&font(#6495ED){登録日}:2018/05/05 (土) 17:55:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『Detective Comics: Deus Ex Machina』}は2017年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 #region(作品情報) 『Detective Comics Vol.1』#957~#962 発売 2017年5月から 脚本 ジェームス・タイニオンⅣ、クリストファー・セベラ(#957) 作画 カルメン・カルネロ(#957)、アルバロ・マルティネス(#958~#962) #endregion 日本では未邦訳。 ジェームス・タイニオンⅣによるバットマン・サーガの第4巻。 アズラエルの後継者Ascalonと『バットファミリー』の戦いそして答えを求めるバットマンとザターナの対話を描いた作品。 アズラエルにスポットを当て、彼が歴史的初登場した『Batman: Knightfall』の要素をふんだんに盛り込んでおりNomozや 特徴的だったアズラエルのバットスーツが登場する。また『バットファミリー』のプライベートの姿も見所の1つ。 並行して描かれるバットマンとザターナの対話は過去と現在が交互に描かれ魔法をテーマにしながら大人な雰囲気に包まれている。 前半のスポイラーのエピソードは本作終了後のエピソードにつながっていく。 &link_anchor(『Detective Comics Vol.1』#957){『Detective Comics Vol.1』#957} &link_anchor(『Detective Comics Vol.1』#958~#962){『Detective Comics Vol.1』#958~#962} *&aname(『Detective Comics Vol.1』#957,option=nolink){『Detective Comics Vol.1』#957} **&font(#000000){【物語】} 『バットファミリー』を抜け独自の正義を追及するスポイラー。そんな彼女の前に怒れる戦士Wrathが現れる。 **&font(#000000){【登場人物】} ・&font(b,15px){スポイラー(ステファニー・ブラウン)} B級ヴィランのクルーマスターの娘で紫色のコスチュームに身を包み自警活動を行っている。電子技術の才能が武器。 バットマンのようなスーパーヒーローによる自警活動が更なる悲劇を呼ぶと考え、誰にも察知されないようにに悪と戦っている。 テレビ局GNNに現れたWrathにいち早く気づき倒しに向かう。 ・&font(b,15px){Wrath(Elliot Caldwell)} 悪徳警官に父親を殺され正義と戦うようになったバットマンの鏡といえる存在。 様々な機能を持つアーマーを身に着け、同じようなアーマーを身に着けたScornsを率いている。 バットマンをテレビカメラの前で殺すためテレビ局GNNを占拠する。 ・&font(b,15px){ハービー・ブロック} ゴッサム市警の刑事でゴードンの腹心の部下。『バットシグナル』を壊し続けるスポイラーを捕まえるため待ち伏せるが、あっさり出し抜かれてしまう。 *&aname(『Detective Comics Vol.1』#958~#962,option=nolink){『Detective Comics Vol.1』#958~#962} **&font(#000000){【物語】} それぞれの余暇を楽しむ『バットファミリー』の前にアズラエルの旧友Nomozが重傷を負って現れる。 『バットファミリー』の治療を受けたNomozはアズラエルの後継者Ascalonが古い『聖デュマ騎士団』を滅ぼすためゴッサムに現れたことを告げる。 その頃バットマンは失われた真実を求め魔術師ザターナに会うために、ブルースとしてペンギンのカジノを訪れていた。 そこで『聖デュマ騎士団』の生き残りを狙うAscalonの襲撃を受けたブルースはザターナに救われ、 援護に現れた『バットファミリー』と共に立ち向かうもAscalonと接触したアズラエルが倒れAscalonも取り逃してしまう。 Ascalonの対策を取り始める『バットファミリー』だったが、暴走したアズラエルと共にAscalonが再び『ファミリー』に襲い掛かる。 一方バットマンは失われた真実に一歩ずつ近づいていた。 **&font(#000000){【登場人物】} ***&font(#000000){≪バットファミリー≫} それぞれの余暇を楽しんでいたがアズラエルの後継者Ascalonとの戦いに巻き込まれ、アズラエルが倒れてしまう。 その後バットウィングとバットウーマンがバットウィングのラボでアズラエルとAscalonの関係を探り、 オーファンとクレイフェイスが『Belfry』でアズラエルの旧友Nomozの警護に当たる。 しかしバットウィングたちの元に暴走したアズラエルと共にAscalonが現れ、Ascalonに予備のバットウィングのアーマーを乗っ取られてしまう。 オーファンの援護もあってアズラエルを取り押さえることに成功しバットマンとザターナとも合流するが、 クレイフェイスたちの元にバットウィングのアーマーを率いたAscalonが現れる。 ・&font(b,15px){バットマン(ブルース・ウェイン)} ゴッサムを守る闇の騎士。[[前回の戦い>Detective Comics: League of Shadows]]で過去にラーズ・アル・グールに魔法で奪われていた記憶を思い出した際、 ザターナの父ザターラの元で修業していたラスベガスの夜に見た、現状を打破する重要な何かの存在を思い出す。 その何かを確かめるためペンギンのカジノでショーを行うザターナに会いに行く。Ascalonの襲撃に巻き込まれながらザターナに再会し、 見せたがらない彼女を説得してその何か、使用者が望む真実を見せる『Gnosis Sphere』を見せてもらう。 しかし複数の真実を求める者が使うと狂気に飲まれる可能性を指摘され使用を断念し、バットウィングから連絡を受け彼のラボに向かう。 ・&font(b,15px){アズラエル(ジャン・ポール・バレー)} 『悲哀の鎧』と呼ばれる赤いコスチュームに身を包み、炎を発する剣や刃を出す手甲を武器とする元『聖デュマ騎士団』の戦士。 バットウィングに誘われバスケ観戦をしていたが重傷を負った旧友Nomozを発見し『Belfry』に連れていく。 意識を取り戻したNomozが『悲哀の鎧』の危険性を主張したため、『悲哀の鎧』に着用者を戦士に変える『システム』というAIが仕組まれていることや 自分が獣の遺伝子を組み込まれ先代アズラエルのクローンとして生まれたこと、先代アズラエルは自分を守ろうとしたが 『聖デュマ騎士団』は許さず自分を[[マザー>Batman and Robin Eternal]]に引き渡し洗脳を施したこと、自己を完全に消すための試練としてNomozと出会ったことを『ファミリー』に教える。 その後Nomozから自分の後継者Ascalonの存在を教えられ、ペンギンのカジノで戦闘になりその影響で倒れてしまう。 すぐに目を覚ますが目の前に切り離したはずの『システム』が醜い天使のようなヴィジョンで現れ体を乗っ取られてしまう。 肉体はAscalonに襲われるバットウィングたちの元に現れ暴れまわりオーファンとバットウーマンに取り押さえられ、 精神は少年に姿を変えた『システム』と対面し自分と同じように真実に目覚めるよう説得を試みる。 ・&font(b,15px){バットウーマン(ケイト・ケイン)、バットウィング(ルーク・フォックス)} チームの指揮官とメカニック担当。バットウィングは髭を生やし始めた。アズラエルとバスケ観戦を楽しみ、重傷を負ったNomozを発見する。 ペンギンのカジノでのAscalonとの戦闘後、アズラエルとAscalonの関係を探るため ゴードンが使用していたロボバットバニーなどをAI研究用に置いてあるバットウィングのラボに向かう。 謎に満ちたAscalonのAIを解読するため予備のバットウィングのアーマーを通そうとするが、Ascalonの襲撃を受けアーマーを乗っ取られてしまう。 そして暴走するアズラエルをバットウーマンと援護に現れたオーファンアが取り押さえる一方、 バットウィングはAscalonのAIが『システム』と同じ存在であることとロボバットバニーだけが乗っ取られなかったことに目をつけ、 アズラエルを『システム』から切り離す方法を思いつく。 ・&font(b,15px){オーファン(カサンドラ・ケイン)、クレイフェイス(ベイジル・カルロ)} 数多くの悩みを抱えているという共通点で仲良くなったコンビ。ジェイクスピアのテンペストの一場面を演じて楽しんでいた。 ペンギンのカジノでのAscalonとの戦闘後、Nomozの警護を担当していたがバットウィングたちのピンチを知りオーファンが援護に向かう。 クレイフェイスはNomozと共に他のメンバーの帰りを待っていたが、バットウィングのアーマーを率いたAscalonが現れ戦闘になる。 ・&font(b,15px){ロボバットバニー} かつて[[ジェームズ・ゴードンがバット>バットマン:スーパーへヴィ]][[マンとして活動していた際>バットマン:ブルーム]]に使用していた自立行動機能を持つアーマー。 親しみを込めて新入りと呼ばれている。AIを研究しているバットウィングに買われ、彼のラボでサポートをしている。 自由に話すことはできず顔文字で表現する。戦闘には役に立たなかったがバットマンとしての経験が蓄積されていたためAscalonに乗っ取られずに済み、 そのことがアズラエルを『システム』から解放するヒントとなった。 ***&font(#000000){≪ヒーロー≫} ・&font(b,15px){ザターナ(ザターナ・ザターラ)} 言葉をさかさまに唱えることでパワーを発揮する魔術師。父ザターラの元で修業していたブルースと仲が良く恋愛感情も持っていた。 友人を脅していたペンギンを懲らしめるため彼のカジノのショーに参加しブルースと再会する。 彼女の一族は『Gnosis Sphere』を世間の目から隠し続けなければならなかったが修行に悩むブルースに見せてしまい、 その事と彼の記憶が消されたことを悩み続けていた。 『Gnosis Sphere』を求めるブルースを負い目もあって断り続けていたが、彼の思いに負け『Gnosis Sphere』を見せるも使用の危険性を教え諦めさせた。 その後、彼と共にAscalonとアズラエルに襲われた『バットファミリー』の援護に向かう。 ***&font(#000000){≪聖デュマ騎士団≫} ・&font(b,15px){Ascalon} 『聖デュマ騎士団』が生み出したアズラエルの後継者。人型ロボットで巨大な剣を武器としてワープなどの様々な機能を持つ。 新たな教祖の命令で古い『騎士団』を滅ぼすことを目的としている。ゴッサムにいるNomozとBrother Kodoを殺すために現れた。 ペンギンのカジノにいたBrother Kodoを狙い『バットファミリー』とザターナと戦闘になる。 ザターナの魔法に苦戦しながらBrother Kodoを殺すことに成功するが、アズラエルと接触した際に違和感を感じ撤退する。 新たな教祖に全てを話し迷いを振り切り、バットウィングの元に現れ自身のAIを取り込んでいたバットウィングのアーマーを乗っ取り姿を消す。 そしてゴッサムが悪で満ちていることに困惑しながらNomozを殺すため『Belfry』に向かう。 ***&font(#000000){≪その他≫} ・&font(b,15px){Nomoz} 『聖デュマ騎士団』に生み出された獣人でアズラエルとは旧知の仲。Ascalonに『聖デュマ騎士団』を壊滅させられるも重傷を負いながら生き残り、 アズラエルに警告を送るためゴッサムに現れた。『バットファミリー』に助けられ彼らにAscalonの存在を教える。 その後、オーファンとクレイフェイスに警護されながらVictoria Octoberの治療を受ける。 ・&font(b,15px){ペンギン(オズワルド・コブルポット)} 鉤鼻と小柄な体格が特徴的なギャング。新しいカジノを開きザターナをショーに招いていた。 ザターナに会いに来たがショーに間に合わなかったブルースに特別な席を用意する。 ・&font(b,15px){ドルリー・ウォーカー} 蛾を模したコスチュームを着てキラーモスを名乗り活動する小悪党。コスチュームを担保にブルースと同じ台でポーカーを行う。 ・&font(b,15px){Victoria October} 政府機関『ARGUS』で特殊な生物について研究する科学者。バットマンとは前々から知り合い。Nomozの治療を任される。 ・&font(b,15px){ザターラ(ジョン・ザターラ)} ザターナの父で高名な魔術師。ブルースを弟子に取っていたことがあり、ザターナが彼に『Gnosis Sphere』を見せていたところを発見し ブルースの記憶を消していた。 ・&font(b,15px){ラーズ・アル・グール} 暗殺者集団『リーグ・オブ・アサシンズ』の首領で、不死を与える泉『ラザラス・ピット』に浸かることで長きにわたって生き続けている。 ザターラと知り合いらしく彼に何かを頼んでいた際に偶然ブルースと出会っていた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) 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