SCP-895

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SCP-895」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2019/05/10 Fri 22:55:47
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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【はじめに】
財団には職員のレベルというものが設けられている。
1番上はAクラス、オブジェクトへの直接の接触はいかなる状況下でも許されない者たちで、O5や一部サイト管理者が該当する。
次がBクラス、後方担当で直接の接触をしない者たち。Cクラス、直接の接触をする者たち。Dクラス、モルモット。
あとEクラスというのもあるがこれは臨時的にB・Cクラス職員が最前線に行かなければいけないときの暫定的レベルである。

基本的に指揮官などのメンバーはBクラスであることが多く、
つまりそれだけの地位にあるからには安全でなければいけないということから映像などを通してC・Dクラスに命令をする。

…のだが、腐っても財団世界。
O5ですらアノマリーの魔の手にかかる世界で、それより下のBクラスが必ずしも無事とは限らない。
ときには、そう、Bクラス「だからこそ」かえって危険な場合すらあるのだ――。

ということで。&font(b){SCP-895 - Camera Disruption(カメラディスラプション)}の説明に入ろう。
SCP-895はシェアード・ワールド『[[SCP Foundation]]』に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]である。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はEuclid。

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}

*概要
SCP-895は、オーク材でできた棺であり、とある霊安室にいつの間にか存在していたもの。
現地スタッフは実地でそれの中身が空であることを確認している。

…のだが、『カメラの破壊』を意味するそのオブジェクト名に違わず、
「監視カメラを通して見た場合、不審な実体が映る」という特性を持つ。
半径50m以内のカメラにはもれなく不審な実体が映り込むようになっており、
距離が5m以内の場合には閲覧者に深刻な影響を及ぼして精神障害にしてしまう。

なお報告書内では伏せられているが、実際に写る実体はバラバラ死体である。

*インタビューログ
>03:41L - &font(b){指揮官:} チーム1、こちら指揮官。全ての一般職員の出入りを制限、退避させた。君たちは中に入り中身の確認をしてくれ。
>03:41L - &font(b){T1リーダー:} 指揮官、こちら1リーダー。了解、入ります。
>03:43L - &font(b){T1リーダー:} ロビーに到着。映像の確認お願いします。
>03:44L - &font(b){指揮官:} チーム1、こちら指揮官。映像では…[少しの間]…壁が血まみれだ、確認してくれ。
>03:44L - &font(b){T1リーダー:} 確認できません、指揮官、ここは綺麗な状態です。なんの変化もありません。
>03:45L - &font(b){指揮官:} …消えた。チーム1、ミーム的影響が発生している可能性があるので注意せよ。
>03:45L - &font(b){T1リーダー:} 了解、指揮官。チーム1はこれより保管区域に侵入する。
>03:47L - &font(b){T1リーダー:} 保管区域到着、オブジェクトを確認。
>03:48L - &font(b){指揮官:} む、動いたな…チーム1、確認してくれ。オブジェクトは生きて動いているようだ。
>03:48L - &font(b){T1リーダー:} …指揮官、確認できません、動いているようには見えません。オブジェクトは通常通りです。
>03:48L - &font(b){T1リーダー:} 2、それを開けろ。
>03:48L - 武器を構える音に続いてSCP-895が開く音。
>03:49L - &font(b){T1-2:} リーダー、中は空です。
>03:50L - &font(b){T1リーダー:} 指揮官、こちら1リーダー。オブジェクトには何も入っていません。
>03:51L - &font(b){T1リーダー:} 指揮官、聞こえますか?
>03:51L - &font(b){指揮官:} 叫び声と嘔吐の音。
>03:51L - &font(b){T1リーダー:} 指揮官、聞こえますか、応答してください?!
>03:52L - &font(b){T1リーダー:} くそ、ここから出るぞ。それは閉めておけ!

後方指揮官のほうが立場は上と思われるが、あくまで映像にしか影響せず現地職員にはなんら被害を及ぼさない本オブジェクトに関して言えば、
通常通りのオブジェクトの取扱は逆効果だったと言えよう。
財団の対応が間違っているとは言えない(むしろ、通常のオブジェクトならこれが正しい)が、
アノマリーはノーマルでないからアノマリーなのである――。

なお5mを当初セーフゾーンとしていたが、その後の担当職員3名の殉職を期に10mにプロトコルが変更され、かつ保全員のシフトを4時間に減らしているようだ。

*本オブジェクトの映像
本報告書には30m位置から撮影している監視カメラライブ映像がくっついている。
これは一定周期で最初の画面に戻るが、以下のような流れである。

-左の通路の壁面に血飛沫が表出。
-右の通路前に血塗れの男性の死体が出現。
-閉じているはずの右側ドアがあいており、人影が出現。
-壁面にGET OUT(出て行け)という血で書かれたと思わしき文字が表出。
-左通路前の椅子の上に男性の生首が出現。
-床に赤い魔法陣が出現。
-床に巨大な穴が開く。
-通常通りに戻る。以下上から繰り返す。

報告書の日付は常に表示日時を示しており、ライブ感に一役買っている。

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#right(){#openclose(show=▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示){
SCP-895 - Camera Disruption
by Aelanna
http://www.scp-wiki.net/scp-895
http://ja.scp-wiki.net/scp-895

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