CLIP STUDIO PAINT

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CLIP STUDIO PAINT」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2018/05/09 (水) 22:45:38
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*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}
『CLIP STUDIO PAINT』とはセルシスが開発・販売しているペイントソフト。略称はクリスタ。
同社が同じく販売していた漫画制作ソフト『ComicStudio(コミックスタジオ)』と、
イラスト制作ソフト『IllustStudio(イラストスタジオ)』の両方の機能を併せ持つ両者の後継ソフトである。

現在デジタルイラストを描く為にはペイントソフトが必要であり、
数多くあるソフトの中でクリスタは『photoshop(フォトショップ)』『ペイントツールSAI』に並ぶ主要ソフトである。
フォトショップは高額だが多彩な機能が魅力であり、SAIは低価格で軽いので低スペックパソコンでも描ける。クリスタはその中間である。
コミスタの後継なので上記二つに比べ漫画制作に優れており、漫画家のクリスタ愛用者は非常に多い(椎名高志先生、得能正太郎先生、[[田亀源五郎]]先生、等々……)

発売前に『CLIP PAINT Lab』という名前で試験公開。
その後本来は『CLIP STUDIO』がソフト名になる予定だったが、
そちらはクリスタ関連管理用ソフトと創作応援サイト名に採用され、ソフト名は『CLIP STUDIO PAINT』が採用。

現在はWindows版・macOS 版共に『Ver.1.9.7』


2012年5月31日に『CLIP STUDIO PAINT PRO』が発売。
パッケージ版が9180円、ダウンロード版が5000円である。(税込)
2013年2月1日に『CLIP STUDIO PAINT EX』が発売された。
こちらはパッケージ版が36720円、ダウンロード版が23000円である。(税込)

PROとEXは機能がほぼ共通だが、EXはPROの全ての機能に加え、漫画制作に特化した機能が幾つも加えられている。
PROがイラスタの、EXはコミスタの発展したソフトというべきか。
イラストを描くだけならPRO、本格的に漫画を書くならEXを買うべきだろう。ただPROでも漫画を作ろうと思えばできる。ただ少し手間がかかるが。

その後2017年11月8日に『CLIP STUDIO PAINT EX for iPad』を発売。これは月額980円。
2018年4月26日に『CLIP STUDIO PAINT PRO for iPad』が発売され、これを機にPRO・EX共に年間契約が始まる。

2019年12月5日には『Ver.1.9.5』が公開され、ユーザーインタフェースを大幅にリニューアルされた。


クリスタはコミスタ・イラスタの後継ソフトとして開発されたが、現在その完全上位互換という訳ではない。
なにより使い慣れたソフトに勝るものなどないので、今でもコミスタ・イラスタの愛用者も多い。
例えば『[[食戟のソーマ]]』の佐伯俊先生は作画をコミスタ、カラーをクリスタといった風に使い分けている。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){機能}}
クリスタには機能がたくさんあるので全ては紹介できないが、ここでは一部を紹介している。

・ベクターレイヤー
通常のソフトにあるのはラスターレイヤーと言って、色を塗るためのレイヤーである。
これは画像の情報を方眼紙上のマス目1つずつの点を合わせて記録しているからであり、そのため拡大するとジャギーが目立つ。
ベクターの場合、線の描き始めと終わりを記録し、さらに筆圧も記録しているため、レイヤーを拡大しても再計算するためジャギーが発生しない。
またベクターの線と線が交差した部分まで消せるという消しゴムもあり、例えば十という線にベクター用の消しゴムで上の部分を消すとTになる。
他にも一度描いた線を太くしたり細くしたりと色々できる。
そのかわりこのレイヤーで『塗りつぶしツール』は使えない。

・3Dモデル
人物デッサンが苦手な人のためのモデル。
ポーズなどが用意されているし、登録も出来るので苦手なポーズも描きやすくなる。

・ポーズスキャナー
Ver.1.8.6にて追加された新機能。
人間の写真を読み取る事で人物3Dがその写真の人物のポーズを自動的にとることができる。
iPad版ではカメラでポーズ写真を取れば、そのまま読み取らせることも可能。
ただし人物の写真は全体図、それもポーズが分かりやすくないと3Dに正確に反映されにくい。

・パース定規
背景を描く時に便利な定規。1点~3点透視図を描く事が出来る。
定規にスナップさせておくとパースに沿った線を描ける。

・漫画パース
通常拳を前に突き出しても頭より大きな拳にはならない。
普通に描く分なら自分で拳の部分を変更すればいいのだが、3Dモデルを使うとそれは出来ない。
3Dモデルとパース定規を使い正確な描写だけだとリアリティはあっても迫力がない絵になってしまう……。
しかし、この漫画パース機能を3Dモデルに使うと強いパースがかかるため、前に突き出した拳が頭より大きな拳になるのだ。

・レイヤーのLT変換
EX版限定の機能。
写真や3Dを線画レイヤーとトーンレイヤーに変換する事が出来る。
これで撮った写真を簡単にアナログ漫画の背景に使えるようになる。

・素材を探す
管理用ソフト『CLIP STUDIO』には素材を探すという項目がある。
そこにはセシルスが用意した素材の他に、ユーザーがカスタマイズや自作した様々な素材が無料か有料で配布されている。
特にランキング上位の素材『鉛筆R』は無料で配布されていて、鉛筆の質感が再現されていて便利。
アニメーターの足立慎吾氏も作画にこの『鉛筆R』を使っているとの事。



追記・修正は作品を描いてからお願いします。

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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 元々漫画制作特化ソフトのコミスタの後継だからカラー漫画描くときは凄く便利なのよね(なお画力)  -- 名無しさん  (2018-05-10 02:04:22)
- 現場がEXだから課金してアップグレードしたけど利便性が更に向上しおった  -- 名無しさん  (2018-05-10 20:50:03)
- ベクターレイヤーに慣れるとアナログに戻れない程に線画を描くのが便利過ぎる。  -- 名無しさん  (2018-09-14 17:59:06)
- 最近はイラスト調にするフィルターも追加された。  -- 名無しさん  (2020-02-12 15:31:55)
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