇宙一美しいメニュー音楽。実は音楽も名曲揃い。  -- 名無しさん  (2022-04-18 01:07:25)
- 現OZのモチーフだが、ネット上ではこのような説が浮上しているな。1.旧OZのモチーフと対を成すもの(フィール:木こり⇔ヴィティス:木(名前が「ブドウの木」を表す言葉なので)、アルミラ:かかし⇔ジュジュ:鳥、レオン:ライオン(ネコ科)⇔ガルム:狼または犬(イヌ科))2.「オズの魔法使い」の西の魔女の手下(ヴィティス:蜂、ジュジュ:カラス、ガルム:狼)、3.桃太郎の仲間(ヴィティス:猿、ジュジュ:キジ、ガルム:犬)。個人的には「対を成すもの」説だと思っているが、これでもまだ弱い方だと思う。何せ、ヴィティスのモチーフがわからないからなあ…。  -- 名無しさん  (2022-06-08 20:05:13)
- そういうのって大概はこじつけだからな。Pixivの関連タグの脈絡の無さに通じるものがある  -- 名無しさん  (2022-10-28 10:03:29)
- このゲームの敗因が宣伝不足による知名度の低さなのは間違いないだろうが、知っていた人からも「2005年当時としてもグラフィックがイマイチ劣る」「システムや全体的な雰囲気が独特でとっつき辛い」などといった印象を持たれ、敬遠されたのもあると思われる。せめてグラフィックはもう少し頑張って欲しかったかも。  -- 名無しさん  (2022-12-21 23:53:54)
- マイナー作品で、しかも発売から18年も経った今でも5chの家庭用ゲーム板で単独スレが立っているのが何気にスゴい(一時期落ちたことあったけど)。それだけ熱狂的なファンが一定数いるということなのか…?  -- 名無しさん  (2023-07-03 22:40:05)
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